最終更新日 2018年11月29日
排水溝のしつこい臭い対策は元から根こそぎ綺麗に掃除すること!
しかしどんなにこまめにお手入れしていても、ニオイ菌の元から対策できていますか? 取っても取っても臭ってくるのは、原因がちゃんと洗浄しきれていないせいかも。
もし排水溝の臭いにお困りなら、このページでご紹介する3つの掃除方法を試してください。 ニオイの元から根こそぎ洗浄する、対策も兼ねた排水溝の掃除方法です。
どれもご家庭で簡単に行えるので、今すぐ実践できます!
『排水溝の臭い対策に効果的な3つの掃除方法』
目次:クリックorタップでその項目を表示します。排水溝はそもそも臭い対策万全な構造
排水溝は構造上、そもそも臭いを防ぐ仕組みになっています。
まずはそれを理解した上で、お掃除をしていきます。
水で下水の臭いを防ぐ構造
画像を参考にしてもらえるとお分かりになると思いますが、
排水溝はこのように、排水トラップといって水を貯めます。
この水が下水の臭いをブロックする役割を持っていて、
さらに虫が湧くのも防いでくれています。
表面も内部も同時に掃除するのが臭い対策に繋がる
臭いがしてくるのは上なのか下のか。
排水溝内部からしてくるなら、いくら表面を掃除しても解消されません。
しかし、普段の生活中でどこからしてくるかはわかりづらいもの。
ならばいっそ、表面も内部もいっぺんに掃除していきましょう。
それが排水溝の臭い対策にもつながります。
水が無くなっていたら注いでみる
ゴミ受けを取り外して中を確認します。
水が無くなっていたら注いでみることで、解消されることもあります。
排水溝の分解手順
掃除するために、まずは排水溝を分解していきます。
基本的には画像のように、ゴミ受けとフタを取り外せば完了です。
- 1:蓋があれば蓋を取り外す。
- 2:ゴミ受けを取り外す。
- 3:さらに蓋があるので取り外す。
家や風呂場など場所によって排水溝の形は変わってきますが、
大体見た目だけでどのように分解すればいいかは分かるはずです。
無事に分解できたら、次は実際にお掃除していきましょう。
排水溝の臭いをとる対策①!重曹とお酢を使った掃除方法
排水溝のお掃除といえば重曹とお酢を使った方法が一番にあがります。
臭い取りはもちろん、ヌメリも一緒に解消でき、予防にもつながります。
重曹の発泡効果を内部まで浸透させるため、必ず分解してから行ってください。
換気も十分に行いましょう。
★手順
- 最初に重曹を排水溝にふりかけます
- 次に、お酢、またはクエン酸をふりかけます
- 泡立ってきたら30分~1時間ほど放置
- 最後に50度程度のお湯で洗い流します
順番を必ず守りましょう。
重曹→お酢(クエン酸)→お湯の順番を必ず守ります。
発泡効果を最大限出すための順番なので、順番がバラバラだと薄れてしまいます。
重曹を手に入れる方法
重曹は100円ショップやスーパーで購入できるはず。
最近は掃除専用の重曹もあるのでひと目で分かります。
ベーキングパウダーは代用に向きません。
ベーキングパウダーにはクエン酸が入っているので一見使えないことも無いですが、
食用に加工されているので洗浄効果は薄いです。
どうしてもベーキングパウダーを使うときは、重曹よりも多めに必要です。
排水溝の臭いをとる対策②!アルミホイルで排水溝の生ゴミ臭も綺麗に落とす!
アルミホイルでのお掃除は、ドロっとしたヘドロ系の汚れを落とすときに便利。
また、巻きつける棒によっては排水管の奥まで行き届きます。
水と反応して発生する金属イオンは、臭いだけでなく、ヌメリ対策にも使えます。
特に生ゴミ臭がひどい時に効果を発揮します。
★手順
- アルミホイルを割り箸など棒に巻き付ける
- 排水溝の気になる部分をこすっていく
- 汚れを落としきったら完了
- 仕上げにアルミホイルボールを置くと一層の対策に
巻きつける時のコツ
アルミホイルを巻きつける時、画像のように少しシワを作るといいでしょう。
ブラシの感覚で使用するので、汚れをこすりやすいようにしましょう。
アルミホイルボールで今後の予防に
仕上げにゴミ受けなどにアルミホイルボールを置いておくことで、
今後水を流すたびに排水溝内部に金属イオンを発生させます。
これが臭いやヌメリの対策に効果的。
今後のお手入れも楽になるのでオススメです。
ボールの大きさには注意!
ボールのサイズは画像のように小さめのものを2~3個で十分。
あまり大きすぎたり入れ過ぎると、今度は水の流れを妨げます。
対策のつもりが詰まりの原因になってはいけないので、
入れる予定の排水溝のサイズに応じて小さめに作りましょう。
排水溝の臭いをとる対策③!カビキラーで排水溝のカビ菌を殺菌
主に浴室で使うことが多いカビキラーですが、
主成分である塩素は排水溝の臭い取りにも重宝します。
また、浸け置きすることで予防も兼ねることが出来ます。
しばらく放置するのがミソなので、粘度は高いほど効果的です。
必ず換気をしましょう
カビキラーを使うときは必ず換気を行ってください。
塩素から生じるガスは密室で充満すると、目などの粘膜に悪影響です。
それから体についたらすぐにお湯と石鹸で洗うようにしてください。
同時に錠剤を使わないこと
カビキラーは単体で強力な塩素が入っているので、
他の洗浄剤と同時に使用すると有毒ガスが発生して非常に危険。
置くだけタイプの錠剤など、他の洗浄剤とは絶対に同時使用はしないように。
もし間違えて使ってしまったらすぐに窓を開けて換気を行い、お湯で洗い流してください。
最後はお湯で洗い流す
水よりもお湯で洗い流すことで、分解されたニオイ菌や汚れをより流れやすくしていきます。
この場合も普段お風呂に入る程度の温度で大丈夫です。
排水溝のお掃除ポイントまとめ
- 排水溝の臭いを解消するには対策を兼ねたお掃除方法が一番
- 洗い流すときの基本は50度程度のお湯を使うこと
- 混ぜるな危険!掃除に使う道具は同時に使用しない
- 仕上げにアルミホイルボールを置くと今後の対策がより強力に
排水溝の臭いは取るだけでなく、今後のための対策が大事。
お掃除方法を知るだけでは予防には繋がりにくいです。
どの方法も基本的に今すぐ自分で出来るものばかりなので、実践できる方は一度試してみてください。
排水溝を掃除しても臭ってくるときは?
掃除しても臭ってくる場合、もしかしたら排水溝以外の場所が原因かも。
画像のように排水管との接続部分に隙間があったり、水漏れしている場合です。
このような場合は適切な修理が必要になります。
『下記の記事を参考にしてください』
・排水溝を掃除しても悪臭が…シンク下・排水管、臭いの原因は?
・「排水口・排水溝・排水管」が臭い!悪臭・異臭の原因と掃除/解消法
・【排水管の洗浄方法】意外と知らない最も簡単な洗い方をご紹介