最終更新日 2017年6月26日
目次
トイレの流れが悪い!よくある原因と水が流れにくい症状の直し方
トイレの水の流れが悪いせいで、一度に便やトイレットペーパーが流れず、何度も流さなければいけないトイレは水道代も高くなってしまいます。
トイレのトラブルは時間が経つほど悪化することも多いです。この記事を参考に速やかに対処していただければ幸いです。
目次:クリックorタップでその項目を表示します。
なぜトイレの流れが悪くなるのか
トイレの劣化・汚水路・排水管等、様々な所に原因はあると思いますが、よくある原因は便器の汚水・汚物を流すのに必要なトイレタンク内の水量が少なくなったり、排水管などでつまりが生じていることから水の流れが悪くなることがほとんどです。あなたのトイレの流れが悪い原因が何なのかを詳しく知ることで解決することができます。
便器に流れる水の量が少ない
便器に流れる水は、便器の後ろにあるタンクに溜まっています。しかし、このタンクの中の水量が少ないと、便やトイレットペーパーなどを流すことができずに何回も流さなければいけない原因になります。
水量が少なくなる理由の1つとして浮袋(フロー)の劣化があります。水位の基準としての浮袋が劣化して沈むことによってタンクの中にたまる水量が減ってしまいます。
また、タンクの一番下にあるゴム状の栓(フロートバルブ)が原因の場合もあります。
最近のトイレはレバーの操作でフロートバルブが抜かれることによってタンク内の水が便器へと流れる構造になっています。このフロートバルブにつながる鎖やフロートバルブ本体に異常があると、流れる水の量も少なくなってしまいます。
タンク内の水の量が少ない時の対処法
タンクの蓋を外して、しっかりとした水量に達するように調節、修理する必要があります。浮袋が劣化して水が定位置までたまらない時は、ホームセンターなど専門品が売っているお店へ行き、トイレの浮袋を購入し、新しく設置することによって解決することができます。
フロートバルブの周辺が原因の場合は、止水栓をマイナスドライバーで閉め、タンク内の水を抜き設置しなおしましょう。
フロートバルブに繋がっている鎖が緩んでいたりすると、栓がしっかりとした位置まで上昇しないので便器に流れる水量も減ってしまいます。緩んでいる場合は、鎖を紐で短く縛ったりするなどして適切な長さになるまで調節する必要があります。
調節の加減は、水の流れが良くなったかどうかで判断すると良いです。またバルブ自体が劣化している場合も浮袋と同じように購入する必要があります。
タンク水量はあるのに水の流れが悪い
先ほどの浮袋が劣化していない状態で、便を流すのに必要な水量があるにも関わらず流れが悪い場合は、排水管の詰まりが原因の可能性があります。排水管が詰まり、水が流れるスペースが少ないと当然ですが、水の流れが悪くなります。排水管の手前にある汚水路に詰まっている場合は、ラバーカップでつまりを解消することができるかもしれませんが、排水管などの奥の方に長期間をかけて積もった汚れなどがあると、ラバーカップなどで自力で治すのは難しくなりますので、すぐに専門業者に修理依頼するべきです。
汚水路の詰まりが原因で水の流れが悪い時の対処法
汚水路が詰まって水が流れにくい時の対処法は至ってシンプルです。巷では「スッポン」と呼ばれ知られているラバーカップを使って、詰まりの原因を押すことで詰まっていたものが流れ、今まで通り1度で流れます。
関連記事:トイレのつまりをラバーカップで直す!スッポンの正しい使い方
しかし、詰まっていたものが水に溶けない固形物等の場合は、汚水路のつなぎ目で引っ掛かり、詰まりが解消されなくなることもあります。
そういった場合はトイレを利用する家族などに流してはいけないものを流したかを聞き、状況を確認してからラバーカップを使うかどうか判断します。
もし、詰まっているものがラバーカップを使って押してはいけないものだった場合は、自身で解決できる範疇を超えていますので専門業者に連絡してください。
タンク内で節水している
最近では、省エネという概念からタンク内の水を自ら少なくすることで節水する方がいるようですが、水の流れが悪く何回も流す必要があるのでしたらその省エネは逆効果です。
ペットボトルを節水のためにタンク内に沈めると、タンク内の部品の劣化や便器の洗浄に必要な水量に達しないことから詰まりの原因になることもあります。
タンク内の節水をやめる
タンクにペットボトルなどの異物をいれることによって確かに節水はできます。しかし、結果的に異物がトイレのトラブルを起こすことがあるようでしたら直ちに異物を撤去します。