最終更新日 2022年10月27日

トイレで水を流すために必要不可欠なタンク。現在では、タンクが無いタンクレストイレも普及してきていますが、まだまだ、タンク有りのトイレが主流だと思います。

タンク有りのトイレにおいても、ひと昔前まではトイレの奥の角に張り付くようにタンクが設置されている隅付タンクが一般的でしたが、現在はトイレの真後ろにタンクがついたタイプが主流となっています。

古いタイプなため徐々に数が減少してきている隅付タンクのトイレですが、デメリットばかりではなく、メリットな部分もたくさんあります。

本記事では、そんな古き良き隅付タンクのメリットやデメリット、現在販売されているおすすめの製品などについて詳しく解説いたします。

隅付タンクの便器とは?

今現在、タンクはトイレの真後ろに設置されることが多いですが、ひと昔前まではトイレの奥のどちらかの角に張り付くように三角形のタンクが設置されており、銀色の洗浄管が便器に繋がっているタイプが一般的でした。

基本的にトイレの奥の隅にタンクがあるだけで、真後ろにタンクがあるタイプのトイレと仕組みは何ら変わらないのですが、見た目的にも「古い」というイメージを持たれている方が多い傾向があります。

隅付タンクの便器のメリット

隅付タンク式便器は、古いイメージがあるのでデメリットばかりを感じて、すぐにでもリフォームしたいという方も少なくはありません。

しかし、隅付タンク式便器はタンク有りトイレならではのメリットも存在します。主なメリットは次の4つです。 

メリット1:設置費用、本体代金などを含めた初期費用が安い

隅付タンク式便器は、タンクレストイレなどよりも安く設置をすることができます。

タンクレストイレに比べて、未だにタンク有りのトイレが人気なのは、これが一番の理由です。

確かに水道料金などランニングコストはタンクレストイレの方が安いですが、手洗い場の設置や停電でも水が流れるオプションなど、トイレ以外ももろもろ工事費用がかさみ、初期費用が高くなってしまいがちです。

一方でタンク有りのトイレは、設置条件などもタンクレストイレに比べて、あまり多くありません。取り付けも簡単なため、本体代金、設置費用を含めた初期費用が安いというのがタンク有りトイレの最大のメリットと言えます。

また、タンク有りトイレの中でも隅付タンクのトイレはさらに安くなっているので、費用面としてはかなりメリットがあると言えます。

メリット2:構造がシンプルなため故障しづらい、直しやすい

タンクレストイレは排水の流れが弱いため、「詰まりやすい」というデメリットがありますが、タンク有りのトイレは、排水の流れが強いので詰まりにくく、構造自体もシンプルなので故障することがタンクレストイレほど多くありません。

また、もし故障したとしても構造がシンプルなので、修理もしやすく、部品もタンクレストイレに比べると容易しやすいので、その分修理費用も抑えることができます。

このように、故障しにくく、排水面での安心感もありますし、もし故障したとしても直しやすいというのがタンク有りトイレのメリットと言えます。

隅付タンクの場合、真後ろにタンクがある場合と比べて、死角となる箇所が少なく、構造がシンプルで、より直しやすい構造となっています。

メリット3:停電などでも特に使用に不便がない

タンク有りのトイレは、停電時にも問題なく水を流せるというメリットがあります。

タンクレストイレには貯水するところがなく、基本的には電気制御で水を流します。そのため、停電時には一切使用することができなくなります。

しかし、タンク有りのトイレの場合、電気を特に使わなずに流す仕組みになっているので、もしも停電や断水などが起こったとしても問題なく使用できます。

隅付けタンクの場合もタンク有りトイレなので、同様に停電の際も問題なく水を流すことが可能です。

メリット4:水圧の低い場所でも使用可能

 マンションなどの場合、高層になるので下の階に住んでいる人よりも上層階に住んでいる人の方が水圧はどうしても低くなってしまいます。

そのため、マンションの高層階やその他水圧が低い場所などにはタンクレストイレは設置することができません。

一方で、「貯水タンクに水を貯めて、それを流す」というシンプルな仕組みのタンク有りトイレの場合であれば、設置場所に捉われずに設置することが可能です。

隅付けタンクの場合も同様です。このように、設置場所を選ばないという利便性も大きなメリットと言えるでしょう。

隅付タンクの便器のデメリット

隅付タンク式便器にはタンク式トイレならではのデメリットもあります。

主に次の3つのデメリットがあります。

デメリット1:トイレ自体が古く感じる

隅付タンク式便器における最大のデメリットが、「見た目の古さ」です。

実際に昔ながらの古い家や公園などのトイレは隅付タンク式便器のところが多いので、トイレ自体を古いと感じる方がいても仕方がないことだとは思います。

デメリット2:掃除がしにくい

タンクレストイレには名前の通りタンクがないので、掃除がしやすく汚れにくいというメリットがあります。

一方で、タンク有りトイレの一種である、隅付タンク式便器はトイレとタンクが別々になっているため、タンクの裏側など死角があり、掃除がしにくいというデメリットがあります。

また、角に設置されているということもあり、タンクの裏側や、タンクと壁の隙間などに汚れが溜まりやすく、掃除用具が入らずに掃除ができない箇所も出てきます。 

デメリット3:連続で流水ができない

タンク式トイレの最大のデメリットが、連続して流水することができないという点です。

タンク式トイレの場合、タンクの中に貯めた水を使って流水するので、1回排水してしまうとタンク内に新たに水が貯まるまでは使用できなくなってしまいます。

水が溜まっていない状態で利用すると水の流れが悪くなり、完全に流れない、かえって水の使用量が多くなってしまいます。

例えば、家族が集中して利用する朝などに困ってしまうのが、タンク式トイレ最大のデメリットと言えるでしょう。隅付けタンクのトイレも同様です。

デメリット4:古いタイプなので、新規開発が行われておらず、各メーカーのラインナップが少ない!

隅付タンクは真後ろにタンクがあるタイプが普及するよりも一昔前に浸透していた、トイレの型です。

そのため、今現在隅付けタンクの便器を探しても、各メーカー1〜2個程度のラインナップしかなく、選択肢がかなり少なくなっています。

また、今現在主流ではないことから各メーカーで新規開発が行われていないため、今後さらにラインナップが増える可能性もほとんどありません。

ラインナップが減るということは、それだけ修理部品も手に入りにくくなり、維持コストも逆に上がってしまう可能性が今後あるということです。

このように、古いタイプならではのデメリットが隅付けタンクのトイレにはあります。

隅付タンクの便器は古いタイプの便器なので、置き換えが進んでいる!

隅付タンク式便器は基本的にタンク式トイレの一種であり、見た目的に古いイメージがある以外は、特に使い勝手には違いがありません。

しかし、デザイン性の悪さや古さから、新しく隅付タンクの便器に今からリフォームしようという人は滅多におらず、むしろタンクレストイレ等への置き換えが進んでいるので、隅付タンク式便器の家は徐々に少なくなってきています。

また、各メーカーで新規開発も行われておらず、そこまでラインナップも多くありません。徐々に生産量も少なくなっているため、今後さらに隅付タンクの便器のデメリットは多くなってくると思います。

隅付けタンクのメリットもありますが、デメリットも今後多くなってくることが予想されるので、もしトイレをリフォームする場合には、真後ろのタンク式トイレやタンクレストイレへの変更を検討されるのが現実的です。

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