キッチン、流し台、シンクの水漏れ修理

最終更新日 2016年12月6日

排水溝が悪臭まみれになる前に予防と解消は同時に行おう!

キッチン排水溝に重曹とお酢
キッチンの嫌な臭い、排水溝の触りたくないあのヌメリ。
放っておくと悪臭がきつくなるどろか、ヌメリと合わさって詰まりの原因に。 気付いた時には水が流れにくくなっていたり、完全に塞がって水が溜まってしまうことも。
最悪の場合、シンク下の排水管から水が漏れて、床が水浸し・・・
こういう状況を避けるために、重曹とアルミホイルを使ってしっかり解消しましょう。 水道修理のプロが、正しいお手入れ方法と予防策をご紹介します!
主婦でなくても誰でも今すぐに行うことができるようになります!

キッチンの臭いとヌメリの原因とは?

キッチンの排水溝が臭ったり、独特のヌメリを発生させる一番の原因は『脂分』。
それが流れきれずに排水口や排水管にへばりつくことで、食材や洗剤のカスなどを吸着させ、
カビ菌など雑菌の温床となっていきます。
つまり、臭いとヌメリ取りを解消するには、脂分を完全に洗いきらないと意味が無い、ということです。

排水溝の臭い対策に効果的な3つの掃除方法でも説明したように、
キッチンの排水溝は元々臭いが出ないように、排水トラップという構造で対策されていますが、
脂は粘土が高いため、どうしても汚れの原因となります。

綺麗に取り除くには汚れの成分を分解すること

排水溝を掃除する際、一番に落としたいのは脂分であることはお分かりいただけたはず。
では単純に石鹸で流せば良いのかというと、そう単純なものではなく、成分から完全に分解していくことが大事となります。

脂分の成分は酸性が強く、これを落とすには中和させるためにアルカリ性が必要になってきます。
なぜ重曹がキッチンの排水溝に適しているかというと、アルカリ性の炭酸ガスを発生させ、
脂分を分解、落としやすくする効果が高いからなのです。

除菌と予防を同時に行うことが最大のポイント

キッチンの排水溝の臭いとヌメリを完全に取り除くには、掃除した後が一番大事。
今後も頻発しては、冒頭でお伝えしたようにいつ排水管が詰まってもおかしくない事態になりかねません。
よって、これから解説する重曹の正しい使い方を実践し、除菌と予防を同時に行うことが最大のポイントとなります。
菌が発生しにくくなれば、その分キッチンや排水設備の寿命も伸ばす効果が期待できますよ。

重曹の正しい使い方

重曹・お酢・歯ブラシ

重曹=ベーキングパウダのこと。
今では100円ショップなどに行けば、画像のように洗浄専用の重曹が販売されています。

準備するもの

  • 重曹
  • お酢(orクエン酸)
  • 古い歯ブラシなどブラッシングできるもの
  • お湯(40~50度程度)

重曹は100円ショップのもので十分です。
お酢も同様に100円ショップで購入可能。
すぐに準備できるものばかりで費用も高くないので誰でも簡単に取り組めます。
お湯は熱湯だとシンクや配管の変形を引き起こしかねないので、
必ず触って温かい程度の温度で使用するようにしましょう。
蛇口からでるお湯で十分です。

最初にキッチンシンクを洗い、排水溝を分解する

最初にキッチンシンクを洗い、排水溝を分解する

最初にある程度普通にシンクや流し台を綺麗に洗い、画像の様に排水溝を分解しておきます。
排水溝にはトラップ構造があるので、
分解することで排水管内部まで重曹の効果を浸透させる狙いがあります。
内部の脂分まで洗浄することで、臭いを根本から取り除きます。

排水溝・排水管内部に重曹をたっぷりふりかける

キッチンの排水溝・排水管内部に重曹をたっぷりふりかける

次に、いよいよ重曹を振りかけます。
この時、分解した排水溝の部品はもちろん、
排水管の内部まで重曹が行き渡るようにまんべんなくふりかけてください。

お酢(orクエン酸)を重曹の半分程度ふりかける

キッチン排水溝、重曹にお酢(orクエン酸)をかける

重曹をふりかけたらお酢かクエン酸を重曹の半分程度ふりかけてください。
あまり多くかけ過ぎると重曹が完全な中性となり、酸性である脂分が分解できなくなります。
もしくは泡立ってきたと感じたら、その辺りで止めてもOKです。
とにかく重曹よりは少ない量をかけましょう。

