トイレの詰まりは、突然訪れるもの。

こちらが意図していないタイミングで、「トイレが詰まってしまった!」なんてことも日常では起こり得ます。

トイレが詰まってしまうと焦りがちですが、軽度の詰まりであれば自宅にある「食器用洗剤」で解決することが可能です。

食器用洗剤は、たんぱく質を溶かす作用があり、その作用を使って、トイレの詰まりを解決することができます。

今回は、食器用洗剤を使った詰まりの対処方法やその注意点、洗剤で解決できなかった場合の別の対策方法についてご紹介していきます。

食器用洗剤が使える詰まりの原因

食器用洗剤は中性洗剤とも呼ばれ、ちょっとした汚れやトイレは流れるけれど流れが悪い、少しだけ詰まっている気がする、などの軽度のトイレの詰まり解消に有効な手段の1つです。

食器用洗剤には、食べ残しを食器から落とすように、たんぱく質を効率よく分解する成分が含まれています。

排泄物が原因の詰まりの場合、食器用洗剤を使用することでたんぱく質が分解され、水に溶けやすくなり、詰まりの解消に繋がります。

排泄物が主な原因であり、重度の詰まりではない場合に食器用洗剤は有効な方法の1つだと言えるでしょう。

食器用洗剤は中性!実際の使用方法

大体の家庭にある中性洗剤は食器用洗剤です。

食器用洗剤を使用すれば有害なガスが発生することもなく、安心してトイレの詰まりに使用することが出来ます。

中性洗剤を使った実際の掃除方法は、次のSTEP1〜STEP4のような方法で行います。

STEP1:便器内の水位を調整する

まずは止水栓を閉め、水が供給されないようにします。

そこから水位の調整を行いましょう。

便器内の水位が高いままだと、食器用洗剤を使用した際に薄まってしまい、つまり汚れを解消させる効果が弱くなってしまいます。

詰まりのせいで水位が高くなっている場合には通常時と同じ程度まで水位を下げるために、ポンプやバケツなどを使って水を汲みだしましょう。

汲みだした水が汚れている場合には、詰まりが解消した後にトイレに流す用として、とっておくのがおすすめです。

STEP2:食器用洗剤を便器に入れる

便器の中の水位が調整し終わったら、次は食器用洗剤を便器内に入れていきます。

入れる量は100ml程度です。

一般的な食器用洗剤は200ml入りのものが多い為、その半分ほどを注ぐイメージです。

ここでもったいないと思って少なくしてしまうと、効果が薄くなりますので思い切って入れましょう。

STEP3:お湯を注ぎ、しばらく待つ

洗剤を入れた後、50℃~60℃のお湯を便器に注ぎ、20分~30分程度待ちます。

お湯は沸騰してすぐのものを使うのではなく、少し冷めた50~60℃のものを使うようにしてください。

熱湯を使用するとトイレの陶器を痛めてしまう可能性があるので、絶対にしてはいけません。

STEP4:水を流してみる

ある程度放置したら最後に止水栓を開け、トイレのコックをひねって詰まりの解消が出来たかを確認しましょう。

いきなり水を大量に流すと、治っていなかった時に悪化してしまうので、「小」か半回転ほどさせて少量の水を流すようにしてください。

普段通りに水が流れていたらOKです。

食器用洗剤を使う時の2つの注意点!

