最終更新日 2016年12月6日
洗濯水栓の水漏れに、自分で対処できる様になろう!
多くの場合は画像の様に、4本のネジで給水ホースと繋がっており、
その部分を締め直すことで対処すると思います。
でも、それでも直らない時が多いことがあります。
そういう時に備えて、今一度洗濯機の蛇口・水栓から水漏れした時の対処法を おさらいしておきましょう。このページでは修理のプロが独自の経験も踏まえ、 自分でも直せる方法をご紹介していきます。
『【洗濯機の蛇口水漏れ】自分で直すコツと防止方法をプロが伝授!』
目次:クリックorタップでその項目を表示します。蛇口のどこから漏れているか?
これをしっかりと判断できればどのような対処で直るのかがわかってくるはずです。
以下の箇所と原因を参考に、まずは洗濯水栓のどこから漏れているか確認しましょう。
ニップル
画像のような4本ネジの部分をニップルと呼びます。
最も多い水漏れ箇所はこの部分だと思います。
★原因
- ネジの緩み
- ゴムパッキンの劣化
ニップルを外すとお分かりですが、内部にはゴムパッキンがあります。
また、長年使用していると緩んできたり、サビで劣化していきます。
これがニップル周辺から水漏れする主な原因となっています。
蛇口のナット部分
赤丸で囲ったナット部分からの水漏れも、ニップルと並んでよく水漏れします。
大抵は経年劣化が原因です。
★原因
- 接続の緩み
- 内部のゴムパッキンの劣化
- 経年による老朽化
接続の緩みやパッキンは経年劣化で摩耗し、老朽化することで起きやすくなります。
また、はじめから緩んでいる場合、洗濯機の振動によって外れやすくなることもあります。
給水ホースとの接続部分
最後に給水ホースとの接続部分です。
洗濯機の蛇口は接続部分が多いので、緩みが起きやすい箇所とも言えます。
★原因
- 接続の緩み
- ゴムパッキンの劣化
- ホースに穴が空いているなどの損傷
他と同じく、まずは接続が緩んでいることが多いです。
緩む理由としては劣化もそうですが、内部のゴムパッキンが劣化したことによって
緩みだすことも考えられます。
基本は接続の緩み、その後に部品の交換を検討する
こうして洗濯機の蛇口から水漏れする原因を整理すると、接続の緩みが第一に考えらることがお分かりだと思います。
なので、まずは各箇所の緩みがないか、初めに確認することをオススメします。
緩みを直すだけで解消することが結構あるので、それで直れば問題ありません。
ただし、経年劣化で部品の交換が必要になった時は、正しい手順で正しい部品の交換をしましょう。
錆びた状態のネジを使っても、またすぐに水漏れを起こしてしまいます。
洗濯水栓の寿命・耐用年数
洗濯水栓の寿命は平均すると、約10~15年程度です。
他の蛇口や水栓と同じく環境によって増減しますが、部品の交換はこの時期を目安としましょう。
ニップルのネジ、パッキンなど使われている部品の寿命もこの時期がメドです。
自分で直す!洗濯蛇口の水漏れ対処法
原因を突き止めたら確実に対処していきたいところです。
もうすでに試したけど直らない時は、以下のページもご参考にしていただければ幸いです。
・パッキン交換しても直らない蛇口の水漏れ【3つの確認事項と正しい対処法】
ニップルの交換方法
- 古いネジを緩め、ナットを取り外す
- 吐水口も取り外す
- 新しいニップルを取り付ける
- この時、ネジ式ではなく最新のジョイント式への交換がオススメ
やり方は非常に簡単です。
古い場合はネジ山がサビで潰れてしまっていることも多いので、慎重に行いましょう。
取り外せれば、後は説明書通りに取り付けるだけで完了します。
★最新式のジョイント=自動止水栓への交換や取り換え
最近の主流は、画像のような自動止水機能がついたニップル。
給水ホースとの接続が何らかの理由で外れてしまっても、
自動で給水が止まる仕組みです。
せっかく水漏れを直すなら、今後の予防も兼ねてこのような最新のニップルへの交換をオススメします。
★交換動画のご紹介
この動画のとおりに行えば、ほとんどの洗濯水栓は交換できるはず。
非常に分かりやすいのでぜひご参考にしてみてください。
パッキンの交換方法
- ナットやホースとの接続部分を取り外す
- 内部のパッキンを取り外す
- 新しいパッキンと交換
- 逆の手順で組み立て直し、水を流して漏れがないかチェック
洗濯水栓のパッキン交換の場合、蛇口本体の他にも
給水ホースとの接続部分のパッキンもあるので忘れないようにしましょう。
交換する箇所としては、接続部分が一番簡単であり、
蛇口本体のパッキン交換がやや厄介かもしれません。
キッチンや洗面台など台付きの場合は素人でも割りと作業しやすいのですが、
壁との隙間に制限される洗濯水栓のような壁付きの場合は少々スペースの確保に手間がかかると思います。
しかしほとんどはナット部分のパッキンを交換するので、レンチなどちゃんと回せる修理工具があれば問題ないと思います。
ナット以外の部分から水漏れしているなら修理方法が変わってくるので、以下のページも合わせてご参考ください。
・実は超簡単!?蛇口や水栓のパッキン交換方法
★0円でパッキンを補修するとっておきの応急処置!
