【トイレの選び方】一体型トイレとは?メリット・デメリットまとめ
最終更新日 2023年2月28日
トイレには様々な種類があり、その中でも今まで別々に備え付けられていた便器、便座、貯水タンクを1つにまとめた一体型トイレが最近では人気となっています。
すっきりとした見た目は勿論のこと、掃除のしやすさや機能面でメリットが多くある一体型トイレを自宅に導入しようと考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、一体型トイレの特徴やメリット・デメリットについてご紹介していきます。
一体型トイレとは?
トイレは主に、タンク、便器、便座(便器の上側に装着してある機能ボタン等)の3つで構成されています。
通常はそれぞれが独立して分離した形となっていますが、これらが一つにまとまっているを一体型トイレといいます。
パーツが一体となっていることで全体の凹凸が少なく、掃除がしやすくなるという点や、貯水タンクなどもコンパクトになっているため、見た目的にもスタイリッシュというのが最大のメリットです。
なお、タンク上部に手洗い器が付いているかどうかは各メーカーの製品によって違います。
一体型トイレと分離型トイレ、タンクレストイレとの違い
トイレには、大きく分けて分離型トイレ、タンクレストイレ、一体型トイレの3種類に分けられます。
分離型トイレはタンク・便器・便座を組み合わせて設置するタイプのトイレです。
分離型は、3種類のトイレの中でも最も安く、パーツごとの修理や交換が出来るのが特徴です。
しかし、それぞれが独立しているため掃除がしにくいというデメリットもあります。
タンクレストイレはその名の通りトイレにタンクがついていないタイプのトイレです。
便器と便座が一体となっており、給水管を直接接続して使用します。タンクがないのでスマートな見た目になっているのが特徴です。
それぞれのトイレのサイズや機能、見た目などが大きな違いとなっています。
一体型トイレのメリット
一体型のトイレのメリットには主に掃除のしやすさ、見た目のスタイリッシュさ、機能面での節水などが挙げられます。
メリット1:掃除がしやすい
一体型トイレの最大のメリットに、掃除のしやすさが挙げられます。
分離型トイレと比べ、つなぎ目などが非常に少なくなっているため、掃除がしやすい構造になっています。
トイレは日常生活で使用しているうちにどんどん汚れてきてしまうもの。
便器のふちの裏側や便座の裏などが特に汚れやすくなっています。
溝や隙間に汚れがたまることが多く、分離型だとそういった溝や隙間が多い構造となっているため、掃除に手間がかかります。
しかし、一体型トイレは手の届きにくい部分が少ない構造で汚れがたまりにくくなっています。掃除がしやすく、清潔な状態を保ちやすい点が大きなメリットといえるでしょう。
メリット2:コンパクトでスタイリッシュな空間にできる
一体型トイレは無駄なスペースをとらない設計になっており、見た目もスタイリッシュです。
分離型トイレには大きなタンクが付属しているため、空間を圧迫しやすく、トイレが狭くなってしまいます。
一体型トイレはタンクなどもコンパクトにされていることが多く、トイレを広々と使用することが出来るというメリットがあります。
タンクレストイレはそもそもタンクがないので、出来るだけトイレ周りの付属品を小さくしたい、トイレ空間を広々使用したいという人はタンクレストイレのほうが良いかもしれません。
ただし、賃貸や集合住宅の場合には設置自体が不可能なケースもあります。
手洗い付きタンクを出来るだけコンパクトにまとめたい場合や、分離型より少しコンパクトにしたいという場合には一体型トイレは有益です。
メリット3:節水しやすい
一体型トイレは、節水効果がついているものが多いのも特徴です。
例えば、次のような、LIXILの一体型トイレ「アメージュZA」では、他製品のトイレと比べて約70%程度の節水が可能です。
これは年間約13,800円の節約にもつながります。金銭面でも環境面でも有難い節水機能は、積極的に取り入れていきたいものです。
一体型トイレのデメリット
一体型トイレに関するメリットをご紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
「故障時には全部取り換える必要がある」「機能の組み合わせが出来ない」「価格が高め」といった点が主なデメリットです。
デメリット1:故障時には全部取り換える必要がある
