最終更新日 2022年4月25日
混合水栓・蛇口の付け根に水溜りができていること、ありませんか?
水を出しているとき、根本から水がにじみ出ていませんか?
心当たりがある場合には、早急に修理・交換することをお勧めします。長い間放置していると水漏れを引き起こし、家財などを痛めてしまう可能性があります。
そうなる前に、そのシングルレバー混合水栓のゴムパッキンを交換しましょう。 自分で交換することが出来れば費用も抑えられます。交換自体はかんたんに行えるので、今回は混合水栓・蛇口の交換のタイミングとその方法についてご紹介していきます。
シングルレバー混合水栓のパッキンを交換するべき水漏れ症状とタイミング
水漏れなのかどうなのか、本当にパッキン交換時期かの判断方法がわからないという人も多いかと思います。
しかし、タイミングさえわかっていればそこまで難しくありません。おおまかに混合水栓のパッキン交換するタイミングをまとめてみましょう。
チェック1:付け根(根本)付近や胴体の接続部分の溝から水漏れをしている
混合水栓の付け根周辺からじわっと水が滲んでいたり、水たまりが出来ていたりしませんか?それらができていると、パッキンの劣化による水漏れが起こっている可能性があります。
使用時だけではなく、常に水が溜まっているなら確実に水漏れしています。 胴体接続部の溝から漏れている、あるいはどちらの可能性もあります。
【交換判断する前に】一度給水管との接続を再確認しよう
給水管と接続しているナットが緩んでいるせいで水漏れが起こっている可能性もあります。パッキンの交換前に、一度確認してみましょう。
キッチンや洗面台なら、大抵はシンク下の戸棚の中から確認できます。 壁付きの場合は、多くは壁に埋まって見えないので、とりあえず止水栓か元栓を締めて水を止めましょう。
ナットの緩みがない、または締め直しても溜まるようならパッキンを交換します。
チェック2:耐用年数の確認をしよう
多くの混合水栓・蛇口の耐用年数は、約10年前後。 パッキンも同様にそれくらいの時期で劣化し始めます。使用頻度によってはもっと早い場合もあります。
長いものだと15年以上使用されている場合もありますが、 基本的には10年以上使っているなら交換時期といえます。ご自宅の混合水栓・蛇口の使用年数を確認してみましょう。
シングルレバー混合水栓のパッキン交換前に準備すること2つ!
シングルレバー混合水栓のパッキン交換に入る前に、準備しなければならないものがあります。交換に必要な工具と、交換部品です。何が必要なのかまとめてみました。
【1】パッキン交換作業に必要な工具をそろえる
パッキン交換作業に必要な工具は以下の通りです。
- モンキーレンチ
- ウォーターポンププライヤー
- 胴体固定用レンチ
- プラス/マイナスドライバー
最低限モンキーレンチと固定用レンチは準備しておきましょう。
混合水栓を分解してパッキンを交換するのですが、部品を取り外しているときに胴体が一緒に回転してしまいます。 そのまま行ってしまうと給水管がねじれて切れたり、破損して新たな水漏れが起こったりしてしまいますので、モンキーレンチを使用する際はレンチで固定しましょう。
【2】パッキンや部品を探しておく
パッキンや部品は事前に購入しておきましょう。購入できる場所は、各メーカー、ホームセンターや通信販売となっています。
基本的に混合水栓のメーカーへ問い合わせるのが一番確実です。
どの品番で、どの型番のパッキンを買えばいいか教えてくれるため、自宅のパッキンや部品について不安がある場合にも問い合わせてみるのが良いでしょう。
もしくは水栓に記載されている品番をネットで検索すると、対応するパッキンを探せます。
その時は「メーカー 品番 シングルレバー混合水栓 パッキン」と検索してみてください。
それでも見つからないとき、あるいはすぐ入手したい場合にはホームセンターで購入してみましょう。現物を持って行って店員さんに聞いてみるのが一番早いです。 交換したいパッキンを持っていくためには一度混合水栓の分解が必要なので、注意が必要です。店員さんに取り扱いがあるかどうかを確認しておきましょう。
いざ実践!シングルレバー混合水栓のパッキン交換手順
シングルレバー混合水栓のパッキンは次の手順で交換していきましょう。
