かんたん洗浄丸の正しい使い方まとめ!場所別の投入場所を詳しく解説
最終更新日 2022年7月30日
「キッチンの排水口がヌメヌメしている」「お風呂の排水口が流れにくくなった」「トイレの排水口から嫌な臭いがする」など、家の中の排水口のお悩みはたくさんあります。
排水口の汚れや臭いは、見えないだけに気になるものです。
そこで今回は、そんな排水口のお悩みをスッキリ解決してくれる、「かんたん洗浄丸」の正しい使い方を詳しく解説していきます。
かんたん洗浄丸とは
かんたん洗浄丸とは、小林製薬から発売されている、住宅用洗浄剤です。
錠剤タイプの洗浄剤で、1錠ずつ切り離されており、排水口にポンと入れるだけで、詰まりの原因となるヌメリを解消してくれるとともに、臭いの原因となる雑菌を除菌して消臭してくれるという、優れものです。
かんたん洗浄丸は、スーパーやドラッグストア、Amazonなどで売っています。
メーカー希望小売価格は、12錠420円、20錠500円となっていますが、Amazonでは、20錠365円で売っているので、かなりお得と言えるでしょう。
成分は、塩素化イソシアヌル酸塩と発泡剤で、弱酸性~中性の洗剤です。
用途は、台所・風呂・洗面所の排水口、便器の水たまり部などとなっています。
また、「香るかんたん洗浄丸」という商品もあり、シトラスとピーチの2種類があります。
かんたん洗浄丸の正しい使い方
かんたん洗浄丸は、本当に簡単に使える洗浄剤ですが、使い方には以下のような5つのポイントがあります。
- ポイント①1錠ずつ使う
- ポイント②手で触らない
- ポイント③正しい場所に投入する
- ポイント④時間を置く
- ポイント⑤後から水で流す
これらを知らないと、せっかくのかんたん洗浄丸の効果が薄れたり、逆効果になってしまったりする場合がありますので、しっかり覚えていてくださいね。
ポイント①1錠ずつ使う
かんたん洗浄丸は、台紙に1錠ずつ入っているので、まず台紙から1錠ずつハサミで丁寧に切り取ってから使いましょう。
不精をして、そのまま裏の銀色のフィルムを剝がしたりすると、他の錠剤の部分まで剝がれてしまうことがあり、他の錠剤が湿気てしまうので、面倒ですが、1錠ずつ切り離して使うのがポイントです。
ポイント②手で触らない
かんたん洗浄丸は、弱酸性から中性ですが、直接手で触ると、手が荒れる恐れがあります。
したがって、かんたん洗浄丸を使う時は、ゴム手袋をするか、フィルムを剥がす時に触らないように注意して、表側から指で押し込むように、ポンと出すようにすると良いでしょう。
その際、かんたん洗浄丸を入れた場所の水が撥ねて、手や身体に触れないようにするために、あまり上から入れないように注意しましょう。
かんたん洗浄丸を入れる場所は、汚い場所が多いのでその点は注意が必要です。
ポイント③正しい場所に投入する
キッチンや洗面所などそれぞれの場所で、正しい投入場所に投入しましょう。
特にキッチンと洗面所は、排水口の形の違いで、入れる場所が違うことがあります。
これは次項で詳しく解説していきます。
ポイント④時間を置く
かんたん洗浄丸を入れたら、必ず30分以上時間を置きましょう。
小林製薬によると、30分で洗浄効果、60分で除菌効果を発揮するとされています。
時間を置かないと効果を発揮しませんので、その排水口のあるところをしばらく使わないでいい時間に使用するようにしましょう。
ちなみに、12時間程度であれば、排水口を傷める心配はないということですので、就寝前にかんたん洗浄丸を入れて、起床後に流してもOKです。
ポイント⑤後から水で流す
時間を置いたら、必ず水で流しましょう。
先ほど12時間程度であればOKと言いましたが、あまりにも長時間漬けたままにすると、排水管や排水口の素材が傷んでしまいます。
長くても12時間以内には流すようにしましょう。
旅行などで何日も留守にするような時には、使わない方が良いでしょう。
かんたん洗浄丸が投入できる場所!
