最終更新日 2021年8月21日
キッチンの排水口は、トイレと同様毎日のように使う場所であり、ゴミや汚れなどを常に流す場所であるが故に細菌やカビの栄養が豊富な場所です。
そのため、すぐに臭いやぬめりに繋がってしまいやすい場所でもあります。それを放置しておくと排水口のつまりにつながり、シンク下に水漏れが起きたり、排水口を取り替えなければならない事態に繋がってしまう可能性もあります。
細めな掃除やお手入れをすることがキッチンの排水口の詰まり予防において一番重要です。
本記事では、そんなキッチンの排水口を綺麗に維持する正しい掃除方法や使える道具、ぬめりや細菌の繁殖などを抑え、詰まりをしっかりと予防する方法について水道修理のプロが、独自の経験も踏まえて、徹底解説いたします。
どうしてキッチンの排水溝は汚れるのか?
排水溝が汚れる原因は、『油汚れ』、『水垢』、『雑菌』、主にこの3つが原因です。
特にキッチンは毎日料理をする場所なので、これらの原因とは密接な関係があります。
中でも雑菌はカビの温床でもあり、黒いヌメリを発生させたり厄介です。
衛生的にも清潔を保ちたい場所なので、この3つの要因をピンポイントで解消するのが、
よりキッチンを綺麗に掃除する秘訣と言えます。
排水口の汚れやぬめりを放置するとどうなる?
排水口に生ゴミや洗剤カスなどを放置しておくと発生するのが汚れやぬめり、そして細菌が繁殖することにより発生する強烈な臭いです。
また、さらにこういったぬめりや汚れを放置してしまうと、排水口の中でどんどん溜まっていき排水口の詰まりを引き起こす原因になってしまいます。
さらには、排水口の詰まりはシンク下の水漏れなどの原因となり、最初は単純にシンクの汚れやぬめりだけだったものがキッチン全体に波及していき、業者に依頼した際の工賃がどんどん上がっていってしまいます。
このように、キッチンの汚れやぬめりを放置して何もいいことはありませんので、汚れやぬめりなど対処しやすいうちから掃除と予防をしっかりと行っておくことが重要です。
掃除と予防を同時行うことがポイント
キッチンの掃除を簡単にするには、予防も同時に行うことが理想的。
そこで重要になるのがアルカリ性と抗菌です。
キッチンの排水溝の汚れを成分的に見てみると、どれも酸性。
酸性の汚れを落としやすくするのはアルカリ性で、中和させて分解、落としやすくします。
加えて雑菌の繁殖を防げれば、今後のキッチンのお手入れも格段に簡単になります。
超簡単!キッチンの排水溝の掃除方法、理想的な掃除頻度をご紹介
キッチンは汚れやすい場所だからこそ、日々の掃除と予防を同時にこまめに行うのが重要です。キッチン掃除は週2〜3回程度が適当です。
しかし、週2〜3回もキッチン掃除をするのは面倒という人のために、なるべく時間とお金がかからない簡単な3つの方法をご紹介します。
方法1:どこでも万能洗浄剤『重曹』
重曹は水回り掃除にはよく出てくる食品であり、言わずとしれた定番中の定番の掃除方法です。
重曹は、お酢やクエン酸と反応させると炭酸ガスを発生させます。この炭酸ガスがこびり付いた油汚れを分解し、落としやすくします。
そのため、STEP1〜STEP4の手順で簡単に排水口にこびりついた汚れやぬめりを綺麗にすることができます。
また、重曹を使う場合には、次のようなポイントを合わせて抑えておくと良いでしょう。
お酢やクエン酸は暖めるとより高い効果が期待できます。
また、量は重曹の半分程度までにしておきましょう。
あまりかけ過ぎると完全な中性になって洗浄効果が落ちてしまいます。
重曹のガスを発生させるのが目的なので、お湯を使っても同じような効果が期待できます。
ただし時間は少々かかってしまうので、どうしてもすぐにお酢を準備できない時はお湯を使ってください。
シンクや排水管が変形する恐れがあるので、熱湯は厳禁でお願いします。
40~60度程度のお湯で十分綺麗に洗えます。
重曹から発生するガスは、人体には悪影響はありません。
しかし分解した排水溝の臭いが登ってくる恐れがあるので、換気は行ったほうが無難です。
方法2:長期間のヌメリ防止効果も『アルミホイル』
アルミホイルは水と反応することで金属イオンを発生させる金属です。
この金属イオンは汚れの分解を促進させ、
さらに抗菌効果ももたらすので、キッチンの排水溝を簡単に掃除するのに
まさに理想の道具と言えます。
よくアルミスポンジやアルミたわしなどが頑固な油汚れなどを落とすのに使われるのには、こういった理由があったのです。
アルミホイルの使い方は主に次の2つです。
- 棒状にして汚れをこする
- ボール状に丸めて予防に使う
掃除に使う場合には、アルミホイルを棒状にまるめて、汚れている箇所を擦りましょう。たったそれだけです。ただ、アルミホイルはシンクを痛めてしまう可能性があるので、優しく擦るのがポイントです。
一方で、予防法として使う場合んは、アルミホイルを丸めて排水口のポケットの中に入れておくだけです。これだけでアルミホイルが汚れやぬめりの発生を予防してくれます。
より詳しいアルミホイルの使い方や掃除方法は以下のページでまとめているのでご参考ください。
他にもアルミホイルは、シンクの水垢を綺麗に落とすことが出来ます。
こちらの使い方も非常に簡単で、握りやすいサイズに丸めたら、優しくシンクをこすっていきましょう。
傷つきを防ぐために、少しづつ力を加えていくのがポイントです。
水垢が落ちるのを確認したら、その力加減でこすっていきましょう。
方法3:シンクから排水管まで!『お酢』を使って簡単お掃除!
