カクダイつまり取り真空ポンプを徹底レビュー!購入場所や使い方など
最終更新日 2022年9月29日
毎日の生活に欠かせないトイレや洗面台などの水場。これらは日常的に使用していると詰まってしまう事があります。毎日の掃除を行っていても、ゆっくり溜まっていく汚れは防ぎきれないものです。
つまりが発生してしまった時の強い味方に、真空ポンプというものがあります。水道周りの製品を数多く扱う「カクダイ」から発売されているつまり取り真空ポンプは、人気も高く、数ある真空ポンプの中でも有名なものになります。
今回は、そんなカクダイの真空ポンプについて、そのレビューや購入場所、使い方などをご紹介していきます。
カクダイつまり取り真空ポンプとは?購入場所は?
カクダイつまり取り真空ポンプは、水回り用品専門業者であるカクダイから販売されている真空ポンプです。
取っ手を引いて真空空間を作り出し、吸いだすという形になります。
洗面・キッチン・トイレ・エアコンホース・お風呂にも使用できる優れモノ!専用のノズルなどの展開も多く、他の製品とは一味違う使い心地の真空ポンプです。商品概要や購入可能場所については、以下の通りになります。
商品概要 | 値段:¥2,470 サイズ:14 x 14.5 x 43.3 cm; 610 g ブランド:カクダイ(KAKUDAI) |
特徴 | ・強力な吸引力と押し下げる圧力で詰まりや汚物を取除 ・先端を付け替える(別売商品)ことでトイレ以外にも洗面台、流し台、エアコンドレンホースのつまりを取除く事が可能 |
購入可能場所 | Amazon、楽天、モノタロウ、Yahooなどの通信販売業者、コーナンやカインズホーム、東急ハンズなどのホームセンター、また、場所によっては、スーパーなどの一角にある場合もあります。 |
カクダイつまり取り真空ポンプのしくみと、使用できる詰まりの原因
トイレの詰まりや洗面台の詰まりを解消してくれる、真空ポンプですが、そのポンプのしくみはどうなっているのでしょうか。
この仕組みを知っておくことで、実際に使用した際、正しい手順で掃除を行うことができます。
また、詰まりの原因が何であるかによって使用できる、出来ないが決まります。
カクダイつまり取り真空ポンプの仕組み
真空式パイプクリーナーはラバーカップと同じように真空空間を作り出して詰まりを吸い出します。しかし、吸引力や圧力が真空ポンプの方が強い為、つまりが頑固な場合などに使用するのがおすすめです。
真空ポンプは、ゴム製のカップ・シリンダー部分・ハンドルの3つのパーツが組み合わさってできています。ゴム製のカップを便器の排水口に押し当ててハンドルを上下させる事で、強力な吸引力と押し出す圧力を生み出し、つまりを解決してくれます。
圧力が加わることによって、つまりの原因となっているものが崩れて行ったり、便器の排水口の奥に流れるようになったりしてトイレつまりに対処できるという仕組みです。
ちなみに、真空式パイプクリーナーはカップを押し付けた状態のままハンドル部分を動かすだけなので、ラバーカップよりも水が飛び散りにくいというメリットもあります。
通常の真空ポンプはゴム部分が固定されていることが多くなっていますが、このカクダイから販売されているものは、ゴム部分が取り外し可能で、より小さい場所にも適す、小カップやエアコンのホース用の物などが展開されているので用途によって使い分けられるのが魅力です。
カクダイつまり取り真空ポンプが使用可能な詰まりの原因
トイレの詰まりの原因が何かによって、真空ポンプが使えない可能性があります。
詰まりの原因が何なのかを確認して、真空ポンプが使用できるかどうかを判断しましょう。
真空ポンプで解消できるトイレの詰まりの原因は次の通りです。
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- 排泄物・嘔吐物
- 水に流せる系グッズ
これらの物がトイレにつまっている場合は真空ポンプで対処することができます。
トイレが詰まったときのことを思い出し、何が詰まってしまったのかを確認しましょう。
一方で、真空ポンプで解消できないトイレのつまりの原因は次の通りです。