かんたん洗浄丸を投入する場所は主に以下の4箇所です。それぞれ、具体的にどのように投入するかを見ていきましょう。
特にキッチンや洗面所では、排水口の形によって投入場所が異なるので、注意してくださいね。
キッチンのシンク排水口
キッチンのシンク排水口への投入は、排水口の形によって異なります。
排水口の管がS字・P字になっているタイプは、排水口の外側のドーナツ状の水たまり部分や、排水口に直接入れるのが、正しい投入方法です。
一方、排水口の管がストレートなタイプの場合は、排水口の周りのドーナツ状の水たまり部分だけに投入します。
ストレートタイプの排水口は、真ん中の穴に入れても、水たまりがないので洗浄できません。
したがって、排水口そのものには、効果がないということになります。
ただし、排水口周りの水たまり部分はキレイになるので、かんたん洗浄丸の成分を含んだキレイな水が排水口に流れていくことになり、結果的に排水口の中も汚れが付きにくくなると言えます。
排水口の管の形は、シンクの下の戸棚を開けるとわかる場合が多いので、一度確認してみましょう。
トイレの排水口
トイレは、洋式でも和式でも、水たまり部分に1錠投入するだけでOKです。
ただし、酸性やアルカリ性タイプの製品とは絶対に混ぜないように注意しましょう。
混ぜると有毒な塩素ガスが出て危険です。
酸性やアルカリ性の製品を使用している場合は、何度か水を流してから、かんたん洗浄丸を入れるようにしましょう。
また、換気のために、便器のフタは開けておいた方が良く、できれば換気扇も回しておくと良いでしょう。
お風呂の浴槽と洗い場の排水口
お風呂の浴槽と洗い場の排水口にも、1錠投入するだけです。
ただし、放置後に熱湯を流さないよう注意しましょう。
放置後に流す場合は、水かぬるま湯にすればOKです。
洗面所の流し台の排水口
洗面所の流し台にも排水口に1錠投入するだけですが、錠剤が入りにくい小さな排水口の場合は、あらかじめコップなどに水を入れて、錠剤を溶かしてから、流し込みましょう。
かんたん洗浄丸でトイレ詰まりも直せる!
かんたん洗浄丸は、本来トイレの詰まりを解消するための商品ではありませんが、トイレの詰まりを直しやすくするサポートの役割を果たしてくれる時があります。
ここでは、かんたん洗浄丸でトイレの詰まりを直しやすくする方法をお伝えします。
かんたん洗浄丸が効果を発揮するトイレ詰まりの原因
かんたん洗浄丸で解消しやすいトイレ詰まりの原因は、以下の5つです。
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- トイレシート(水に流せるもの)
- 排泄物
- 嘔吐物
かんたん洗浄丸は、以上のような水に溶けやすいものがトイレの排水口に詰まった場合に効果を発揮します。
かんたん洗浄丸を使うことで、詰まったトイレットペーパーなどを溶けやすくし、それらの分解にかかる時間を短くすることで、トイレ詰まりを直しやすくするということです。
一方、オムツや生理用品、スマホやペンなどの固形物が詰まった場合は、かんたん洗浄丸を使っても効果は発揮しません。
考えてみれば当たり前ですが、たいていのトイレ詰まりは、上記5つのような原因が多いので、かんたん洗浄丸が有効ということになるでしょう。
トイレ詰まりにかんたん洗浄丸を使う方法
かんたん洗浄丸をトイレ詰まりに使う方法は、以下の手順通りになります。
- 手順1:トイレと部屋の換気をする
- 手順2:便器内の水位を調整する
- 手順3:かんたん洗浄丸を入れる
- 手順4:約30分放置する
- 手順5:水を流す
手順1:トイレと部屋の換気をする
まずはトイレと部屋の換気をします。
トイレの換気扇を回して、部屋の窓を開け、空気が滞らないようにしましょう。
トイレに換気扇がない場合は、トイレの窓やドアを開けておきます。
かんたん洗浄丸を使うだけで有毒ガスが出ることはありませんが、匂いなどで気持ちが悪くなる恐れがありますので、換気は必ず行いましょう。
匂いが気になる場合は、無臭タイプではなく、香るかんたん洗浄丸(シトラスまたはピーチ)を使った方がいいかもしれません。
ただし、その場合も、換気はきちんとした方が良いでしょう。
手順2:便器内の水位を調整する
かんたん洗浄丸は、約2リットルの水に対して1錠使用します。
トイレの水が多過ぎると、大量のかんたん洗浄丸を使わないといけないことになりますので、便器内の水位が、普段と同じくらいになるように調整しておきましょう。
普段の便器内の水位は、メーカーによって違いますが、約1リットル~2リットルとされています。
便器内の水を汲み出すのが難しい場合は、かんたん洗浄丸を複数錠使いましょう。
