最終更新日 2023年8月31日

キッチンのリフォームを行う上で最も気になる所と言えば、「費用」でしょう。

「キッチンが古くなってしまったのでリフォームしたい」「家全体をリフォームするのでそのついでにキッチンもリフォームしたい」とケースは様々ながら、それなりに費用はかかるものです。

今回は、そんなキッチンのリフォームについて費用相場やかかる工期、費用を下げる方法、費用別の事例などを紹介します。

リフォームを検討している人は、是非参考にしてみてください。

キッチンリフォームの費用相場は?

まず、キッチンのリフォーム費用について、相場や部分的な設置などについての基礎知識を解説します。

全体リフォームは大体30~250万円ほど!

キッチンのリフォームにかかる費用は、およそ30~250万円ほどになります。

素材のグレードや現在のキッチンの様子によって費用はかなり変わるため、注意が必要です。

キッチンのリフォームは、費用の掛かる箇所が細かく分かれています。

キッチンリフォーム費用についての大まかな内訳は以下の通りです。

  • キッチンの本体費用・・・キッチン本体にかかる費用。素材や機能性によって値段が大きく異なります。グレードを選ぶことで費用を抑えることもできます。
  • 工事費・・・キッチンを取り外し、リフォームする実際の費用です。
  • 廃材処分費・・・工事で出た廃材を処分するための費用です。
  • 室内養生作業・・・室内が汚れたり壊れたりしないように保護カバーを行う費用です。
  • 交通費・・・工事業者の移動費です。
  • 消費税・・・それぞれの費用にかかる消費税です。

工事の規模によってもう少しかかる項目が増えることがあります。

部分的なリフォームは少し安め!

キッチン全体をリフォームするわけではなく、部分的なリフォームであれば値段を抑えることができます。

例えば、水道の蛇口だけを変える、換気扇だけを変える、食洗器を新しく設置する、等の工事であればかなり安くリフォームすることも可能です。

「部分的なキッチンリフォーム」にかかる工事費用一覧は、以下の通りになります。

  • 水道蛇口の交換:1.6〜4万円
  • レンジフードの交換:10〜20万円
  • 食洗機の設置&交換:9〜26万円

部分的なリフォームであれば、キッチン全てを交換するのに比べてかなり費用が抑えられます。

そのため、一部だけリフォームしたい、今のキッチンを活かしたままで綺麗にしたいという方におすすめです。

キッチンリフォームの工期は?

