水道工事業者の失敗しない選び方!選ぶ時のポイントや適正料金の見極め方、相見積り時のマナーまで詳しく解説
最終更新日 2021年12月22日
水道トラブルは予期していない時に突然訪れます。水道のトラブルは自分で解決できないことが多く、水道業者に修理を依頼しなければなりません。
日常でなかなか関わる機会のない水道業者ですが、いざとなったら「安全で、しっかりとした対応」をしてくれる業者に頼みたいですよね。
近年では水道業者が増えており、どの業者を選ぶべきなのか迷ってしまいます。
今回は、たくさんの水道業者の中から修理を依頼して失敗しない選び方をご紹介しますので、水道業者選びの参考にしてみてください!
併せて、選ぶポイントや適正料金、見積もりマナーまで解説いたします。
水道修理業者を選ぶときに大切なこと3つ!
水道業者は探せばいくらでも見つかります。
インターネット、電話帳、ポストに入っていたチラシ…しかしいくら簡単に見つかるからといってその業者にすぐ修理依頼するのはやめておきましょう。
昨今では水道業者を装った悪徳業者も潜んでいます。悪徳な被害にあわないためにも、水道業者を選ぶときには「必ず見積もりを取る」「格安を選ばない」「相見積もりをする」ことを念頭に置いておきましょう。
見積もりを貰ってから工事を依頼しよう!
急に水漏れのトラブルがあり、慌てて業者に依頼したところ、請求額をみてびっくり…なんてことも少なくありません。
そういったトラブルを避ける為にも、業者に見積もりを取りましょう。
見積もりを取る場合、「見積もり無料」というところが多いので見積もりをもらい、事前の修理箇所説明や料金設定を詳しく聞いておくことが大切です。
事前説明を受けていないと工事後の請求で知らないオプションをつけられてしまっている、なんてことも起こり得ます。事前説明をきちんと受け、納得できる業者を選ぶようにしましょう。
「格安」と謳っているところには注意しよう!
ホームページなどを見ていると「格安」と表示されている業者が多くなっています。
そこで「安いならいいかもしれない」という気持ちで依頼すると、表示の値段と違うなんてこともあります。これは、ホームページ載っている表示料金が「最低料金」になっているからです。
細かい見積でなくても、問い合わせで大まかな料金を教えてくれるところは安心できます。
一般的な水道業者の料金は、大体3000円から3万円程度が多く、それ以下で表示があるところは注意して下さい。
また、料金として表示されているものは大抵基本料金のみのところが多く、ここに出張費・作業費などその他の経費がかかってきますのでそれも頭に入れておきましょう。
水道業者に依頼する時は最低3社からは見積もりを貰おう!
見積もりを1社で済ませるのではなく、いくつかの会社から貰うことを「相見積もり」といいます。
これは、自分の住んでいる地域の水道業者の相場を調べ、どの会社が信頼できるかを見比べることができる方法です。それぞれの業者の基本費用・出張代・作業代を算出し、比較することで業者の選択がしやすくなります。
いくつも見積の連絡をするのは面倒ですが、よりお得に安全に水道業者に依頼をかけるためには必要になります。業者によって価格の変動があるので相見積もりは大切です。
水道修理業者を選ぶときのポイント5選!
水道業者を選ぶときに大切な心がけをご紹介いたしました。次は実際に水道業者を選ぶときに注目したいポイントをご紹介していきたいと思います。
自分で調べてみて、安心できそうな場所を選ぶのが一番良いですが、どこに着目したら良いかわからない人もいるでしょう。
適正価格であるかは勿論のこと、地域に根差しているか、許可を取っているか、実績はあるか、サポートはあるかをよくチェックしていきましょう。
<ポイント1>地域密着型かをチェック!
