毎日何気なく使用している水道水。

蛇口をひねってみたら、突然濁った水が出てきた経験はありますか。

濁る原因に覚えがないと思っていても、水道水は水道管の状態や周囲の工事の状況などに左右され、濁ってしまうことがあります。

今回は、水道水が濁ってしまう原因や対処法、水が濁ってしまった時に注意したいことなどについてご紹介していきます。

水が濁っている原因を色ごとに解説

水が濁っているといっても、その濁り方には様々な種類があります。

白、赤、青、黒、それぞれの濁りについて、その原因は色ごとに違います。

1つひとつの色の原因を詳しく見ていきましょう。

白く濁っているとき

水道水が白く濁っている時の原因は、主に空気です。

水道工事が周辺で行われた場合、水道管内の空気圧が急に変化し、水の中に溶けている空気が気泡となって白く濁ってしまいます。

また、急激な温度変化があったときも白く濁る傾向があります。

白濁した場合には特に大きな問題があるわけではなく、しばらく放置していると直るので心配の必要はありません。

赤く濁っているとき

水道水が赤く濁っている、または赤茶色に濁っている場合には金属製の水道管にあるサビが混じっている可能性があります。

金属製の水道管を長年使用しているとサビが発生し、そのサビが剥離することで水道水を赤く濁らせてしまうのです。

長期間家を空けていたり、しばらく水道を使用していなかったりすると起こり得るものです。

サビなどは人体への悪影響はそこまで及ぼしませんが、長期間摂取し続けるとよくないので早めに対処する必要があります。

青く濁っているとき

水道水が青く濁っているときの原因は、光の屈折による場合と、銅が溶け出している場合の2つに分けられます。

光の屈折による場合には、濁って見えているだけであって実際には濁っているわけではないので問題ありません。

しかし、銅が溶けだしてしまっている場合には注意が必要です。

銅が目に見えるほど溶けだしているという事例は非常に稀です。

心配な人は、透明なグラスに水を入れ、白い背景の前に置いて濁っているかどうかを確認しましょう。

黒く濁っているとき

黒く濁っているときの原因は、水道水の中に含まれている二酸化マンガンです。

水道水にはマンガンが含まれており、このマンガンが酸化することで二酸化マンガンとなります。

この二酸化マンガンが水道水に混じると黒く濁ってしまいます。

水道工事などの影響で起こりやすい現象です。

マンガンは人体への悪影響はありませんが、大量に摂取するとよくありません。

また、洗濯時に使用すると衣類に黒ずみが移る可能性があるので注意が必要です。

砂や泥が混じるとき

地震や洪水などで断水した後などに、水道水の泥や砂が混じる可能性があります。

この場合には、水道管の破損が考えられるため、速やかに水道業者への連絡が必要です。

災害などが起こっていないのに砂や泥が混じる場合には、水道管の工事などで混入している可能性が考えられます。

水が濁っているときの対処方法

水道水が濁ってしまっていても問題ない場合もありますが、水が濁っていると感じたら、次のような対処法を実践してみましょう。

対処法1:一定時間水を流す

蛇口から濁った水が出てくる場合には、水を流し続けるのが一番の対処法です。

数分間水を流していれば大抵の場合、透明な水に戻ります。

水道工事や災害などが原因の水の濁りは、水を流したままにすることで解決することが多い傾向があります。

対処法2:家の中の蛇口をすべてひねる

水が濁る場合には、家の中にあるすべての蛇口をひねって水を出してみましょう。

全ての水道から出る水が濁っている場合、自宅に通じる水道管全てに問題があるということになります。

一部の蛇口のみから濁った水が出る場合には、蛇口周辺の水道管に問題があると考えられます。

一部分であれば水を流したままで解決する可能性が高いですが、家の蛇口全てということになってしまうと、別の対処方法を考えなければなりません。

対処法3:浄水器を使う

「水道管の水の濁りが気になるけれど、修理を待っている間の日常生活が困る」という人は簡易的な浄水器を使って綺麗な水にするという対処がおすすめです。

しかし、根本的な原因は直っていないので、あくまで一時的な対処です。

対処法4:水道局に連絡する

一時的な水の濁りであれば問題ありませんが、慢性的に水が濁ってしまう場合には、給水管の破損や劣化が考えられます。

その場合には水道局に連絡をし、点検・修理・交換などの対処をしてもらわなければなりません。

集合住宅の場合には水道局ではなく、管理会社にまずは連絡して、対応してもらうようにしましょう。

水が濁っていると起こるトラブル

毎日の生活に欠かせない水。

だからこそ、水道水が濁っていると、次ののようなトラブルが起きてしまいます。

トラブル1:体調不良になる

どんな濁り方をしていても、大人であればそこまでの悪影響を及ぼすことがありません。

しかし、乳幼児や小さな子供がいる場合には、含まれている不純物の影響で吐き気を催したり、下痢などになってしまったりする可能性があります。

大人であっても、濁った水を飲んだことによって気持ち悪くなった場合には速やかに使用をやめ、病院で診察を受けましょう。

トラブル2:家事が出来なくなる

濁った水を家事に使用すると、洗濯の場合は服に色がついてしまったり、食事の色合いが悪くなってしまったりします。

復旧まで水道水を使用できないとなると、炊事や洗濯が出来ずに日常生活に支障が出てしまいます。

水が濁ってしまった時にやってはいけない事

水が濁ってしまっているからといって、自分で蛇口を分解して直そうとしてみたり、そのまま放置してみたりするのは良くありません。

具体的には、次のような事をやらないように注意しましょう。

やってはいけない事1:自分で蛇口を分解しない

蛇口から出る水が濁っていると、原因追及のために自分で蛇口を分解しようとする人もいます。

しかし、素人が自分でどうにかしようとすると別のトラブルを引き起こす可能性があります。

水道の蛇口は細かい部品が多く、構造も難しい為慣れていない人が分解するのはリスクが高すぎます。

小さな部品を紛失したり、思わぬ部分を傷つけて破損につながる可能性があるからです。

そのような事態となれば、蛇口そのものの交換も必要になり、余計に出費がかさんでしまいます。

DIYのように、自分で分解できると思わず、プロの業者にお願いするようにしましょう。

やってはいけない事2:そのまま放置しない

水道水が濁るということは、水道管の老朽化・破損が考えられます。

そのため、その水道管をそのまま放置すると水道管破裂などの被害が出てしまう場合があります。

耐用年数などが明らかではない場合には、そのまま放置せずに自治体や管理会社、水道局に連絡して必ず水道管の点検を行うようにしましょう。

水道の濁りが気になる場合にはプロに相談が必須!

蛇口からの濁った水に対処する場合には、原因の解明が非常に大切になってきます。

サビや気泡、砂などが原因となっていることがほとんどですが、稀に近くの工事や水道管の老朽化、災害などが原因で、人体にあまりよくない物質が溶け込んでしまっている場合があります。

わずかな摂取であれば問題ありませんが、長期間濁った水を使用してしまうと健康被害が出る可能性があるので、まずは水を一定時間流し、出来るだけ早めに対処するようにしましょう。

また、水を流し続けて濁りが直ったとしても、水道管自体に問題がある可能性もあります。

濁りが確認出来た時には、自分で対処しようと思わずに、プロの業者に依頼して水道管の点検をしてもらうようにしましょう。