水回りリフォームの相場費用と安く抑えるコツ
最終更新日 2023年4月26日
キッチン・風呂・トイレなどの生活必需設備は、長年使用するにつれ、水回りのトラブルが増えてくるものです。
たとえこまめに掃除を続けていても、毎日使用していれば、だんだんサビや汚れ、老朽化などが起こります。
機器の劣化は、不具合を引き起こすでしょう。
またそれほど使用していなかったとしても、使い勝手が悪かったり明確な故障個所が見つかれば、早急なリフォームを考えるべきです。
しかしながら、水回り一式をリフォームするとなると、高額なリフォーム料金が必要になると考えられます。
料金面の不安を抱えた場合、リフォームにはどうしても一歩を踏み出せない方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、水回りをリフォームする際の相場費用と、リフォーム代金を安く抑えるコツについて解説します。
水回りをリフォームするタイミングはいつ頃?
水回りをリフォームするにあたって、適切なタイミングはおよそ利用開始から15年が経過した前後とされています。
早ければ10年、長くとも20年間使用していれば水回りの設備は各所が老朽化します。
表面上は問題ないように見えても、水回りは常に湿気に晒されているため、内部がカビたり、腐食しやすいのです。
そのような劣化が続く中で、水回りを放置してしまうと、内部まで丸ごとリフォームしなくてはいけないといったケースも起こります。
水回り一式のリフォーム代金は、相当の高額になる可能性があるため避けたいところです。
一方、水回りの設備は日々開発が進み、節水・節電性能が高まるなど最新技術が適用された商品が市場に登場しています。
そのため長期的な視野を持ち、適切なタイミングでリフォームをすることで、結果的に光熱費や水道代を節約することも可能となるのです。
ライフスタイルの変化に合わせ、15年を目安に「どこか劣化箇所はないだろうか」といった点検を踏まえた上でリフォームを検討すると良いでしょう。
水回りリフォームの相場費用はどのくらい?
水回りリフォームを行うことになる主な家庭内の箇所は、キッチン・浴室・洗面台・トイレです。
家庭によっては、複数の箇所を一度にリフォームするケースも考えられます。
リフォームにかかる費用は、設備そのものの「本体費用」、設置にかかる「工事費用」、その他の諸費用という、3つにわけられます。
以下からは、家庭内の水回り各所におけるリフォームにかかる費用の相場感を解説します。
ただし特に「工事費用」は、リフォーム前の家庭の状況に左右されがちなため、あくまでも目安として参照してください。
キッチンリフォームの相場費用
キッチンのリフォームにかかる費用の相場はおよそ50万円~150万円とされています。
キッチンの本体交換のみであれば、100万円程度に収まることもあります。
しかしながら、キッチンの位置を移動するなど大掛かりなリフォームは相応の人件費などもかかるものです。
大掛かりなリフォームであればあるほど、工事費用が大幅に上がる可能性があります。
例えば「壁付けキッチンから対面式キッチンへリフォームしたい」、「キッチンの向きを変えたい」などの要望があるのであれば、予算は多めに見積もっておくことがお勧めです。
キッチンリフォームの費用を安くしたい場合には、部分的なリフォームに留めるか、機能が少なめのシステムキッチンを選び、「本体費用」を抑えることを意識すると良いでしょう。
浴室リフォームの相場費用
浴室のリフォームにかかる相場費用は、50万円~150万円とされています。
浴室もキッチンと同じく、大規模なアップグレードを検討しているのであれば、リフォーム料金は高額となるでしょう。
例えば、ユニットバスの交換のみであればおよそ50万円程度ですが、浴室設備を全て交換し、機能の追加も希望する場合には、トータルで200万円近くかかることもあります。
また浴室の状態が悪く、土台部分や壁に腐食が見られる場合には、下地の補修工事も必要となります。
補修工事においては壁面、床面の張り替えなど細部に渡る工事費用をすべて負担することになるため、浴室のリフォームを検討する場合、予算は多めに見積もっておくべきです。
洗面台リフォームの相場費用
洗面台のリフォームにかかる相場費用は、10万円~50万円とされています。
洗面台は陶器であることが多く、強い衝撃によってひび割れてしまい、比較的少ない年数でリフォームされやすいのが特徴です。
洗面台はリフォーム範囲も広くなく、交換が必要な場合でも比較的安価に住む可能性が高いでしょう。
ただし、洗面台本体の価格に加え、壁面・床面の張り替え、鏡や収納スペースのリフォームなど、「どれだけこだわってリフォームするか」によって費用は上下するため、費用を抑えたい場合にはグレードの低いシンプルなタイプを購入するといった工夫をしましょう。
近年では、洗面台をカスタムし、蛇口と洗面ボウル、鏡などを個別に選んで好みの洗面台へリフォームするというサービスも人気となっています。
トイレリフォームの相場費用
トイレのリフォームにかかる費用は、一般的に10万円~50万円とされています。
トイレ自体の本体価格は水回り設備の中では比較的安く、5万円~10万円で購入することができます。
トイレのリフォームにおいては、ウォシュレットの有無やタンクレストイレにするかどうかなど、オプションの追加が費用に直結します。
オプションにこだわらないのであれば、オプションなしのシンプルなトイレを選択すると良いでしょう。
ただし、近年のトイレは節水タイプが多く、同タイプを利用すればあらかじめ水道代の大きな節約が見込める可能性があります。
そのため、節約のための投資として、節水型の新型トイレを選びリフォームするケースが増えています。
例えば、トイレの場所を移動したい、和式から洋式へ変更したいといった場合は大がかりな工事が必要となります。
大掛かりな工事は費用がかさむため、現在の家庭環境とリフォーム後の状況を比較し、割に合うかどうかなどを勘案した上で予算を立てることがお勧めです。
水回りリフォームを安く抑えるコツは?
