水道の水漏れ時にやりたい応急処置の方法と手順まとめ
最終更新日 2022年12月27日
日常生活を送るうえで欠かせない水回りですが、頻繁に使うため故障してしまう事も少なくありません。
気付いたら配管から水が漏れて水浸しに…なんてことも起こり得ます。
配管からの水漏れは、発見次第応急処置を施すことで被害の拡大を防ぐことが出来ます。
修理業者へ修理が頼めれば良いのですが、休業日等の都合によりすぐに駆けつけられないという場合もあります。
そんなときは、自分で応急処置をしなければなりません。初めて水漏れに遭遇してしまい、何をしたらよいのかわからないという人のために、今回は自宅でできる水漏れの応急処置方法をご紹介していきます。
水漏れに気付いたらどこの配管から水漏れしているのか確認しよう
水漏れに気づいたら一番最初に確認したいことが「どこの配管から水漏れをしているのか」です。
一般的な住宅で使用されているのは水を供給する「給水管」と使った水を排出する「排水管」です。まずはこの2つを確認しておきましょう。
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給水管と排水管の違いとそれぞれの役割【1】給水管
給水管とはいわゆる「水道管」のことで、自治体が管理している水道管から、各家庭内にある蛇口に水を引っ張ってくる役割を担っています。
給水管は水を流すために高い圧力がかかっており、給水管にはかなりの負担がかかっています。そのため、地震や凍結などの自然現象などによって破損し、水漏れを引き起こしてしまう事もあります。
給水管の破損の場合、自分で応急処置ができます。
【2】排水管
排水管は自宅で使用した水が流れていく配管のことです。
排水管と給水管の大きな違いは、「内部に圧力がかかっているか」です。排水管はスムーズに排水される仕組みになっているため、常に水があるわけではなく、配管自体への負担はそこまで多くはありません。
しかし、掃除不足や経年劣化などにより破損し、水漏れを引き起こすことがあります。
排水管の場合も、応急処置を施すことが出来ます。
【3】その他の見えない場所
配管は自宅の壁の中や床下を通っていることもあります。天井や壁からひび割れて水が漏れてくるという場合は、元栓を閉める以外の応急処置は出来ません。
見えない場所からの水漏れだと判明したら、速やかに業者に連絡するようにしましょう。
水漏れ箇所を発見したら、まずは元栓を閉めよう!
水漏れを箇所を発見したら、次にやることは水の供給を断つことです。
住宅の水回りには、水を供給する「給水管」と使った後の水を外に出す「排水管」があります。これらのどちらから水漏れを起こしているのか確認しながら水を止めることが必要になります。
また、水漏れ箇所の特定が難しい場合は、元栓を閉めて家全体の水の供給を断つこともできます。
元栓を閉めて全体の水を止める
水漏れを発見したけれど水漏れの箇所が特定できない!という場合には水道メーターボックス内にある止水栓、または水道の元栓を閉めて家の中の水を止める方法をとりましょう。
水を止めずに作業を進めてしまうと、圧力の関係で水漏れが悪化したり思わぬところから水が出て来たりします。二次被害を防ぐためにも水を止めておきましょう。
賃貸の場合、管理会社が水道の管理をしている可能性もあるので、トラブルを避けるためにも事前に連絡をいれて許可をとっておきましょう。
蛇口などを閉めて部分的に水を止める
水漏れ箇所が特定できている場合、その特定箇所の止水栓を止めて水の供給を断ちましょう。キッチンの蛇口などから大量に水漏れをしている場合は、蛇口をしめ、シンク下の流し台の配管部分についているレバーを回して水を止めます。
止水栓の位置がわからない場合は、元栓を閉めて全体の水を止めてしまうのでも良いでしょう。
配管の補修に使えるテープで応急処置をしよう!