- スマホ
- おもちゃ
- 生理用品
- オムツ
- ヘアピン
- その他固形物
これらの水に流せないものがトイレにつまっている場合は真空ポンプで対処することができません。
真空ポンプは詰まっているものをそのまま押し込んで流すのが目的になります。水に流せないものは、取り除かなければならないため、適していません。
詰まっている原因が何かわからない状態で真空ポンプを使用するのは非常に危険になります。
無理矢理真空ポンプで押し込むことで配管を傷つけたり、詰まりを悪化させてしまう恐れがあるので無理に使用するのはやめましょう。
カクダイつまり取り真空ポンプの使い方・手順
真空ポンプの仕組みや詰まりの原因を確認出来たら、実際の使用方法を確認していきましょう。
カクダイの真空ポンプの場合、先につけるゴムカップのサイズや形態によって使用方法が異なります。それぞれについて解説していきますので、自分の使用したいものの参考にして見て下さい。
大カップのカクダイつまり取り真空ポンプを使用する場合の手順
大カップは、直径15㎝程のサイズをしており、お風呂やトイレの排水溝が詰まった際に使用するのに適しています。
トイレの場合、洋式・和式どちらにも対応しているので万能のカップサイズとなります。
トイレで真空ポンプ(大)を使用する場合
まずは便器にある水の量を調整します。
水が多い場合には、バケツなどでくみ出し、水が溢れないように調節しましょう。
水が少なすぎても効果を発揮できません。目安はゴムカップ部分が水に浸っているくらいです。水が足りない場合にはバケツなどで足していきましょう。
大カップの内側に折り込んであるスリーブを引き出してください。ハンドルを押した状態のままカップを便器の水溜りのくぼみ部分に押し付けます。
カップがつぶれて真空状態になるようにしましょう。
カップを押し付けたら、持ち手の部分をしっかり握り、ゆっくり引いていきましょう。初めて使う場合には引く部分が硬くなってしまっているかもしれません。
吸引と加圧を交互に繰り返していき、カップを押し付けたままハンドルだけを押したり引いたりしましょう。
最後にトイレを流してみて、キチンと流れればつまりは解消されています。もし、水が流れなければ再度③の工程を試し、何度か行ってみましょう。
その後、水が普段通りに流れればトイレのつまりは完全に解消されています。
お風呂場で真空ポンプ(大)を使用する場合
手でとれるゴミ(髪の毛やシャンプーパックの切れ端など)を掃除して綺麗にしておきます。水に流せないものは先にとっておきましょう。
大カップを排水口に押し付け、つまりが流れるまでハンドルを上下させてください。
シャワーなどで水を流してみて、流れればOKです。
小カップのカクダイつまり取り真空ポンプを使用する場合
小カップは、10㎝程のサイズで、洗面台・流し台の詰まりを取り除くのに適しています。小さいサイズになるので、小さな流し穴などのつまり除去に一役買ってくれます。
キッチンシンクで真空ポンプ(小)を使用する場合の手順
空気が抜けないようにオーバーフローなどの穴をテープで塞ぎます。ここを塞がないと真空空間を作れなくなり、圧力がうまくかかりません。ガムテープなどでふさぎ、空気の通り道が作られないようにしましょう。
排水口のバスケットと防臭ワンを取外し、排水口に小カップを押し付け、つまりが流れるまでハンドルを上下させましょう。
最後に水を流し、つまりが解消されているかどうかを確認していきましょう。
洗面台で真空ポンプ(小)を使用する場合の手順
空気が抜けないようにオーバーフローなどの穴をテープで塞ぎます。ここを塞がないと真空空間を作れなくなり、圧力がうまくかかりません。ガムテープなどでふさぎ、空気の通り道が作られないようにしましょう。
小カップを排水口に押し付け、つまりが流れるまでハンドルを上下させましょう。
最後に水を流し、つまりが解消されているかどうかを確認していきましょう。水が流れない場合には、②の工程を再度行いましょう。
つまりとりソケットを使う場合の手順
つまりとりソケットは、内径14~16mmのエアコン用ドレンホース専用の付属品です。エアコンホースが詰まってしまった場合にはこちらを使用しましょう。
