トイレの便座交換を自分でやる方法!抑えておきたいポイントと注意点も解説
最終更新日 2022年8月27日
「トイレの便座を新しくしたい!」「故障したので取り替えたい」という悩みを抱いた時、解決する方法は3つあります。
1つは、自分で交換する方法、2つ目は業者に依頼して取り換えてもらう方法、3つ目はメーカーに依頼して交換してもらう方法になります、業者やメーカーに依頼した場合、費用がかさんでしまうので自分で交換したい!という人も多いでしょう。
そんな方のために、今回はトイレの便座を自分で交換する方法について解説していきます。また、抑えておきたいポイントや詳しい手順、注意点なども交えながらご紹介していきますので、参考にして見て下さいね。
トイレの便座を自分で交換したい!予めチェックしておきたいポイント4つ
トイレの便座を交換するにあたり、まずは抑えておきたいポイントを解説していきます。いきなり便座を購入する前に、以下の4つのポイントをチェックしてみましょう。
ポイント1:トイレのサイズ・タイプをチェックしよう!
便座交換する際には費用面を心配しがちですが、トイレのサイズやタイプが合っているかどうかが大切になってきます。せっかく購入したのにサイズが合わない…ということが無いように、きちんとチェックしましょう。
普通(レギュラー)タイプと大型(エロンゲート)タイプというサイズがあるので、予め便座の大きさを測っておくと確実でしょう。排水管やタンクまでの距離、コンセントの位置など、便座周辺に必要な広さは選ぶ便座により異なるので採寸が必要です。
また、通常の便座から温水洗浄便座に取り替える場合、元の便座のタイプによっては取り外しが出来ない可能性もあります。以下のタイプだった場合は交換が難しくなっています。
- タンクと便器が一体になっている「一体型トイレ」
- 配管などが市販のものではない「システムトイレ」
- タンクがトイレの隅についている「隅付タンク式」
- タンクがついていない「タンクレストイレ」
これらに該当していないかを確認したうえで交換の準備を進めていきましょう。
ポイント2:工具を用意しよう!
購入した製品に工具が備え付けている場合もありますが、基本的には自分で用意したものを使用するのが良いでしょう。
必要な工具・道具は以下の通りになります。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- スパナ
- 便座取り外し器具
- モンキーレンチ
- バケツ
- 雑巾
便座取り外し器具は製品についていることが多くなっています。
ポイント3:電気工事が必要かどうかを確認しよう!
普通便座に取り換える場合は、取扱説明書を読みながら手順通りに進めていけば問題ありませんが、温水洗浄便座を設置する場合には「分岐金具を設置してタンクと繋ぐ」「コンセントが近くに無い場合には電気工事士の有資格者に施工してもらう必要がある」といった手順をしなければなりません。
そのため、コンセントがトイレ内に無い場合には電気工事が必要となります。
ポイント4:事故が起きない環境を整えよう!
便座の設置で起きやすいトラブルが「止水栓を止め忘れたせいでおこる水漏れ」となっています。水漏れを起こし、そこから漏電してしまう‥‥‥なんてことも起こり得ます。安全に交換するためにも、作業するためには以下のことをチェックしましょう。
- 止水栓は止めたか
- コンセントは抜けているか
実際のトイレの便座交換手順をご紹介!
