最終更新日 2023年6月29日

給湯器がいきなり壊れてしまうと、非常に焦りますよね。

とりあえず給湯器の修理・交換業者をネットで探してみたけれど、いっぱいあり過ぎて、どこを選んだらいいのかわからない、と戸惑っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

給湯器の修理専門業者はたくさんありますが、そこから後悔しない良い業者を選ぶには、いくつかのポイントがあります。

この記事では、そのポイントを7つと、要注意な会社を見分けるポイント3つをお伝えしていきます。

給湯器交換・修理業者の3つのタイプ

給湯器交換の業者選びで失敗しないためには、まずは業者のタイプによって特徴が変わることを知っておくことが重要です。

これを知っておかないと、賢い選び方はできません。

給湯器を取り扱う業者は3種類あり、ガス会社、給湯器メーカー、給湯器専門業者の3つです。

1、ガス会社

ガス会社にも、大手から中堅企業までさまざまありますが、何より給湯器の交換をガス会社に依頼する最大のメリットは、普段利用している会社のため、安心感を得られることです。

いざ故障したとなった時、業者を探す必要もないため、時間の短縮にもなるでしょう。

連絡先はガスの検針票で確認できます。

一方ガス会社は、ガスを供給・販売することが本業のため、給湯器の交換や販売にはそれほど力を入れていません。

そのため一般的には給湯器価格の値引き率は低く、給湯器自体の種類が少なめなのはデメリットです。

また、土日祝日や、夜間早朝はカスタマーセンターなどが対応していないため、緊急の場合はあまり頼りになりません。

あまり急ぎではなく、特に価格や機種にこだわりがないようでしたら、ガス会社に依頼しても良いでしょう。

2、給湯器メーカー

給湯器を製造しているメーカーは、高い知名度を誇っており、給湯器の取り扱いにも長けています。

実際に製造しているメーカーですから、商品に対しての知識や施工技術、補償内容については信頼できるでしょう。

修理で部品が必要なときでも、すぐに調達できるのは大きなメリットと言えます。

しかし、その分工事費用が高くなってしまうことも多く、土日などはサポートセンターが休みの場合もあり、対応が遅くなる点はデメリットです。

また、給湯器メーカーは、修理などの実際の作業は地域の下請け業者などに委託しているケースが多いため、連絡や調整のために対応スピードが遅くなったり、価格や保証などが不透明になったりするなどということもあります。

3、給湯器専門業者

給湯器専門業者は、取り扱っている給湯器の数や種類が豊富であり、給湯器の交換だけではなく、販売・修理も行っているのがポイントです。

給湯器を専門に扱っているため、給湯器メーカーに劣らぬ信頼感があり、安心して依頼できるでしょう。

あらゆるメーカーの給湯器を取り扱っているため専門知識が豊富で、トラブルに対する的確な判断と対応を期待できる点は給湯器専門業者の特徴です。

さらにガス会社や給湯器メーカーとは異なり、給湯器の種類をメーカー問わず数多く揃えているため、交換する際の選択肢が多く、各メーカーを比較して選ぶことができるの点はメリットと言えます。

業者間での競争が激しく割引率が高いため、リーズナブルに交換でき、実店舗や中間業者、その他の手数料がかからないためトータル料金が安く済むという利点があります。

ホームページから申し込みができたり、スマートフォンで簡単に問い合わせができたりするのも便利です。

しかし、店舗によって質がピンキリであるため、信頼して任せられる業者を選ぶのがかなり困難であることがデメリットです。

このように、それぞれの業者のタイプによってメリットやデメリットが異なるので、それぞれの特徴を把握してから業者選びを始めるのが、賢い選び方だと言えるでしょう。

給湯器修理・交換の専門業者を選ぶ時の7つのポイント

前項で、給湯器の修理・交換の際に選ぶ業者のタイプをお伝えしました。

このうちガス会社や給湯器メーカーに依頼するのであれば、会社やメーカーがあらかじめ決まっているので迷う必要がありません。

そこでここでは、ガス会社や給湯器メーカー以外の、給湯器修理・交換の専門業者を選ぶ際のポイントを7つお伝えしていきます。

ポイント1:対応スピードと対応可能時間

まず重視したいのが、対応スピードと対応可能時間です。

たいていの給湯器の故障は、急を要する場合が多いでしょう。

特に夜間や早朝、土日祝日などは、ガス会社やメーカー含め対応していないところが多いので、困ってしまいます。

また、修理を依頼してから何日も作業に来ないとなると、いつまでもお湯が出ないため、日常生活で不便を感じてしまうでしょう。

そこで、業者の選び方としては、修理・交換までにかかる時間が第一に重要なポイントになってきます。

依頼をしてから修理・交換までにかかる時間は業者によってさまざまで、依頼した当日に工事ができる業者もあれば、1週間以上かかってしまう業者もあるのが現状です。

この差は、営業時間やスタッフの人数などによって生じます。

たとえば24時間365日対応の業者とそうでない業者を比較してみると、24時間365日対応の業者の方が、修理・交換までにかかる時間は短くなりやすいと言えるでしょう。

