最終更新日 2023年2月28日

大手国内トイレメーカーである「TOTO」の一体化トイレ・GG1-800。

トイレのリフォームで人気の高い製品ですが、一体どのような特徴やメリットデメリットがあるのでしょうか。

価格や口コミ・評価と合わせてご紹介していきます。

GG1-800とは?その特徴をご紹介

トイレとして多機能を備えているGG1-800。

その主な5つの特徴は以下の通りです。

特徴1:クリーンデザイン採用の一体型トイレ

TOTOのGG-800は、便座・ウォシュレット・タンクが一体となった一体型トイレです。

便器とウォシュレット、ノズルなどの凹凸を無くすように設計された「クリーンデザイン」型のトイレとなっています。

そのため、見た目もスタイリッシュで、トイレ空間をおしゃれにまとめることができます。

特徴2:清潔なノズル

ノズルは汚れが付着しやすい箇所になります。

ノズルの外側と内側を「きれい除菌水」で自動洗浄する機能が搭載されているのも特徴の一つです。

きれい除菌水とは、水道水の塩化物イオンを電気分解して作られた次亜塩素酸を含む水のことです。

この水には除菌作用がある為、定期的に自動でノズル洗浄することで常に清潔な状態を保つことができます。

ノズル自体も汚れが付きにくい「クリーン樹脂」で設計されているため、掃除もしやすく清潔です。

特徴3:水量は少ないけれどしっかり洗浄

GG1-800は、TOTO独自の技術である「トルネード洗浄」を採用しています。

これは、洗浄水が渦を巻くようにして便器内に流れていくため、水量が少なくてもしっかり汚れを洗い流すことができる機能です。

便器後方までしっかり水が流れていくため、汚れやすい部分の汚れも落とすことができます。

便器正面からは吐水口が見えないようにもなっているため、すっきりとした見た目にもなります。

節水効果もありつつ、きちんと汚れを落としてくれる機能はなかなかありません。

特徴4:深めの手洗いボウル

GG1-800のトイレタンク上部には従来の手洗い器よりも深くて広い手洗いボウルがついています。

大人から子供まで、手を洗いやすい広さ・深さに設計されているため、手洗いボウルで手を洗っても水はねしにくくなっています。

本来であればトイレ上の手洗いボウルでは満足に手を洗えませんでしたが、GG1-800の手洗いボウルであればその心配もありません。

特徴5:便器掃除が楽

GG1-800は、汚れが付着しやすく掃除がしにくかった便器の裏のフチをカットした「フチなし形状」を採用しています。

フチ裏がないことで汚れが付着しにくく、サッとひと拭きでトイレの掃除をする事が出来るようになりました。

また、TOTO独自の技術である「セフィオンテクト加工」をされている便器は水垢やカビと言った汚れを防いでくれます。

限りなく凹凸をなくしたセフィオンテクト加工のおかげで、汚れがつきにくくなっているというわけです。

GG1-800のメリット

GG1-800の利用メリットは主に次の4つです。

メリット1:掃除がしやすい

便座と便器・タンクが一体型になっているGG1-800は、便座と便器の間に凹凸や隙間がなく、非常に掃除がしやすいデザインとなっています。

凹凸や隙間の多い組み合わせトイレは掃除する際にやり残した部分が出てきてしまいますが、GG1-800であればそういったやり残しは少なくなるでしょう。

また、搭載されている「きれい除菌水」でノズルを自動洗浄してくれるほか、便器を使用前にぬらして汚れが付着しにくくする「プレミスト」機能や便器の表面に汚れがつきにくくするため凹凸を出来る限り減らした「セフィオンテクト」なども備わっています。

メリット2:見た目がおしゃれ

組み合わせトイレは、タンクが場所を取ってしまったり、トイレの存在感が大きくなってしまいがちです。

しかし、GG1-800はタンクレストイレにみえるほどタンクが小さい一体型トイレのため、スタイリッシュに見えます。

タンクレストイレにしてしまうと、水圧が足りなければ上手くトイレが流れないなどのトラブルがある為、最低限の大きさのタンクがあるほうが良いでしょう。

「タンクレストイレは嫌だけれど、見た目としてタンクは小さくしたい!」という方には特におすすめです。

メリット3:節水効果あり!