或いは、水が少なすぎる場合は、バケツなどで水を足してから使うと良いでしょう。
手順3:かんたん洗浄丸を入れる
便器内に溜まっている水は、先述したように、約1リットル~2リットルと言われています。
水位が普段と同じくらいの場合は、かんたん洗浄丸を1錠、普段より多い場合は、その水量に応じて複数錠入れましょう。
手順4:約30分放置する
かんたん洗浄丸を入れた後は、約30分間放置します。
この間も、換気は続けましょう。
手順5:水を流す
30分経って、トイレの詰まりが解消されているようであれば、水位が下がっているので、トイレの水を流します。
これで流れていけば、作業完了です。
もし、水位が下がっていない場合は、さらに30分程度置いてみて、それでも解消されないようであれば、別の方法を考えるか、専門の業者に連絡しましょう。
トイレ詰まりの解消にかんたん洗浄丸を使う時の注意点
トイレ詰まりの解消にかんたん洗浄丸を使う時に、注意すべき点は以下の4つです。
換気については、繰り返しになりますが、かんたん洗浄丸の匂いで気分が悪くなることがありますので、必ず換気をしながら作業を行うようにしましょう。
2つ目の注意点に関しては、正しい使い方のポイント②のところでも触れましたが、かんたん洗浄丸は、弱酸性~中性の液性になります。
したがって、手が荒れることがありますので、触る時はゴム手袋を使用した方が良いでしょう。
繰り返しになりますが、かんたん洗浄丸は1錠ずつ切り離して使えますので、裏の銀色のフィルムを剥がしたら、指で押し込むようにしてトイレに入れるようにすれば、触れる必要はありません。
ただし、その時、あまり上の方から入れて、トイレの水が撥ねて身体に着くと汚いので、注意しましょう。
また、トイレ詰まりを直す方法として、熱湯を使う方法がありますが、かんたん洗浄丸を使う時は、熱湯を使わないようにすることが大事です。
そして、これも先述したように、酸性・アルカリ性の製品を一緒に使うと、有毒ガスを発生する恐れがあり、危険ですので、かんたん洗浄丸を使う時は、それだけを使うようにしましょう。
かんたん洗浄丸で浸け置きもできる!
実は、かんたん洗浄丸には、もう一つ使い方があります。
それは、「浸け置き」として使う方法です。
例えば、キッチンのストレーナーや三角コーナー、まな板などのヌメリや雑菌を除菌したい場合があるでしょう。
そういう時には、洗面器やバケツなどの容器に、約2リットルの水に対して1錠入れ、60分程度浸け置きします。
その後、かんたん洗浄丸の成分が残らないように、水でよくすすぐのがポイントです。
また、こういった浸け置きは、お風呂でも使えます。
浴槽に浅くお湯を張り、洗面器、手桶、石鹸入れ、掃除用品などを全部まとめて浸け置き状態にし、かんたん洗浄丸をお湯の量に応じて4~5錠くらいポンと入れます。
そして60分後くらいに浴槽の栓を抜いて、シャワーでザーザーとよく流せば完了です。
この方法で、他の何でも(弱酸性~中性の液体に入れて差し支えないものなら)除菌・消臭できます。
かんたん洗浄丸は家中に使える!
以上、かんたん洗浄丸をキッチンやお風呂、トイレや洗面所で使う方法をお伝えしてきました。
かんたん洗浄丸は、排水口だけでなく、家中のお掃除に使えると言っても過言ではありません。
しかも、ポンと入れるだけなので、本当に簡単に使えます。
こんな便利な優れものをお掃除に使わない手はありませんね。
かんたん洗浄丸で、家中をキレイにしてしまいましょう!
排水口/排水管の詰まり・清掃洗浄修理関連の料金価格表
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※料金はすべて税込価格です。
修理の種類 | WEB限定料金 | 通常料金 |
排水口/排水管の詰まり | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
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下水、排水口から水があふれた | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
排水口や配管の破損 | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
下水から悪臭、異臭がする | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
排水管を清掃(高圧洗浄)したい | 17,280円(税込み)~ | 23,760円(税込み)~ |
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