最終更新日 2022年2月25日

蛇口や水栓が水漏れや詰まりで壊れてしまった場合には部品の交換か、本体そのものを取り替える必要があります。最近ではインターネットでも水道類の取替方法が取り上げられ、ホームセンターやネット通販などでも色んな種類の蛇口、 水栓、関連商品が購入できるのでよりお手軽に自分で修理・交換ができるようになりました。

しかし、正しい方法で行わなければ破損が広がってしまったり、別のトラブルを起こしてしまったりする可能性もあります。

そこで今回は、自分で修理をする前に知っておきたい蛇口・水栓・本体の知識をご紹介していきます。まずは修理したいものを知り、自分で修理が出来るかどうかの判断基準にしてみて下さい。

目次
  1. 蛇口・水栓・本体を取り換えを行う際の事前チェック4つ!
    1. ①使用年数をチェック
    2. ②部品の規格の変動、製造終了をチェック
    3. ③専用工具のチェック
    4. ④自分でやる前に業者の価格もチェック
  2. 蛇口・水栓を自分で交換修理できる判断基準は?
    1. 確実に故障箇所、取り替え部分が分かるとき
    2. 確実に規格サイズの合う部品やパーツが見つかった、購入できるとき
    3. 蛇口や水栓、交換する部品・パーツの使用期間が10年以内であるとき
    4. 専用の道具や工具がある、揃えられるとき
    5. センサーなど電子機器が組み込まれていないとき
  3. 自分で交換・修理できる蛇口や水栓部品を難易度と併せてご紹介!
    1. ①ハンドル・レバー
    2. ②ナット
    3. ③パイプ(配管・吐水口)
    4. ④フィルター
    5. ⑤パッキン
    6. ⑥カートリッジ
    7. ⑦スピンドル・ケレップ
  4. 水道の修理は部分によって難易度がかなり変わる!
  5. 蛇口・水栓を交換したいときはどこに頼むのが適切?依頼先の選び方
  6. 水道業者に依頼する場合の費用相場
  7. 町の水道修理センターの蛇口/水栓の交換・水漏れ修理関連の料金価格表
    1. 蛇口/水栓の交換・水漏れ修理関連の料金価格表

蛇口・水栓・本体を取り換えを行う際の事前チェック4つ!

取り換えを行う前にチェックしておきたい項目を4つ、用意しました。これらを知っておくことで、より費用をお得に済ませられたり、効率よく交換が出来たりします。

①使用年数をチェック

まず使用年数を確認しましょう毎日使用される水道の蛇口は消耗品です。蛇口の寿命は約10年~20年ほどだといわれています。10年以上使用している者であれば、故障箇所以外も劣化している可能性がある為、本体そのものを取り替えたほうがよいでしょう。

蛇口本体のみならず、10年以上使用していることでネジやボルトなど、取り付ける際の部品も固くくっついて交換が困難となり、 蛇口の分解だけでキッチンを半分ほど解体することに…なんてことも珍しくありません。

もし10年以上経っている場合、部品やパーツの交換だけでは解決しないことも多いので、 蛇口や水栓本体そのものの交換や取り換え修理を念頭に置いたほうがよいでしょう。

②部品の規格の変動、製造終了をチェック

使用している部品を購入のためにチェックしていると、年数次第では使用部品の製造終了、 蛇口を設置するための穴などサイズ等規格の変化も多く見られます。この場合、部品の交換が難しくなってしまうため、本体ごと交換する必要があります。

③専用工具のチェック

一般的な家庭にある工具のほかにも必要となる工具があります。以下の工具を用意しておけばひとまず安心でしょう。

  • モンキーレンチ:蛇口の各部品を接続しているナットを回すのに使います。
  • プライヤー:口が広く開くペンチで、幅の広いナットを回すのに使います。
  • ドライバー:水道周りのネジを回すのに使用しますが、大きさが様々なので大小で用意しておくのが良いでしょう。
  • ラジオペンチ:細かい部品を作業する際に、用意しておくと便利です。
  • ピンセット:蛇口内部の細かいパッキンなどを外す際に用意しておくと便利です。
  • 水栓用ナット締め付け工具:蛇口を固定しているナットを回すための専用工具です。
  • バケツ・ぞうきん:蛇口交換の際には、配管や蛇口に残っている水が漏れてくる場合があります。周りを汚さない為にもバケツとぞうきんがあると良いでしょう。