また、スタッフの人数が多ければ多いほど、複数の現場で同時に工事を行なうことができるため、回転率が上がります。

対応スピードに自信がある業者であれば、スタッフが対応エリアを常に巡回しており、故障の連絡が入るとすぐさまその人の自宅に近いスタッフに連絡が行き、現場へ急行するというネットワークを敷いているところまであります。

例えば、関東であれば最短60分で現場へ急行し、その日のうちにお湯が出るようにしてくれる業者もあるようです。

したがって、業者に連絡する際には、まず工事までにかかる日数や時間を確かめて、できる限り早く工事してくれる業者を選びましょう。

ポイント2:施工実績と施工技術

近年はインターネットが発達した関係から、多くの業者が自社のホームページを持っています。

そのため、業者の選び方としては、まずホームページに掲載されている情報をしっかりと確認することが大切です。

そのホームページで確認できる情報の1つとして、施工実績が挙げられます。

多くの実績がある業者なら、経験に裏打ちされた高い技術力が期待できます。

給湯器トラブルの解決方法はさまざまな条件によって変わるため、迅速な解決には多くの経験が必要なのです。

例えば、給湯器は住宅によって設置される場所が異なります。

施工数が多い業者であれば、ノウハウが蓄積されているため、どこに設置されていても、スムーズに工事が終わり、ミスも少なくなります。

また、ガス整備士やガス機器設置スペシャリストなど、給湯器交換に関係する資格を所持したスタッフが在籍しているかどうかも、ぜひ確認したいポイントです。

こうした資格を持っているスタッフが多ければ、施工技術がしっかりしているということで、安心して工事を任せることができるからです。

優良な業者であれば、ホームページに記載されていることが多いので、確認しておきましょう。

ポイント3:価格

給湯器本体の価格も、工事費も安いに越したことはありませんが、相場を調べてみることは重要です。

あまりに安い場合、給湯器本体の価格だけで、他の部品は実費とか、給湯器本体の価格は安いけれども工事費が高いとか、延長保証やアフターフォローがついていないなど、落とし穴がある場合が多いです。

たいていの業者は、ホームページから概算見積もりを出してくれるので、あらかじめ複数の業者から、見積もりを取っておきましょう。

その際、総合価格だけではなく、一つひとつの項目(部品代金や施工費など)についても確認することが重要です。

そして、3社程度に絞ったら、現場見積もりを必ず取っておきましょう。

ポイント4:保障やアフターサービスの内容

給湯器は設置すればそれで終わりというわけではありません。

設置した後のことも視野に入れておくのが、賢い業者の選び方だと言えます。

他の家電などと同じく、給湯器にも故障に対する保証があります。

通常、メーカー保証が付いていますが、メーカー保証は長くても3年までのものが多く、故障は3年目以降に現れることが多いため、保証期間が切れてしまうケースがほとんどです。

追加のメーカー保証をつけることで、7〜10年に延長もできますが、メーカーの延長保証は決して安くはありません。

給湯器は、10年前後と長く付き合っていく設備ですが、時間が経つごとに経年劣化で故障する可能性が高くなります。

したがって、業者の方で長い保証期間が設定されているのが望ましいといえます。

業者によっては5年~10年間の保証を付けてくれる業者がありますが、注意したいことの1つが「表記」です。

保証にはメーカー保証を含めた年数のものと、業者保証のみを表記した年数の場合があるからです。

<例:7年表記の場合>

  • メーカー保証3年+業者保証7年=計10年
  • メーカー保証3年+業者保証4年=計7年

このようにメーカー保証の年数を含むか含まないかで、保証期間に3年の違いが生まれます。

間違った認識で業者を選んでしまうと、いつの間にか保証期間外になってしまうこともあるため、表記についてはしっかりと把握しておきましょう。

また、給湯器の交換後に、故障やトラブルが発生した場合、どこまで保証やアフターサービスで対応してもらえるのかということは、非常に重要なポイントです。

故障の時は無料で修理してくれても点検時の出張費用は有料だったり、保証内の交換時の本体価格は無料でも工事費用が有料だったり、保証期間が終わった途端に全くアフターフォローがなくなってしまったりする業者なども存在するからです。

