タンクレストイレの水が止まらない5つの原因と対処法
最終更新日 2023年8月31日
タンクがなく、スタイリッシュに見える「タンクレストイレ」が最近では一般家庭にも普及しています。
デザイン性に優れており、掃除もしやすいという点で人気が高く、導入している店舗や家庭も多いです。
しかし新しく普及してきたトイレであるが故に、トラブルが発生した際の対処法がわからないケースが増えています。
なかでも多いのが「タンクレストイレの水が止まらない」という事態です。
そこで本記事では、タンクレストイレの水漏れが起こってしまう原因とその対処法について解説していきます。
町の水道修理センターは、創業17年、修理実績20万件以上の水のトラブル解決の専門家です。これまで、 関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木)、中部・東海(愛知、三重、岐阜)、関西(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀)のエリアで、トイレやキッチン、流し台、お風呂、洗面台、排水溝、排水管、給湯器、蛇口など、あらゆる水回りのトラブル解決を行ってきました。365日24時時間、即日対応で、最短30分で駆けつけます!
タンクレストイレとは?
まず「タンクレストイレ」について詳しく解説します。
タンクレストイレとは、通常のトイレに付属する「水をためるためのタンク」が付いていないトイレです。
タンクが付いていないため、「水道から直接水を供給し、水道管の水圧で水を流す」という構造です。
水道管から便器に繋がっている給水管の中には「給水弁」があり、タンクレストイレとはその弁の開き具合を調整することで流水を制御しています。
水道から直接水を流すため、「タンクに水をため、そこから水を流す」という方法ではありません。
タンクレストイレで排泄物を綺麗に流すためには、水の量を調整するのが大切です。
タンクレストイレの水が止まらない原因5つ!
タンクレストイレの水が止まらなくなってしまった時の原因は、以下の通り5つあります。
適切にトラブルを解消するために、この解説で原因を理解してください。
原因1:電気系統に異常がある場合
タンクレストイレを長く使っていると、リモコンなどの電気系統に異常が起こり、水が止まらなくなることがあります。
「リモコンが反応しない」という場合には、電気切れの可能性があるため電池を変えてみて動作を試してみてください。
電池交換を行っても動作しない場合には、リモコン本体に問題がある可能性があります。
メーカーに問い合わせて点検を依頼してください。
リモコンの動作不良が起きる場合には、リモコンのセンサーに問題があると考えられます。
センサーの故障は自力で直せないため、メーカーや修理業者に相談して修理してもらいましょう。
また、一時的な「操作不良」の場合には一度電源を切って電池を抜き、しばらく時間をおいてから再度電源を入れてみれば通常通りに動作することもあります。
一度試してみてください。
電気系統の不具合は、個人が修理することは困難です。
メーカーや専門業者に依頼することになると思ってください。
原因2:部品が故障している場合
タンクレストイレの中の部品が故障している場合も、水漏れが起こってしまいます。
タンクレストイレを長い間使っていると、その中の部品が故障しやすいもためす。
ウォシュレットや配管パイプ、パッキンなどが劣化して故障している場合、水が止まらなくなる原因になります。
どの箇所が故障しているのかが特定できれば、部品交換でトラブル解消が期待できます。
細かい部品だと自力では難しく、パッキンの場合なら自分でも交換できます。
しかし、タンクレストイレは取扱いが難しいため、基本的には業者に依頼することを考えましょう。
原因3:配管トラブルが発生している場合
タンクレストイレの「配管」でトラブルが発生している場合も、水漏れの原因となります。
取り替えたばかりで水漏れが起こる場合には、設置がうまくできていないのかもしれません。
配管トラブルに関しては「見えない箇所」で起こっている可能性があるため、必ずメーカーや業者に相談しましょう。
原因4:トイレ自体が経年劣化している場合
一般的に、トイレは10年ほどが耐用年数だと言われています。
トイレ利用が10年を超えてしまうと色々な箇所に劣化が生じ、いつトラブルが起きてもおかしくはないことになります。
使用年数が10年を超えている場合には早めの修理、または本体交換を検討してください。
また、本体を購入してから15~20年経っている場合には「部品の製造」が中止となってしまっている可能性があります。
部品の製造がおこなわれていないときには、本体交換が必要です。
原因5:フラッシュバルブが破損している場合
タンクレストイレの水が止まらない原因として多いのが「フラッシュバルブの破損」です。
フラッシュバルブとは、水量を調節しているバルブのことです。
公共施設などに設置されているトイレでは、背面のカバーに付いている銀色のレバー付きの器具のことを指します。
フラッシュバルブのついているトイレでは、タンクに水がたまるまで待つ必要がないため何度も連続で水を流すことが可能です。
水を断続的に流すことができるため、ピストン部分にある「ストレーナー」と「小孔」という部分が壊れやすくなっています。
このストレーナーと小孔は、水を供給する道になる場所なため細かい部品で形成されており、ゴミが詰まりやすくなっています。
また、この部分に使われているゴムパッキンが痛んでいても水漏れの原因となります。
タンクレストイレの水を止めるための対処法
タンクレストイレで水が漏れていることに気づいたときには、早めに対処してください。
水が止まらないまま放置してしまうと、浸水などの二次被害を呼んでしまう可能性があります。
タンクレストイレの水を止めるための対処法は、以下のようにタイプによって異なります。