これらを全て用意するのは大変ですが、作業はやりやすくなるので事前に準備しておきましょう。

④自分でやる前に業者の価格もチェック

自分で修理しても最終的には業者に頼むケースも少なくありません。自分で修理を行うほとんどの理由は費用面の軽減にあります。ですので、予め安い業者を事前確認しておくのもよいでしょう。業者に価格依頼する際は必ず相見積もりを行い、相場の平均を知っておくのも大切です。

当社はもちろん、最近の水道修理業者は蛇口の取り替えや交換の修理にかかる概算費用を 電話口で簡単に、もちろん無料で見積りを出してくれるところが多くなりました。

あれやこれやと道具を揃えるのに時間も費用もかさんでいくことを考えれば、 最初に状況や状態を当社のような水道修理のプロに電話相談で聞いてみてください。

最初に相談される業者が、できれば当社であることが何よりも励みになりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

蛇口・水栓を自分で交換修理できる判断基準は?

蛇口・水栓交換を自分でできる判断基準についてお話していきます。どの程度なら自分には出来るのだろう?という一定の指標にして下さい。

確実に故障箇所、取り替え部分が分かるとき

壊れているところがわからなければ点検作業が必要になります。素人では難しい作業になるので、必ず自分で故障箇所がわかる時のみ交換に着手しましょう。わからないまま水道を解体して元に戻せない…というケースもあります。必ずどこを交換したらいいのかわかる状態のみ行いましょう。

確実に規格サイズの合う部品やパーツが見つかった、購入できるとき

時期によってはパーツが製造終了してしまっていることがあります。パーツや部品が手に入らない時、代用でサイズの違うものや違う種類のものを使用してしまうと、別のトラブルを引き起こす可能性があります。業者次第では在庫が残っているので、自分で購入できない場合には業者に依頼しましょう。

蛇口や水栓、交換する部品・パーツの使用期間が10年以内であるとき

蛇口の寿命は約10年~20年ほどだといわれています。10年以上使用している場合には本体交換の方が良い可能性もあるので、自分で判断せずに業者に一度点検を依頼するのが良いでしょう。

専用の道具や工具がある、揃えられるとき

工具などが用意できない場合には、自分で交換を行うのはやめておきましょう。必要な工具で行わなければならない工程などもあるため、きちんとした作業を行う必要があります。

センサーなど電子機器が組み込まれていないとき

センサーなどの電子機器が組み込まれている場合には自分で交換を行うのはやめておきましょう。複雑なつくりになっているため、電子機器にトラブルが発生してしまう事もあります。

自分で交換・修理できる蛇口や水栓部品を難易度と併せてご紹介!

今度は蛇口や水栓の交換修理ができる箇所を確認します。

部品など細かく分解すると様々な要素に分かれますが、大きく分けて「ハンドル・レバー」「本体」「吐水口」の3部構成になります。

それぞれの部品別での交換修理の難易度レベルを水道屋目線で判定しました。 上から順に初心者でも比較的簡単に交換できると思いますので目安にしてみてください。

ただし、『全然わからない』と少しでも思ったならば、迷わず専門業者に相談するようにしてください!

当サイトでもお電話でご相談なども随時承っておりますので、まずはお気軽にご利用ください。

①ハンドル・レバー

水を出すときにひねる部分。タイプによってレバー式もあります。

一人暮らしのワンルームマンションなどに多いのはひねるタイプの蛇口が多いですね。

逆に最近の戸建てだとサーモスタットなどレバー式の混合水栓が多い印象です。

ネットでも交換用にハンドルやレバーのみ販売していることが多くなってきましたので、 この部分の交換や取り換え修理は初心者の方にも比較的簡単です。

ハンドル・レバーの修理・交換難易度レベル1

蛇口や水栓のタイプを問わず、ハンドルやレバーの交換なら初めてでも比較的簡単に行えます。

基本的にマイナスドライバーなどでハンドル側面の溝をバコッと外し、ははめるだけ。

もしくは上に引っ張ったり、反時計回りに回すと意外と簡単に外れ、交換するだけなので非常にお手軽です。

気をつけるべきポイントは、蛇口本体との互換性や規格サイズをきちんと確認すること。 間違ったものを購入してしまうとはまらなかったり、無理やりはめると故障の原因になります。