どのような保証やアフターサービスが受けられるのかをしっかり確認しておくことで、安心して使い続けることができます。

さらに注意したいのは、近年「10年間無料保証」を謳う給湯器専門業者が増えてきていますが、実は「10年間無料保証」の内容は、「自分たちがした工事に対する保証」であって、「給湯器本体に対する保証」ではないことが多いのです。

この違いを明確にしないで、ただ「10年間無料保証」とだけセールスしている会社は、避けた方が良いでしょう。

そもそも工事に不具合があった場合には、業者がやり直すのは当たり前のことです。

「10年間無料保証」を、詳細な内容もなくホームページで大きく打ち出しているときには、その保証内容を詳しく調べるようにしましょう。

ポイント5:スタッフの対応

電話やメール、LINEなどのメッセージで相談した時や、見積もりを依頼した時のスタッフの対応も重要なポイントです。

電話対応の受け答えが雑だったり、メールやメッセージの返信が遅かったりする業者は、施工技術やアフターフォローに関しても同じようなクオリティである可能性が高いでしょう。

また、親身になって話を聞いてくれる業者と無愛想な業者とでは、工事の際や工事が終わった後の気持ちが全く違ってきます。

スタッフがいつでも気持ちの良い対応をしてくる業者なら、工事の後でも、点検やちょっとした不具合、使い方でわからない点などを気軽に相談することができます。

スタッフの対応を確認するには、電話で問い合わせをするのが一番です。

「きちんと挨拶をしてくれるか」「質問に対する応対は適切かつわかりやすいか」「言葉遣いは丁寧か」などを確認しましょう。

優良な業者は顧客に安心感を与えることを重視しているので、最初の窓口となる電話対応に対する指導をしっかり行っています。

したがって、オペレーターの対応や態度が悪い業者は、その時点で選択肢から外してしまっても良いと言えるでしょう。

また、メールなどで問い合わせをする場合も、文面からある程度読み取ることはできます。

メールで問い合わせる場合も、「質問に対してわかりやすく回答してくれるか」「問い合わせメールをスピーディに返信してくれるか」など、対応の丁寧さや素早さをチェックしておきましょう。

特に、メールの返信の早さは重要です。

即応性が高くないメールだからこそ、レスポンスの早さは信頼に大きく関係します。

さらに、高価な給湯器を勧めるばかりではなく、客の生活状況や要望を汲みとった提案をするなど、客の立場に立った対応をしてくれる業者は信頼できます。

このように、最初に問い合わせをした時点から、スタッフの対応について気にしておくと良いでしょう。

ポイント6:取り扱いメーカーや在庫量

業者が取り扱っているガス給湯器のメーカーや、在庫量を確保できているかどうかも、気にしておきたいポイントです。

給湯器専門業者はメーカーとは異なり、複数のメーカーの給湯器の修理・交換を扱うため、色々な部品が必要です。

取り扱いメーカーや在庫が豊富な業者であれば、どんな給湯器でもすぐに修理・交換に取り掛かれますが、取り揃えが悪い業者だと発注が遅くなり、メーカーから部品や給湯器を取り寄せるまでにどうしても待ち時間が発生してしまいます。

また、取り扱いメーカーが限られている業者では、選べるモデルが少なくなってしまいます。

例えば「大手メーカーのリンナイの給湯器が欲しい」と思っていても、ノーリツしか取り扱っていない場合は、商品自体がありません。

利用する側からとしては、幅広いメーカーから給湯器を選べる方が納得した買い物ができるので、そういった意味でも取り扱いメーカー数は大切です。

ただ、在庫がない場合でも代替品をレンタルしてくれる業者であれば、発注待ちの期間があっても問題ありません。

しかし、レンタルサービスがない業者では、お湯を使わずに我慢するか、妥協した給湯器を買うことになってしまいます。

納得のいかない給湯器を仕方なく購入することを防ぐためにも、業者を選ぶ際には取り扱いメーカー数と在庫量の豊富さをしっかりと確認しましょう。

ポイント7:口コミ

業者を選ぶ時に、インターネットで口コミを探して参考にされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、口コミの中にはヤラセ投稿もあり、何が本当の口コミなのか、見抜くのは難しいでしょう。

