水道修理の一括見積もりサービスの仕組みと利用価値について
最終更新日 2023年7月31日
水回りのトラブルが起きた場合に「修理を頼もう」と思っても、水道修理業者は数が多過ぎて、どこに頼むのが一番いいのかわからなくなりがちです。
水道修理は「相見積もりを取る」というのが鉄則なので、できれば3社以上から相見積もりを取りたいものです。
相見積もりを取りたいなら、水道修理の一括見積もりサービスが便利です。
そこで今回は、水道修理の一括見積もりサービスを使うために、その仕組みと利用価値(メリット・デメリット)について解説します。
町の水道修理センターは、創業17年、修理実績20万件以上の水のトラブル解決の専門家です。これまで、 関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木)、中部・東海(愛知、三重、岐阜)、関西(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀)のエリアで、トイレやキッチン、流し台、お風呂、洗面台、排水溝、排水管、給湯器、蛇口など、あらゆる水回りのトラブル解決を行ってきました。365日24時時間、即日対応で、最短30分で駆けつけます!
水道修理の一括見積もりサービスの仕組み
水道修理の一括見積もりサービスとは「水道修理を望む利用者が、複数の水道修理業者に一括で見積もりを依頼できる」というサービスです。
利用者はたった1回「必要情報」を入力するだけで、複数の業者から見積もりを取ることができます。
一方、水道修理業者の方は「見込み客の獲得ができる」というシステムになっています。
「いちいち個別に水道修理業者に連絡を取らなくても、一度に複数の業者から見積もりを取れる」ことは、一見便利です。
しかし、「登録したらひっきりなしに営業電話や営業メールが入ってきた」という困った状況をも引き起こすのです。
水道修理の一括見積もりサービスの仕組みがその迷惑な状況の原因です。
当該サービスは、いわば「水道修理を望む人の個人情報」を収集し、それを業者に売って利益を得る構造なのです。
一括見積もりサービスの運営サイトは、水道修理業者から「情報掲載料や登録料、紹介料や成約料」を得ることと、「収集した個人情報」を水道修理業者に売ることで運営を成立させます。
一方、水道修理業者の方は情報掲載料などを取られるため、個人情報を得ただけでは赤字になってしまいます。
したがって利用者の情報を得た段階で、競うように営業活動に入るわけです。
そして成約を獲得できたらできたで、水道修理業者は運営サイトに成約料を払うことになります。
このように、水道修理の一括見積もりサービスは利用者にとっては一見便利なようでいて、実は個人情報をばらまかれる危険性があります。
さらに、紹介料や成約料の分だけ費用を多く払わなければいけない可能性があるのです。
一括見積もりサービスのメリット6つ
水道修理の一括見積もりサービスは、費用負担の増加や個人情報の取り扱いなど危険性もあります。
しかしながらサービス自体にはメリットがあるのも事実です。
そこで以下からは、そのメリットを6つ挙げていきます。
メリットその1:複数の見積もり依頼の手間が省ける
自分で複数の業者に見積もりを依頼するには、何度も同じ情報を入力したり、いちいち個別に電話やメールで相談したりしなければなりません。
しかし一括見積もりサービスであれば、簡単に複数の業者に見積もり依頼ができます。
水道修理には相場があり、業者によって価格はいくらか変動します。
したがって、水道修理の際に相見積もりを取ることは必須事項です。
必須行為が簡単に済ませられることは大きなメリットといえます。
メリットその2:見積もりの比較ができる
一括見積もりサービスの利用により複数の業者から見積もりを出してもらえれば、その時点で見積もりの比較検討をすることができ、大きな利用メリットとなります。
水道修理と一口にいっても、その作業内容は千差万別であり費用も大きく異なります。
そのため「自分の困りごと」に対する適切な作業や、作業にかかる費用を知るためにも複数の業者から見積もりを取って比較検討することは重要です。
一括見積もりサービスを利用して業者を比較すれば、より自分の希望に合った業者を見つけることができるのです。
メリットその3:最安値をチェックできる
一括見積もりサービスで複数の業者から見積もりを取ることによって、「業界の最安値」を知ることができます。
水道修理は内容によって費用の幅が広いので、相場を知るとともに最安値を知ることに意義があります。
ただし、一括見積もりサービスに登録している水道修理業者は、「情報掲載料などを払えるくらいの大手」が多いのです。
したがって「地域の小さな工務店の方が安かった」などという場合もあります。
サービス利用時は「あくまでも業界大手の中における最安値がわかる」と捉えることが重要です。
メリットその4:他社との競合で料金が安くなる場合がある
一括見積もりサービスでは、複数の業者での相見積もりが前提です。
したがって業者としては、「ライバル業者よりも良い条件」を提示することがどうしても必要になってきます。
すると他社との競合が懸念された結果、料金が安くなる場合があります。
業者としても運営サイトにお金を払っている以上、顧客を獲得しないと赤字になってしまうため、本気で最安値を競うことになるのです。
メリットその5:自分の目的にマッチした業者を選んでくれる
水回りのトラブルとは、業者によって工事の得意・不得意があるジャンルです。
