トイレ修理

最終更新日 2020年6月8日

トイレットペーパーや便が原因!トイレが詰まった時に自分で出来る対処法


トイレットペーパーを大量に流すと便器内で詰まって水が流れなくなってしまうことがあります。
トイレが詰まったら大変です。汚水が便器から溢れてきたり、 最悪の場合は便器を外して大掛かりな修理なんてことにもなりかねません。

そこで修理業者を呼ぶ前に、まずは自分で試せる修理方法を紹介します。
専用道具がない場合に「自宅にある物で出来る軽度の詰まり対処方法」、それでも直らない場合の「重度の詰まりを解消する専用道具」を紹介します。

即効性のある直し方を厳選して解説しますので、自分で試せる対処法が見つかると思います。
もしトイレが詰まってお困りなら、まずはお試しください。
前提条件として、今回ご紹介する対処方法はトイレットペーパーや便など水に溶けやすい物を詰まらせた場合に限ります。

トイレに流してはいけない物、水に溶けない固形物などの異物をつまらせた場合は、水を流さずに火バサミみなどですぐに取りで出すようにしてください。水を流してしまったり自分で無理に直そうとすると、かえって詰まりを悪化させ、便器を外しての大掛かりな修理になりかねませんのでご注意ください。

何が詰まったのかは大事な部分ですので、対処する前に必ず詰まりの原因を確認するようにしましょう。

まずはトイレが詰まる原因を突き止めよう

トイレが詰まる原因:大量のトイレットペーパー

あなたのトイレがどうして詰まったのか、その原因を確認します。 トイレットペーパーや便など水に溶けやすい物が原因なら道具がなくても自宅にある物で対処できるはず。

もし、下記のような水に溶けない物が詰まった原因ならこの記事の方法はNGです。

  • 子供のおもちゃ・アクセサリー・小さな物でも水に溶けない物
  • おむつ・おしり拭き・生理用品
  • 猫砂やペット用のトイレシート
  • トイレットペーパーの芯
  • 食べ残しや生ゴミ
  • タバコの吸殻
上記はあくまで一例ですが、小さな物でも固形物で水に溶けない物をつまらせた場合は使用を控え、水道修理業者にすぐに相談するようにしてください。無理に自分で直そうとすると詰まりの原因がさらに奥に入ってしまい悪化することになります。

自分で対処できるトイレ詰まりの原因

  • 大量のトイレットペーパー
  • 便など排泄物
  • その他、トイレの流せるペーパーなど水に溶けやすい紙類

どれが詰まりの原因かを確認するには、まず流れずに溜まった水を確認します。 大体は水の色や浮いている物で判断できるはずです。

お子さんや家族がトイレを詰まらせて原因がわからない場合は、使用した人にトイレットペーパー以外を流していないか、何か物を落としていないか、必ず確認するようにしてください。 例えばティッシュペーパーやトイレでの嘔吐も詰まりの原因となります。水に溶けないものが詰まりの原因なら、これから試す方法で症状を悪化させてしまうことになりますの注意してください。

また以前からトイレの流れが悪かった場合も注意が必要です。具体的にはレバーを引いて水を流すと水位が上がってから流れるような症状です。この場合は水に溶けない固形物などを流してしまい配管内で引っかかったまま使い続けた結果、徐々に悪化して今回の詰まりにつながっていることも考えられます。

また以前から水を流すと便器からボコボコと音がしていた場合も注意が必要です。この症状も異物が奥で詰まっていたり排水管に異常がある可能性があります。

念のために確認してほしいことは、タンクから便器に流れる水量が以前から少なくなかったかです。タンクから流れる水の勢いが弱いと排水管の奥までしっかり流すことができずに詰まりの原因が蓄積されます。 この場合は便器ではなくまずはタンクの中を確認しましょう。タンク内に適量の水が溜まっているか、レバーハンドルを引いてゴムフロートが適切に動作しているか、水の流れを悪くしているものがないか確認しましょう。

トイレ詰まりを直す前に準備すること

詰まりを直す前にやっておきたいこと:ウォシュレットの電源プラグを抜く
詰まりを直す前にやっておきたいこと:便器の周りに古い新聞紙などを敷く

  • 止水栓を締める(マイナスドライバーまたは手で右に回すと止まります)
  • ウォシュレットの電源プラグを抜く
  • 便器の周りの床に新聞紙・雑巾・ゴミ袋・ビニールシートなどを敷いて養生する
  • バケツ、ゴム手袋、灯油ポンプまたはコップなど便器の水を移せる物を用意する
  • 便器内の水を排水口あたりまである程度抜いておく
  • 詰まったトイレを流すときは、レバーではなくバケツで水を流すこと

