最終更新日 2022年5月30日

便器の中に入れるだけで、水垢・黄ばみを取り去ってくれる小林製薬の「トイレ洗浄中」。

使い方は簡単で、錠剤タイプの洗浄剤をポン、と入れるだけ。その使いやすさから、ロングセラー商品として人気のトイレ洗浄剤です。

ドラッグストアやホームセンターなどで、目にする機会も多いのではないでしょうか?

しかし、実際のところどんな効果があるのか、どれぐらいの洗浄効果があって、どれぐらい使いやすいのか。

今回は小林製薬のトイレ洗浄中について、実際のところどんな効果があるのか、どれぐらい使いやすいのか、など洗浄効果と正しい使い方について、ご紹介していきます!

小林製薬のトイレ洗浄中とはそもそもどんな洗剤!?

トイレ洗浄中は、次のような特徴を持つトイレ用洗剤です。

  • 発泡の力で便器の底の水垢・黄ばみを落とす錠剤タイプの洗浄剤
  • タワシで洗いにくい水洗トイレの便器の底、排水パイプの汚れを取り、悪臭の原因を防ぐ
  • 便器や浄化槽を痛める心配はない

錠剤タイプになっているので、手に取りポン!と便器に入れるだけという便利さが魅力的です。

また、フレッシュミントの香りがついているので、さわやかな気分を感じられるのもポイント。

トイレはニオイの発生源になりやすい場所でもありますので、こういった細かな気遣いがロングセラーの秘訣なのかもしれません!

小林製薬のトイレ洗浄中はどんな汚れの時に使うべき?

それでは次に、小林製薬のトイレ洗浄中はどんな汚れの時に使えばいいのかについて説明していきますね。

主に効果を発揮するのは、便器の中に発生する「黒ずみ」です。

ふと、便器の中を見てみた時に、底の水たまり部分が黒ずんでいることってありませんか?

ブラシでこすってもなかなか落ちなかったり、そもそも上手く届かなかったり、掃除がしにくいけれど、どうすれば汚れを落とせるんだろう…と言ったお悩みの経験があるご家庭におすすめです。

発泡錠を配合した錠剤タイプの洗剤が、黒ずみに直接届いて汚れを落としてくれます。

悪臭の原因となる便器内の蓄積汚れも洗浄してくれるので、トイレ独特のニオイも撃退出来ます。

尿石や水垢は落ちる?

洗剤は、中和作用によって汚れを分解、洗浄する力を持っています。

そして中和作用は「汚れと反対の性質をもつもの」に対し良い効果を発揮するのです。

具体的に言えば、酸性洗剤はアルカリ性の汚れに、アルカリ性の洗剤は酸性の汚れに対して強く作用します。また中性洗剤は、全ての汚れに穏やかに作用するものです。

トイレ洗浄中は弱アルカリ性の洗浄剤です。

尿石・しつこい水垢はアルカリ性の汚れであるため、弱アルカリ性の性質を持つトイレ洗浄中はそれほど効果を発揮しない可能性も考えられます。

洗剤と汚れには相性がありますので、ひどい汚れの際には酸性洗剤を使うことで、より良い洗浄効果を得られるでしょう。

浄化槽の汚れに使っても大丈夫?

トイレの浄化槽は、浄化槽内部に生息するバクテリアの働きによって汚物を分解しています。

そのため、バクテリアの働きを弱めてしまうおそれがあるのでは、と感じる方もいるかもしれません。

しかし、大丈夫です。

トイレ洗浄中は浄化槽の汚れに対しても、効果を発揮する洗剤です。

前述のとおり弱アルカリ性の性質を持つトイレ洗浄中は、浄化槽を痛める心配なく掃除ができる製品と言えます。

通常どおりの用量を守って使用している限りは、問題なく掃除ができるでしょう。

普段の生活の中でどう掃除すればいいのか、悩ましく感じることの多い浄化槽。

そんな浄化槽にも効果があるというのは、トイレ洗浄中の使用を検討するうえで嬉しいポイントと言えるでしょう。

小林製薬のトイレ洗浄中の基本的な使い方や必要な道具

「トイレ洗浄中」の使い方はおそらく数あるトイレ掃除用品の中で一番シンプルかもしれません。

必要な道具は「トイレ洗浄中」1錠だけ。

まず、水洗トイレ便器の水たまり部分に、トイレ洗浄中を1錠投入します。

そしてそのまま2時間以上放置しておくだけでOKです。

放置が終わったら、トイレの水を流し洗浄を完了させましょう。

他の掃除用具も必要なく、洗浄剤1錠だけで掃除が完了するという点が、トイレ洗浄中の一番のポイントと言えます。

放置中にずっと見ておく必要もないので、隙間時間にもおこなえるところも魅力。

黒ずみ・黄ばみ・水垢の汚れが洗浄後も気になるようであれば、繰り返し長時間洗浄をおこなってくださいね。

小林製薬のトイレ洗浄中を使う際の注意点

トイレ洗浄中の使用が可能なのは、「洋式水洗トイレ」「和式水洗トイレ」です。

汲み取り式の「簡易水洗トイレ」には使えませんのでご注意ください。

ちなみに「水洗トイレ」というのは、あくまでもトイレ便器の水たまり部分を想定しています。

水洗タンク内に使用してしまうと、タンク内部の構造を痛める可能性があります。

水洗タンクに直接トイレ洗浄中を投入しないように注意してください。

その他、お掃除中にもしもトイレ洗浄中が目に入ってしまった場合や、衣類についてしまった場合についても注意が必要です。

体内に入ってしまった場合はこすったりせず、すぐに流水で15分程度洗い流しましょう。

その後異常がある場合は、放置せずに医療機関の受診をおこなってください。

また、衣類についてしまった場合、色落ちする心配はほとんどありませんが、そのまま放置するとシミになったりする可能性がありますので、水洗いできる衣類であればすぐに洗濯、できない衣類は水分を拭き取って、クリーニングに出してください。

