最終更新日 2018年12月12日
パッキンを交換してもポタポタ止まらない蛇口の正しい修理方法
その影響か、蛇口のパッキンを交換してもポタポタが水漏れ止まらない、などの相談を受けることが多くなってきました。 そこで今回は、自分で蛇口を直してみたけど水漏れが止まらない場合の確認事項と正しい対処法を紹介していこうと思います!
『パッキン交換しても直らない蛇口の水漏れ【確認事項と正しい対処法】』
目次:クリックorタップでその項目を表示します。ハンドルやレバーを分解した時に噴水になってしまいます。
まずは蛇口が汚れていないか確認:ケレップ(コマ)・パッキンに汚れ・サビ・ゴミがないか
パッキンを正しく交換しても水漏れが直らない蛇口で一番に思いつく原因は、
パッキン、あるいは蛇口が汚れていて正しく部品が設置されていないこと。
もう一度、水漏れしている蛇口をよく確認して、錆びていないか、
パッキン周囲が汚れていないか、ゴミが挟まっていないかを確認しましょう。
汚れが原因の水漏れなら掃除するだけで直ることもあります
蛇口の構造はこのように、ケレップ(コマパッキン)がしっかりと
蛇口内部の管を抑えなければ水を止めることが出来ません。
この部分が汚れていたり、サビがあると隙間ができます。
蛇口のハンドルレバーを取り外し、入念なチェックをしましょう。
もし汚れが見られなくても、念のため掃除しておいても良いでしょう。
★押さえる管部分に傷がないかもチェック
同時に抑える箇所であるコマパッキン直下の管の状態もチェックします。
もしこの部分に傷などがあればいくら掃除しても直らない可能性が高いです。
経年劣化等の原因がありますので、早急に蛇口本体を交換したほうが無難です。
蛇口のサビや汚れにオススメ掃除方法
蛇口などの部品を掃除するのに最もオススメなのが重曹を使うこと。
ハンドルやレバーを取り外し、コマパッキンやケレップ部分を挿入するねじ山を露出させたところで重曹をふりかけます。
その後、30分~1時間ほど放置した後お湯で洗い流し、仕上げに古い歯ブラシなどでブラッシングしてあげましょう。
青緑色のサビや汚れを綺麗に取り除けます。
★カビキラーもオススメ
カビキラーの成分上、ある程度の汚れを溶かしてくれるので非常に便利です。
ただし洗浄効果が強いので、最大でも30分ほどの放置にとどめておきます。
換気を徹底することと、パッキンなどゴム製品は必ず取り外してから行ってください。
ゴム製品などは溶ける恐れがあります。
★蛇口のサビ・汚れの掃除に使えるもの
- 重曹
- 古い歯ブラシ
- カビキラー
- お酢
- はみがき粉
- クエン酸
- ワイヤーブラシなど固いブラシ
- サビ取りスプレー
蛇口に設置したパッキンが正しいサイズ・形状か確認する
一口にパッキンと言っても種類は豊富。
このように微妙に違った形をしている物が多いです。
お使いの蛇口と交換したパッキンはサイズは合っていますか?
形状は合っていますか?
もし違っていたら水漏れの原因である可能性が高いため正しいものと交換してあげましょう。
その他のパッキンも同様に種類や規格の確認を
蛇口のどのパッキンを交換するにせよ、必ず規格やサイズ、互換性があるかどうかを確認してください。
パッキン自体は数百円程度ですが、無理やり設置することで新たな水漏れなどの症状を引き起こしかねません。
混合水栓の場合はカートリッジなどさらに細かい部品の確認が必要です。
蛇口の水漏れ修理で正しい部品を購入するならメーカーへ問い合わせること
確実に正しい部品を購入するなら蛇口のメーカーへ直接問い合わせるのが一番。
蛇口の側面や背面にはメーカーと製品番号などが印字されています。
ホームセンターへ直接持って行ったりネットで注文するのもいいですが、
一番最初にメーカーへ問い合わせ、正しい交換部品の情報を確認するようにしましょう。
その上でホームセンターやネットで探すことで、より確実に正しいパッキンを入手できます。
古い蛇口の場合は製造中止になっている可能性も
蛇口を始め、水栓金具の製造期間は販売開始から大体5~6年程度。
サポート自体はそこから更に5~6年ほどやっています。
メーカーによっては在庫保管期間がだいたい10年ほどである場合が多いです。
水栓金具の耐用年数は平均して10年~15年なので、
製造期間やサポート期間を考えるとお使いの蛇口が10年以上前のものなら
対応部品の製造が終了している可能性があります。
その場合はメーカーに互換性の部品の有無を確認し、量販店へ現物を直接持って行きましょう。
どうしても見つからない時は、同じ名前の部品でも無理やり交換せず、蛇口本体を新品へ取替えることも検討してください。
水漏れが頻発して修理を繰り返すよりも、格段に費用が安くなることもあります。
ハンドルレバーのネジの締め付けが緩くないか確認
単純にネジが緩んでいるだけの場合があります。
ハンドルやレバーのネジの締まりを今一度確認します。
修理に必要な正しい専用工具を使用する
水道関連の修理にはこういった専用工具の利用が好ましいです。
蛇口のパッキン交換には、少なくとも『モンキーレンチ』、『ウォーターポンププライヤー』
このどれかでも必ず用意しておくことをオススメします。
後はプラス/マイナスのドライバーですね。
普通のペンチ等で取り外すことは出来ても、締め付けがゆるくなってしまうこともあります。
そんな時、こういった柄の長い専用工具があれば、女性でも簡単に固く締めることが出来ます。
★ただし締めすぎには注意すること!
締め過ぎると蛇口内の水道管に余計な圧がかかり、老朽化を促進させる恐れがあります。
よって、締め直す際は水漏れの状態を確認しながらこまめに締め直してくのが一番理想です。
混合水栓の場合も同様に、各接続部分の締め付けが緩くないかを確認し、適宜締め直しを行ってみてください。
『蛇口・水栓のパッキン交換方法は下記も参考にしてください』
※クリックorタップで詳細ページを表示
・水漏れで蛇口・水栓のパッキン交換方法!部品特定と箇所別の交換手順
ここまで確認してもパッキン交換した蛇口の水漏れが直らないとき
- パッキン周辺、および蛇口の汚れを確認
- パッキンのサイズ・形状を確認、ちゃんと設置されているかなど
- ネジの締め付けが緩くないか確認
蛇口のパッキンが原因となる水漏れ、パッキン交換しても直らない場合に見直すべき項目は上記で紹介したとおりです。 これらを確認しても、それでも直らない時は蛇口本体の寿命かもしれません。新品への蛇口本体の交換を検討するタイミングです。
『蛇口・水栓の水漏れ原因は下記も参考にしてください』
※クリックorタップで詳細ページを表示
・水道の水漏れ箇所はどこ?蛇口・水栓の水漏れ原因4つと修理方法
・シングルレバー混合水栓の水漏れ原因4つ、修理方法・直し方ポイント
蛇口の修理時期は正しい判断を
先程も解説したように、蛇口の平均寿命は約10~15年。 お使いの環境によっては20年以上使用できることもありますが、 大抵は10年以上使用している蛇口は本体への交換時期です。
状態によって部品交換で修理できることもありますが、水漏れや詰まりが頻発する傾向にあります。 蛇口の水漏れを完全に修理するには新品への正しい交換時期を見極めることが大事です。
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