つまり一見修理工事代は安くても「交換」となると高くついたり、交換するくらいなら全面的にリフォームする方が安かったりと、業者によってばらつきが生じます。
工務店・水道屋・設備屋・リフォーム会社などどこが自分の望む作業に向いているのかわからない方には、一括見積もりサービスは有効といえるでしょう。
メリットその6:お断り代行サービスがある
一括見積もりサービスの運営サイトによっては、利用者に代わって担当スタッフが「見積もりを出した業者への断り」を連絡するというサービスがあります。
「複数の業者に見積もりを出してもらう」ということは、必ず断らなければならない業者がいることを意味します。
したがって、やり取りをした業者に直接断りの連絡をするケースも頻発するのです。
断る行為が難しいという方は、お断り代行は便利なサービスといえるでしょう。
一括見積もりサービスのデメリット3つ
水道修理業者の一括見積もりサービスには6つのメリットがあります。
一方、サービスにはデメリットもあります。
そこで以下からは、一括見積もりサービスにおける3つのデメリットを挙げていきます。
デメリットその1:そのサイトに登録している業者しか選べない
一括見積もりサービスで紹介してもらえる業者は、そのサイトに登録している業者だけです。
また見積もりを出してくる業者とは、基本的に利用者側から選ぶことはできません。
そのため、あらかじめ見積もりを出してほしい業者がいる場合や「もっと地域密着型のところがいい」などの希望がある場合には、自分で直接その業者に依頼すべきです。
希望がある場合、あらかじめネットなどで調べればたくさんの水道修理業者が軒を連ねています。
一括見積もりサービスでなくても、自分で探す手段はいくらでもあるのです。
デメリットその2:1社しか紹介してもらえないこともある
工事内容や施工条件、地域などによっては、一括見積もりサービスに登録している業者が少なくたった1社しか紹介してもらえないこともあります。
その場合は比較検討ができず、その業者の見積もりに納得できなければあらためて自分で探さなければなりません。
ただし、地域に必ず一軒は水道局指定業者があるはずなので、自分で探さねばならない場合でも「地元に詳しい人」などに聞いてみるといった方法がとれます。
デメリットその3:見積もり料金に手数料が上乗せされることがある
運営企業によっては、一括見積もりサービスサイト登録料・情報掲載料・手数料・成約料と、多くの料金を業者から徴収しているサイトもあります。
すると業者の方としても、赤字を少なくするために各種料金を見積もり金額に上乗せすることがあります。
上乗せが発生すると施工金額が通常よりも高くなってしまうため「相場よりも高い」と思った場合、別の一括見積もりサービスを利用してみるのも一つの手です。
他社提供の一括見積もりサービスを利用した上で、「一番安い料金を提示している業者がいくつかあるところ」で業者を選定してみることをおすすめします。
一括見積もりサービスを利用する際の注意点
一括見積もりサービスを利用する際には、2つの注意点があります。
一つは、一括見積もりサービスの運営会社が信用できるかどうかであり、もう一つは、火災保険が適用できる業者が入っているかどうかです。
こういったことを見極めてから、一括見積もりサービスを利用するといいでしょう。
注意点1:一括見積もりサービスの運営会社が信用できるかどうか
一括見積もりサービスは多数存在します。
運営会社によって、審査基準や運営方針が異なります。
「たくさんの審査基準を設け、基準を満たした業者だけが登録できる」といった優良サイトがある一方、登録料を払えば審査なしで誰でも登録できるサイトもあるのです。
後者のようなサイトには、悪徳業者が多く紛れ込んでいる可能性があります。
したがって一括見積もりサービスを利用する際には、そのサイトの運営会社が信頼できる会社なのかどうかをまず見極める必要があります。
見極めるポイントは、ホームページなどで以下を確かめるべきです。
- 会社の所在地や電話番号、代表者名、設立年などの会社概要や運営者情報が開示されているかどうか
- 個人情報の取得目的や利用範囲、第三者への開示について記してあるかどうか
- もしもの時の相談窓口があるかどうか
特に、会社概要や運営者情報の開示は重要です。
運営業者の公式サイトの最下部などにリンクが貼られている場合が多いので、必ずチェックするようにしましょう。
注意点2:火災保険が適用できる業者が入っているかどうか
水道修理には、火災保険が適用される場合があります。
例えば「電気給湯器の故障」で業者に検分をさせた場合、「実は配管の劣化による水漏れ」が起こったということが発覚し、火災保険が適応でき実質0円で交換できた、というような事例もあるのです。
したがって一括見積もりサービスを利用する際には「登録業者の中に、火災保険に詳しい業者がいるかどうか」をチェックしてみることが重要です。
一括見積もりサービスは仕組みを知って賢く利用しよう!
今回は水道修理の一括見積もりサービスについて、「仕組み」や「メリット・デメリット」などをお伝えしてきました。
一括見積もりサービスは便利ではあるものの、仕組みとデメリットを知らないとサイトに促されるまま個人情報を垂れ流してしまう恐れがあります。
また一括見積もりサービスを利用する際には、そのサイトの運営会社が信頼できるかどうかを見極めるべきです。
そこでサービスサイトそのものを比較検討しながら、デメリットを最大限なくしてメリットを享受できるよう、賢く利用してください。