最終更新日 2022年10月28日

トイレを使っていて、トイレットペーパーを流したら詰まってしまった、なんて経験がある方は多いと思います。

トイレの詰まりは詰まりの原因や状況によって対処方法が変わってくるため、その状態をきちんと把握し、どの対処方法がふさわしいのかを判断しなければなりません。

今回は、トイレットペーパーが詰まってしまった時には放置していいのか、放置しない場合にはどのように対処したらよいのかについて解説していきます。

トイレットペーパーが詰まったときの2つの対処法

トイレットペーパーが詰まってしまった時の対処法としては、主に「放置する」「道具を使って対処する」の2種類に分けられます。

トイレットペーパーの詰まりは放置していれば直ることもありますが、解決しない場合には道具を使って対処しなければなりません。

まずは、「放置する」を試してみて、それでも直らないようであれば、道具を使って対処する、それでも直らないようであれば、業者に依頼をしましょう。

もちろん、対処している間はトイレが使えないので、早急に直してもらいたい場合には、業者への依頼が一番です。

対処法1:放置する

トイレットペーパーを詰まらせてしまって水が流れない場合には一度放置してみましょう。

自然と直る可能性ももちろんありますが、30分~1時間待っても水が流れない場合には別の方法をとりましょう。

長く待てば待つほど良いというわけではないため、30分~1時間待っても流れない時はいくら待っても流れることはありません。

放置している間、何もしないのは時間がもったいない為、時間短縮のために、次の2つを試してみてください。

・液体洗剤をトイレに流す:ただの水道水よりも液体洗剤を流し込んだ水の方がトイレットペーパーなどを溶かしやすくなります。溶解効果を高めて時間短縮が出来る可能性もあるので試してみて下さい。

・30~40度のお湯などを流し込む:お湯によってトイレットペーパーが早く溶けることもあります。この時には、沸騰したてのお湯などは用いず、必ず冷ましたお湯を使用するようにしましょう。熱湯を使用すると、便器が割れてしまう恐れがあります。

また、放置で直るトイレのつまりには「少量のトイレットペーパーが原因で詰まっていること」や「水に溶けるものが詰まっている可能性があること」という2つの条件があります。

この条件以外で詰まっていることが明らかな場合には、道具を使った対処や業者を呼ぶなどの対処法に切り替えるべきです。

条件1:少量のトイレットペーパーであること

詰まっているものが少量であることが第一の条件になります。

放置して徐々に水に溶かして流していくという形になる為、大量の物体が詰まっていると時間もかかり、溶け切らない場合があります。大量のトイレットペーパーを流したときはトイレットペーパーが塊になってしまい、溶けにくくなることもあります。

流したものが少量であることを確認してみて下さい。

条件2:水に溶けるものであること

トイレに流したものが水に溶けるものであれば放置することで徐々に溶けていき、詰まりを解消することが出来ます。

水に溶けないものの場合にはその物体自体を取り除かなければならないため、放置しても水が流れるようにはなりません。水に溶けるものというのは、「トイレットペーパー」「水に溶けるティッシュ」「汚物」などが該当します。

それ以外の固形物が詰まっている場合には急速に対処しましょう。

対処法2:道具を使って対処する

トイレの詰まりが放置や自然に治るケースはあまり多くありません。

そのため、道具を使って詰まりの原因を解消してしまうのが最も手っ取り早い解決方法になります。

「ビニール袋」「サランラップ」「ラバーカップ」といった、家にある簡単な道具で詰まりの解消が出来るので是非試してみて下さいね。

ビニール袋を使ったトイレの詰まり対処法

ビニール袋を使って詰まりを解消できることもあります。

お手軽で使用後にすぐ捨てられるのが嬉しいポイントです。

まずは、以下の準備をしましょう。

  • 自分の日時くらいまで覆うことが出来るビニール袋:ビニールは出来るだけ丈夫なものを選びましょう。自分の肘くらいまで収まるサイズを選ばないと意味がありません。
  • ゴム手袋:便器の中に手を入れるので衛生的にもゴム手袋はつけましょう。