一体型トイレ最大のデメリットの一つは、「故障すると全取り換えが必要」という点です。
分離型トイレの場合、温水洗浄便座機能の部分が壊れてしまった場合、温水洗浄便座の機能のみを取り換えることができます。
タンクのみ、便器のみの場合にもそれぞれを修理・交換することが可能です。
しかし、一体型トイレは、パーツごとに分離されていない・できないため、温水洗浄便座機能が壊れてしまった場合には全ての部品を交換しなければなりません。
メーカーごとに設定されている保証期間を過ぎてしまっている場合には、全額負担となります。
保証期間はそれぞれのメーカーによって異なる為、保証期間がどのくらいの長さになるのか、予め調べておき、購入時の判断材料とする必要があります。
保証期間を延ばすことができるトイレを選んだ場合には、5年保証などまで保証期間を延長しておくと安心して使用していくことが出来るでしょう。
デメリット2:機能の組み合わせが出来ない
また、一体型トイレの場合、機能の組み合わせをカスタマイズできないというデメリットもあります。
「自動洗浄機能は欲しいけれど、蓋の自動開閉機能はいらない」と思った時、一体型トイレではそれを取捨選択することはできません。
蓋の自動開閉機能を切り捨てると自動洗浄機能もついてこない、なんてことも大いにあり得ます。
必要のない機能を取り除くことができないため、費用を抑えるのも難しいという欠点もあります。
過不足の内容に機能が欲しいという方には良いかもしれませんが、自分で細かく機能を取捨選択したい、こだわりたい、という人には向いていないかもしれません。
デメリット3:価格が高め
分離型トイレと比較して価格が高めなのも一体型トイレにおけるデメリットになります。
分離型は独立した各パーツを組み合わせたシンプルな設計となっていますが、一体型はそれらを組み合わせて設計していくため、製造コストがかかってしまいます。
そのため、価格が高めに設定されている業者が多いようです。
一体型トイレは10万~20万円と価格に幅があるのも特徴の一つなので、自宅の家計状態に合わせることもできます。
分離型トイレは、大体10万円前後で揃えられることができ、タンクレストイレは20万前後とされています。
一体型トイレは10万~20万円程で購入できますが、分離型トイレに比べれば少し高めだと感じる人もいるでしょう。
一体型トイレを選ぶ基準
一体型トイレを選ぶ基準は3つあり、「メーカー」「保証期間」「自分が求める機能・サイズ」となります。
これらのポイントについて一つひとつ、解説していきます。
基準1:メーカーで選ぶ
メーカーは大手を選ぶと安心です。
TOTO・LIXIL(ルキシル)・パナソニックが有名です。
トイレといえば、といわれるTOTOは昔から信頼されているメーカーで、パナソニックは電気関係に強いので便座機能に安心感があります。LIXILは比較的安価なメーカーといわれています。
各メーカーのHPなどを見て、価格などを比較しながら自宅のトイレに設置したい方を選びましょう。
基準2:保証期間
次に、保証期間にも着目しましょう。
水流調整(流す時に出る水の調整)・リモコンの洗浄機能ボタン・節電機能(エコ機能)・ウォシュレット機能・パワー消臭機能・自動洗浄機能・暖房機能・節水機能などといった機能が一体型トイレには備わっています。機能やそれに準じたボタンなどが多い場合、故障のリスクが高くなります。
そのため、故障してしまった時に出来るだけオトクに修理できるよう、保証期間を確認しておく必要があります。
保証期間内であれば無償で修理を受けることが可能になります。保証期間内であれば点検やメンテナンスも受けられるメーカーが大半です。
基本的には購入後に1~2年間のメーカー保証がつきますが、場合によっては5年ほどの長い保証期間があるメーカーもあります。
保証期間を長くするとそれに準じた価格の上昇がありますが、修理費等を踏まえると保証期間を延長しておいた方がコスパは良いことがわかります。
トイレの故障対応は約10年です。
部品の製造が10年を区切りに製造されなくなってしまうため、メーカーでも個人でも修理が不可能となります。
そのため、修理対象の給湯器がまだ生産中の場合や生産終了後、10年くらいはメーカーによる修理対応期間となります。
反対に生産終了後、10年以上経過している場合は部品などが保管されていないため、交換のみの対応となってしまいますので、注意が必要です。
基準3:自分が求める機能・サイズ
トイレは毎日の生活で必ず使用するもの。
自分が求める機能がついているかどうかで判断することが大事です。