ソケットはホース内径14・16ミリ兼用になります。サイズを確認して、ハンドルを押し込んだ状態のままソケットをドレンホースに差し込みます。
ハンドルを強くひき、詰まりを取り除いていきます。
※内部につまりが逆流するので、ドレンホースに差込んだ状態でハンドルを押し込まないように注意しましょう。
つまりが取れるまで、①~②を繰り返します。
カクダイつまり取り真空ポンプを使う上での注意点
押し引きで流していく場合には、水に流れるものが詰まっていると明確な場合だけ使用するようにしましょう。
異物が何かわからない場合や奥に流れてはいけない物がつまっている場合は吸引だけを繰り返し、取り出すようにしましょう。
スマートフォンなどの固形物が転落した場合には、自分で解決しようとせずに業者に依頼しましょう。
カクダイつまり取り真空ポンプの口コミ・レビュー
では、実際に使用した人のレビューはどうでしょうか。良いレビュー、悪いレビューに分けてご紹介していきます。
良いレビュー
排水溝がポップアップ式で上下する蓋が邪魔で小カップは使えず、この大カップを使用した。
1.オーバーフロー穴をガムテープでふさぐ。
2.カップで排水溝を塞ぎ水をためる。
3.ハンドルを上下する。
根気よく繰り返してるとつまりがどんどん剥がれ落ちていく。
水がゴゴゴと渦を巻いて勢いよく排水溝に吸い込まれていくのを十年ぶりに見た。
今まで配水管を外して掃除してたがそれより手軽でずっと威力がある。
トイレの詰まり始めの頃、流した水が通常の水位まで下がるのに1~2時間もすれば戻っていましたが、ある日突然、半日経っても戻らなくなり、ピーピースルーやホームセンターのパイプクリーナー(液体)を使いつつ、5mのトイレ詰まり解消用ワイヤーも使ってみましたが治らず、この製品を試してみました。
真空ポンプを使うのは初めてだったので怖かったですが、ちゃんと悩みが解消されました!問題なくその後も使えています!手もあまり汚れない形態なのがとても嬉しいポイントです!
パイプクリーナーやワイヤーを使うよりも簡単で効き目が早く解消できて、お勧めです!
因みに、引っ越し前の家のトイレで高圧洗浄の見積りを取ったところ17万円も掛かると言われ、今の家で調べた最安値は2万5千円でした。
余程酷い詰まりでなければ、この製品で解消できると思います。
別売りの小カップも同時に購入して使用し、キッチン排水部のつまりをとることができました。排水部の形状がマッチするかどうかがカギだと思います。利き腕でハンドルを持ちもう片方の手で押し当てるのですが、押し当てながらハンドルを引く、という操作が意外と難しいです。二人作業で行い、一人が両手で押し当てる、もう一人がハンドルを引く、とするとよいかもしれません。
悪いレビュー
取っ手に手を挟んでしまいました。注意書きに書いておいて欲しいです。取っ手を引くのにも結構力がいりました。かたいです。
業者を呼ぶか迷い、購入したけれどサイズが2つしかないのでトイレに合わなかった。結局業者を呼ぶことになり、無駄にお金がかかっただけでした。サイズ展開をしてほしい。
ラバーカップでもよかったかもしれない。わざわざこれを買わなくても、問題なかったように思う。
取っ手を引っ張ると思ったより大きくなったので狭いトイレだとなかなかやりにくかった。賃貸のトイレは狭いので、うまくできなかった。小さいものを買おうと思う。
取っ手の方から逆流してきて困った。これを改善するためにはどうしたらいいのかわからないので捨ててしまった。弁とかをつけて対策してほしい。
カクダイつまり取り真空ポンプは、トイレ以外のつまりの解決にも適任!
レビューでは使いにくいといった声がありましたが、自宅の排水口の口径を正しく測ったり、用途を見極めたりすることで解決することができます。
カクダイの真空ポンプは、先端を付け替えることでトイレのつまりだけではなく、流し台や洗面台、エアコン用ホースのつまりまで解決することが可能でした。
レビューも、高評価の割合の方が高く、消費者の満足度が高い商品だとわかりました。
自宅の排水口の詰まりなどに悩んでいる人は、購入してみて下さい。