最終更新日 2021年12月23日

蛇口をひねってもお湯ではなく水が出てくる…という症状に困った人は多いのではないでしょうか。

その原因は給湯器や蛇口の故障、凍結などの自然現象によるものなど、様々です。

これらの故障は一時的に自分で解決できるものと業者依頼が必要なものに分けられます。

今回はその原因の調べ方や自分で対処する方法についてご紹介していきます。

お湯が出ない原因とその対処法

お湯を出そうと思っても水しか出てこない、いくら待ってもお湯にならない…という悩みがある人はその原因を探ってみましょう。

主に給湯器の故障、蛇口の故障、凍結による故障の3つに分けられます。

それぞれにチェックポイントがありますので底を確認し、お湯が出なくなった場所によってその原因は変わってきますので自宅に当てはめてみてください。

その対処法も同時にご紹介していきますので、参考にして見て下さい。

原因1:給湯器の故障

キッチンやシャワーの水道からお湯が出ない場合のほとんどは給湯器の故障が原因と考えられます。

一般的な家庭用の給湯器の寿命は10~15年と言われており、それ以上使用すると故障する可能性が高くなります。

給湯器で温められた水がお湯として蛇口から出てくるため、給湯器が故障すると水を温められずにそのままでてきてしまいます。

寿命を迎えていない給湯器が故障してしまった場合、メーカに問い合わせて見るのが良いでしょう。

給湯器のフィルターにゴミが詰まっている場合もあります。その際はフィルターを掃除してみると使えるようになります。こまめな掃除を心掛けましょう。

チェックポイント

  • 給湯器のエラーコードを確認
  • コンセントは刺さっているか確認
  • ガスが止まっていないか確認

エラーコードが出ている場合

エラーコードに沿って対処していけば問題は解決できるます。エラーコードはメーカーによってインターネット上で公開しているところもありますので説明書がなくても解決しやすいです。

エラー内容を確認し、その手順に従いましょう。

コンセントがささっていない場合

給湯器の電源が入っていなければ水をお湯に温めることも出来ません。

まず電源が入っているか、コンセントがきちんと刺さっているかを確認しましょう。

給湯器のコンセントは特殊な形状をしているため、たださしただけでは機能しません。

形状をよく確認し、正しく設置されているかを見てみましょう。

ガスが止まっている場合

エラーが確認出来ず、コンセントもささっている場合、ガスそのものが止まってる場合があります。

給湯器はガスが提供されていないと機能しません。ガスの元栓が止まっていないか確認しましょう。

また、地震や台風のときに作動する安全装置が作動している場合があります。

これは自分で復旧作業をしないと解除できません。ガスメーターについている復旧ボタンを押して復旧させましょう。

原因2:蛇口の故障

お湯が出ない箇所がキッチン、洗面所、お風呂のうちの1つの場合、給湯器の問題ではなく蛇口自体に問題がある可能性があります。

温度調節ができる蛇口の場合、その機能が故障しているか、混合水栓が故障している場合があります。

お湯と水を分ける蛇口は2種類あり、2バルブ式混合水栓とレバー式混合水栓となります。

これらについているバルブカートリッジというお湯と水を切り替える機能を持つ部品が壊れている可能性があります。

どの箇所からお湯が出ないのかを確認し、その蛇口がどういう構造になっているのか調べる必要があります。

チェックポイント

  • 水もお湯も出ないのかを確認
  • お湯だけでないのかを確認

水もお湯も出ない場合

蛇口には赤と青で色分けされていることの多い2バルブ式混合水栓蛇口のタイプと温度調節がついているレバー式混合水栓の2種類があります。

この場合、一度水の方もお湯の方も蛇口をひねってみて下さい。これで水も出ない場合、そもそもの水の供給がされていない場合がありますので止水栓を確認しましょう。

止水栓はシンクの下や給湯器のそばなどにあります。自宅の止水栓の位置を確認し、閉まっていたら開けて再度蛇口をひねってみましょう。

お湯だけ出ない場合

お湯だけ出ない場合、水とお湯を切り替えるバルブカートリッジに問題がある可能性があります。

この場合、自力でもバルブカートリッジの交換が可能です。

バルブカートリッジ交換手順

自宅のバルブカートリッジの種類を確認し、購入する
止水栓を閉めて水が供給されないようにする
レバーを抜く
内側の部品を取り外していく
カートリッジを反時計回りに回す
ドライバーでカートリッジを外す
新しいカートリッジを取り付ける
外した順番で部品を戻していく
レバーを差し込む
止水栓を開けてお湯が出るか確認する

メーカーによって手順や作業が違うのであくまでこちらは一例となります。

自分で出来る作業ではありますが水道レバー内の部品を間違えると悪化する可能性があるので不安がある場合はやめておきましょう。

交換作業を行ってくれる業者はあるので業者に依頼するのがおすすめです。

原因3:凍結による故障

冬場の気温が低い地域では水道が凍結してしまいます。

水温が低くても水道を使用していると凍結しませんが、気温の低い状態で水道を止めると止まっている水が凍結します。

就寝時などの長時間水道を止めるときは特に外の気温に影響されやすく、凍結のリスクが上がってしまいます。

基本は給水バルブの部分が凍結していることが多いですが外の気温によっては配管自体が凍結してしまっていることもあります。

凍結によってお湯が出ないケースは朝に起こりがちです。

チェックポイント

  • 元栓バルブが凍結しているか確認
  • 給湯器が凍結しているか確認

元栓バルブが凍結している場合

夜の間に凍結した場合、日が昇って暖かくなれば自然と解凍されます。急に使いたい場合など、やむを得ない事情の場合は自力で解凍する方法をとってもよいでしょう。

メーカーは推奨していない方法になるので十分気を付けながら解凍作業を行いましょう。

元栓バルブの解凍方法は以下の通りです。

給湯器の電源を切っておく
お湯側の蛇口を開けておく
タオルを元栓バルブに巻きつけ、30度~40度のぬるま湯をかける
解凍でき、2で開けておいた蛇口から水が出るようになれば完了
配管周りの水を拭きとっておく

凍った水を急激に温めると膨張し破裂する場合があるのでよく注意をしながら作業を行いましょう。

出来れば自然解凍が好ましいです。

給湯器の配管が凍結している場合

電化製品である給湯器の付近ではお湯を用いた解凍作業が出来ません。

自然解凍では間に合わない時にはドライヤーを使った解凍方法が良いでしょう。

給湯器の電源を抜く
ドライヤーを使って凍っている所に温風をあてる
溶けたと思ったら給湯器の電源を入れてお湯が出るか確認する

給湯器を急ぎで使いたい場合はこちらの方法が有効的です。

ですが、凍った水が膨張して配管を痛めたり破裂させたりする場合がありますので気をつけてください。

お湯が出なくなったら原因に沿って対処が必要!

水道からお湯が出ない場合、その原因によって対処方法が変わってきます。

自分の家で起こっている症状を良く調べ、その原因を突き止めることが大切になってきます。

現任によっては自分では対処が出来ないものもありますので、その時は出来るだけ早く業者に依頼しましょう。

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給湯器内部からの水漏れ 4,500円(税込み)~ 8,000円(税込み)~
給湯器内部の故障 4,500円(税込み)~ 8,000円(税込み)~

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