大体の一体型トイレには同じ機能が備わっていることの方が多いですが、なかには節水機能が付いていなかったり、便座の蓋の自動開閉機能が付いていなかったりします。
自宅で使用する上でどんな機能が必要なのか確認し、それらに合ったトイレを選びましょう。
また、トイレ選びに何より重要なのが、自宅のトイレルームの広さに合わせたトイレのサイズです。
トイレが狭くなってしまうと予想以上に不自由に感じ、使用しにくくなってしまうため、ある程度の広さが確保できるようにしましょう。
小さな子供や高齢者がいる家庭では広めのトイレ空間を確保しておくと使用しやすいでしょう。
そのため、価格面で分離型トイレがリーズナブルかもしれませんが、タンクなどが大型のため、一体型トイレを選ぶ方が増えています。
一体型トイレはトイレ空間を広くするだけではなく、スタイリッシュにまとめることができるので、トイレの空間をお洒落にまとめたい人にもおすすめです。
メーカーごとの一体型トイレのおすすめ
最後に、メーカーごとのおすすめの一体型トイレをいくつかご紹介していきます。それぞれの特徴についても記載してありますので、購入時の参考にして見て下さい。
<LIXIL>プレアスHS
コンパクトなタンクで流線的なフォルムのプレアスHS。
背の高いタンクなので手洗いがしやすい位置にあります。
曲線を生かしたデザインでトイレ空間を演出するデザイン性の高さも嬉しいポイント。
便器のフチを丸ごとなくし、サッとひと拭きで掃除もらくちんです。
<LIXIL>アメージュZA
充実したキレイ機能とベーシックな快適機能を搭載したスタンダードモデルです。
従来の衛生陶器ではできなかった「ガンコな水アカ」も「汚物」もどちらも落とせる、お掃除ラクラクな衛生陶器を使用しています。
<TOTO>ZR1
汚れがつきにくく、落ちやすいTOTO独自の技術を使用した便器は、少ない水で効率よく洗浄できます。
洗浄水量は4.8Lと従来の節水便器に比べて約70%も節水してくれます。
便座とノズルには、防汚効果の高いクリーン樹脂を採用。汚れをはじくから、汚れてもサッとひとふきでお手入れできます。
<TOTO>GG1-800
便器と「ウォシュレット」の段差やすき間を極力抑えた、クリーンデザイン。足元までスリムなフォルムと、ひろびろと感じられる便座となっています。
フチ裏をなくした独自開発の形状が進化。手前から奥までフチをなくして、汚れが見えにくい死角もありません。フチを握るようにしてふくだけで掃除できます。
<パナソニック>アラウーノL105
泡で汚れをおそうじするだけでなく、 清潔な状態がより長く続くことを 目指し、オゾン水を散布する機能搭載。
さらにナノイーXや アラウーノアプリなど、 パナソニックならではの機能がふんだんに使用されている高性能トイレです。
一体型トイレは掃除もしやすくお洒落!
一体型トイレは、掃除がしやすくコンパクトでスタイリッシュ、節水などの機能面でも様々なメリットがあります。
一方で、故障時には一部分のみの修理が出来ない事や、機能の組み合わせが不可能であること、価格が少し高めであることなども考慮して購入を検討する必要があります。
日常生活で必ず使用するトイレは自宅に合わせて快適になるように選択していきましょう。
町の水道修理センターの水洗トイレのつまり・水漏れ修理の料金価格表
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※料金はすべて税込価格です。
修理の種類 | WEB限定料金 | 通常料金 |
トイレの詰まり | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
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トイレの水が溢れる、止まらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
チョロチョロ水が漏れている | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
タンクに水がたまらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
異臭、悪臭がする | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) | 11,880円(税込み)~ | 19,440円(税込み)~ |