小林製薬のトイレ洗浄中に関するよくある質問

その他、小林製薬のトイレ洗浄中の使用に関するよくある質問をまとめてみました。

質問1:ブルーレットおくだけと併用しても大丈夫?

ブルーレットおくだけは、トイレ洗浄中と同様に小林製薬のトイレ洗浄用品です。

トイレの手洗いタンクの上に置いておくだけで、汚れ付着防止成分のコート効果で便器をキレイに保ってくれます。

トイレを流すたびに汚れを浮かして落としてくれる、とても便利な商品ですね。

1つのブルーレットおくだけで約1か月間(3~5週間)効果が持続しますので、トイレ洗浄中と同じく簡単にトイレを清潔に保つために役立ってくれます。

ただ、トイレ洗浄中とブルーレットおくだけを併用しても大丈夫か、気になるところですよね。

掃除用品は混ぜて使ってはいけないものも多くあります。

場合によっては体に危険があることもありますので、その点は注意が必要なところ。

結論としては、併用は「基本的に可能」です。

トイレ洗浄中もブルーレットおくだけも、便器や配管、浄化槽を痛める心配のない製品なので、併用して使う分には問題ありません。

ただし、一点だけ注意が必要な製品があります。

それはブルーレットおくだけシリーズの中の「漂白剤」成分が含まれているもの。

ブルーレットおくだけ漂白剤の使用上の注意点として、「酸性・アルカリ性タイプの製品と混ぜると、危険な有毒ガスを発生させる恐れがある」というものがあります。

漂白タイプの洗浄剤は、基本的に併用不可である場合が多いです。

もしもご家庭で「ブルーレットおくだけ漂白剤」を使用している場合は、トイレ洗浄中の併用は控えましょう。

また、製品説明には、基本的な併用ができるかどうか記載があります。

使用の際にはその都度併用が可能かどうかチェックする癖を付けるようにするといいですね。

質問2:トイレ洗浄中はどれぐらい放置してOK?

トイレ洗浄中は2時間以上放置することが望ましいとされています。

ただ、実際のところ放置しすぎることで、何か問題が発生するのではないか・・・?そう疑問に感じる方も多いかもしれません。

掃除用洗剤は基本的に放置せずさっと掃除をするものも多いですから、こうした質問はよく見られます。

結論としては放置時間が長い分にはOKです。

むしろトイレ洗浄中は、投入後すぐにトイレの使用をしてしまったり、水を流してしまうと適切な効果が得られなくなります。

長く放置しておく分には便器を痛める心配などはないようですのでご安心してください。

ただし、2時間以上の放置となると、ある程度トイレの使用を制限する必要が出てくるかと思います。

そのため、寝る前や外出時など、一定時間以上家を開けるタイミングでの使用がおすすめです。

質問3:トイレ洗浄中はどれぐらいの頻度でやるのがベスト?

お手軽にトイレ掃除が出来るところが魅力の、トイレ洗浄中ですが、どれぐらいの頻度で使用すればいいのかも気になるポイントです。

基本的に「使用頻度の目安」はありません。

トイレ洗浄中は予防のための製品というよりは、汚れが気になった時に対処するための製品です。

そのため、明確に使用頻度を決めて使用するよりは、トイレが黒ずんできたな・・・と感じた時に、その都度使用することがおすすめです。

大体「1週間に1度ぐらい」の頻度で使用している方が多いようです。

トイレ洗浄中で落ちる汚れと落ちない汚れがある!使い分けが大事!

ここまで、小林製薬のトイレ洗浄中の、基本的な使い方や効果について検証してきました。

弱アルカリ性の洗浄剤であるトイレ洗浄中は、尿石・水垢といったアルカリ性の汚れに対しては効果が出にくい部分があるということや、代わり、便器の水たまり部分の黒ずみに効果が高く、浄化槽など普段のお掃除では手が届きにくいところも、浄化槽内部を痛めずに掃除が可能であるという事。

そして、ブルーレットおくだけと併用も可能で、トイレ洗浄中の発泡パワーと、ブルーレットおくだけの汚れ付着防止成分のコート効果を同時に実感できることや、漂白タイプの洗浄剤と併用すると、有毒ガスを発生させる恐れがあるという注意点などなど、トイレ洗浄中の効果を充分に実感していただくための注意点をお伝え出来たかと思います。

トイレ洗浄中は、1錠をポン、と便器に投入するだけで手軽にお掃除ができる便利な製品です。

だからこそ適切な使用方法をしっかりと理解し用いることで、賢く使っていきましょう!

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