最終更新日 2023年1月30日

近年のトイレ事情はどんどんグレードアップしています。

ウォシュレットや節水型など、技術の進歩を感じられ、新しい便利なトイレが普及してきており、最近では、様々な収納やスタイリッシュさを兼ね備えているシステムトイレが人気とです。

よく耳にする言葉ではありますが、実際にはどういうモノなのか知られていないシステムトイレについて、本記事では、そのメリットデメリット、おすすめ商品などもご紹介していきます。

システムトイレとは?

システムトイレとは、通常のトイレと違い、トイレの空間の中に便器だけではなく収納や手洗い器を備え付けてあるトイレのことです。

キャビネットや手洗い器を組み合わせることでおしゃれで便利な空間にすることが出来ます。

キャビネットや手洗い器の色をカスタマイズし、統一感のあるトイレ環境にすることも可能です。

自分の好きなようにカスタマイズできることから、オーダーメイドトイレなどとも呼ばれることがあります。

従来のトイレはタンク上部に手洗い器が備え付けられていましたが、システムトイレはそれらをバラバラに配置することで収納スペースの確保などを行うことが出来るのが特徴です。

システムトイレのトイレのタイプは主に3種類に分けられます。

タンクレストイレ+カウンター付手洗器 すっきりとした高級感あふれるタンクレストイレとカウンター付手洗器を備え付けることでスマートかつスタイリッシュな空間にする事が出来ます。
収納キャビネット+手洗器付トイレ(I型) I型は、トイレタンク側にカウンターのようなものをつけ、その下を収納、上に手洗い器を付けるタイプのものです。収納付きながらコンパクトで、すっきりとした見た目が人気です。
収納キャビネット+手洗器付トイレ(L型) トイレ後ろから脇にかけてL字の収納・手洗い場を付けるタイプです。手洗器の下のキャビネットに収納スペースができ、すっきりとした印象にすることが出来ます。