②ナット

配管・パイプなどの接続部の部品としてよく使われている多角形型の留め具。

レバー下のキャップナットなど様々な部分に多用されていますが、反面緩みから水漏れなどを起こす場合もあります。

また、ナットを取り外さないとパッキンなど内部パーツの交換などができない場合が多いです。

ナットの修理・交換難易度レベル2

緩んでいれば締めるだけで直ります。壊れているようなら交換しましょう。

こちらも注意すべきは規格やサイズです。間違わないよう注意が必要です。

それから蛇口のナットが外せない場合がありますが、経年劣化による錆付きが主な原因。

簡単な対処法として、ペンチやレンチで挟みながら、ゴムハンマーなどでゆっくり叩きながら外してください。 金槌でも大丈夫ですが、その場合傷ついたり破損する恐れが高まるので布や雑巾越しでやるのがおすすめです。

③パイプ(配管・吐水口)

水が流れてくるパイプの出口が吐水口。その他は給水管など配管類。

基本的に給水管を触ることはあまりないと思いますが、吐水口はわりと簡単に交換できます。

取り外せるタイプのものであればレンチやペンチなどで外せますので、配管の経口のサイズが同じものと 交換するようにしましょう。サイズがわからなければ直接ホームセンターに持っていくのが一番早いです。

パイプ(配管・吐水口)の修理・交換難易度レベル3

テープでサイズを図ったり補強する手段もありますが、やはりこれも直接量販店で聞くのが手っ取り早いです。 ただし、ジャバラホースなど少々複雑な配管に交換する場合は少し難しいかもしれません。

説明書をよく読んでもわからない場合は当社へお気軽にご相談くださればスムーズに修理できると思います。

④フィルター

吐水口の先端、あるいは水栓の根本などに設置された汚れ取りの働きをする部品です。

水道水は基本的に綺麗で飲用ですが、実際に水が流れるまでには蛇口内部、吐水パイプなどいろいろ経由します。

そのため、長年の使用で内部のサビや細かな汚れを止めるために取り付けられています。 今すぐ確認できるのは蛇口の先端部分ですが、先端にフィルターがない蛇口もあります。

フィルターの修理・交換難易度レベル3

パイプと同様に同様のフィルターさえ用意できれば、比較的簡単に取り付けができます。パイプの先端についている場合には取り替えの難易度は低いですが、水栓の根本にある場合には分解しなければならないので多少の知識が必要になります。その場合は難易度4と考えましょう。

⑤パッキン

ハンドルなど蛇口上部、配管・パイプの接続部、蛇口本体内部などナット同様様々な場所に使用されています。 基本的に内部部品なので、蛇口や水栓を分解しないと交換や取り換えはできません。

パッキンを交換する場合、サイズや形が非常に大事になってくるので必ず同じもの、 もしくは互換性のあるパッキンを使わないと水漏れを起こしてしまいます。

パッキンの修理・交換難易度レベル4

パッキンの交換は簡単だと思われがちですがわりと難しい部類です。 なぜなら蛇口や水栓のパッキンは、とにかく数が多いから!

サイズもバラバラだし分解してみないとどこのパッキンが悪いかも判断しにくいため、交換に手こずる人も多いのだとか。

⑥カートリッジ

カートリッジとは、シングルレバータイプの蛇口や水栓でお湯と水を切り分けたり温度調節の役割をもった部品のことです。

ツーハンドルタイプでそれぞれで温度を分ける水栓には基本的にカートリッジはありませんが、 一つのレバーで切り替えるタイプの混同水栓ではこのカートリッジが非常に重要になってきます。

設置箇所はハンドル・レバー内部で、レバーを取り外すと画像のような形の物が見えてきます。 多くの場合、水漏れの原因はこのカートリッジの摩耗です。

カートリッジの修理・交換難易度レベル5

混合水栓レバー部分の要でもあるカートリッジの交換は、想像より難しいことが多いです。 水栓の要なので一歩間違えば水が出なくなることもありますし、サイズが違えば故障につながります。

最近は解説動画やネットでの交換手順が多く出ているので意外と簡単と思われがちですが、 カートリッジの交換はとても重要なので交換する際には注意しながら行ってください。

