最終更新日 2017年6月26日
トイレの水を流すとゴボゴボ音…キッチン・洗面・お風呂でも音が!
トイレで用を足した後に、普段とは違う「ゴボゴボゴボ・・・」という音がした。トイレ以外にもキッチン・洗面・お風呂などで音がした。1度だけというのなら問題はないのですが、一週間、一か月ずっとゴボゴボ音がなると、それはトイレの危険信号です。
排水管などに異常がある時にはいつもと違う動き、音があるので、いつもと少しでも違うことが続くようならばトラブルが起こったと理解する必要があります。
目次:クリックorタップでその項目を表示します。
なぜトイレからゴボゴボ音がするのか
トイレの水を流した際になぜ、ゴボゴボと音がするのか。便器から水が流れる際には流れる水が多いのでザーッという音がするのが普通ですが、水を流した時にトイレや他の場所(キッチン・洗面・お風呂など)からもゴボゴボと音がする際は汚水配管内で異常が起きています。
例えば、配管内でのつまりが原因で水が渋滞し、空気がたまり大量の水が空気と一緒に流れていく音だったり水圧が関係していたりするなど理由は様々ですが、悩まされ続けるよりも 行動すれば解決することがほとんどです。
家庭に問題がないケース
豪雨が降り続けるとトイレがゴボゴボいうことがあります。これは下水管に多量の水が流れ込んだことによって空気が上に押し上げられその空気がお風呂場、トイレなど排水口から出てきます。この逆流現象が原因でゴボゴボと音が発生します。
トイレから汚水があふれることもあるのでひとまず、トイレ用の蓋を閉めておきます。これらが原因のゴボゴボ音は天候が落ち着くと共に症状も治ります。
音がする時は原因を探る
まずは、原因を探しましょう。水はスムーズに流れるけど、ゴボゴボ音がする場合はトイレの排水管に吸気弁がなく配管内が負圧状態になり、便器内のトラップの封水が引っ張られて音がなっている可能性があります。
ちなみにこの音はトイレだけではなく他の場所(キッチン・洗面・お風呂など)で聞こえる場合もあります。トイレで水を流すとキッチンや洗面所など別の排水口があるところでもゴボゴボ音がなることが多く確認されています。
しかし配管内が負圧状態にならなければゴボゴボという音はしません。症状がピンキリですが、治すことが可能な症状です。
水を流すとゆっくりと溜まり(便器ギリギリまで水がたまるかもしれません)、ゴボゴボと音を立てながら流れていくときは配管内に便の塊などのつまりが生じています。これは単純に水が通るスペースが少なく通った先の空気が音をならす原因となっているからです。つまりを解消させることで、ゴボゴボ音は治り普段通りの排水に戻ります。
便器のトラップ水が引っ張られる時の対処法
配管内が負圧状態になり、水がひっぱられることでゴボゴボ音がなるケースだと症状がひどい場合、家の壁をぶち抜き配管をやり直す必要があります。値段も数十万円とそうとうかかりますがここまでひどい状態はあまりないのでほとんどは配管をやり直す必要はありません。
ゴボゴボという音の症状が軽度であったり、家庭によって違いますが配管の構造によっては汚水桝の蓋を吸気口が付いたものに変更するだけですぐに治ってしまう場合もあります。数千円で専門店にて購入することができ、だれにでもできるような簡単な作業で治ってしまいます。
水がゆっくりと流れる排水管のつまりが原因の対処法
水を流すと便器のギリギリまで水が多く溜まり、ゆっくりと落ちるように流れていく、配管のつまりが原因でゴボゴボ音がなるケースは、つまりを解消させることが一番の解決法です。
家庭にスッポン(ラバーカップ)があるようでしたら、水が飛ばないようにビニールで蓋を作り、キッチンやお風呂などの排水溝をぞうきん等で蓋をしてその上から重しを乗せるなどして汚水が逆流して汚水まみれになることを防ぐ準備をしてからラバーカップを使いつまりを解消させます。
また、ラバーカップなどでもつまりが解消されない場合は詰まっている異物をヌメヌメさせて流れやすくするアルカリ性の洗剤などを使い流れやすくし、時間をおいて水を流すことでつまりが解消されます。
雨が酷い時にゴボゴボ音がするときの対処法
逆流でゴボゴボ音がなる時の原因は天候にあるので、雨が収まるのを待つしかありません。しかし、雨でも逆流を防ぐ方法はあり、それは浄化槽の蓋に空気抜きの穴を設けることです。しかし、浄化槽は臭いものなので穴をあけた場所にS字のトラップのパイプを設置することで普段は臭いを防ぎ、ひどい雨の日はパイプから空気が抜けていくのでトイレでのゴボゴボ音は解消されます。雨が止んだら水をS字トラップパイプに入れておくことを忘れないようにしてください。