泡立ちを確認したら30分~1時間ほどつけ置き

泡立ちを確認したら30分~1時間ほどつけ置き

排水管の内部まで分解作用を引き起こす必要があるので、泡立ってきたらしばらく放置します。
浸透しないうちに流してしまうと、内部のニオイ菌や脂分を完全に落としきれないことがあります。

古い歯ブラシなどで排水溝・排水管をブラッシング

古い歯ブラシなどで排水溝・排水管をブラッシング

つけ置きしている間、分解した排水溝をブラッシングしておきましょう。
同時に露出している排水管や排水口、シンクや流し台もスポンジなどで軽くこすってきます。
その時は重曹の泡立ちを利用すると、水垢も綺麗に落とすことができます。
排水口のヌメリはこの時に意識して落とすようにしていきましょう。

最後はお湯で洗い流す

最後はお湯で洗い流す

最後にお湯で綺麗に洗い流し、完了です。
これで臭いやヌメリが解消できれば、今後のお手入れも簡単になります。
仕上げの予防策として、アルミホイルをボール状にし、
排水溝のゴミ受けに2~3個ほど入れておけば、より完璧に予防することが出来ます。

重曹を使うメリット

  • 費用がかからない
  • 化学的成分を一切発生させない(自然にやさしい)
  • 誰でも簡単に使える
  • 洗浄効果が高い

特にキッチン用品としても常備しているご家庭が多いというのもあり、
準備するものがさほど無いためすぐに実践できるのが大きい利便性。
ただ、泡立っている間の洗浄中は、まれに分解された排水管内部の臭いが登ってくることがあるので、
一応、換気だけは十分に行うようにしましょう。

重曹がない!お酢を使ってダブルで解消

重曹の代わりにお酢と塩を使う
重曹の代わりにお酢と食器用洗剤を使う

どうしても重曹が無い、準備できない場合はお酢を主役として使います。
お湯と塩、または少量の食器用洗剤を混ぜると、お酢の効果で洗浄作用がアップします。
塩を使うとクレンザーと同じように、ヌメリだけでなく水垢も綺麗に落とせますよ。
使い方は重曹と同じ感覚で大丈夫。
ただし、量には注意しましょう。

お酢2に対して1、または0.5程度が適量

お酢が2に対し、塩は1、食器用洗剤は0.5程度としましょう。
また、お酢は少し温めると洗浄効果がアップし、酸っぱい臭いも薄れます。
量が多いとお酢の効果が半減するので、量だけは注意してください。

排水溝の臭いとヌメリを未然に防ぐ0円予防方法!

  • 使用後にお湯を30秒~1分ほど流す
  • アルミホイルボールを排水溝に入れておく

たったこれだけで臭いとヌメリを同時に予防できます!
大事なのは脂分などキッチンに残らないように完全に流しきること。
これを意識するだけで、格段に予防効果が期待できます。
お湯は当然熱湯ではなく、40~50度程度にしましょう。

アルミホイルは水と反応すると金属イオンが発生し、臭いとヌメリの予防になります。
金属イオンはアルカリ性なので、酸性である雑菌や汚れを分解してくれるのです。

修理依頼をする前の確認事項

  • 重曹やお酢を試したがダメだった
  • アルミを使っても臭いやヌメリが頻発する
  • 排水溝が完全に詰まって直せない
  • 水漏れが発生し、悪臭が充満している

業者へ修理依頼を検討する際、最低限以上の4項目を再確認してください。
直しても直しても症状が頻発する場合、キッチンか排水設備の寿命かもしれません。
オススメの依頼方法としては、複数業者から見積をもらいましょう。

キッチン・排水溝の平均耐用年数(寿命)

どのご家庭でも、最低10~15年程度が耐用年数と言えます。
頻発したり詰まりがひどかったり、水漏れを起こしている場合は使用期間を確認してください。
10年以上使っている場合は、寿命である可能性が高く、専門の修理が必要です。

修理依頼・交換見積は無料お電話見積から!

自分で直せる自信がない、どうしても解消できない場合は、
まずは当町の水道修理センターの無料お電話見積からご相談ください!
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