ラバーカップの失敗しない選び方と価格帯別のおすすめ商品を紹介します。

トイレや洗面台、浴室の排水口が詰まってしまった時に活躍する「ラバーカップ」。

ひとくちにラバーカップといってもさまざまなメーカーから発売されており、トイレのタイプや求める機能によって種類も異なるため、どれを買うべきかわからないという人も多いでしょう。

そこで今回は、ラバーカップの種類と選び方、おすすめ商品をご紹介していきます。

ラバーカップは使用場所によって種類が変わる！

ラバーカップには「おわん型」「突起つき型」「真空式」といった種類があり、それぞれ使用しやすい箇所が変わってきます。

おわん型は和式トイレや排水口など、突起つきは洋式トイレ、真空式はつまりのひどいところにおすすめです。それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

＜1＞おわん型…和式トイレ、排水溝

ゴム部分がおわん型になっているタイプで、ラバーカップときいたらこの形！と思い浮かべる人も多いでしょう。主に、和式トイレが設置されている公衆トイレや公共施設、学校などにも置かれています。

ホームセンターなどで購入することが出来、比較的安価な製品が多いです。

排水口が大きい和式トイレに対応するために、ゴム部分の面積が大きくなっていることが特徴です。洋式のトイレに使用するにはゴム部分が大きいため、購入の際には要注意です。

先端が平らになっているので、和式トイレ以外にもお風呂や洗面所の排水溝にぴったりとかぶせることができます。一つ用意があればどこにでも使用できるため、とても便利なラバーカップのタイプです。

＜2＞突起付き型…洋式トイレ用

洋式用のラバーカップは、先端に突起が付いているのが特徴です。この突起が洋式トイレの狭い排水口部分にフィットし、おわん型とは違ってしっかりと使用することが出来ます。また、突起を内側に収めれば和式に使える兼用タイプもあり、こちらを購入すればひとつで2役してくれます。

最近の一戸建てやマンションは洋式トイレが大半となっており、兼用タイプを選んでおけばトイレ掃除以外にも活躍する場面があるでしょう。

最近の洋式トイレには節水タイプのモデルがあります。節水タイプのトイレは一般的な洋式トイレ用のラバーカップが使用出来ないこともあります。

節水タイプのトイレには、先端に帽子のようなツバがついたラバーカップを使う必要がある為、専用のものを購入して使用するようにしましょう。ツバの部分が排水口にぴったりかぶさるので、吸引力が強くなり、つまりを吸いだしてくれるという形になります。

こちらも、ホームセンターや通販で購入できます。

＜3＞真空式…詰まりがひどいところに！

通常のラバーカップを使用する際にはコツが必要です。つまりが酷いときには上手くいかないことも。業者に依頼するという手もありますが、自分で解決したい方は真空式のラバーカップを使用することがおすすめです。

力を入れなくても、真空による吸引力で排水溝のつまりを解消できます。

ラバーカップと同様につまりを吸引して解消する仕組みは同じですが、真空の力を使うことで通常のラバーカップよりも強力につまりをひっぱることができます。

真空式パイプクリーナーもラバーカップ同様、先端ゴムの形状や大きさが異なるため用途に合わせて選びましょう。

あまりにつまりがひどいときには真空式ラバーカップの購入がおすすめです。

こちらも、ホームセンターや通販で購入できます。

ラバーカップの選び方

ラバーカップを選ぶときに大切なのが使用場所です。使用したい箇所によってラバーカップの形状が変わる為、まずはどこに使いたいかを確認しましょう。

その次に、サイズもチェック。大きすぎたり小さすぎたりするとうまく詰まりが吸引できません。最後に、保管場所についても考えておきましょう。カバー付きがいいのか、通常のままで良いのか、それによって購入製品が変わってきます。

①使用場所で選ぶ

おわん型のラバーカップは和式トイレ、キッチンの排水口、洗面台の排水口、お風呂の排水口の掃除に適しており、一つ用意があると様々な場面で活躍するため、家にストックしておくことをお勧めします。

突起付き型のラバーカップは洋式トイレ用として置いておくと良いでしょう。

真空式は、必要のある方が購入すると良いでしょう。

自分が使用したい場所に合わせて選ぶのがおすすめです。

ただし、トイレに使用したものを他の場所で使うのは衛生的に悪いので、トイレ用は別に用意しておきましょう。

少なくとも、2本はストックしておきたいですね。

②サイズを確認

ラバーカップの中には「大・中・小」や「S・M・L」など、複数のサイズをそろえた商品が多く、サイズによってゴム部分の大きさや持ち手の長さが変わってきます。

ラバーカップを購入する際には、自宅の排水口やトイレのサイズなどを事前に測っておき、丁度良いサイズのものを選ぶようにしましょう。

また、サイズによって重さも変わります。軽すぎると倒れやすくなる為、立てて保管する場合にはある程度の重さがあるものを選ぶと良いでしょう。

柄の長さもサイズによって変わります。長すぎると扱いにくいですし、短すぎても使いにくいので実物を見てみて、自分に合うものを選びましょう。

③保管方法を確認

排水口付近に使用するラバーカップは雑菌がつきやすく、あまり綺麗なものとは言えません。そんなラバーカップを直接床や棚に置いて保管するのはあまりお勧めしません。

そのため、カバー付きのラバーカップを選びましょう。カバー付きなら、保管も衛生的にできる上に、周りを汚さずに持ち運べるので便利です。

中にはおしゃれなカバーも一緒に販売されているものもあります。インテリアになじむカラーやデザインのものを選べば、違和感なく保管できるでしょう。

また、そのまま保管したいという方は、ラバーカップの安定感を見ておきましょう。軽すぎると倒れやすくなりますし、ゴム部分が分厚く重めのタイプなら、そのまま立てて物置にしまうこともできます。