お酢は単体でも十分排水溝のお掃除に使えるの優れた食品です。
お酢はあっても重曹がないってことはよくあると思いますが、
そんな時はお酢を有効活用してお掃除をしていきましょう。
使い方は超簡単。次の3STEPで簡単にキッチンの排水口を綺麗にすることができます。
一番使い勝手の良い方法はお酢と食器用洗剤を混ぜて使うこと。
これだけで排水溝の掃除はもちろん、シンクの水垢を落とすことも可能となります。
さらに、温めたお酢とお湯を排水溝に流し込めば臭い解消と抗菌効果も期待できます。
また、合わせてお酢の活用法や注意点として以下の内容をポイントとして抑えておきましょう。
食器用洗剤は2~3適程度で十分です。
混ぜすぎるとお酢の成分がなくなってしまいます。
リンゴ酢もお酢の効能があるので代用が効きます。
しかし効果はおよそ半減するので、出来ればお酢が理想です。
シンクにお湯を溜めて、そこにお酢を200ミリと食器用洗剤を数ミリ混ぜましょう。
それから栓を抜いて一気に流し込めば、ある程度の汚れと臭いを解消できます。
お酢も重曹も100円ショップで購入可能なもので十分。
近くになくても、最低でもコンビニでお酢は買えるので、それで掃除していきましょう。
お酢の臭いが充満することもあるので、必ず換気を行ってください。
方法4:キッチンハイターを使って簡単お掃除!
市販でもこういったキッチンの汚れやぬめりをとかして掃除することができる商品が多数販売されています。
一番有名なのが、キッチンハイターです。
キッチンハイターには泡タイプと液体タイプがあります。
泡タイプは、基本的には換気をよくして、ぬめりや汚れの部分にキッチンハイターを吹き付け、5〜10分程度放置します。その後しっかりと洗い流せばぬめりや汚れを綺麗に掃除することができます。
一方で液体タイプはビニール袋やバケツなどにキッチンハイターと水を入れ、そこに排水ネットなどをつけて30分放置します。その後しっかりと洗い流せばぬめりや汚れを綺麗に掃除することができます。
シンクなど水につけることが難しい部分は泡タイプ、排水ネットや換気扇など水につけることができるものは液体タイプがおすすめです。
また、細かい部分を掃除するために、歯ブラシなど細かい掃除ブラシなどを用意しておくと便利です。
キッチンハイターを使った詳細なお掃除方法については、次の記事にも詳しく解説していますので、合わせてご参照ください。
今後のキッチンのお手入れを簡単にする予防方法
簡単な掃除方法はご紹介しましたが、やはりその掃除をさらに簡単にするためには、汚れやぬめりなど掃除しなければならない原因を発生しにくくする予防が重要です。
主に次のような予防方法があるのでぜひ今からでも実践してみましょう。
- 使用後はお湯を数分流す(お湯を流す際、お酢も混ぜるとより効果的)
- 排水溝のゴミ受けにアルミホイルボールを置く(アルミの代わりに10円玉でも効果あり)
基本的にキッチンのお手入れを簡単にするには、
使用後の後処理が大事になってきます。
お湯を流すことで排水管内の油がへばりつく前に流しきることができますし、。
また、アルミや10円玉をゴミ受けに入れておくだけで、
水を流すたびに抗菌作用のある金属イオンを発生させることができます。
このように、普段の食器洗いなどと一緒にこういったキッチンのお手入れという一手間を入れるだけで、キッチンをより清潔に、汚れやぬめりが発生したとしても簡単に掃除しやすくなります。
『綺麗を持続させること』が大事
一度綺麗に掃除したキッチンや排水溝は、綺麗を持続させることが大事です。
それをするためには、先ほどご紹介した予防法が役立ちます。
お料理や食器を洗った後、ほんの少し手間をかけると格段に綺麗が長持ちするでしょう。
そうすることで、詰まりや水漏れの予防にもつながります。
水道修理業者への依頼は時期の見極めが肝心
水道修理業者への依頼は、自分で「重曹」や「お酢」「アルミホイル」で対応してみたが詰まりが直らないという場合が良いタイミングです。
また、キッチンは毎日使うということもあり、自分で調べながら対処をするのは時間と手間がかかります。スピーディーに直したいという人も業者に頼むのがおすすめです。
さらに、シンクや排水溝・排水管、蛇口などの耐用年数は、およそ10~15年ほど。
環境によっては20年以上保つこともありますが、
日頃からお手入れしていても詰まりや臭いが頻繁に起こってきたら寿命かもしれません。
いくらお掃除してもこういった水トラブルがキッチンで起こるときも、プロへの修理依頼を検討するタイミングでしょう。
このように「自分で対処して直らない時」「スピーディーに直したい時、手間や時間がとれない時」「シンク自体の寿命かもしれない時」にはまずはぜひ当町の水道修理センターの無料お電話見積からご利用いただければ幸いです。 明瞭会計と事前見積を徹底してサービスのご提案をさせていただきます。
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