どうしてもすぐに新しいパッキンを準備できない時の応急処置として使ってください。
この方法では蛇口の他の箇所へ負担がかかることがあるので、
その間にすぐに正規品への交換をオススメします。
劣化したパッキンの隙間を埋めるように、輪ゴムを使って応急処置する方法もあります。
使い方はとても簡単で、パッキンが設置されている場所に輪ゴムを取り付けるだけ。
締め直すときにうまくネジが噛みあうように調節してください。
その後、時間を作って正規品への交換を試しましょう。
給水ホースの交換方法
- 古い接続ジョイント、ホースを外す
- 新品の部品を蛇口へ取り付ける
- 洗濯機側のジョイントも交換
- 新しいホースを取り付けて水漏れがないか確認
蛇口との接続部分、あるいは給水ホース自体に損傷が見られた時はこの方法で対処します。
ホームセンターや家電量販店などで給水ホースは購入できるはずです。
おそらく長さの調整が必要になってくるので、新しいホースを購入する際は古いホースを持って行き、
長さの調整を現地で行うと、より確実な給水ホースを購入できます。
★接続部分のみの交換より、ホース自体を取替えることのメリット
接続ジョイントが問題ならその部分だけの交換も可能。費用的にも抑えることができますが、
仮に噛みあわせや相性が悪いとまたすぐに水漏れが起きかねません。
出来ればホースとジョイントはセットで交換したほうが、後々のためにも役立つでしょう。
未然に防ぐ!水漏れ防止方法
- 自動止水栓の取り付け
- 使用時以外は蛇口を締める
- 定期的なメンテナンス
自動止水栓は先ほどご説明したように、急に接続が外れた時用の防止策です。
後は定期的なメンテナンスが重要で、緩みが進行しないように確認しておきましょう。
それから蛇口の寿命を延ばすためにも、こまめに蛇口を締めることはとても効果的な予防となります。
蛇口を締めて寿命を延ばす
蛇口は開けっ放しだと、常に水圧がかかり、負担になっています。
この負担を軽減させると、寿命を延ばす効果が期待できます。
修理依頼をする前の確認事項
- 緩みがないか再確認!
- 劣化した部品を特定できないか再確認!
- そもそも目に見えて傷や損傷がないか再確認!
- 使用期間の再確認!
どうしても直らない、直せない時は修理依頼を検討してください。
ただし、最低限これら4項目は再確認をお願いします。
その時に直せないと思っても、実は緩みを直したら解消できた、なんてことはよくあることなのです。
洗濯水栓の交換は時期の見極めが肝心
改めて書きますが、使用期間=蛇口本体の経年劣化は重要です。
使用から10年以上経って起こる水漏れは、部品の交換などの修理では完全に解消できないことが多いです。
修理依頼をするときは、使用期間を再確認し、本体の交換かどうかの判断をしっかりと行いましょう。
見積は複数業者から取ること
修理依頼をするときは、必ず事前見積を取るようにしましょう。
業者によって修理内容・金額・内訳は変わってきます。
慌てず騒がす、まずは冷静に蛇口の水道を止めて、修理業者を複数ピックアップしてください。
その中からより良い修理プランを選んで依頼するようにしましょう。
修理依頼・交換見積は無料お電話見積から!
自分で直せる自信がない、新品の蛇口へ交換したい場合は、
まずは当町の水道修理センターの無料お電話見積からご相談ください!
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