最終更新日 2023年2月28日

キッチンの排水溝のぬめりは、こまめに掃除してもすぐに発生してしまいます。

実は、キッチンの排水溝にアルミホイルを入れておくだけで、実はぬめり防止が実現できるのです。

今回は、アルミホイルを使った排水溝のぬめり防止方法とその理由、おすすめポイントなどについてご紹介していきます。

排水溝のぬめりとは?

まずは、対処法を講ずる前に排水溝のぬめりの原因を知ることが大切です。

排水溝は少しでも放置してしまうといつの間にかぬめりが発生しています。

このぬめりの原因は、食べカスなどのゴミです。

キッチンを使用しているうちに、食べかすや食材のゴミがたまり、その汚れに水分や湿気が溜まっていくことで雑菌などが繁殖していきます。

この雑菌が固まってぬめりとなっていくのです。

このぬめりを解決するためには、日々のお手入れやお掃除が大切にはなりますが、細かめに行うにも限度があります。

そこで、今回ご紹介するアルミホイルが役に立つというわけです。

ぬめりにアルミホイルが効く理由

特別な洗剤などを使うわけでもなく、アルミホイルをただ置くだけで、どうして排水溝のぬめりを抑えることが出来るのでしょうか。

それは、アルミホイルに含まれる金属イオンの除菌効果が働くためです。

アルミホイルとは、アルミから作られている金属です。

アルミは金属イオンを放出しており、この金属イオンが除菌や殺菌効果を持っています。

消臭剤などにも使用される金属イオンは、除菌効果のおかげでぬめりを抑えることができます。

ただし、このアルミホイルから放出される金属イオンの効果はおおよそ10日くらいです。

10日以上放置するとカビが生えたり、アルミホイル事態にゴミが付着したりしてしまうため、10日ほど経ったら取り替えるようにしましょう。

また、アルミホイルを使用したからと言って完全にぬめりが無くなるわけではありません。

排水溝の汚れ方や使う頻度によってはぬめりが出てしまいますので、アルミホイルに頼りきりにならず、掃除も定期的に行うようにしましょう。

もともとぬめりがひどい場合には、洗剤などを使ってぬめりを掃除してしまう方が手っ取り早いこともあります。

アルミホイルをつかった対策はあくまでぬめりを軽減するものだという認識にしましょう。

アルミホイルを置く場所

「アルミホイルを実際に置こう!」と思った場合に、効果的な置き場所があります。

キッチンの排水溝は大抵、以下のような構造になっています。

  • フタ
  • 浅型のゴミかご
  • 排水目皿
  • おわん型カップ

この中で、アルミホイルを設置するのにおすすめなのはゴミかご、おわんカップの内側、外側の3か所です。

三角コーナーの下などにおいてもある程度のぬめりは防止できるので、気になる人は置いてみるのがおすすめです。

しかし、ぬめりを防止するためのものであってカビや虫の発生は防げませんので注意して下さい。

【1】ゴミかご

排水溝よりも上の方にあるゴミかご。

ここは食材の食べかすや細かいゴミなどが溜まる場所です。

蓄積されたゴミをエサとして雑菌が増えやすい場所になります。

次のSTEP1〜4のような手順で設置しておきましょう。

STEP1:アルミホイルを適当な長さに切る

自宅にあるアルミホイルを適当な長さに切ります。ゴミかごに収まるようなサイズが良いので多すぎても良くありません。

STEP2:アルミホイルを丸める

硬くしすぎないように、ふわっとアルミホイルを丸めます。2~3個用意できれば問題ありません。ゴミかごのサイズに合わせて調整しながら丸めていきましょう。

STEP3:アルミホイルを置く

ゴミかごの中にアルミホイルを置きます。玉が大きすぎてフタが閉まらないという場合には少し小さくしましょう。

STEP4:ゴミかご全体をネットで覆う

最後に、ゴミかごをゴミ取りネットなどで覆い、フタをします。ここでネットをかぶせることでアルミホイル自体にゴミがつきにくくします。

【2】おわんカップの内側

おわんカップの内側にもアルミホイルを置いておくのがおすすめです。

ゴミかごだけでもぬめりを抑えることは出来ますが、その下のおわんカップにはぬめりが溜まってしまいます。

そのため、以下のSTEP1〜3の容量で、おわんカップの内側にもアルミホイルを置いておきましょう。

STEP1:アルミホイルを切る

アルミホイルを適当な長さに切ります。こちらも特に大きさに指定はありません。

STEP2:アルミホイルを丸める

アルミホイルをふんわりと丸めます。2〜3個ほどあれば良いでしょう。

STEP3:おわんカップの内側に置く

おわんカップの内側に設置します。これで、おわんカップの中のぬめりを抑えることができます。

【3】おわんカップの外側

おわんカップの内側やゴミかごに設置をしても、「トラップ本体のぬめりも気になる!」という方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、以下のSTEP1〜STEP2の容量で、おわんカップの外側にアルミホイルを設置するのがおすすめです。

STEP1:アルミホイルを切る

アルミホイルを幅3~4㎝くらいの長方形に切ります。(詰まり防止のため、排水溝の直径より大きく作りましょう)

STEP2:おわんカップの周りに巻きつける

おわんカップに巻きつけるようにして設置していきます。

水の流れを止めないように、トラップの排水口を塞がない位置におきましょう。

アルミホイルがおすすめの3つの理由

様々なぬめりとりグッズが販売されていますが、ぬめり防止をしたいと考えるのであればアルミホイルがおすすめです。

その理由は以下の3つになります。

理由1:安全に予防できる!

アルミホイルは素手で触ることもでき、特殊なガスなどを発生させないため、安全にぬめり対策が出来ます。

市販品に、ぬめり防止の塩素系薬剤などがあります。

塩素の力を借りてぬめりの元である雑菌を予防し、ぬめりを発生しなく刷るという薬剤です。

しかし、塩素系のぬめり取りは効果こそ高いけれど、ステンレスを錆びさせてしまうという難点もあります。

塩素系の成分は水と混ざると塩素系ガスを発生させてしまいます。このガスがステンレスの酸化皮膜を破壊し、ステンレスの腐食を起こしてしまうというわけです。

そのため、塩素系の薬剤を使ったまま放置してしまうとシンクに穴が開くこともあります。

そういったリスクを避ける意味でも、アルミホイルは安全性も高くなります。

理由2:お手軽に予防できる!

アルミホイルは、どの家庭にも大抵常備されているものです。

もし家になかったとしても、100円ショップなどに行けば購入できる点でもお手軽です。

また、アルミホイルを丸めて入れるだけ、という手順も簡単なのが嬉しいポイント。

理由3:再利用が出来る!

料理などに使ったアルミホイルを丸めて入れるのでもOKです。

汚れがひどくなければほとんどの場合再利用しても問題ありません。

資源を無駄にしたくないと考える人でも実践しやすいのがおすすめのポイントです。

お手軽簡単に排水溝のぬめり予防をしよう

排水溝のぬめりはバクテリアや雑菌がゴミに付着し、繁殖することで発生してしまいます。

そのぬめりを抑えるためにはアルミホイルが有効です。

アルミホイルは金属イオンの作用によって殺菌効果があり、排水溝のぬめりを防止してくれます。

しかし、全てのぬめりをなくすわけではなく、10日程で効果が無くなってしまいますので、定期的な手入れや掃除をしなければなりません。

日々の生活を組み合わせながら、アルミホイルを活用してぬめりを予防していきましょう!