公式サイト内の口コミや「お客様の声」は、やや印象操作されやすいようです。

良い口コミを選んで掲載しがちで、悪い口コミは少ないか全く掲載されません。

逆に悪い口コミも載せている会社は、ある程度信用できると言えます。

また、全部筆跡が違う手書きの「お客様の声」をたくさん載せている会社は、客との関係が良好と考えて良いでしょう。

一方、ECサイト(Amazonや楽天など)はたくさんの口コミが集まりやすいです。

しかしその分、サクラやヤラセが多いので、注意が必要です。

ECサイトでは、自社の商品を売るために自作自演で高評価の口コミを投稿する会社があります。

逆に、競合他社の評判を落とすために、大量に低評価の口コミを書き込む会社もあります。

そのため、内容が薄い口コミは無視すると同時に、その他の口コミも参考程度と考えると良いでしょう。

また、SNSや個人のブログに書かれたレビューは、比較的ウソが少ない印象です。

ただし、あくまで個人の意見ということを念頭に見る必要があります。

中にはランキングを作って掲載しているものもありますが、順位付けの根拠を明確にしているブログは少ないです (ランキング上位掲載の企業から、広告宣伝費が出ているケースもあります)。

したがって、公式サイト、ECサイト、SNSやブログいずれも、口コミはあくまで参考程度に考えておくのが妥当と言えます。

こんな会社には要注意!悪質な業者にありがちな3つの特徴

ここまで、給湯器専門業者を選ぶポイントを7つお伝えしてきました。

次に、要注意な会社の特徴について、3つの点からお伝えしていきます。

特徴1:安さを過度に強調している

工事費用が安い業者を選ぶという考え方は必ずしも間違いではありませんが、「激安」「格安」といった言葉を過度に強調している業者の場合は、避けることが望ましいと言えます。

なぜかと言うと、激安や格安という言葉を前面に押し出してセールスしている業者の中には、本来必要なコストを削減していたり、技術力に乏しいスタッフを雇用していたりと、「安かろう悪かろう」を地で行なっている場合もあるからです。

そもそも給湯器は、7~8割程度の割引をされることもあるため、安さを売りにしている業者は少なくありません。

しかし、優良な業者は、スタッフにきちんと人件費をかけていたり、粗悪な中古部品を使わず、メーカーの純正品を使っていたりと、それなりにお金をかけています。

そのため、見積もりを出してもらう際に、どれだけ適正な価格を維持しているかを見るのがポイントです。

複数の業者に見積もりを出してもらい、極端に安い業者は選択肢から外すようにしましょう。

特徴2:ホームページに掲載されている情報が少ない

優良な業者であれば、ホームページにきちんと価格を明示していたり、施工者の資格や顔写真、施工現場の写真を載せていたりします。

また、安さを謳っているのであれば、きちんとその理由を明示してある場合が多いです。

この他にも、対応エリアや対応スピード、取り扱っているメーカーや機種なども載せているところが多いでしょう。

逆に言えば、これらのことがホームページに書かれていない業者は、信頼できないと思った方が良いと言えます。

施工実績の数や創業からの年数などが書いていない業者も、要注意です。

また、ホームページ上での言葉遣いにも注目しましょう。

あまりにも噓くさいセールス文句ばかりの業者は、誠意のない対応をするところが多いと思われます。

誠意のある、丁寧な口調で書かれている業者を選ぶのが正解です。

特徴3:口コミが良いものばかり

業者を選ぶポイントの7つ目でも述べましたが、優良な業者は口コミも良いものばかりではなく、少々悪いもの、欠点などを指摘しているものなども載せています。

さらにそういった悪い口コミに対して、謝罪の言葉を載せている業者もあります。

そうではなく、やたらと良い口コミばかり載せている業者は要注意です。

サクラを使った自作自演の場合が多いからです。

特に、具体的な内容がなく、褒め言葉ばかりの口コミは信用しないようにしましょう。

必ず複数の業者で比較しよう!

この記事では、給湯器の修理・交換の際の業者の選び方について、いくつかのポイントに絞ってお伝えしてきました。

各家庭によって重視するポイントは違うと思われますが、これらのポイントに注意すれば、優良な業者を選ぶことができるでしょう。

また、条件が良い業者を見つけた場合も、いきなりその業者に依頼するのは良い選び方とは言えません。

条件が良い業者を複数探し、しっかりと比較検討することが大切です。

インターネット上には業者を比較検討するためのサイトも数多くあるため、そういった比較検討サイトを利用するのもひとつの方法と言えます。

そして数社に絞ったら、必ずどの業者からも見積もりを出してもらいましょう。

多少面倒ではありますが、現場見積もりも、数社に頼むのが正解です。

価格や対応をしっかり見極め、最も納得のいく業者を選びましょう。

給湯器(ガス・電気温水器)の水漏れ修理関連の料金価格表

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※料金はすべて税込価格です。

修理の種類WEB限定料金通常料金
給湯器接続部の水漏れ4,500円(税込み)~8,000円(税込み)~
給湯器内部からの水漏れ4,500円(税込み)~8,000円(税込み)~
給湯器内部の故障4,500円(税込み)~8,000円(税込み)~

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