トイレの広さや求めるシステムによってタイプを選びながら、自宅に合わせたオーダーをする事が可能になります。

キャビネットを設置することで掃除道具やトイレットペーパーなどを見えない場所に配置することが出来るのも嬉しいポイントです。

トイレも綺麗に、お洒落にしたいという人には特におすすめです。

システムトイレのメリット

システムトイレを利用するメリットは次の3つです。

メリット1:収納スペースの確保が出来る

システムトイレには、スペースがたくさんあるので、収納がスッキリ行うことが出来ます。

予備のトイレットペーパーや洗剤、掃除用具、詰まりを解消するためのラバーカップなどを目の届かない場所に隠すことができ、トイレの中を綺麗に見せることができます。

キャビネットの組み合わせによって様々な可能性があるので自分で好みにカスタマイズできるのも嬉しい点です。

メリット2:インテリアとしてお洒落

システムトイレは各メーカーがデザイン性の高いものを販売しているため、おしゃれなインテリアとしても優秀な一面を持っています。

豊富なカラーバリエーションやデザイン性の優れた形をしており、自分の好みのものを組み合わせて設置することが可能になります。こだわりたい人におすすめです。

メリット3:工事がほとんど必要ない

システムトイレの場合、手洗器を別に設けなければなりませんが、既存の給排水設備をそのまま利用できるケースがほとんどなので大掛かりな工事は必要ありません。

既存トイレの給水・排水管を分岐させて、手洗器用の給水・排水管と接続します。

床や壁、天井の張り替えといった内装工事を含めても、1日で工事が完了するほどお手軽です。

システムトイレのデメリット

システムトイレにはメリットもありますがデメリットも勿論あります。デメリットは主に次の3つです。

デメリット1:パーツ交換が不可能

システムトイレに配置するタンクレストイレや一体型トイレは、便器や便座、ウォシュレットも一体となっています。

その場合、パーツが故障してしまうと、便器ごと交換しなければならないのはデメリットでしょう。

一部分だけを交換するということが出来ないため、交換費用もそれなりに高額になってしまいます。

デメリット2:広いスペースが必要

システムトイレを設置する場合、便器以外にも収納スペースや手洗い器などの場所を確保しなければならないため、予めトイレのスペースを広めにとっていなければなりません。

リフォームなどでシステムトイレの導入を考えている方は、トイレ内の広さを測り、システムトイレを設置できるかどうかを確認しておきましょう。

デメリット3:価格が少し高め

システムトイレは、便器以外にも収納スペースや手洗い器の設置も必要になります。

設置費用だけではなく、買いそろえる設備なども多くなるので費用がかさむこともあります。

便器を買い替える以上に価格が高くなってしまう事は把握しておきましょう。

なお、安くても20万円代から50万円以上する可能性があります。 

システムトイレの設置条件

新しく工事が必要なく、収納キャビネットや独立手洗い器を設置するシステムトイレは通常のトイレとは違い、設置に条件があります。

最低でも次の4つの項目についてはシステムトイレ購入・設置前に確認しておく必要があるでしょう。

確認事項①
ご自宅のトイレ室内寸法(幅・奥行き)を確認する
トイレ室内の左右の壁から壁の間、奥の壁からドアの内側を測ってください
確認事項②
設置できるトイレを確認する
トイレ室内の幅寸法が「750mmに満たない」「1100mm以上ある」という場合は、システムトイレが設置できません。規格に合わない場合は通常のトイレ設置を検討しましょう。
確認事項③
止水栓の位置を確認する
止水栓が壁にある場合、止水栓と同じ方向に手洗器は取り付けできません。手洗器は止水栓の逆側に設置するようにしましょう。
確認事項④
設置したいトイレの形を決める
便器が床から浮いているデザインのシステムトイレの場合、設置には後部壁の補強が必要になります。設置したいトイレのデザインによって設置に必要な工事なども変わってくるため、デザインを決めた後にどのような工事が必要になるのか確認しましょう。

システムトイレ設置におけるリスクはある?

システムトイレを設置するにあたり、水漏れや詰まりなどのリスクについては次の通りです。

水漏れ システムトイレは、特に水漏れがひどいなどのリスクはあまりありません。通常のトイレと同じく使用していれば問題ないといえます。タンクレストイレの場合、水圧などの問題で水漏れが起こることもあります。
詰まり つまりのリスクは、一般的な洋式トイレとほとんど変わりません。しかし、タンクレストイレの場合、直接水道から水を流すため一定の水圧が必要になります。そのときに漏水などの予期せぬ理由で水圧が下がってしまうと、十分な水を便器に供給できなくなってしまうことがあり、詰まりの原因になってしまうことがあります。

システムトイレのおすすめ商品

システムトイレには、いろいろな種類があります。主にTOTOとLIXILが種類が多く、多機能のものが多くなっています。価格も併せてご紹介しますが、あくまで目安となります。 

TOTOワンデーリモデル ネオレスト手洗器付き

TOTOの大人気商品ネオレストに、手洗器を組み合わせて設置するものになります。タンクレストイレに手洗い器をプラスしたコンパクトかつ機能のしっかりしたシステムトイレになります。

TOTOレストパル I型 キャビネットの上に手洗い器を設置する形になります。キャビネット内部が広いため、充実した収納が可能です。 価格(税込) 約27万~44万円
TOTOレストパル L型 トイレ後ろのキャビネットに加え、壁にカウンター付手洗器を設置するタイプ。キャビネットに加え、カウンター下にも収納が可能です。 価格(税込) 約36万~65万円

LIXIL(INAX)リフォレ 収納キャビネット+手洗器

トイレ後方にキャビネットを設置するタイプです。

掃除用具や給水管をキャビネット内部に隠すことができます。価格を抑えてシステムトイレへのリフォームが行いたい場合にはLIXILがおすすめです。

LIXILリフォレ I型 手洗器の設置位置を左右で選択することが可能。手洗器なしの選択も可能です。 こちらもキャビネットの内部に収納することが可能になります。 価格(税込) 約21万~33万円
LIXILリフォレ L型 タンクトイレの後ろのキャビネットに加え、壁にカウンター付手洗器を設置します。キャビネット内部・手洗器下部に収納ができるようになります。 価格(税込) 約34万~46万円