トイレの詰まり対処の手順は次の通りです。

ゴム手袋を腕にはめる

手が汚れないようにゴム手袋を腕にはめましょう。

その上からビニール袋をはめる

用意したビニール袋をその上からはめ、水が入ってこないように輪ゴムなどで口を絞っておきましょう。

便器の中にこぶしを入れて押したり引いたりする

ビニール袋をはめた手をこぶしの形にして、排水口に入れて押したり引いたりしましょう。何度か行っていくうちに詰まりが解消されていきます。ゴポ、と音がして詰まりが取り除けたと思ったら水を流してみましょう。

ビニール袋を使ったトイレの詰まり対処法は、ラバーカップを使用しているときと同じ原理で詰まりを解消する方法です。

排水口とビニール袋・手の間の隙間が少ない方がより強い力で詰まりを解消できます。

排水口との間に隙間ができてしまう場合は、拳にタオルなどを巻きつけて隙間を埋めるようにしてみましょう。

ビニール袋で覆った拳を何度か出し入れすると次第につまりが解消され、排水されるようになります。

また、最悪の場合はビニール袋で直接詰まりの原因を取り除くこともできます。

ラップを使ったトイレの詰まり対処法

次はサランラップを使用した方法をご紹介していきます。こちらは手が汚れにくい方法なので、手が汚れたくないという方におすすめです。

まずは次のものを準備しましょう。

  • サランラップ:便器が覆えるサイズのもの。小さいとあまり意味がありません。大きいサイズのものを用意しましょう。

手順は次の通りです。

トイレの蓋・便座を上げる

サランラップを巻きつけていくので蓋と便座を上げましょう。もし便器のふちが汚れているようでしたら掃除して綺麗にしておきます。

便器に隙間が出来ないように何重も巻きつけていく

ラップを惜しみなく巻きつけていきましょう。この時、便器に隙間が出来ないようにすることと、たるまないようにぴったりとまきつけていくのを意識しましょう。ラップの枚数が少ないと破れてしまったり、充分に効果を発揮できない可能性があります。10枚以上は巻きつけましょう。

ラップの中心を押す

ラップを押す・離すを繰り返すことにより空気圧を変化させて詰まりを解消していきましょう。ラップが破れないギリギリのところまで押し込み、手を離す、というのを繰り返します。ラップの強度が心配な場合には追加でラップを巻きつけていきましょう。

ラップを使用して空気圧を変化させて詰まりを解消する方法をご紹介しました。ラップの消費は多いものの、手を汚すこともなく、簡単に詰まりを解消することが出来ます。

ラバーカップを使ったトイレの詰まり対処法

トイレ掃除の強い味方であるラバーカップを使用した掃除方法もおすすめです。万が一に備えて、自宅に一つは用意しておくのが良いでしょう。

まずは、次のものを準備しましょう。

  • ラバーカップ:ラバーカップには、和式用と洋式用があります。洋式用は先端のゴムが出っ張っており、和式用は先端がへこんだ形状になっています。購入する時は形状に気を付けましょう。
  • ゴム手袋:水はねなどが起こる可能性もあるのでゴム手袋を付けて掃除するのがおすすめです。

手順は次の通りです。

水を入れる

ラバーカップのゴム部分が浸るくらいまで、便器内に水を入れます。ラバーカップは水がないと効果を発揮しないため、水が無い場合にはバケツなどで足して下さい。

排水口にカップを密着させる

詰まりが起こっている排水口に対してなるべく隙間ができないよう、垂直に密着させるのがコツです。きっちりとつけることで空気圧が起きやすくなります。

カップを押し引きする

カップを排水口に強く押し付けてから、一気に引き上げます。このとき、押すよりも引くときを意識しましょう。ラバーカップは引くときの力で詰まりを解消する道具になります。強く押し付けて、ゆっくりと一気に引き上げることを意識してみて下さい。

水が流れるか確認

詰まりの原因が解消された場合、水が流れていくようになります。

ラバーカップを使うことで安全に詰まりが解消できます。何度か押し引きを行い、ゴポッと音がしたら詰まりが解消した合図になります。

トイレが詰まった場合にやってはいけない3つのNG行為

トイレが詰まると慌ててしまって何をしたらいいのかわからなくなってしまいます。放置したり正しい対処法をする前にやってはいけないことは次の3つです。

一つひとつ具体的に見ていきましょう。

レバーを回す

トイレがつまったときはレバーを回して水を流さないようにしましょう。

トイレのレバーを回して水を流してしまうと、水が流れ切らずに逆流してきてしまう恐れがあります。汚水が逆流して便器から流れ出してしまうと、別の被害が生まれることもあります。

