キッチンの排水溝はゴミ受けを通過した食べかすや油汚れが蓄積すると下水やドブのような臭いが発生します。

徐々に臭いが強くなってきたという場合は汚れが原因である可能性がありますが、実は排水溝の臭いの原因は汚れの蓄積だけではありません。

では、キッチンの排水溝の臭いにはどのような原因があるのでしょうか。

今回はキッチンの排水溝が臭い7つの原因と対策、解決方法を紹介します。

市販の臭い防止アイテムもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

キッチンの排水溝が臭い7つの原因と解決方法

キッチンの排水溝が臭い原因は以下の7つです。

  1. 原因①:ゴミ受けが汚れている
  2. 原因②:排水トラップが汚れている
  3. 原因③:ワントラップがずれている
  4. 原因④:排水トラップに溜まっている水がなくなっている
  5. 原因⑤:排水管に汚れやゴミ、カビが発生している
  6. 原因⑥:排水ホースと塩ビ管の間に隙間ができている
  7. 原因⑦:排水管が破損している

ゴミ受けや排水トラップ、排水管の汚れが原因の場合は、臭いの原因が複数の箇所にある場合があります。

トイレの排水溝の臭いの原因や対策方法について詳しく見ていきましょう。

原因①、ゴミ受けが汚れている

ゴミ受けは生ゴミや食べかす、油汚れなどが多く付着するため、放置すると雑菌が繁殖してぬめりや臭いの原因となります。

キッチンを毎日使用する場合は、ゴミ受けに溜まった生ゴミや食べかすを1日に1回は取り除き、食器用洗剤などの中性洗剤で汚れを落としましょう。

中性洗剤で落としきれない汚れはキッチン用の漂白剤を使用すると簡単に落とすことができます。

こまめに掃除をするためにはゴミ受け用のネットをはめるなどして手軽にゴミを取り除くための工夫をしましょう。

原因②、排水トラップが汚れている

キッチンの排水溝には「排水トラップ」と呼ばれる排水回路が設置されています。

一般的はキッチンの排水トラップは、ゴミ受けの下に排水管の上からワントラップが覆い被さるようにはまっています。

汚れが溜まりやすいのは、ワントラップの凹凸部分や封水が溜まっている空間の壁です。

汚れを放置したままにしておくと、ゴミ受けを通り抜けた食べかすや生ゴミが腐敗したような臭いが発生します。

排水トラップが汚れている場合は、食器用洗剤やその他の中性洗剤で汚れを落としましょう。

ワントラップは反時計回りに回すと外すことができます。

凹凸部分などの細かい箇所は歯ブラシを使用すると汚れをきれいに落とすことができます。

原因③、ワントラップがずれている

排水トラップに取り付けられているお椀のようなパーツは「ワントラップ」と呼ばれています。

ワントラップがずれていたり、取り付けられていなかったりすると下水の臭いが上がってくる可能性があります。

ワントラップがずれているようならばしっかりとはめ直し、臭いの元を遮断しましょう。

もし、ワントラップが破損してしまっている場合は交換が必要です。

メーカーや型番を確認してからホームセンターやネットショップで購入しましょう。

原因④、排水トラップに溜まっている水がなくなっている

排水トラップには通常、「封水」と呼ばれる水が溜まっています。

封水は下水から臭いや虫が上がってくるのを防ぐ役割を持つ重要な仕組みです。

もし排水溝から下水のような臭いがする場合は封水が原因である可能性があります。

封水がなくなっている場合は排水トラップに水を注ぎ、臭いを解消しましょう。

原因⑤、排水管に汚れやゴミ、カビが発生している

生ゴミが腐敗した臭いがする場合は、排水管が汚れているケースも考えられます。

排水トラップを通り抜けた油汚れや食べかす、ゴミなどは排水管を通り抜ける際に排水管の壁にへばりつき、汚れが蓄積していきます。

キッチンの排水管の中に汚れが蓄積すると臭いの原因になるだけではなく、水の通りが悪くなってしまうため注意が必要です。