そこで「フラッシュバルブタイプのタンクレストイレ」「オール電化タイプのタンクレストイレ」2タイプごとに詳しく対処法を解説します。
対処法1:フラッシュバルブタイプのタンクレストイレの場合
フラッシュバルブタイプのタンクレストイレは、公共施設や駅、オフィスなどの施設に設置されていることが多いです。
タンクに貯水する必要なく水が連続で流せるため、非常に便利です。
ただし、ストレーナーや小孔へのゴミづまりや、パッキンの劣化による水漏れが起こる可能性があります。
ストレーナーや小孔のゴミの詰まりは、掃除することで対処可能です。
劣化したパッキンは捨て、新しいものを購入して取り替えてください。
しかし、ストレーナーや小孔とは、設置されている箇所が細かい部分です。
自分での修理は難しい場所になるため必ず業者へ依頼をしましょう。
単独のフラッシュバルブタイプの場合であれば、自力でも応急処置ができます。
フラッシュバルブにおける部品交換の手順は、以下の通りになります。
STEP1:止水栓を止める
まずは止水栓を止めましょう。
止水栓は、トイレの壁などについています。
止水栓は、マイナスドライバーなどで閉めるタイプと、蛇口のようにひねるタイプがあります。
STEP2:ナットを緩める
便器の後ろの方にあるナットをモンキーレンチで緩め、外していきます。
STEP3:掃除を行う
管の部品やパッキン等の掃除・交換を行っていきます。
この時、どこにどの部品が付いていたか「写真などに残すなどして」しっかり把握しながら行いましょう。
STEP4:元に戻す
各部品を外した際と同じ手順で、各部を元に戻していきます。
戻し終えたら、トイレを流してみて動作するかを確認しましょう。
この手順で応急処置を行ってもトラブルが改善されない場合、業者に相談してください。
オール電化のタンクレストイレの場合
オール電化のタンクレストイレの場合、素人が施せるトラブル対処は基本的にはありません。
一方、止水栓を止めて水漏れを止めることはできます。
水漏れ以外については速やかに業者へ修理を依頼し、対処させてください。
自分で対処すべきでない理由は、別の箇所を故障させてしまう可能性があるためです。
そういった事態を避けるために、プロに任せるのです。
タンクレストイレの修理を業者に頼んだ時の相場
タンクレストイレの水漏れトラブルが起こったときに、タンクありのトイレと同じように「自分で修理ができるかも」と思ってしまうのは危険です。
「通常のトイレよりも部品が少なくて簡単」ということはありません。
タンクレストイレの内部構造は、非常に複雑です。
そのため、自分で修理するのは困難です。
タンクレストイレの水漏れは、必ず業者に依頼して修理させるようにしましょう。
そこで以下からは、プロの業者に修理を頼んだときに、どのくらいの費用が掛かるかという相場について解説します。
【1】部品の交換だけで良い場合
タンクレストイレの水漏れの原因にもなる部品破損の相場について解説します。
部品だけの交換は、費用が抑えられがちです。
しかし交換で最も多い箇所が「配管パイプ」「パッキン」といわれており、両者の費用は15000円~20000円程度とされています。
依頼した業者がメーカーと提携している場合、もう少し値段を抑えられることもあります。
また、使用年数が15~20年を過ぎているトイレの場合、部品の製造が中止されている可能性があります。
部品がないと交換はできません。
そのときには、以下のようにトイレを丸ごと交換することになります。
【2】トイレそのものを交換する場合
タンクレストイレの使用年数が10年を超えている場合、部品交換だけではトラブルが解決できない可能性があります。
そうなると、便器そのものの交換が必要になります。
便器本体の交換費用は、約20~30万円程度です。
高性能モデルを選ぶ場合は、もっと値段が高くなることもあります。
タンクレストイレの便器は、使っていくうちに経年劣化で故障しやすくなります。
まだ使えると思っていても、意外と劣化しているものなのです。
何度も修理を重ねて部品交換を行うよりも、一括で便器ごと替えてしまう方が得なこともあります。
タンクレストイレの修理は難しい!業者に依頼するのがおすすめ。
デザイン性に優れ、普段の使用にも便利なタンクレストイレは故障もしやすいという性質もあります。
そんなタンクレストイレの水が止まらなくなってしまう原因は、5つです。
対処方法は、タイプによって異なります。
いずれも、自力でできる解決方法はほぼありません。
そのため、タンクレストイレの修理は必ずプロである業者に依頼してください。
町の水道修理センターの水洗トイレのつまり・水漏れ修理の料金価格表
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※料金はすべて税込価格です。
修理の種類 | WEB限定料金 | 通常料金 |
トイレの詰まり | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
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トイレの水が溢れる、止まらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
チョロチョロ水が漏れている | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
タンクに水がたまらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
異臭、悪臭がする | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) | 11,880円(税込み)~ | 19,440円(税込み)~ |