自分が住んでいる地域・エリアに対応している業者かどうかをチェックしましょう。
澄んでいる地域が対応外だと修理まで時間がかかったり、断られてしまったりする可能性があります。
迅速に対応してもらうためにも自分の住んでいる地域に根ざした水道業者かチェックしましょう。
また、地域に密着している水道業者だと即日対応可能・最短修理が依頼できます。
全国エリアで展開している水道業者も多いですが、その場合は専門スタッフが各地に点在しているかどうかも確認しておきましょう。
地域に根差しているところは口コミや評判も良く、安心して対応してもらえることが多いです。
<ポイント2>資格や許可を持っている水道業者かチェック!
緊急業者は無資格のことが多く、専門知識の資格を持っている業者はあまりありません。
一般的な水道工事には「給水管引込工事」「屋内配管工事」「下水道排水設備工事」などがあげられます。
特定の水道工事の資格を持つ業者でないと修理が許可されないものもありますので、資格を持っている業者の信頼度はかなり高くなります。
「水道局発行の指定番号」を持っているかも要チェック。
水道業者の資格は主に下の5つになります。
- 給水装置工事主任技術者
- 下水道排水設備工事責任技術者
- 管工事施工管理技士
- 水道技術管理者
- 1級または2級建築配管技能士
こちらの資格を掲げている業者を基準に選んでいくようにしましょう。
<ポイント3>実績はあるか、口コミをチェック!
水道業者に依頼するなら安心できる技術力があるか気になりますよね。
その場合は創業年数や実績数、専門資格を持っているかどうかで判断できます。
業者によってはホームページに施工例や業績を載せているところがありますのでそれを参考にしてみましょう。
創業年数が長い会社はその分の実績と経験があると言う事になりますので、信頼できます。
また、検索フォームで検索した際に出てくる口コミをチェックするのも大切になります。
実際に使用したお客様の声を聞くことにより、会社のリアルな一面が見られるからです。
口コミを見て、自分が依頼したい内容に沿っているか、対応は良いかを確認してみましょう。
<ポイント4>アフターサポートがあるかチェック!
修理が終わった後、何かトラブルがあったときにサポートしてくれる窓口があるかどうかもチェックしておきましょう。
実際修理後に不備があって使用出来ない、というトラブルが起こってしまう事もあります。
修理の箇所によっては漏れが続いてしまったり、不具合が生じてしまったりします。
そうなったときにアフターサービスで保証してくれる業者を選ぶようにしましょう。
他の業者に再度頼む、という手間をなくすためにも最後まで責任をもって対応してくれる真摯な水道業者かをよく確認しましょう。
<ポイント5>見積もりの金額・対応チェック!
見積もりを出してもらった時にその金額が高過ぎず安過ぎず、という適正料金であるかをチェックしておきましょう。
状況によっては値段が大きく異なる場合がありますのでいくつかの会社から見積もりを貰う「相見積もり」も忘れないようにしたいですね。
修理費用とは別で出張費・作業費がかかるところが多いのでその料金も良く確認しましょう。
見積もり時に質問をいくつかしてみて、その受け答えがスムーズにできているか、対応が良いかもみておくのが大切です。
見積もりと最終的な請求に差額が生じてないか、という確認もしておきましょう。
◉水道修理業者に依頼した時の適正料金はいくらくらい?
水道工事にもある程度の適正価格というものが存在します。
たくさんの企業が増えてきた中で、自宅のポストに「500円から!」「50%引き!」というマグネットが入っていた経験はないでしょうか。
水道工事がそこまで安くなるはずもなく、後からオプションをつけられてしまう、ということが多くなっています。
ある程度の相場を知っておくことで過剰広告に騙されず、正しい判断をすることが出来ます。
◉-1 緊急水道業者の平均的な料金は、3000円~3万円ほど!