もし、排水管の掃除を定期的に行っていない場合は排水管用クリーナーで汚れを落としましょう。

週1回の排水管掃除を習慣づけると臭いやつまりを防ぐことができます。

原因⑥、排水ホースと塩ビ管の間に隙間ができている

シンクの下から下水のような臭いがする場合は、排水ホースと塩ビ管の接続部分に隙間ができている可能性があります。

隙間ができていると、隙間から下水の臭いが漏れ出してシンクの下だけではなくキッチン全体が臭くなるため、排水溝が原因であると思われがちなものの1つです。

シンクの下を開け、排水ホースの根元についている丸型のカバーを外すと、排水ホースと塩ビ管の接続部分が見えます。

この排水ホースと塩ビ管の接続部分に隙間ができてしまうと臭いが漏れ出してしまうのです。

排水ホースと塩ビ管の間に隙間ができている場合は、防臭ゴムを取り付けましょう。

防臭ゴムはホームセンターやネットショップで購入可能です。

塩ビ管によっての口径が異なるため、測ってから購入しましょう。

防臭ゴムは、以下の手順で取り付けることができます。

  1. 塩ビ管から排水ホースを外す
  2. 防臭ゴムを排水ホースに取り付ける
  3. 排水ホースを塩ビ管に接続し、防臭ゴムを被せる

防臭ゴム以外にも配管パテで隙間を埋める方法があるので、好きな方法でしっかりと隙間を埋めると解決することができます。

原因⑦、排水管が破損している

排水管が劣化してヒビや穴が空いてしまうと、破損した部分から下水の臭いが漏れ出してしまいます。

小さな破損の場合は水漏れ防止用の補修テープを使用すると簡単に補修することが可能です。

補修テープでまかないきれない大きなヒビや穴は、排水ホース自体の交換が必要になります。

排水ホースには様々なサイズがあるので、今まで使用していたものと同じ口径のものを購入しましょう。

自分で取り付けることもできますが、多少DIYに関する知識が必要です。

不安な場合は専門業者に依頼することをおすすめします。

キッチンの排水溝の臭い解決に役立つ!市販アイテム4選!

キッチンの排水溝の臭いには市販されているアイテムを使用すると手軽に臭い対策をすることが可能です。

今回はドラッグストアやネットショップで気軽に購入することができるおすすめアイテムをご紹介します。

①キッチン泡ハイター/花王

キッチン泡ハイターはスプレータイプの台所用漂白剤です。

泡で出てくるので吹きかけた場所にとどまって狙った場所を消臭・漂白・除菌する効果があります。

薄めず吹きかけるふだけで使用でき、放置する時間は30秒〜5分と短いため、手軽に使えるアイテムです。

キッチン泡ハイターは使用する目的や場所によって放置時間が異なります。

使用できる主な場所と放置時間は以下の通りです。

排水溝のゴミ受け・プラスチック製のまな板放置時間:30秒
すすぎ:30秒以上
上記以外放置時間:2分
すすぎ:30秒以上
菌・消臭・ウイルス除去
放置時間:5分
すすぎ:30秒以上
漂白・ぬめり除去

キッチン泡ハイターは塩素系の洗剤です。

皮膚に付着すると炎症を起こす可能性があります。

使用する際は必ず換気をし、ゴム手袋やメガネをかけて使用しましょう。

②パイプユニッシュプロ/ジョンソン

パイプユニッシュプロは排水管にへばりついた食べかすやぬめりを落とすことができる排水管用クリーナーです。

パイプユニッシュには「水酸化ナトリウム」と「次亜塩素酸」という2つの成分が配合されており、それぞれ以下のような役割を担っています。

  • 水酸化ナトリウム:髪の毛や垢などのタンパク質を溶かす
  • 次亜塩素酸塩:漂白と殺菌効果を持つ

従来のパイプユニッシュと異なる点は粘度です。

パイプユニッシュプロの粘度を表す数値は「1500mPa・s」なのに対し、パイプユニッシュは「800mPa・s」なので、パイプユニッシュプロは従来のパイプユニッシュに比べて2倍に近い粘度があります。