お湯と食器用洗剤をトイレの詰まり解消に使用する際には、以下の2点に気を付けながら行ってください。

注意点1:トイレが陶器製の時のみ使用する

トイレの材質によっては食器用洗剤を使用してはいけない場合があります。

例えば、パナソニックのタンクレストイレは、陶器ではなく有機ガラスの素材を使用しており、トイレ内部の部品も樹脂を使用しているため、お湯を流すとトイレ本体や内部の部品に影響が出てしまいます。

TOTOなどのトイレは陶器を使用しているので問題ないと言われていますが、自宅のトイレがどの材質でできているのかは良くチェックしてから使用するようにしましょう。

注意点2:お湯の温度は高くし過ぎない

陶器製のトイレだったとしても、お湯の温度には注意が必要です。

急激に熱いお湯を流してしまうと、便器が痛んだり、割れてしまったりします。

湯気が立っていたり、沸騰してすぐのお湯は避けて下さい。

もし温めすぎてしまった場合にはしばらく冷まして、50~60℃くらいのお湯にしてから使用するようにしましょう。

食器用洗剤でトイレの詰まりが解決できなかったら?

食器用洗剤を使用してみても、トイレの詰まりが解決できない場合には、以下の4つの方法を試してみて下さい。

方法1:クエン酸と重曹を使ってみる

お掃除の味方、クエン酸と重曹でもトイレの詰まりを解決できることもあります。

こちらも、クエン酸と重曹、50~60℃のお湯だけでできる簡単な方法です。

やり方も殆ど食器用洗剤の時と同じで、手間がかからないのも嬉しいポイント。

手順は以下の通りです。

  1. 便器の水位が高い場合には水を組み上げておく。
  2. 重曹を便器の中に入れ、続けてクエン酸を入れていく。
  3. お湯を注ぎ入れ、1時間ほど放置し、ゆっくり水を流してみる。

水垢などが原因と想定できる場合には、クエン酸と重曹で流れることが多いです。

ただし、クエン酸と重曹は他の薬品と混ぜるとガスが出て危険なので、掃除した後はしばらく洗剤を使わないようにしてください。

方法2:ラバーカップを使ってみる

トイレの詰まりを解決する、と言われて真っ先に思い浮かぶのが、このラバーカップでしょう。

洗剤を使うよりも物理的に詰まりを取るという形になります。

使い方の手順は、以下の通りです。

  1. 便器の中の水位が高い場合には汲みだす。
  2. 便器の排水口に出来るだけ密着させ、ラバーカップを押し込む。
  3. ゆっくりラバーカップを引っ張る。
  4. 何度か繰り返す。

ラバーカップの吸引力を使って異物を排水口から取り除けます。

トイレットペーパーなどが原因の詰まりなどに有効です。

方法3:アルカリ性、酸性の洗剤を使ってみる

アルカリ性の洗剤とは、主に漂白に使われる洗剤のことです。

強力な洗浄力があるため、他の洗剤と混ぜてしまうと有毒ガスが発生しますので使用には注意が必要です。

アルカリ性の洗剤は、黒ずみやカビ、髪の毛やトイレットペーパーまでも溶かす強力なものです。

詰まりがひどい場合には、アルカリ性の洗剤を使いましょう。

一方で、酸性洗剤は、トイレ用洗剤が一般的です。

酸性の洗剤は尿石や悪臭、水垢などの汚れに効果的な洗剤です。

こちらも、他の洗剤と混ぜると有毒ガスが発生する恐れがあるので、混ぜずに使用しましょう。

方法4:業者に依頼する

中性・アルカリ性・酸性の洗剤を使っても、ラバーカップを使ってもトイレの詰まりが解決できない場合には、専門の業者に依頼する必要があります。

無理に自分で解決しようとすると便器を痛めたり、事態が悪化する恐れがあるので、自分で対処が難しいと思ったら速やかに業者に依頼するようにしましょう。

トイレの詰まり解消を業者に依頼する場合の相場は「基本料金」「作業費」「出張料」で決まります。

詰まりの具合にもよりますが、大体は1万円前後で修理してくれるところが多いようです。

トイレの詰まりには焦らず対応しよう!

トイレが詰まってしまったら慌てずに自分でできることを行いましょう。

まずは手ごろな食器用洗剤を使用し、次にラバーカップなど別の方法を試してみて下さい。

自力でどうしても解決できない場合には無理をせずに業者に依頼するのがおすすめです。