まずは何かの拍子で水が流れるといけないので、止水栓または水道の元栓を必ず締めておきます。 ウォシュレットを使っている場合は感電などを防ぐため、電源プラグを抜いておきましょう。

床に水が広がらないよう、新聞紙・雑巾・ゴミ袋など汚れてもいいものを便器の周りに敷いておくと後処理が楽です。

また便器内の水を抜いておくと、溢れることを防止できるほか、これから紹介する方法でより詰まりの解消効果が期待できます。 便器の水を抜く方法は、100円ショップの灯油ポンプでバケツに移す、コップでバケツに移す、またはスポンジでバケツに移す方法などがあります。

最後に詰まったトイレの水の流し方は、レバーハンドルではなく必ずバケツで流すようにしましょう。 バケツで流すことで水量を調節して便器から溢れないように注意してください。

専用道具がなくても自宅にある物を使おう!軽度なトイレの詰まり対処方法

前提として、先にご説明したようにトイレットペーパー等水に溶けやすい物が原因だと特定できる場合の対処方法です。固形物を流した場合にこれから紹介する方法を行うと、詰まりの原因がさらに奥にいってしまい悪化するので絶対に試さないでください。

対処方法その1:バケツ(ペットボトルも可)を使った詰まりの直し方

トイレが詰まった時の対処方法:バケツを使った直し方

★バケツ(ペットボトルも可)を使って便器に水を流すだけというシンプルな方法。

  • 1,便器に水が溜まっていると効果が少ないので、排水口あたりまで水を抜いてください
  • 2,バケツは少し高い位置から細い滝のように排水口をめがけてゆっくりと水を落とします
  • 3,便器内の水位が上がると効果が少ないため、もう一度排水口あたりまで水を抜いてください
  • 4,数回繰り返すとバケツで水を流しても便器内の水位が上がらないようになり詰まりが解消されます
  • 5,止水栓を開け、便器にトイレットペーパーを丸めたものを5~6個入れる、レバーで水を流して詰まりがないか確認します。水位が上がらず流れれば修理完了です。
バケツがない場合は、ペットボトルでも代用できます。 便器から少しずつ水が流れ水位が下がる状態なら、便器内の水を抜く必要はありません。完全に詰まって水位が下がらない場合は、排水口あたりまで水を抜いてください。

注意点は、便器から水が溢れるほど一気に大量の水を流すのは逆効果。滝のように、少し高い位置から排水口にピンポイントに流しこむのがコツです。高いところから流すことで勢いがついて効果的ですが、溢れないよう水量には注意してください。軽い症状ならこれだけでスッキリ直ることも多いです。

また詰まりが解消されたかの確認は、レバーではなくバケツで水を流して便器の水位が上がらなくなったことを確認しましょう。水位が上がらないことを確認してからレバーで水を流すように注意しましょう。

対処方法その2:ペットボトルを使った詰まりの解消

トイレが詰まった時の対処方法:ペットボトルを使った直し方
トイレが詰まった時の対処方法:ペットボトルを使った直し方その2

場合によっては手を突っ込むので、便器の水をできるだけ抜いてから行うようにしてください!ゴム手袋必須の方法となっています。

★ペットボトルをラバーカップ(スッポン)のように代用する方法

  • 1, ペットボトルのフタを外す
  • 2, ペットボトルの底をカッターやハサミで3センチ程度カットする
  • 3, フタを抑えながらカットした部分を排水口に突っ込む
  • 4, ラバーカップ(スッポン)の要領で吸引するイメージで前後に繰り返し動かす
  • 5, ゴボゴボと音がして流れたら、バケツで水を流して詰まりが解消されたか確認する
  • 6, 止水栓を開け、便器にトイレットペーパーを丸めたものを5~6個入れる、レバーで水を流して詰まりがないか確認します。水位が上がらず流れれば修理完了です。

特にラバーカップ(スッポン)などの道具がないときに使える方法です。 ペットボトルの底をカットしてフタ部分を指で抑えながら空気圧を調節してください。 できるだけ真空状態で行うと、より吸引力を上げて水を逆流させて詰まりを動かすことができます。

ペットボトルは500mlが使いやすいと思います。ペットボトルの素材によってはすぐにヘタることがあるので、できれば複数本用意したいところです。

以上の直し方は、少しコツがいる直し方ですが、特に軽度の詰まりに即効性があります。 また、ラバーカップがなくてもできる対策なので、すぐにできるという意味でも重宝します。