⑦スピンドル・ケレップ

どちらもハンドルやレバー部分を構成する部品です。少し長いのがスピンドル、短いのがケレップ(コマ)と呼ばれるものになります。

組み合わせを間違えるとハンドルやレバーが機能しなくなるので要注意です。

各パーツとも通販などで販売されていますが、規格やメーカーなどがはっきりわからない場合、現物を持ってホームセンターなどで直接聞いてみましょう。

構造がわかっていないと蛇口自体の機能が働かなくなるので、この部分の交換修理はわりと上級者向け。

スピンドル・ケレップの修理・交換難易度レベル6

その他スピンドル・ケレップ(コマ)など蛇口内部を構成する各種パーツは細かい構成で成り立っているので、 初心者には非常に難しいです。

交換後は元通り直さなければ正常に機能しません。説明書などをよく読み、なおかつ分解工程を記録しながらやることが大事です。不安な場合は、無理せず業者に頼みましょう。

基本的に、蛇口・水栓の部品交換は内側に行けば行くほど難しくなります。

蛇口の構造は意外と複雑で、サーモスタットやセンサー付きなど最新式の水栓になればなお難易度が上がります。

浄水装置がついていたりするものもあるので、とにかく繊細な作業が必要になります。

部品の交換をする場合、現物を量販店に持って行って直接聞くことが一番はやいですね。

しかし!少しでも難しいと思ったら触らぬ神に祟りなし! まずは当社の無料お電話見積もりでお気軽にご質問ください。 症状によってはご自身で直せるかどうかのご相談もお受けいたしております。

水道の修理は部分によって難易度がかなり変わる!

水道の修理について自分で行う前にチェックして欲しいことをご紹介していきました。自分で交換を行う場合には、故障箇所のチェックはもちろんのこと、部品のサイズや水道自体の使用年数、専用工具の有無、故障箇所の難易度などを知っておく必要があります。

蛇口や水栓の交換修理について、少しでも不安を抱くようであれば必ず専門業者へご相談ください。 症状や状況によって、ご自身での修理のほうがいいとわかれば、修理方法などお伝えできます。

蛇口や水栓は家庭の水道の要です。キッチン・お風呂・洗面台・洗濯機など挙げればキリがありません。 もし水漏れや詰まりなど水トラブルの故障で交換や取り換え修理が必要になったら、早めに判断してすぐに直せるようにしていきましょう。

蛇口・水栓を交換したいときはどこに頼むのが適切?依頼先の選び方

蛇口・水栓の交換が自分でできないと判断したときには、「蛇口メーカー」「水道業者」「大家さん・管理会社」「蛇口を購入したお店」の4つのどこかに依頼することになります。

どんな場合にどの依頼先に頼むのが良いかは次の記事で詳細に紹介してありますので、合わせて参考にしてみてください。

水道業者に依頼する場合の費用相場

蛇口・水栓の交換を業者に依頼する場合、交換費用相場は大体数千円〜15,000円程度で、次のように蛇口の種類や依頼する業者によって費用相場代わります。

  • 単水栓:3,000円〜
  • シングルレバー混合水栓:7,000円〜
  • ツーハンドル混合水栓:6,000円〜
  • サーモスタット混合水栓:15,000円〜

あくまでも一例なので、水道業者に依頼する際には、必ず3社以上から相見積もりをとって費用を比較して検討することが失敗しない重要なポイントです。

町の水道修理センターの蛇口/水栓の交換・水漏れ修理関連の料金価格表

蛇口/水栓の交換・水漏れ修理関連の料金価格表

修理の種類 WEB限定料金 通常料金
蛇口を締めても水がポタポタ出続ける 2,500円~ 5,000円~
混合水栓から水の出が悪い 2,500円~ 5,000円~
ハンドルからの水漏れ・締りが悪い 2,500円~ 5,000円~
ハンドル/レバーが動かない・回らない 2,500円~ 5,000円~
パッキン/各種パーツの交換 お問い合わせください お問い合わせください
水栓/蛇口の交換・取り替え お問い合わせください お問い合わせください
蛇口まわりの配管修理 お問い合わせください お問い合わせください

その他、蛇口/混合水栓等に関するトラブルも即日対応で迅速に解決いたします!