元栓を閉めて水の供給を断ったところで、自分でできる応急処置方法をご紹介いたします。水漏れ処理に便利な「補修テープ」には自己融着テープ、防水補修テープ、水道用ラップテープと、いくつか種類があるため、場合によって使い分けましょう。
<1>自己融着テープ
自己融着テープは合成ゴムでできており、伸ばしてくっつけると、テープ同士で癒着しあうという性質を持っています。伸びが良く、水漏れ箇所を隙間なく埋めることができます。
粘着剤を使っていないので手に貼りつきにくく、補修作業を簡単に行える点もポイントです。合成ゴムでできているため、防水性にも優れているのが特徴です。価格相場は400〜2,000円くらいで、ホームセンターや通販で簡単に手に入れることが出来ます。
凹凸面にも密着しやすいため、ひび割れなどの箇所に使用するのがよいでしょう。
自己融着テープの使い方
汚れているとテープの粘着力に影響があるので、雑巾などで拭いておきましょう。
できるだけ密着させるように巻きつけると強度が増します。
水圧で剥がれないように養生テープなどの粘着テープで貼っておきましょう。
<2>防水補修テープ
防水補修テープとは、高い防水性をもち、一見ガムテープにも見えますが、全く違うものとなっています。
非常に強い粘着力があり、粘着面を配管の水漏れ箇所に巻くことで補修が可能になります。
防水仕様はテープの片面全部で、剥離面のある場合はそれを剥がして使用します。伸びが良いのも特徴の1つ。柔軟な素材になっているので曲線面などにある水漏れ箇所を塞ぐのにとても便利です。
価格相場は500〜2,000円ほど。こちらもホームセンターなどで購入することが出来ます。
防水補修テープの使い方
粘着面が水につくと粘着力が落ちるため、掃除したら乾かしておきましょう。
隙間が出来ないようにきっちりと巻いていきましょう。
隙間からの水漏れが起こらないようにきつめに密着させましょう。
<3>水道用ラップテープ
水道用ラップテープは、食品包装用のラップのような性質で、テープ同士が密着してくっつきます。
補修中に手に張り付かず、剥がした後の配管に粘着剤が残ることもありません。
賃貸などでの補修に最適です。シリコンゴム製のためよく伸び、曲面にもぴったり密着します。他のテープに比べ簡単に取り扱えるのも特徴です。価格相場は500〜2,000円ほど。
こちらもホームセンターなどで購入することが出来ます。「巻きつける」場所に使う野が良いでしょう。
水道用ラップテープの使い方
他のテープ同様、汚れは落とし、出来るだけ綺麗な状態で使用しましょう。
ぐるぐると配管に巻きつけましょう。
テープ同士をくっつけて固定させましょう。
テープでの補修はあくまで応急処置!水漏れはすぐに業者に連絡しよう
自宅の配管は給水管と排水管があり、水漏れがどこから起こっているのかを確認する必要があります。水漏れ箇所が確認出来たらまずが元栓を閉めて水の供給を断ち、そのあと補修テープなどで応急処置を施しましょう。
テープには大きくわけて3つの種類があり、それぞれの特徴を生かした部分に使用するとより効果があります。余りにも水漏れがひどい場合にはバケツなどを用意するのが良いでしょう。水漏れが起こってからテープを買いに行くのでは遅いので予め1つ購入しておくのをお勧めします。
テープでの補修はあくまで応急処置になります。そのままにせず、速やかに業者に連絡しましょう。
町の水道修理センターの蛇口/水栓の交換・水漏れ修理関連の料金価格表
修理の種類 | WEB限定料金 | 通常料金 |
蛇口を締めても水がポタポタ出続ける | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
---|---|---|
混合水栓から水の出が悪い | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
ハンドルからの水漏れ・締りが悪い | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
ハンドル/レバーが動かない・回らない | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
パッキン/各種パーツの交換 | お問い合わせください | お問い合わせください |
水栓/蛇口の交換・取り替え | お問い合わせください | お問い合わせください |
蛇口まわりの配管修理 | お問い合わせください | お問い合わせください |