水で流そうとする

バケツなどを利用して便器に大量の水を入れて流そうとするのもやめましょう。

水の勢いだけでは詰まりは解消できません。

大量の水を勢いよく流せば詰まりが解消しそうな気もしますが、逆流のリスクの方が高いので行わないようにしてください。

便器を外す

便器を外して詰まりを解消しようとするのはやめましょう。

便器の着脱は大変な作業です。慣れない作業で便器を壊してしまう可能性もあり、取り外しの際に汚物や下水でトイレや部屋の中を汚してしまう可能性もあります。

衛生的にも問題があり、別の被害が出ることもありますので行わないようにしましょう。

何度もトイレの詰まりが起こってしまう場合は原因を探そう!

トイレの詰まりが何度も起こってしまう場合には節水やトイレットペーパーの量、配管などに問題がある可能性があります。

何度も詰まりを繰り返す場合にはこれらを確認してみて下さい。

何度もトイレが詰まる原因1:節水でトイレの水が少ない

トイレのタンクにペットボトルなどを入れて水かさを増し、節水をするという方法がありますが、節水で水が少ない状態で流すとトイレットペーパーを溶かしきれずに詰まってしまいます。

節水は環境にも金銭的にも優しいものになりますが、トイレが詰まってしまって逆にお金がかかってしまう事もあります。節水のし過ぎには注意しましょう。

また、トイレには「大」「小」の流すレバーがついています。大便をしたのにもかかわらず「小」で流してしまうと水の量が足りなくて詰まりの原因になってしまいます。

流す水の量は正しく使い分けましょう。

何度もトイレが詰まる原因2:トイレットペーパーの量が多い

詰まってしまう原因に、トイレットペーパーの使用量が多いことも考えられます。

トイレットペーパーを何重にもして流してしまうと上手く溶けずに流し切らない可能性があります。

その時には、数回にわたってトイレを流したり、ウォシュレットを使用してトイレットペーパーの使用量を減らすのもおすすめです。

何度もトイレが詰まる原因3:配管に問題がある

節水もしておらず、トイレットペーパーを流す量も多くないのにも関わらず詰まりが繰り返す場合には配管の問題が考えられます。

排水管に汚れがたまっていたり、小さな異物などが詰まってしまったりして水の流れを妨げている可能性があります。しかし、排水管の詰まりは自分で確認することが出来ません。

余りにも頻繁に詰まりが発生する場合には業者に連絡して確認するのが良いでしょう。

配管の詰まりをそのまま放置してしまうと、どんどん汚れが蓄積して完全に詰まってしまったり、配管が破裂したりする場合がありますので早めに対処することをお勧めします。

詰まりが解決しない場合には業者に連絡しよう

自分でできる詰まりの解決方法をいくつか紹介してきました。

トイレが詰まってしまったらまずは軽い詰まりの場合には30~1時間ほど放置してみて、それでも解決しない場合にはビニール袋やラップ、ラバーカップを使用した対処方法を試してみましょう。

詰まりが発生してしまった時にはむやみに水を流したり便器を取り外したりしようとせず、正しい対処方法を取るようにしましょう。原因ごとに対処方法も変わるので冷静に対応するのが大切です。

また、何度も繰り返してトイレの詰まりが発生する場合には使用方法か配管に原因があります。

使用方法を見直してみて、それでも解消されない場合には業者に依頼して配管を調べてもらうようにしましょう。業者に依頼する場合には、複数の業者に相見積もりをとり、値段やスピードなどの条件が良いところを選びましょう。

詰まりの原因がわからない場合にも、的確な処置をしてくれたり、点検などを行ってもらえるので業者に相談するのがおすすめです。

町の水道修理センターの水洗トイレのつまり・水漏れ修理の料金価格表

WEBを見てお問い合わせ頂いたお客様は
キャンペーン価格でご対応いたします!
※料金はすべて税込価格です。
修理の種類 WEB限定料金 通常料金
トイレの詰まり 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
トイレの水が溢れる、止まらない 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
チョロチョロ水が漏れている 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
タンクに水がたまらない 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
異臭、悪臭がする 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) 11,880円(税込み)~ 19,440円(税込み)~

その他水洗トイレのトラブルは当社が即日対応、迅速に解決します!