水回りリフォームを安価に行うコツとしては、以下が挙げられます。
- 複数箇所をまとめてリフォームする
- 設備のグレードを慎重に見極める
- 補助金や助成金制度を利用する
次の段落から、ひとつずつについて細かく解説します。
複数箇所をまとめてリフォームする
水回りの配管は繋がっていることが多く、複数の水回り箇所をまとめてリフォームのために工事することで、人件費や施工費用を削減できる可能性があります。
水回り設備を一か所ずつリフォームすると、結果的に工事費用がかさみ高額となりがちなため、「一気にリフォームするのは不安」という方も、劣化などが心配な水回りの箇所がある場合はまとめてのリフォームを検討すると良いでしょう。
リフォーム会社は、複数箇所のリフォームを同時に行うことで安価な料金を提示する「セットプラン」を用意していることもあります。
ただしセットプランは安価な反面、設備の材質やメーカーなどがリフォーム会社から指定されていることもあるので、リフォームの内容にこだわりたい方にはお勧めできません。
もし、設備の詳細な部分にこだわりがないのであれば、費用を安く抑えられる可能性があるセットプランを選ぶことによるメリットを受けられるでしょう。
設備のグレードを慎重に見極める
リフォームを検討中にカタログなどを閲覧していると、今まで家庭になかった設備を目にして魅力的に感じることがあるかもしれません。
しかしながら、その機能が本当に自分の家に必要かどうかの見極めは慎重に行うべきです。
例えば、浴室だと浴室テレビやミストサウナなど、キッチンであればレンジ周りの便利機能や蛇口の切り替え機能など、各所でグレードを上げようとすれば、どこまででも高くすることができます。
しかし実際にリフォームで多機能な設備を設置してみたものの、それほどすべての機能を使用することにはならなかったというパターンも少なくありません。
そのため、リフォーム費用を安く抑えたいのであれば、設備のグレードを適切なバージョンまで下げたり、パーツにおいてはメーカーにこだわらずアウトレットを狙ってみたりするなど、リフォームに対する考え方を柔軟にしてみると良いでしょう。
補助金や助成金制度を利用する
リフォームにおいては、条件を満たすことで利用できる補助金・助成金制度があります。
水回りのリフォームをおこなうのであれば、予定する工事に適合する補助金・助成金制度があるかどうかを調べてみてください。
リフォームの費用を安く抑えられる可能性があります。
リフォームの費用を安くできる可能性のある制度は、以下のとおりです。
- 介護保険制度
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 地方自治体の補助金制度
それぞれ詳しく解説します。
介護保険制度
要介護者、要支援者の認定を受けた方が自宅にいる家庭では、バリアフリーリフォームを行う場合、工事費用の一部が介護保険制度によって補助されます。
バリアフリーリフォームでは、介護される方の利便性向上だけでなく、介助スペースの確保など、介護する側の利便性も得られます。
介護保険制度では工事費20万円を上限とし、最大9割の補助を受けることが可能です。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
国土交通省による、住宅の性能向上リフォームに対する補助金制度が長期優良住宅化リフォーム推進事業です。
本制度では、耐震性・省エネ性能の高い長期優良住宅へリフォームする場合、最大250万円の助成を受けることが可能となります。
補助金が高額である一方、条件が複数あるなど審査基準が厳しいほか、事前に登録を行う必要があります。
そのため、リフォームにおける全ての工事期間に適用されるわけではありません。
それでも、もし適用可能なのであれば、リフォーム費用をとても安く抑えられる制度です。
条件を調べて、予定の工事に制度が当てはまっている場合には、積極的に申請を行ってみてください。
地方自治体の補助金制度
各地方自治体では、バリアフリーや省エネに関連したリフォームに対し助成制度を設けています。
水回りリフォームに関しては、節水型トイレへの交換や断熱設備の増築など、節水・節電に関連する内容であることが条件となるなど、自治体ごとに基準が異なります。
制度を利用したい場合は、自分が住んでいる地域の自治体に問い合わせ、条件に合うかどうかを確認するようにしてください。
水回りリフォームはセットプランでお得!補助金制度も確認しよう
今回は、水回りリフォームの相場費用と、費用を安く抑えるコツについて解説しました。
リフォーム費用を安く抑えたい場合、各リフォーム会社のセットプランを比較し、最もコストパフォーマンスが良いものを選びましょう。
ただし、今後10年以上にわたって使用する設備であることを踏まえ、安さだけを重視する、設備が不十分なプランを選ばない注意をしてください。
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蛇口を締めても水がポタポタ出続ける | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
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ハンドルからの水漏れ・締りが悪い | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
ハンドル/レバーが動かない・回らない | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
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