最終更新日 2017年6月26日
キッチンの排水溝にカビが発生!根本的に除去する4つの対策!
キッチンの排水溝を洗剤やスポンジで毎日綺麗に洗っていても数日たつとすぐにカビが生えてしまいます。
掃除しなければならないというストレスにもなりますし、見た目もいいものではありません。家にお客様が来た時などに、黒カビまみれのキッチンを見せることはできません。
ちなみに汚い排水溝の細菌の数はトイレよりも多いです。食を扱うキッチンにトイレよりも汚いところがあるとおもうと気が滅入ります。
今回の記事ではわりと知られていないカビが生える条件とカビが生えないように、カビを除去するための強力な除去法を紹介します。
目次:クリックorタップでその項目を表示します。
意外と知られていないカビの条件を知る
カビの弱点を知る
普段生活している中でお風呂場やキッチンなどの様々な水回りでカビが生えているところを見ることは多いと思います。しかし、カビの発生条件をご存知の方はあまり多くないと思います。
カビが発生するための条件には、人間の生命活動に必要な酸素のように、ないとカビが困ってしまい発生できなくなってしまうものがあります。カビの弱点を知ることにも繋がりますので、弱点を知ることによって対策法を考えやすくなります。
カビが生える条件
カビが生える条件を紹介します。★栄養素
カビは人間が栄養にできないものも栄養とすることができます。食品から始まり最終的にはプラスチックやビニールでさえもカビは栄養源にすることができるのです。
★酸素と温度
カビが生きていく上で必要な要素の中には人間が生きるのに必要な酸素と温度も含まれます。つまり簡単に言えば人間が生きることのできる環境ならばカビは生息することができることになります。
★湿度
カビは65%以上の湿度を好んで生息しています。65%から90%までさまざまですが、好みの湿度によってカビの色や性質が変化しています。キッチンやお風呂場に生えている黒カビは湿度90%以上の場所を好み生えてくる黒カビです。手ごわい相手なので、徹底的に除去する必要があります。
出典:https://www.duskin.jp/lifeinfo/hokori/kabi/
カビの弱点を利用する
キッチンなどで発生する、好湿性の黒カビは湿度が高くないと発生しにくいです。つまり単純にキッチンを利用したあとに掃除をした後、排水溝を乾燥させることによってカビの発生を抑えることができます。しかし、毎回キッチンで水を使った後で水気をふき取って乾燥させるというのは、あまり現実的な解決法にはなりえません。手間もかかりますし、毎回となると単純にめんどくさいと思います。
乾燥させなくとも、掃除の方法や使う洗剤を変えたり道具を変えることでカビが嫌がり生えにくい環境を作ることができます。
1,ハイターを使って黒カビを除去する
本来、漂白剤としての役割があるハイターの原液を黒カビの除去するために使うことで黒カビを根こそぎ除去することができます。しかし、この除去法は少々の危険を伴いますので注意して実行します。
やることは簡単です、ハイターの原液を黒カビに向けて塗り込むだけです。しかしハイターは安全面を考慮した構造上、成分がとびちらないようにぶくぶく泡状で出てきます。
これでは広範囲にぬることは大変で、手間もかかります。なので、ハイターの原液をゴム手袋などをした状態で手のひらに出して汚れやカビを落としたいところに塗り込みます。 こうすることで広い範囲に塗ることができ、使わなくなった歯ブラシを使うなどして細かい場所にもハイターを塗り込むことができます。
10分から20分放置することによって黒カビを撃退することができます。
この方法を実行するにあたって注意すべき点がいくつかあります。
★換気をする必要がある
ハイターは臭いが強いため気分が悪くなることがあります。
★酸素系の薬品が近くにある時は移動しておくこと
酸素系の洗剤とハイターなどの塩素系が混ざってしまうと、有害なガスが発生してしまうため、人体に悪影響を与えてしまいます。
ハイターを使う方法はカビに対してすごく強力ですが人間の皮膚にも悪影響を与える物質でもあります。皮膚につくなどしたらたんぱく質を溶かしてしまうので火傷をしてしまいます。 しっかりと注意して使用する必要があります。
2,重曹とお酢を使って黒カビを撃退する
ハイターを使わなくとも、家庭にある身近なものを使うことによって排水溝の黒カビを撃退することができます。
この方法で必要になる物は重曹と少し温めたお酢です。
★まず、黒カビが生えている部分、生えていない部分にも重曹をたくさん振りかけます。
量を少なくしてしまうと、効果も薄れてしまうのでたっぷりと振りかけます。
★次にすこし温めたお酢を重曹の半分程度の量をまんべんなくかけます。
半分以上を超えて多くなってしまうと、重曹との反応量が多くなりすぎて効果が薄くなってしまうので半分までに抑えます。しばらくすると泡が立ち始めるので、5分から25分ほど放置します。この泡が黒カビや汚れを浮かす効果があります。
★十分に時間がたち汚れやカビが浮いたら、40度ほどのお湯を使い汚れを流します。
60度以上の熱すぎる熱湯を使うと排水溝の破損や排水パイプの変形の原因となりますので「ぬるま湯」を使用します。
泡がたつ理由となるガスが気になると思いますが、ただの炭酸ガスなので人が吸い込んでも健康面にまったく害はありません。
害はありませんが、ガスに臭いが乗って部屋中が排水溝の臭いになってしまうことがあるので、換気をすることで部屋が臭くなることを防ぐ必要があります。
3,アルミホイルを使って抗菌
アルミホイルをボール状に丸めて、排水溝のゴミ受けに入れておくだけでカビができにくい抗菌作用をもたらしてくれます。アルミホイルなどの金属は水につけると金属イオンを放出します、この金属イオンは雑菌に対して殺菌作用の効果をもたらします。これを利用し、アルミホイル以外にも10円玉などの硬貨を排水溝のゴミ受けにいれておくことでも抗菌することが可能です。
そして、この作用を利用してアルミホイルのブラシを使うことによって排水溝の汚れを落とすことができます。
割りばしにアルミホイルを巻き付けて、それをブラシ代わりに汚れに向けてこすることによって汚れを除去することもでき、同時に抗菌することもできます。
この汚れの落とし方を実行することによって、カビの生える要素となる栄養源を少しでも減らすことができカビが生える量を減らすことができます。
4,キッチンハイターで漬け置きする
3日に1度ほどのペースでバケツに水をためキッチンハイターを少し多めに入れておきます。そしてそのバケツの中に排水溝のゴミ受けなどのパーツを入れます。翌日になって取り出して洗うことによって、カビも汚れも綺麗に落ちています。
3日に1度ほどのペースで続けているとカビも生えにくい環境となり、漬け置きしないときと比べるとカビの量がまったく変わります。
カビは少しでも残っているとそこからどんどん栄養を集め増殖してしまうので少しも残してはいけません。必ず根本からカビを断たない限り何回でも生えてきます。容赦なくカビの除去に努めることをオススメします。