では、実際の手順についてご紹介していきます。まずは通常の便座を交換する時の方法になります。
便座のメーカーは様々なところがあり、メーカーによって取り付け手順が少し違うこともあるので、購入した便座についてきた取扱説明書を必ず読みながら行いましょう。
まずは便座を購入しましょう。便座は、家電量販店やホームセンター、インターネットショッピングで購入ができます。
サイズを採寸し、自分の家のトイレに合うサイズのものを購入しましょう。
価格は、1万円~3万円くらいとなります。
便座を購入したら、付属しているものに不備がないかを確認し、付属の工具以外に足りないものがあったら準備しましょう。
必要となる工具は以下の通りになります。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- スパナ
- 便座取り外し器具
- モンキーレンチ
- バケツ
- 雑巾
バケツや雑巾があったほうがスムーズに交換が出来るでしょう。
便座に防寒のためのカバーやシートを貼っている場合は外しておきましょう。
便座の種類によっては化粧カバーを外す必要があります。化粧カバーの中に固定ナットがありますのでそれらを外していきましょう。便座は2本の固定ナットで取り付けられており、
正面からは見え無いことが多く、便器の裏側をのぞくと左右に1本ずつナットがあるのがわかります。
ナットは付属の便座取り外し器具を使い緩めます。※ナットではなくネジで固定されている場合は、用意しておいたプラスドライバーでご対応しましょう。
ナットを外したら、便座が引き抜ける状態になります。便座によっては、上部にロックがかかっていることもあるのでロックを解除し、取り外しましょう。
真上に引き抜けば外せるようになっていますが、汚れの付着などによって上手く外せない場合には周りを掃除してから取り外しましょう。
また、便座の上部にある固定用のピンも外しておきます。 取り外した際に便器を掃除しておくと、より快適に使用することが出来ますよ!
便器には普通サイズと大型サイズの2種類があり、サイズに合わせて取付板のネジの間隔が変わります。
そのため、購入した便座がどっちのサイズなのかよく確認し、取付板のネジの取り付けをしましょう。
サイズによっては便座が少しはみ出る場合もありますが、使用に問題はありません。
温水洗浄便座の場合はどうする?
温水洗浄便座の場合、少し手順が多くなります。
給水ホースの取り外しや止水栓への金具の取り付けという作業が追加されるので、普通便座に取り換えるときよりも時間がかかるかもしれません。難しいと思ったら、無理に交換せず、業者に依頼するようにしましょう。
取り替えたい便座を購入しましょう。
便座は、家電量販店やホームセンター、インターネットショッピングで購入ができます。
価格は、1万円~3万円ほどになります。
便座を購入したら、付属しているものに不備がないかを確認し、付属の工具以外に足りないものがあったら準備しましょう。
必要となる工具は以下の通りになります。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- スパナ
- 便座取り外し器具
- モンキーレンチ
- バケツ
- 雑巾
バケツや雑巾は給水管から水が漏れないようにするために使用します。排水管を取り外す際に水が漏れる可能性がある為、必ず用意しておきましょう。
止水栓とは、水の供給を調整するための栓になります。ハンドルがついているタイプや、マイナスドライバーで調節するタイプのものがありますので、自分の家のトイレの止水栓がどんなものになっているのか確認しておく必要があります。
止水栓を閉める際には、どの程度の硬さにしたのか、覚えておくといいでしょう。
止水栓を止めたらタンク内の水を抜いておきましょう。普段、トイレの水を流すときのようにレバーハンドルを引き、一度水を流します。何度か操作し、水が流れてこなくなったらタンク内の水が抜けたサインになります。
温水洗浄便座を使用している場合は、コンセントを抜いておきましょう。プラグが刺さったまま作業すると、漏電につながったり、客家の原因になったりするので、安全のためにもきちんとコンセントを抜いた状態で作業をするようにしましょう。
コンセントからアース線が繋がっている場合、コンセントを抜いてからアース線を取り外します。アース線は、プラスドライバーで取り外すことが出来ます。
抜いたコンセントは濡れないように気を付けましょう。
ロータンクから給水管が延びている場合、ロータンクの蓋を外し、ボールタップ接続ネジが給水管のナットと一緒に回らないように抑えながら給水管を外す作業が必要になります。
これの確認が出来ていないと上手く給水管が外れない場合があるのでよく確認したうえで行うようにしましょう。給水管を取り外す際に余り水が多少こぼれますので、あらかじめ床に雑巾等を敷いておいてください。