便器の洗浄は、一回あたり13リットルもの水を必要としていました。

しかし、GG1-800に搭載されているトルネード洗浄のおかげで、約4.8リットルまでに抑えることができるようになっています。

毎日使っているだけで充分に節水効果があるということです。

メリット4:停電中でも使用可能

タンクレストイレの場合、災害などが起こってしまった際の停電で水を流すことができません。

しかし、GG1-800であれば単3形乾電池4本で水を流すことができます。

電池を入れ、便座の後ろにあるレバーを引っ張ることで停電時にも水が流れる仕様になります。

災害リスクにも備えられるメリットです。

GG1-800のデメリット

メリットを見てきましたが、良い面だけではなくデメリットも知っておいたほうが良いでしょう。

デメリットは、主に以下の3つです。

デメリット1:カスタマイズができない

GG1-800は、一体型の為、自分の好きな便座やタンクをチョイスしてカスタマイズすることができません。

「GG3-800」「GG2-800」「GG1-800」といった3グレードはあるものの、予算や欲しい機能に合わせたカスタマイズができないことを知っておきましょう。

デメリット2:修理・交換費用が高い

従来の組み合わせトイレであれば便座が故障したとしても部分だけを交換・修理することが可能ですが、一体型トイレの場合は便座や便器、タンクまで一緒に替える必要が出てきてしまいます。

そのため、通常の修理よりも修理費用・交換費用がかさむ可能性が高いことを覚えておきましょう。

※但し、保証期間などの場合は安価で済む可能性があります。保証期間の確認も必須です。

デメリット3:組み合わせトイレより値段が高い

組み合わせトイレよりもデザイン性に優れているGG1-800は、値段が高い傾向にあります。

メーカー希望小売価格は230,000円とされています。

組み合わせトイレは6~10万程度なので、少し高いと感じるかもしれません。

GG1-800の口コミや評判

GG1-800を実際に利用した方の口コミを見ていきましょう。

トイレのインテリアをホテル風にしたいと思って色々と試行錯誤してようやく形になってきた。家族旅行の時に使ったトイレが忘れられずいつかわが家にもと長年思い続けてきたがようやくそれが形になった。

40代:女性

自動的に洗浄してくれるのですが、ショールームで見たとき、稼働する音が気になりました。

あとは、便器は汚れがたまるフチ裏をなくした形状なので、さっとひと拭きで掃除ができます。

ただ、便器の幅が広いので、そこに尿が飛び散ります。陶器の表面がツルツルしているので、飛び散った尿がそのまま残ると思いました。キレイ好きなら、ティッシュでさっと拭き取るでしょうが、男性陣や子供達がそこまでしないので、汚れが留まるコーティングにいささか難色を示してしまいました。

30代:男性

ネオレストにしてもよかったのですが、やっぱりちょっとお値段がするのでこのトイレにしました。見た目ちょっと変わっている形をしていますが、なかなかない形?だと思うので個性があって私は好きです。

30代:女性

トイレの頻度を下げてもきれいに保てるのが嬉しいです。水道代もかなり安くなったので、助かっています。本体は少し高かったですが。

20代:男性

掃除の頻度や見た目のデザイン性に関する口コミが多いようです。

性能を加味したうえで購入している人が多い為、デメリットになっている値段にも納得している人の方が多いです。

スタイリッシュかつエコなトイレにしたい方におすすめ

GG1-800にリフォームするとしたら、約23万円程度の費用がかかります。

GG1-800は、便器を清潔に保つ機能が搭載されているので掃除の手間を省くことができ、節水機能も期待できることがわかりました。

また、見た目のスタイリッシュさを気に入って購入する人も多いようです。

自宅のトイレ空間をおしゃれにしたい、それと同時に節水などでエコも意識したいという方にはおすすめしたい製品です。

店頭販売なども行われているため、家電量販店などに足を運んで実際見てみるのも良いでしょう。