最終更新日 2025年2月14日

トイレの便座・フタが「割れた・亀裂・ヒビ」応急処置と交換方法は?

便器の便座やフタはプラスチック製。そのため古くなって劣化していたり、体重を無理にかけたりすると、意外と簡単に「バキッ」と割れてしまうんです。

最近では、「トイレに座って長時間スマホを操作していたら、便座がいきなり割れた」といった修理依頼も多くなっています。

そこで、今回の記事では、トイレの便座・フタが「割れてしまった・亀裂・ヒビ割れ」した時の応急処置から、交換の方法までわかりやすくご紹介します。

便座・フタの「割れ・亀裂・ヒビ」には、まずは布ガムテープで応急処置!

便器の便座が割れてしまった時には、まず応急処置が必要です。

便座の割れた面は意外と鋭くなっていることもあり、そのまま使用しているとケガの恐れもあります。そのため、便座が割れてしまった時には、そのまま使用せずに、これから紹介する応急処置を施しましょう。

活躍するのは布ガムテープです。瞬間接着剤で修理しようとする人もいますが、便器はかなりの重さがかかるので、瞬間接着剤の力では直すことができません。

布ガムテープを便座の割れたところに合わせて、ぐるりときつく2,3周させます。これでとりあえずの応急処置は完了です。フタの場合も万が一のことを考えて、割れたところに布ガムテープを貼っておきます。

ただし、このままでずっと使っていると、布ガムテープがべたべたしてきたり、便座の割れがひどくなって危ないこともあるので、便座が割れてしまった場合は早急に交換しましょう。

便座やフタの交換は自分で出来る?業者に依頼するべき?

実は便座やフタの交換は、そこまで難しい作業ではありません。そのため、自分でも交換が可能です。ただし、自分で交換できるタイプと、業者に依頼しないといけないタイプがあるので注意が必要です。

ウォシュレットや暖房便座は業者に依頼が必要

多くの便座がウォシュレットタイプになってきていますが、このタイプの便座交換を自分でするのはおすすめできません。というのもウォシュレットタイプの便座を交換するには、水道の分岐金具を外したり、止水栓を閉めたり、と技術が求められます。

「失敗して水が止まらず、トイレがびしょびしょになって下の階に漏水した」なんていうケースもあるので、ウォシュレットタイプの便座交換はプロの業者に任せましょう。

普通の便座(ウォシュレットや暖房便座ではない)は自分でも交換可能!

普通の便座は簡単に取り外しが可能です。以下の手順で取り外しましょう。

1、便座を上げる
便座を上げると、便座が便器と固定されている場所を確認できます。

2、便器裏側からナットを外す
便座は便器の裏からナットで固定されています。プラスチック製で手でも緩められますが、中にはかたくなっているものもあり、その場合はモンキーレンチなどの工具で取り外しましょう。便座は2つのナットで固定されています。ナットを取り外すときに、一緒に水漏れ予防のパッキンも取り外します。

3、便座を取り外す
ナットとパッキンを取り外したら、後は便器を上へ持ち上げるだけで、簡単に便座とフタを取り外せます。

4、サイズは2種類、形状も2種類

便座の選び方は【サイズ×形状】です。便座のサイズは2種類しかありません。ボルトの取り付け穴から便器の先までの長さで、44cmか47cmです。メジャーで確認しましょう。形状も2種類のみで、円形のO型か前割れのU型です。

5、取り付け
取り付けも簡単、取り外した逆の順番で設置します。水漏れ防止のパッキンなど忘れやすいので注意しましょう。

便器のフタはまとめて交換が無難

フタが割れてしまった場合、便座と一緒に交換してしまったほうが無難です。というのもホームセンターなどでは、便器のフタだけではなかなか売ってないんです。そのため見つけるのが大変で、型が古いモデルだと、さらに見つけるのは至難の業です。

ウォシュレットタイプなどを交換する場合は、業者に依頼すれば、業者が型番を調べて在庫がメーカーにあるかどうかを確認できます。

便座・フタの交換費用はどれくらいかかるの?

モノが壊れた時に気になるのは、修理費用ですよね。便座のモデルなどによって、値段はまちまちなので参考程度ですが、大体どれくらいの修理費用がかかるのかもご紹介したいと思います。

■通常の便座・フタ
ホームセンターに行けば、約5,000円で購入できます。

■ウォシュレットタイプの便座
フタであれば、部品代が約3,000円、業者の工賃は約5,000円です。

ただし、便座を交換する場合、新しいウォシュレットタイプ便座の値段はピンキリで、安いものは20,000円ほどからあります。工事費は約10,000円で、このほかに壊れた便座の処分費が1,000円から3,000円ほどかかります。

アパートの場合は大家さんとまず相談!

便座の応急処置と交換方法をご紹介しましたが、賃貸住宅にお住いの人であれば、応急処置だけ施して、まず大家さんや管理会社と相談しましょう。
壊れた原因が経年劣化であれば、大家さんが負担してくれることもあります。

まとめ

トイレの便座が「バキッ」と割れてしまった時にどうしたらいいのか、応急処置から交換方法までご紹介しました。ケガの恐れもあるので、まずはしっかり応急処置をするようにしましょう。