粘度の高さを利用して排水管の壁にぴったりとへばりつき、汚れを落とすことが可能です。

ただし、パイプユニッシュプロは強い洗剤なのであまり長時間放置すると排水管が劣化してしまう可能性があります。

以下の正しい使い方を守って使用しましょう。

  1. 排水溝にパイプユニッシュプロを流し、15分〜30分放置する
  2. 水でしっかりと洗い流す

また、週に何度も使用する場合も劣化する可能性があります。

キッチンの排水溝に適した頻度は1〜2週間に1回です。

③清潔リセット 排水口まるごとクリーナーキッチン用/ライオン

清潔リセット排水口まるごとクリーナーキッチン用は排水溝全体を泡の力で一度に掃除できるアイテムです。

塩素系洗剤なので汚れを分解して落とすだけではなく、高い除菌効果や消臭効果が期待できます。

清潔リセット 排水口まるごとクリーナーキッチン用の正しい使用方法は以下の通りです。

  1. ゴミ受け全体を水で濡らす
  2. 1袋分をゴミ受けの底にまんべんなくかける
  3. 粉全体に200mlの水をまんべんなくかける
  4. 30分以上放置する
  5. 水で充分に洗い流す

30分以上放置することが必要ですが、あまり長時間つけておくと劣化する可能性があるため、24時間以内にとどめてください。

また、使用する時は必ず換気をしましょう。

④かんたん洗浄丸/小林製薬

簡単洗浄丸は排水溝の封水部分に入れるだけで汚れを落とすことができるアイテムです。

塩素系の洗剤なので、消臭効果やぬめりを落とす効果が期待できます。

かんたん洗浄丸の魅力はタブレット状になっている点です。

計量がいらず、手軽に使用できるため手軽に使用することができます。

ただし、塩素系の洗剤なので正しい使用方法を守って使用しましょう。

かんたん洗浄丸の正しい使用方法は以下の通りです。

  1. 排水溝の水たまり(封水)部分に1状落とす
  2. 30分程度放置する
  3. 充分に洗い流す

使用する際は必ず換気をしながら放置します。

また酸性の洗剤と一緒に使用すると有害なガスが発生するため、絶対に同じタイミングで使用しないようにしましょう。

排水溝を清潔に保つための具体的な対策方法

キッチンの排水溝を清潔に保つためには日常的なケアが大切です。

すぐに実践できる具体的な対策方法は以下の4つです。

排水溝に油を流さない

フライパンや鍋に残った油をそのまま排水溝に流すと、排水トラップやゴミ受けに付着して汚れや臭いの原因となります。

残った油はキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗いましょう。

排水溝にお湯(50〜60℃)をかけて菌の繁殖を抑える

キッチンに繁殖している雑菌は50℃以上の熱を加えると繁殖を抑えることができます。

雑菌のことだけを考えると熱湯のほうが好ましいですが、60℃以上のお湯を排水溝に流すと排水管や排水トラップの部品が溶けてしまう可能性があるため注意しましょう。

緑茶の茶殻でシンクを磨く

緑茶の茶殻でシンクを磨くと、茶殻が持つ抗菌・消臭作用によって臭いを防ぐことができます。

乾燥したものではなく、湿った茶殻をお茶パックなどに入れてシンクを磨きましょう。

茶殻でシンクを磨いた後はゴミ箱に捨てるだけなので衛生面でも優れています。

ぬめりなどにも効果があるのでお茶を飲んだ後は捨てずにシンクの掃除に使用しましょう。

アルミボールを受け皿に入れておく

アルミホイルを丸めるだけで作ることができるアルミボールは、水に触れると金属イオンが発生します。

発生した金属イオンには抗菌効果があるため、雑菌の繁殖を防ぎ、臭いやぬめりを予防する効果が期待できるのです。

アルミボールを作るときは固く丸めすぎないようにしましょう。

ふわっとしたボールを作ることで表面積が大きくなるため抗菌効果を高めることができます。

排水管が原因だと感じたら専門業者に相談しよう!

キッチンの排水溝は、ゴミ受けや排水トラップの部分であれば自分で掃除をしたり、部品を交換するだけで解決することが可能です。

しかし、排水トラップの奥やシンクの下にある排水管に臭いの原因がある場合は、自分で解決することも可能ですが、大変な作業になります。

ある程度の専門的な知識が必要になるため、不安な場合は専門業者に相談するのがおすすめです。

原因に適切に対処して嫌な臭いを防ぎましょう。