キッチンのリフォームとなると、自宅で料理ができなくなるといったことがネックです。

ほかにも、何かと不便になってしまいます。

そこで以下からは、工期が大体どのくらいなのか把握できるように目安の期間を紹介します。

前提として、キッチンリフォームの工期は、工事する箇所によって異なるため注意すべきであることを覚えておいてください。

キッチンの入れ替え

キッチン台だけを入れ替え、位置はそのままにする場合には工期が短くて済みます。

およそ2~6日ほどと考えておけばよいでしょう。

キッチンの入れ替え+内装変更

キッチン台を入れ替えるのと同時に、壁紙や床材を変えたり、タイルを張り直したりするリフォームもあります。

このような内装変更を行う場合には、「キッチン台のみを入れ替える工事」に比べて工期が長くなります。

内装工事を含めると、同リフォームの工期は約1週間程度が目安です。

フルリフォーム

I型キッチンをL字型にしたり、キッチン自体のレイアウトを変更し、内装などもレイアウトに合わせて変えることをフルリフォームといいます。

フルリフォームを行う場合には、大掛かりな工事が必要となるので、工期も2週間~1ヶ月程度と長くなる傾向にあります。

キッチンリフォームで費用を抑える方法

キッチンリフォームをできるだけ安く行いたい、費用を抑えたい、という人におすすめの方法を解説します。

キッチン台はそのままにする

キッチンリフォーム費用を抑えるのに最も簡単な方法は、「キッチンの位置を移動させないこと」です。

キッチンの位置を動かすことで配管やガス管などの移動が必要となります。

本工程により、最終的な工事費に大きな影響が及びます。

同時に、配管だけではなく、床のリフォームも自動的に必要になってくるため、さらに費用がかさんでしまう傾向があります。

キッチン台の位置を動かさない場合には、配管工事などを行う必要がなく、工事費が比較的安く収まるのです。

ただし、費用は業者によって大きく異なるため、事前に各業者に問い合わせて確認すべきす。

グレードを少し下げる

キッチン台を変える場合には、「キッチン自体のグレードを下げること」も、キッチンのリフォームにかかる費用を抑えるポイントです。

キッチンにはその素材・種類によりグレードが区分されており、グレードの高低に応じて費用が代わります。

シンプルかつ、グレードが低いキッチンであれば比較的安くリフォーム・交換すができるのです。

しかし、グレードによって機能も大きく異なりがちであるため、決断は自分のこだわりとの兼ね合いになるでしょう。

納得のいくリフォームにするためにも、譲れないポイントを用意しておくことをお勧めします。

「食洗器が欲しい」「換気扇の形はこれがいい」「シンクはこういうのがいい」というチェックポイントが用意できていれば、キッチン選びが行いやすくなります。

アウトレット商品にする

オーダーメイドのキッチン台にするのではなく、「ショールーム展示などをされていたアウトレット品」や「旧型モデルのキッチン」を選ぶことで費用を抑えることができます。

ただし、アウトレット商品だとワンサイズしかなかったり、色が一色だったり、保証期間が短かったりするため、購入前に確認が必要です。

キッチンのリフォームで大きな割合を占め、費用面でもかかってしまうのがキッチン本体です。

そのキッチン本体の値段は、オーダーか既製品かで大きく変わります。

アウトレット商品は「訳アリ」と展示されることが多く、正規品よりも安い値段で売られがちながら、機能性は正規品のものとほとんど変わりません。

アウトレットを求める場合は展示会などに足を運び、自分の気に入るキッチンを探してみるのも良いでしょう。

デザインは選べないものの、機能的で安いキッチンを手に入れたいときにはアウトレット商品がおすすめです。

相見積もりをとる

リフォームを行う際には、必ず複数のリフォーム会社に見積もりをとり、比較しましょう。

会社によってできることや得意なことが違うので、費用は各社ごとに僅かに変わることがあります。

リフォームの際は、それぞれの会社からもらった見積もりから、おおよその相場の予想を立て、その中から選択してください。

複数の会社から見積もりを取ることによって、対応の差や、予算内での提案などを知ることができ、自分の理想的なリフォームを行うことが可能になります。

会社によっては「相見積もりをとっていること」を伝えることで、値段交渉に応じるようになる場合もあります。

費用別キッチンのリフォーム事例

キッチンリフォームのおおよその費用と工期、費用を抑える方法が判明したのであれば、事例を参考に自身の工事を決定することができます。

そこで今回は、キッチンリフォームにおける定番のケースとなる「50万円~150万円の間」で可能なリフォームの事例をご紹介します。

50万円以下の事例

予算50万円以下でコンパクトなリフォームがしたい場合には下記のような「シンプルな施工」のみ可能となります。

  • メーカー標準のシンプルなI型キッチンへ交換
  • 換気扇の交換
  • コンロの交換
  • シンクの交換

キッチンの形を変更したり、内装も一緒に交換したりしたい場合には50万円以下では難しいので覚えておきましょう。

50万~150万円の事例

50万~150万円の間でリフォームを行うとなると、できることの幅が広がります。

  • L字型キッチン、対面型キッチンへの変更
  • I型キッチンのハイグレード種への変更
  • キッチンへ便利な機能をプラス
  • 内装変更

50万円を越えると、多少費用を抑えながらも、大きな部分のリフォームが可能になるという利点があります。

150万円以上の事例

予算が150万円を越えると、できる工事の種類が一気に増えます。

つまり自分のこだわりをしっかり実現したい場合には、150万円ほどの予算を見積もっておくべきです。

予算150万円帯でのリフォーム事例は以下です。

  • 対面型・アイランドキッチンが選択可
  • フルオーダーのキッチンへ交換
  • 各メーカーの最上級モデルのキッチンに交換

本価格帯では配管や水道管の工事もできるようになり、キッチンの位置を移動させることもできます。

また、予算が200万円を越えてもいい場合には、キッチンの壁を取り壊したり、場所を大きく変えてアイランドキッチンなどへリフォームすることもできます。

完全オーダーメイドで行いたい場合には、予算は多めに見積もっておきましょう。

キッチンリフォームを行う流れ

キッチンリフォームの大まかな流れについて知っておくと、「キッチンが使えない期間」や「水が使えない期間」が把握でき、生活の水準を保ちやすくなります。

キッチンリフォームの流れは以下のとおりです。]