給水管から接続されている止水栓側のナットをレンチで緩め、給水管を取り外します。この時に止水栓が閉まっていないと、水漏れを引き起こすため、外す前にもう一度止水栓をしっかりと閉めたか確認しておきます。不安な場合はバケツを下に置いておくのが良いでしょう。
止水栓側のホースが取り外せたら、タンク側のホースも取り外しましょう。
取り外し方はさっきと同様に、ナットをレンチで緩めていきます。取り外した部品は失くさないように保管しておきましょう。
すでに古い温水洗浄便座を設置していた場合は、古い分岐金具も取り外してください。分岐金具とは、給水管からトイレタンクと温水洗浄便座本体へ給水するために取付けられている金具になります。
新しい温水洗浄便座に交換する際には、相互性がない場合もあるので、外しておくのが良いでしょう。
分岐金具は購入した温水洗浄便座に付属していることが殆どになります。
分岐金具によって、トイレタンクと温水洗浄便座本体の両方に水が給水されるようになります。また、付属のパッキンを分岐金具や止水栓に入れないと水漏れが発生するので、取り付ける前にはパッキンを忘れずに入れるようにしましょう。
止水栓側に分岐金具が取り付けられたら、ホースの長さを確認しましょう。
ホースの長さが足りず、繋げられないという場合には、フレキシブルパイプ(をまげて使います。
フレキシブルパイプは便座に同梱されていることもあります。もしついていなかった場合はホームセンターやインターネットショッピングでも購入可能です。パイプを好きな長さに切って使用することが出来るので、長さの調節がしやすいという利点があります。
次に、止水栓側の分岐金具と温水洗浄便座本体をつなぐ給水ホースのナットを締めて取り付けます。
締めが甘いと水漏れを引き起こしますので、しっかり締めるようにしましょう。
便座の種類によっては化粧カバーを外す必要があります。化粧カバーの中に固定ナットがありますのでそれらを外していきましょう。便座は2本の固定ナットで取り付けられており、
正面からは見え無いことが多く、便器の裏側をのぞくと左右に1本ずつナットがあるのがわかります。
ナットは付属の便座取り外し器具を使い緩めます。(※ナットではなくネジで固定されている場合は、用意しておいたプラスドライバーでご対応しましょう。)
ナットを外したら、便座が引き抜ける状態になります。便座によっては、上部にロックがかかっていることもあるのでロックを解除し、取り外しましょう。
真上に引き抜けば外せるようになっていますが、汚れの付着などによって上手く外せない場合には周りを掃除してから取り外しましょう。
また、便座の上部にある固定用のピンも外しておきます。 取り外した際に便器を掃除しておくと、より快適に使用することが出来ますよ!
固定プレートを固定するために、上から差し込んだ取付ボルトをパッキン、ワッシャ、ナットで仮止めし、便座の位置を調節していきます。
良い位置が見つかればそのまま固定しましょう。位置が決まったら、固定ネジをしっかりと止めて安定させましょう。
動かす前に、止水栓、給水ホース、フレキシブルパイプのゆるみがないかも良くチェックしておきましょう。
便座の固定が出来たらコンセントを差し込み、止水栓をあけましょう。止水栓は、締めたぶんを緩めるイメージで開くと水流が丁度良くなります。
電源ボタンや温水洗浄ボタンなど、きちんと動くか確認しましょう。
賃貸契約を結んでいる状態で勝手に便座を変えるとトラブルになる可能性があります。トラブルを避ける為にも、交換してよいかどうかを予め管理会社に確認をとっておきましょう。事前申告であれば許される場合も多いです。
意外と簡単な便座交換にチャレンジしてみよう!
今回は、意外と簡単にできる便座交換について解説していきました。自分で取付作業を行えば、その分費用を抑えることができます。便座なども自分の好きなものを選ぶことが出来るのがメリットです。
温水洗浄便座と普通便座で取り付け手順が異なりましたが、説明書を読みながら行えば難しくはありません。是非チャレンジしてみて下さい!
トイレつまり・水漏れ、ウォシュレット・タンクのトラブル、修理業者料金|町の水道修理センター
修理の種類 | WEB限定料金 | 通常料金 |
トイレの詰まり | 4,500円~ | 8,000円~ |
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トイレの水が溢れる、止まらない | 4,500円~ | 8,000円~ |
チョロチョロ水が漏れている | 4,500円~ | 8,000円~ |
タンクに水がたまらない | 4,500円~ | 8,000円~ |
異臭、悪臭がする | 4,500円~ | 8,000円~ |
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) | 4,500円~ | 8,000円~ |
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) | 11,000円~ | 18,000円~ |