対処方法その3:針金ハンガーを使った詰まりの解消


バケツやペットボトルを使っても詰まりが解消されないなら自宅にある針金ハンガーを使いましょう。ワイヤーブラシを購入するより安上がりで代用できます。

★針金ハンガーで詰まりの原因に直接アプローチする

  • 1, 針金ハンガーを伸ばす(ペンチなどで切るなど)
  • 2, 先端を丸く曲げる(便器内を痛めないために小さい輪っか状にする)
  • 3, 丸めた先端を排水口に入れて上下左右にゆっくり動かし詰まりの原因を探る
  • 4, 詰まりの原因と思われる部分で上下左右に動かし細かく分解して溶けやすくして押し込む
  • 5, ゴボゴボと音がして流れたら、バケツで水を流して詰まりが解消されたか確認する
  • 6, 止水栓を開け、便器にトイレットペーパーを丸めたものを5~6個入れる、レバーで水を流して詰まりがないか確認します。水位が上がらず流れれば修理完了です。
コツとしては、便器の中は曲がっていることを意識してください。便器の水が流れる排水路は奥でカーブしています。このカーブしている部分で詰まっていることが多いです。

針金ハンガーを入れるときは、少しずつ奥まで入れていき、このカーブしている部分で少し力を入れて強く押し込むようにすると上手く奥まで届きます。上手く奥まで入らない場合は、針金ハンガーを曲げて少し角度をつけることで調整してください。

注意点は便器内に傷をつけないようにすることです。あまりに強い力を加えたり強引に押し込むと便器内を傷つけることがあります。またいくら奥まで入れても詰まりの原因と思われる感触に当たらない場合は、排水路ではなく排水管で詰まっている可能性があるので専門業者に相談しましょう。

対処方法その4:お湯を使った詰まりの解消

給湯器の温度

トイレットペーパーの原材料である広葉樹のパルプ繊維は、お湯を使うことで柔らかくなり分散してほぐれやすくなります。40度~50度の手で触れる程度のお湯を便器に流してこんで1時間程度そのままにして、詰まっているトイレットペーパーを柔らかくふやけさせます。

★お湯でトイレットペーパーを分解しやすくする方法

  • 1, 40度~50度のお湯を準備する(給湯器または鍋で沸かす)
  • 2, 便器内の水を抜く
  • 3, 40度~50度のお湯を流して1時間ほど放置する
  • 4, 水位が下がっている場合は、バケツで水を流して詰まりが解消されたか確認する。
  • 5, 詰まりが解消されない場合は、先に紹介したバケツ、ペットボトル、ハンガーの方法を試す
  • 6, 止水栓を開け、便器にトイレットペーパーを丸めたものを5~6個入れる、レバーで水を流して詰まりがないか確認します。水位が上がらず流れれば修理完了です。
注意点は、トイレの便器は陶器製なので沸騰させた熱湯を流すとヒビが入り破損したり、排水管を痛めてしまいます。給湯器などがある場合は、わざわざお湯を沸かす必要はありません。お湯の温度は40度~50度にするよう気をつけましょう。

ポイントは先に紹介したバケツの対処法のようにある程度の高さから流すのが効果的です。また便器内の水位が上がっている場合は、お湯の効果が薄れるので一旦水を抜いてからお湯を流すようにしましょう。

お湯を流して1時間ほどして柔らかくほぐれやすくしたところで、先に紹介したペットボトルやハンガーなどの方法と組み合わせることも効果的です。

お湯を使ったトイレの詰まり解消は下記の記事を参考にしてください。
・道具なしでもOK!トイレ詰まりの直し方はお湯とバケツで解消

対処方法その5:アルカリ性洗剤とお湯を使った詰まりの解消

アルカリ性洗剤

大きな便や固い便が詰まりの原因となっている場合は、アルカリ性の洗剤または塩素系洗剤を使って便のタンパク質系成分を水に溶けやすくします。

使用する洗剤はトイレ用・食器用・お風呂用・洗濯洗剤などで粉末ではなく液体タイプを使うようにしましょう。そこにお湯を組み合わせることでトイレットペーパーを分解しやすくして、詰まりの原因を分解する効果を発揮します。ちなみに尿石などの汚れには酸性の洗剤を使用しましょう。

★アルカリ性洗剤で便を分解する方法

  • 1, 便器内の水を抜く
  • 2, 洗剤を便器に入れる(100cc程度)
  • 3, お湯を便器に入れる(40度~50度程度)
  • 4, そのまま30分程度放置する
  • 5, バケツで水を流して詰まりが解消されたか確認する。
  • 6, 詰まりが解消されない場合は、先に紹介したバケツ、ペットボトル、ハンガーの方法を試す
  • 7, 止水栓を開け、便器にトイレットペーパーを丸めたものを5~6個入れる、レバーで水を流して詰まりがないか確認します。水位が上がらず流れれば修理完了です。

