最終更新日 2017年6月26日
キッチンの排水溝が臭い!嫌なニオイを解決する3つ原因と3つ対策
食品を扱うキッチンは常に清潔な状態を保ちたいものです。しかし、シンクを綺麗に洗っているのに排水溝が臭くて困っているという人に向けて今回は原因の解明と対策法を紹介します。
正常なキッチンの排水溝が臭くない理由
キッチンなどの排水溝に関わらず、水を扱うすべての排水溝には必ず「トラップ」という仕掛けがあります。このトラップの形は様々ですが、下水道からの臭いを遮断してくれる役割があります。
キッチンの排水溝が臭いという悩みであればまず先に疑うべきは排水溝のトラップなのです。キッチンの排水溝のトラップはお椀型と呼ばれ名前の通りお椀を逆さにしたような形をしており、水をためることで臭いを排除します。
トラップがしっかり役割をはたしていなければいくらキッチンを綺麗にしていても下水管からの臭いが上がってきてしまいキッチンは臭くなってしまいます。その他にもトラップが壊れていないか、ためている水が腐っていないかなどまずは臭いの原因を探すことが大切です。
原因1、封水の状態が悪いことから臭いがする
キッチンの排水溝が臭くなってしまう理由の1つとして、においを遮断するための水つまり「封水」の状態が悪いと悪臭が漂ってしまいます。
長期間放置しない限り、封水が腐るということはありえないのですが封水の水が溜まっている場所に生ごみや腐った不衛生なものが溜まっていると、当たり前ですが臭くなってしまいます。
いくら封水があって下水管からの臭いがしないとはいえ、封水自体が臭いとキッチンも当然臭くなってしまいます。
対策1、封水の状態を良くして臭いをなくす!
下水管からの臭いを遮断するための封水が汚れて臭いがしている場合は直ちに、封水がたまっている部分の食べかすなどの汚れを取る必要があります。
市販の洗い物用の洗剤でも十分に洗浄することが可能なのでしっかりと汚れの原因を取り除き臭いを撃退することができます。触れにくい部分ではありますが、一度清潔にすることができれば次からの掃除も楽になります。
原因2、排水トラップが臭くなっている
トラップの封水はキッチンを使うことによって常に新しい水へと変わっていて綺麗な状態ですが、トラップ自体はどんどん汚れが付着して汚くなっています。
長期間掃除をしないでいると、付着した食べ物や油などの腐敗臭も匂ってきますし清潔でない状態なので細菌が多くなってしまい臭いを発生させる原因となります。
排水部分という触りがたい部分ではありますが、定期的に掃除をしないと結果的に損をするのはキッチンを使う方々です。しっかりこまめに掃除をして清潔な状態を保つことが大切です。
対策2、トラップの洗浄で臭いを撃退!
つもりに積もった排水トラップの汚れやカビはなかなか一筋縄では落ちてくれないかもしれませんが、洗浄しないと臭いが取れないので清潔にする必要があります。
通常の洗剤では落ちにくい汚れは、重曹を用意しトラップにまんべんなくたっぷりとかけておき1,2時間放置することで綺麗に汚れを落とすことができます。
熱湯を使うことによって綺麗に汚れが落ちます。これでも汚れが落ちない場合は重曹をかけた後、お酢をふりかけることによって化学反応で汚れが浮き、綺麗な状態にすることができます。
原因3、トラップが破損して、隙間から臭いが上がっている
排水トラップがなんらかの理由で破損することによりすきまから下水管の臭いが上がってくることもあります。排水パイプにも言えることなのですが、大体60度がパイプの材質的にギリギリ耐えることのできる温度になっています。それ以上のお湯などを流すことによって破損に繋がります。
カップ焼きそばの湯切りをする際にそのまま流す人を良く見かけますが、あの行為もパイプやトラップに負担をかけているのです。それが原因でトラップが壊れてしまうと結果的に臭いの原因となってしまいます。
対策3、トラップの破損を治す。
トラップ自体が壊れてしまっている場合は各ご家庭の排水溝にあった形のトラップを新しく、専門店で購入して交換する必要があります。交換することで臭いはなくなりますが、トラップが壊れる原因になったキッチンの使い方も見直す必要があります。
先ほど紹介したように、キッチンの配管製品は熱水には弱いです。油をそのまま流してパイプが溶けて穴が開いたというケースもあります。そうならないためにも熱水を流す際には水を一緒に流してあげたりなどトラップが壊れるような環境を作らない必要があります。