カバーを付けずに保管する場合は、かなり使用した面が汚くなってしまいます。そのまま保管するのは衛生的にも良くないので使用した後は必ずきれいに洗ってから保管しましょう。

ラバーカップの使用方法と注意点

ラバーカップは使い方を誤るとつまりを解消できないことがあります。正しい方法で使用するようにしましょう。

また、やり方を間違えるとつまりを悪化させてしまう事もありますので、ラバーカップを使用する際の注意点についてもご紹介します。

おすすめのラバーカップ商品

ここでは、おすすめのラバーカップ商品を7つ、ご紹介していきます。

①山崎実業　ラバーカップ　デイリークリーン

昔ながらのおわん型ラバーカップ。

柄が短いタイプのスタンダードなラバーカップです。持ち手がコンパクトになっているため、洗面台やキッチンなどの高さがある場所でも使いやすいのが魅力です。

スタンダードな形と安定の吸引力を持つため、初めて使う人も使いやすい商品となっています。

②HJ　ラバーカップ

ミニサイズのスタンダードなラバーカップです。おわん型でかなりサイズが小さくなっています。保管しやすいミニサイズのため、お風呂や洗面所、キッチンなどで使用するのがおすすめ。

パステルカラーでカラーバリエーションが多く、インテリアにもなじみやすくなっています。かわいくてお洒落なラバーカップを求めている人にお勧めです。

柄とゴムカップが分解できるため洗いやすく、使い終わった後も清潔に保つことができるのも魅力的。

③ドレインバスター

2つのキャップでいろいろな排水口に使える真空式タイプのラバーカップ。大小2種類のキャップが付いているので、排水口のサイズにあわせて変更が出来ます。洋式トイレだけでなく、流し台、浴室、洗面台、お風呂の詰まりに使用可能。

真空式なので吸引力が強く、簡単に詰まりを解消することが出来ます。吸引キャップにバリエーションがあるのも魅力的。大きい吸引キャップは大きな排水口やトイレ用に、小さいキャップはキッチン、洗面所、浴室用として使い分けてみて下さい。

④アズマ 洋式通水カップケース付き

掃除用品メーカー「アズマ工業株式会社」のラバーカップは、機能性やスマートさが魅力的。ラバーカップに付いた水気は収納ケース内の排水口にたまる仕組みで、たまった水はトイレにさっと流せます。衛生的にも嬉しい仕様となっています。

収納ケースも通気性が高く、ラバーカップの乾燥が早い為より衛生的に使用できます。

基本的には洋式用ですが、ヘッドのゴム部分を押し込めば和式にも使える兼用タイプ。実用的かつ衛生的な商品なので、初心者の方に特におすすめです。

⑤レック トイレのつまり取り

「激落ちくん」や「バルサン」で有名なレック株式会社のラバーカップです。

通気性に優れたオープンケースは魅力的。とても衛生的に使用出来ます。ラバーカップが見えている部分を壁側に向けることでインテリアデザイン的にも◎。

掃除する時に水が飛び散らないようにビニールが元々ついているのもこの商品の魅力。自分でビニールを調達する手間が省けます。

ゴムを外側に出すと洋式トイレ、内側に入れると和式トイレや床排水口にも使えるマルチタイプとなっており、機能的かつ衛生的に利用したい人や、トイレの雰囲気をラバーカップで壊したくない人におすすめです。

⑥山崎実業　ラバーカップ　洋式　ケース付き

和洋両方の詰まりに対応できる兼用タイプのラバーカップ。

見えるところに置いてもインテリアを損ねない、シンプルなカバーケース付きの商品です。出し入れのしやすい構造となっており、いざという時に素早く使用することが出来る優れモノ。凸部分を折り込むことで、和式や排水口にも使用できる兼用タイプとなっています。

和式・洋式トイレどちらにも使用できるラバーカップをお探しの人におすすめです。

⑦カクダイ　つまり取り真空ポンプ

通常のラバーカップよりも高い吸引力を持つ真空式のラバーカップです。

和式・洋式便器兼用のゴムカップが元々ついている仕様ですが、別売りのオプションをそろえるとドレンホースや洗面台にも使用できるようになるというカスタム機能付き！細かい場所も分けて使用したい人にはお勧めです。

かなり吸引力が強い為、頑固な詰まりに悩んでいる人にお勧めしたい商品です。

排水口掃除の必需品ラバーカップは掃除場所に合わせて選ぼう！

排水口を掃除する時に必須になる「ラバーカップ」は種類によって使用できる場所が違うことがわかりました。和式トイレは「おわん型」、洋式トイレは「突起つき型」、汚れがひどいところには「真空式」を使用するようにしましょう。

家に一つあるだけでお掃除がらくちんになりますよ！是非、ご自宅にあったものを購入してみて下さいね。

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