対処方法その6:重曹+お酢(クエン酸)+お湯を使った詰まりの解消

重曹+お酢(クエン酸)+お湯

こちらも洗剤と同じように大きな便や固い便が詰まりの原因となっている場合に有効です。

重曹のアルカリ性にお酢の酸性を加えることで炭酸ガス(二酸化炭素)を発生させます。この炭酸ガスで便を分解して水に溶けやすくします。またお湯を組み合わせることでトイレットペーパーを分解しやすくして、詰まりの原因を分解する効果を発揮します。

重曹+お酢がない場合は、ベーキングパウダー+お湯でも炭酸ガスを発生させることができます。しかし、重曹に比べるとベーキングパウダーでは効果は薄くなります。

★重曹+お酢(クエン酸)+お湯で便を分解する方法

  • 1, 炭酸ガスが発生するので換気扇または窓を開けます
  • 2, 便器内の水を抜く
  • 3, 重曹を便器に入れる(150g、計量カップ4分の1程度)
  • 4, お酢を便器に入れる(100ml、計量カップ2分の1程度)
  • 5, お湯を便器に入れる(40度~50度程度で便器の半分程度)
  • 6, 泡立ってきたら1時間ほど放置(二酸化炭素なので大きな害はありません)
  • 7, バケツで水を流して詰まりが解消されたか確認する。
  • 8, 詰まりが解消されない場合は、先に紹介したバケツ、ペットボトル、ハンガーの方法を試す
  • 9, 止水栓を開け、便器にトイレットペーパーを丸めたものを5~6個入れる、レバーで水を流して詰まりがないか確認します。水位が上がらず流れれば修理完了です。
重曹とお酢(クエン酸)とお湯を使ったトイレの詰まり解消は下記の記事を参考にしてください。
・【トイレつまりの解消】重曹とお酢をお湯で溶かして即解決!

対処方法その7:しばらく放置も実は効果的な直し方

時計・時間

水に溶けやすいものが詰まった時、しばらく放置するのも実は立派な対処法。 単純に溶けるのに時間がかかっている場合もあります。

また、特に冬場は詰まりが多い時期と言われていますが、気温が下がることによって溶けにくい場合もあります。もし早めに溶かしたいなら、熱すぎないお湯を少し流してしばらく時間を起きましょう。溶けやすくなって詰まりが解消していることがあります。



上記で紹介した6つの方法は、あくまでも大量のトイレットペーパーなど、軽度のトイレつまりの対策方法です。これで直らなかった場合は重度の詰まりです。以下で紹介する修理方法を試してください。

それでも直らない時は、何か別の原因があると思いますので、修理業者への依頼を検討するようにしましょう。

それでも直らない!重度のトイレ詰まりを解決する専用道具での対処方法

上記の方法でも直らない重度な詰まりには、以下の方法が効果的です。 しかし、それでも水に流れやすいものだったり溶ける紙類が詰まっている時に使える方法なので、 それ以外の物が詰まっている場合は直接取り出す、もしくは修理業者への依頼を検討してください。

ラバーカップ(スッポン)で詰まりを解消

ラバーカップ(スッポン)

トイレの詰まりを解消する道具といえば、ラバーカップ(スッポン)が定番です。 トイレットペーパーや排泄物などの水に溶けるものであれば、これで解決できるはずです。

ラバーカップでの詰まり対処法は下記の記事を参考にしてください。
・トイレのつまりをラバーカップで直す!スッポンの正しい使い方

真空式パイプクリーナー(真空ポンプ)で詰まりを解消

真空式パイプクリーナー(真空ポンプ)

こちらはラバーカップでも解消できない詰まりに使える道具です。 真空式パイプクリーナーは上部のポンプによりラバーカップよりも強い圧で吸引することができます。 またトイレ以外にもキッチン、お風呂、洗面などのあらゆる排水管・排水パイプに使用できます。

ワイヤーブラシで詰まりを解消

ワイヤーブラシ

ラバーカップや真空式パイプクリーナーでも詰まりが解消できない場合はワイヤーブラシを使います。

ワイヤーブラシは配管内の洗浄に使う目的もありますが、詰まりの解消にも役立ちます。数メートルのワイヤーの先端にバネやブラシを付けて、便器の排水路や排水管の詰まりの原因や汚れを押し込んだり引っ掛けて取り除くことができます。