止水栓を閉め忘れてしまうと、作業中に水が噴き出して部屋が水浸しになってしまいます。
キッチンならシンク下、洗面所なら洗面台の中にあります。止水栓が見つけられない時は元栓を閉めて作業しましょう。
レバーにはキャップがされているもの、またはネジなどで固定されています。
レバーやハンドルのどこかに溝があるか、キャップを探しましょう。
レバーを外すと出っ張りが出てきます。
その外側に付いているカバーを外しましょう。
その時に使うのが胴体固定用レンチで、共回りを防がないと中のホースが切れるので注意してください。
種類によっては蛇口が付いた胴体部分をそのまま取り外す場合もあります。
スパウト(吐水口から水が出てくるパイプの部分)を軽く揺すってグラグラさせながら上に引き抜くように取り外しましょう。
カバーを外したら、露出した部分(化粧アダプター)に付いている古いパッキンを新しいものと取り替えましょう。
取り付けるときは、パッキンの向きに気をつけてください。
大抵のシングルレバーのパッキンは、下と上のパッキンが向かい合わせになるように取り付けます。
この取り付け方はメーカーによって異なる場合があるので、説明書をよく読みましょう。
交換したら組み立てなおして水道を通し、水漏れがないかチェックします。
元栓を開け、正常に作動するかも確認しておきましょう。
それでも水漏れするときはカートリッジの交換をしよう
パッキンを交換しても水漏れが止まらないようなら、カートリッジの交換が必要です。
レバーを外した時に出てきた四角い出っ張りがカートリッジ。バルブカートリッジとも呼びます。
パッキンの数百円という価格に比べてカートリッジは1つ5000円ほどと割高なので、 パッキンの交換後に検討するのがよいでしょう。
ただし、10年や15年など経年劣化が原因の交換の場合、他の部分の老朽化の可能性もあるので、 蛇口本体ごと新品へ取り替えることも検討しましょう。
その他、蛇口や水栓全般のパッキン・カートリッジ交換方法は以下のページでも解説しています。
また、次の動画でもシングルレバー混合水栓のパッキン交換について解説しているので、参考にしてみてください。
シングルレバー混合水栓の水漏れを業者に修理依頼する判断基準は?
自分でやろうとして返って費用がかさんだり、状態が悪化するなどの事態に陥ることがあるので、次のような場合には、自分で無理に修理しようとせず、シングルレバー混合水栓の修理を業者に任せるのがおすすめです。
- 部品の交換ができない
- 対応するパッキンが売っていない、見つからない
- 交換しても水漏れが収まらない
- 自分で直せる自信がない
- 水漏れの原因がわからない
原因がわからない水漏れは下手に触ると悪化する恐れがあります。
自分で直して収まらない時も、他に原因があるかもしれません。
点検も兼ねて一度修理業者への見積りを検討してもいいでしょう。自信がない場合も、あまり触りすぎず業者へ依頼するのが良いでしょう。業者を選ぶときも、指定水道工事店を選択するようにして下さい。
今後も頻発するようなら、もしかしたら本体ごと取り替えるほうが安くつくこともあります。
町の水道修理センターの蛇口/水栓の交換・水漏れ修理関連の料金価格表
キャンペーン価格でご対応いたします!
※料金はすべて税込価格です。
修理の種類 | WEB限定料金 | 通常料金 |
蛇口を締めても水がポタポタ出続ける | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
---|---|---|
混合水栓から水の出が悪い | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
ハンドルからの水漏れ・締りが悪い | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
ハンドル/レバーが動かない・回らない | 2,700円(税込み)~ | 5,400円(税込み)~ |
パッキン/各種パーツの交換 | お問い合わせください | お問い合わせください |
水栓/蛇口の交換・取り替え | お問い合わせください | お問い合わせください |
蛇口まわりの配管修理 | お問い合わせください | お問い合わせください |