  1. キッチンの片付けを行う
  2. リフォーム業者による周囲の養生
  3. キッチン解体
  4. 電気工事や排水の工事
  5. キッチンの下地工事
  6. キッチンの組み立て
  7. 壁紙や床材などの内装工事
  8. 完成

この流れはあくまで目安のため、それぞれの項目は工事状況や業者によって異なることがあります。

例えば、自宅の配管が破損していればその工事も必要になり、床材が痛んでいた場合にはその交換も必要になります。

実際に解体してみないと分からないことが多いので、追加工事や工程が入れ替わる可能性もあること把握しておきましょう。

キッチンのリフォームを行う上で注意したい点

キッチンのリフォームを行う上で注意しなければいけない点が2つあります。

1つは業者選びの仕方と、もう1つは相見積もりを取ることです。

業者の選び方

キッチンリフォームを依頼できる業者はハウスメーカー、リフォーム専門業者、工務店の主に3つに分けられます。

それぞれの業者の特徴を把握したうえで、費用感の確認と、自分の理想が実現できるかどうかを確かめてから本格的な依頼に移行することが大切です。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、会社によって新築工事だけではなくリフォーム工事も行っているのが特徴です。

戸建てのキッチンリフォームを行う場合、当該物件の担当ハウスメーカーに依頼すると、同一の建築方法・ノウハウを所持しているため失敗が少ないというメリットがあります。

またハウスメーカーはサービスも充実していることが多く、そういった点でも安心感があります。

ただし、実際の施工は下請け業者に依頼することが多いため、費用がかさむことを把握しておきましょう。 

リフォーム専門業者

リフォーム専門業者は、「全体的なリフォーム」を請け負っている場合と、「配線など特定の部分のみのリフォーム」に特化している場合があります。

専門分野を持っているリフォーム業者に依頼すれば、該当の箇所の施工を数多く行っているので失敗しにくいというメリットがあります。

ホームページや資料などで実績を確認し、自己の求めるリフォームが実現可能な会社を選ぶようにしましょう。

工務店

工務店とは、お客さんと近く、地域に根差した営業を行っている業者です。

在籍の職人と依頼者が直にやり取りを行うことが多いため、こだわりを伝えやすいのも特徴的です。

親身な対応も期待でき、自社で施工している場合には費用も安く抑えることができるのも嬉しいポイントです。

ただし、デザイナーを雇っていない場合には理想通りのデザインにならない可能性もあります。

相見積もりを取る

注意点の2つ目は、「必ず相見積もりを取る」です。

リフォームをしたい場合は必ず複数社に連絡をし、見積もりを出してもらうことで価格の比較とサービスの比較をしてください。

相見積もりを行わないと、値段の相場がわからず、各社が提示する額が適正価格なのかもわかりません。

条件をそろえて各業者に相見積もりをとることで、価格も抑えられやすくなり、業者ごとのケア方法などの特長についての見聞を広げることができます

キッチンリフォームは必ず業者と相談しながら行おう!

キッチンのリフォームは、主にキッチン本体の価格と工事費によって上下します。

そのため、例えば「費用を抑えて必要最低限のリフォームを行いたい場合」にはキッチンの位置をそのままに、本体のグレードを下げたりするといった工夫をする必要があります。

自宅と予算に合ったキッチンリフォームを行うためには、事前にこだわりのポイントを可視化し、依頼時にサービスの取捨選択ができるような状態にしつつ、業者に相談をしましょう。

依頼時は、施工の担当者と綿密な打ち合わせをし、理想的なキッチンに仕上げていきましょう。

水まわりのリフォーム関連の料金価格表

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