ホームセンターなどで販売されている安価なワイヤーブラシはプロが使う数万円のものとは違いますが、ハンガーでは届かなかった1m~2m先の詰まりの原因でも届くことが可能です。 ただし、ワイヤーブラシはプロ用でも使いこなすことが難しい道具ということだけは覚えておいてください。

ローポンプ(圧力ポンプ)で詰まりを解消

ローポンプ(圧力ポンプ)

この道具は専門業者でないと持っていませんが、ラバーカップの5倍の圧をかけることができ強力な吸引力があります。使い方が難しいわけではありませんが、購入すると15,000円~20,000円ほどなので一度のトイレ詰まり修理のためにと考えると少し気が引ける金額です。

高圧洗浄機で詰まりを解消

高圧洗浄機

愛車の洗車、自宅の外壁洗浄、またはお風呂などで家庭用の高圧洗浄機をお使いの場合は、配管専用の細いホースに付け替えることでトイレの詰まりを水圧で解消する方法があります。

使用する際は、跳ね返りの汚水が飛びますので養生をしっかりとするように注意してください。 トイレでの高圧洗浄機の使用は技術や経験も必要となりますので、自信がない方や便器の取り外しが必要なケースはプロに依頼することをおすすめします。

プロが使う業務用の薬剤で詰まりを解消

トイレつまり:業務用の薬剤

ピーピースルー(和協産業株式会社):
業務用として有名な薬剤です。トイレットペーパーや便などの詰まりを溶かす効果があります。トイレ以外にもキッチン・お風呂・洗面などの排水管の詰まり原因を溶かしたり、汚れの洗浄に強力な効果があります。 ※業務用の薬剤は強力なため危険です!取り扱いには十分注意するようにしてください。

ピーピースカット(和協産業株式会社):
ピーピースルーは顆粒ですが、ピーピースカットは粘性なので付着力が高く、排水管内の詰まり原因に効果的です。トイレットペーパーや便などの詰まりを溶かす効果があります。 ※業務用の薬剤は強力なため危険です!取り扱いには十分注意するようにしてください

デオライト(和協産業株式会社):
尿石などアルカリ性の汚れを溶解、除去する効果があります。トイレットペーパーや便などの詰まりには効果はありません。 ※業務用の薬剤は強力なため危険です!取り扱いには十分注意するようにしてください

パイプユニッシュ(ジョンソン):
こちらは業務用ではありませんが、完全に詰まる前の予防、配管内のメンテナンスという意味で効果があります。トイレットペーパーや便などの詰まりには効果はありません。

便器の取り外して詰まりを解消


これは上記の方法でも解消できない場合の最終手段です。便器の脱着は素人では危険ですので専門業者に依頼するようにしましょう。



ここまでで紹介した方法は、トイレットペーパー等水に溶けやすい物が原因のつまり解消方法のすべてになります。 軽度な詰まりなら対処法その1~6で自分で修理することも可能です。それでも直らない場合は重度の詰まりを解消する専用道具を使った方法を試してください。

特にこれまでトイレを詰まらせた経験のない方は、その場に道具がないことが多いものばかりだったりします。 バケツやペットボトルで試しても効果がなかったら、100円ショップなどで購入して試してみましょう。 ですが、重度の詰まりと判断できる場合、または上記方法でも直らない時は、修理業者への依頼を検討してください。

トイレの詰まり予防方法

  • 大量のトイレットペーパーを流さない
  • トイレットペーパー以外の水に溶けにくい物を流さない
  • 異物や固形物を便器に落とした場合は流さずに必ず取り除く
  • ボトルのキャップなど小さい物を周囲に置かない・持ち込まない
  • 『トイレに流せる○○』などの商品には注意する
  • トイレに流す水を節水しすぎないこと

おさらいですが、トイレが詰まる主な原因は水に溶けにくものを流すことによって起こります。
トイレットペーパーは水に溶けやすいですが、大量に流すと詰まって沈殿します。
ですが、水に溶ける性質のものであれば、柔らかくしたり、押し込んだり、詰まりの原因に刺激を与えることで解消できます。

しかし、水に溶けない物を流した場合は、この記事で紹介する方法では詰まりを直せません。 修正する方法は、「水に溶けないものを取り除く」しかありません。 最近ではスマートフォンなど携帯電話をトイレに落としてしまうことも多いです。
落とさないようにしっかり注意しましょう。 また、ユニットバスに多いですが、髭剃りや歯ブラシなどをタンクの上に置くことがあります。 落としてしまうともちろんつまりの原因になりえますので、できるだけ周囲に物は置かないように。

とにかくトイレの詰まりを防ぐには、流すものに細心の注意が必要です。

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