システムトイレの選び方手順

システムトイレを設置するためにも選び方をしっかり抑え、自分の家に設置したいものを選んでいく必要があります。

システムトイレを選ぶ手順としては次のSTEP1〜STEP7に沿って行うのが一般的です。

STEP1:トイレの間口サイズを測る

壁排水の特殊な場合を除き、便器後ろのキャビネットが便器裏の間口に丁度収まるように測る必要があります。

サイズによっては全くはまらない場合もありますので、事前に測定しておく必要があります。(トイレの間口が750mm以下1100mm以上の場合は設置ができません)

STEP2:キャビネットタイプを選ぶ

「I型」「L型」の違いはサイドカウンターの有無になります。手洗い器設置の位置が違うのが大きな違いになります。

間口に余裕があれば「L型」がおすすめです。収納スペースはもちろんですが、高級感のある見た目によってワンランク上のトイレ空間を演出してくれます。

室内に手洗い器を設置する場合、便器上部にすると手洗い器からタオルまでの位置が遠くなり、衛生的にも良くありません。しかし、L字型なら独立した手洗い器の傍に備品を置くことも可能です。

しかし、L字型のカウンターが付く分、掃除する場所も増えてしまいます。

L字型は収納がかなり多いですが、I字型も負けてはいません!

STEP3:手洗い器と、設置場所を選ぶ

L型の場合は手洗器の種類を、I型の場合は手洗器の有無を選びます。手洗い器はメーカーによって丸型と角型などの形を選ぶことができます。

手洗い器の設置位置も左右どちらにするか、L字型のどこの位置にするかを決めなければなりません。

どの位置におけば使用しやすいのかきちんと確認しておきましょう。

STEP4:キャビネットのサイズを選ぶ

キャビネットは収納量にあわせて数タイプの展開があります。

トイレに置くものがどのくらいあるかによって変えていく必要があります。

L字型・I字型共通して便器の後ろのキャビネットを選び、L字型の場合にはサイドキャビネットのサイズも見ておきましょう。

STEP5:ウォシュレットの性能を選ぶ

ウォシュレットの性能も大事なポイントです。

ウォシュレットをどのくらいの頻度で使用するかによって性能を選んでいきましょう。

STEP6:カラーを選ぶ

設置するにあたり、見た目も大事になります。

自宅のイメージに合わせて便器の色を選んだり、キャビネットの色を選んだりしましょう。

STEP7:オプションを選ぶ

メーカーによって選べるオプションも異なりますが、大体は手洗い器、トイレットペーパーホルダー、タオル掛け、手すりの材質などを選ぶことができます。 

トイレをスタイリッシュに見せたいならシステムトイレがおすすめ!

トイレをスタイリッシュに見せつつ、キャビネットや手洗い器を組み合わせることでおしゃれで便利な空間にすることができるシステムトイレ。

それだけではなく、実用面でも収納がしっかりできたり、ものを置く場所が増やせたりとメリットが多いです。

システムトイレは以下のような人におすすめです。

  • トイレの雰囲気を変えてお洒落な空間にしたい!
  • タンクレストイレにしつつ、手洗い器なども設置したい!
  • トイレ室内に収納を増やしつつ、シンプルにしたい!

使い心地もよく、お洒落な空間にすることができるシステムトイレの導入を検討してみてはいかがでしょうか!

町の水道修理センターの水洗トイレのつまり・水漏れ修理の料金価格表

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※料金はすべて税込価格です。
修理の種類 WEB限定料金 通常料金
トイレの詰まり 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
トイレの水が溢れる、止まらない 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
チョロチョロ水が漏れている 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
タンクに水がたまらない 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
異臭、悪臭がする 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) 11,880円(税込み)~ 19,440円(税込み)~

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