緊急で水道業者に依頼する場合の平均は3000円~3万円ほどといわれています。
しかし、状況によってかなり値段は変わってくるので注意が必要です。
例えば水漏れの場合、この基本料金に加えて作業費として3000円から1万円ほどプラスされます。
これに部品が必要になれば部品代も加算されていきます。
なんとなくの相場を抑え、そこから高い安いを自分で判断できるようにしておきましょう。
相場目安表は以下の通りです。
調整作業等(パッキン交換含む) | 4,000円 |
スピンドル部品交換 | 5,000円 |
単水栓交換 | 6,000円 |
各種混合水栓交換 | 7,000円 |
トイレの詰まり | 4,000~8,000円 |
配管の詰まり | 8,000~15,000円 |
作業によって値段が大きく異なりますので依頼の際に業者から説明を受けましょう。なぜそのような対応になるのか、最適な対応なのかなどしっかりと聞いておくことが大切です。
相見積もりを出すときに注意したいポイント
いくつかの業者から見積もりを貰い、比較することを「相見積もり」といいます。
1社のみから見積もりを貰うのではその価格が適正なのか、それとも高すぎるのか判断できません。
自分できちんと料金を判断するために必要なのが「相見積もり」です。
いくつかの業者から相見積もりを貰うことはマナー違反なのではないかと思う人がいるかもしれません。
しかし相見積もりは失礼な行為ではなく、依頼側の当たり前の行為です。
しかし、相見積もりをお願いするにあたり、注意したい点もあります。ここでは相見積もりを出す際の注意点をご紹介いたします。
<チェックポイント1>説明を統一させる
どの会社に見積もりを出すときも、こちらの説明を統一させましょう。
修理依頼の内容に差異があると業者によってコースが変わったり、作業費を多くされてしまったりします。
「どの部分が壊れていて、どういう状態で、どうしたらよいのか、どう直して欲しいのか」を明確にし、業者の方がわかりやすいようにしましょう。
迅速な対応をしてもらうためにも、わかりやすく説明することは大切です。
各業者で説明が変わってしまうと、せっかく相見積もりをしてるのに意味がなくなってしまいます。
状況説明をきちんと統一して、業者の方に知らせることで的確な見積もりを貰うことが出来ます。
<チェックポイント2>具体的な工事日時をきちんと伝える
水道業者は、緊急性によって値段が変わってきます。今すぐ来て欲しいのか、まだ猶予はあるのか、きちんとこちらの意見を伝えることが大切になってきます。
即日対応とそうではない対応では業者の準備時間もあるのでいつきてほしいのか、いつなら空いているのかを説明しましょう。
また、早朝や深夜だと通常の価格よりも高くなりますので注意が必要です。
深夜・早朝対応をしていない業者も中にはあります。費用を抑えたいときは深夜と早朝の依頼は避け、日中に依頼を出すようにしましょう。
<チェックポイント3>相見積もりをしている場合はきちんと伝える
相見積もりになることを事前に伝えておきましょう。
そうすることで、業者側も自社に依頼してもらえるように真摯な対応をしてくれやすくなります。
見積もりの値段の交渉が出来たり、期日の融通をきかせてもらいやすくなったりするので一度相見積もりであることを伝えておいて損はないでしょう。
自身のある会社であればきちんとした対応をしてくれますし、相見積もりで競合させた方が業者側にも利益になります。
見積もりの段階で業者の方が準備をしてしまうかもしれないことも考慮し、迷惑をかけないためにも相見積もりであることは伝えておきましょう。
水道修理業者に依頼する時は失敗しない選び方を心掛けよう!
今回、様々な不安が伴う水道業者を選ぶ方法についてお話してきました。
たくさんの水道業者が存在する中でどこが良い業者なのか、適正な価格できちんとした対応をしてもらえる業者を選ぶにはどうしたらいいのか、疑問を解消できていれば何よりです。
水道業者に依頼する場合は家の近くにある水道業者に事前に「相見積もり」を行い適正価格を知ったうえで口コミやホームぺ時を確認し、実際の対応や資格などを確認したうえで本格的に依頼をするようにしましょう。
悪徳な業者に騙されないためにも、自分自身で水道業者を見極めていく必要があります。失敗しない選び方を心がけていくことが大切です。