最終更新日 2022年8月27日

ご家庭の中で最も快適さにこだわりたい場所の1つである「トイレ」は、毎日使用する、生活の中で欠かすことのできない設備です。

中でも「便座」はトイレの快適さを決める重要なポイント。後付けも可能なため、賃貸であっても比較的手軽に設置を検討することが出来ます。

昨今、日本のトイレには温水洗浄便座が必須と言っても良くなってきましたが、実際どういったものを選ぶのが良いのでしょうか。

様々なメーカーがこだわりの製品を展開していますので、ご自宅の環境・要望に合わせピッタリのものを選んでいきたいもの。

本記事では、そんな方向けに、トイレの便座おすすめを、タイプ別にご紹介していきます。

快適なトイレ空間を手に入れて、生活の質をグングン向上させていきましょう。  

トイレの便座を選ぶ前には自宅のトイレ環境をまず確認!

まず、ご自宅のトイレ環境をチェックしてから便座を選ぶことが大切です。

温水洗浄便座は決して安価なものではありません。

そのため、型が合わないものを選んでしまうことの無いよう、予めチェックしておくべき項目についてお伝えしていきます。

購入、および専門業者に工事依頼をする際など、以下の点を確認したうえで見積もりを行っていくといいでしょう。  

便器のタイプをチェック

便器のタイプは大きく分けて3つに分けられます。

背面にタンクがある「一般洋式便器」と、タンクと便器が一体型となっている「ワンピース型便器」、そして三角タンクが設置されている「隅付タンク式腰掛便器」です。

近年設置されたトイレであれば、一般式便器とワンピース型便器のどちらかが主流になっています。このどちらかであれば手軽に温水洗浄便座を取り付けることが可能です。

ただし、必ず取り付け出来るというわけではなく、以下の点によっては別途工事や付け替えが必要となるので注意しましょう。

  • 給水の水栓がない
  • 内ネジ式になっている
  • フラッシュバルブ式になっている
  • 給水管の長さの条件が合わない

これらの条件は一見して分からない部分も含まれていますので、事前に業者に確認しておくと良いでしょう。

その際、便座取付穴の寸法や幅、取付穴からタンクまでの距離、タンクから便座の先端までの距離、便座の穴の部分の長さを合わせて確認してもらうことがおすすめです。 

コンセントの有無をチェック

温水洗浄便座は電気で稼働します。

便座を温めることも、ノズルから水を噴射することも電源がなければ出来ません。

これはメーカーにかかわらず統一であるため、トイレにコンセントがあるかどうかを確認することが前提として必要となります。

また、コンセントがあった場合に便器からどれくらい離れているかを測っておく必要もあるので注意しましょう。

大半の製品は、コードの長さが1m程度となっています。これよりもコンセントの位置が離れている場合は延長する必要がありますが、可能な限り直接電源に繋げられる環境が望ましいです。

水洗の関係上、水漏れなどの危険性もあるトイレ。だからこそ、電源系統は管理しやすい環境を保っておくことが大切です。

コンセントが無い場合にも、別途電気工事を行えば温水洗浄便座の取り付けは可能です。

電気工事の費用はトイレ内の壁の材質や、おおもとの電源位置によって異なりますので、事前に見積もりを依頼しましょう。

電気工事には基本的に電気工事士の国家資格が必要です。無資格での工事は法律で罰せられる対象となりますし、非常に危険ですので絶対にやめ、専門業者に依頼して下さい。  

便座を販売しているおすすめブランドを紹介!

温水洗浄便座を製造・販売しているメーカーは非常に多いです。

在宅での仕事や、家にいる時間が多くなりがちな昨今、特にトイレの快適さが重要視されていることも理由の1つであるかもしれません。

今回は、温水洗浄便座を販売している主要なおすすめメーカーを、その特色も含めてご紹介していきます。 

TOTO(トートー)

日常会話の中で「ウォシュレット」という言葉を使用した経験はありますか?

一般的な温水洗浄便座を指す言葉として使っている方も多いこの言葉は、実はTOTOが商標登録している製品名なのです。

現在では他社の製品もこの名称で呼ばれることが一般的となっているほどの知名度を博していますが、それも長年かけてTOTOが行ってきた企業努力の賜物と言えるでしょう。

TOTOは温水洗浄便座のシェア1位を獲得しており、「ウォシュレット」の累計販売台数は5,000万台を超えています。

多機能な製品の開発も現在進行形で行われ続けているため、迷った際にはここ!と言っても過言ではない温水洗浄便座メーカーです。

長年温水洗浄便座と向き合い続けた、他社を凌駕する経験によって作られた製品の数々。

外出先のトイレで使用されているケースも多いので、使用感も理解しやすい点も魅力でしょう。 

INAX(イナックス)

トイレや洗面器といった衛生陶器の分野の中でも有数のメーカーであるINAXは、LIXIL(リクシル)が有する衛生陶器ブランド名です。2011年に経営統合され、現在の形態となりました。

温水洗浄便座の分野におけるシェア率はTOTOに劣るものの、衛生陶器全体の分野では人気を二分する勢力となっています。

INAX製の製品の特徴は、掃除が楽に出来る機能が付いていることです。

除菌作用や自動洗浄機能など、トイレまわりの管理を容易にする機能の向上に意識を向けているため、「忙しいのでなかなか掃除の機会がもてない」といった層に人気が高いメーカーと言えるでしょう。

LIXILでは住宅機器を多ジャンル手がけているため、住宅全体とのバランスの取れた製品を提供してくれるのも魅力です。  

Panasonic(パナソニック)

日本の有名な電機メーカーであるPanasonicも、温水洗浄便座をリリースしています。

現在ではTOTO、INAXに次ぐ第三のブランドとして認知されており、企業としての知名度も高いです。

電機メーカーであることを強みとして、技術力の高い温水洗浄便座を発表しており、これから更にシェア数を増やしていくのではないかと評判です。

その他の家電製品でPanasonic製を使用しているのであれば、温水洗浄便座も揃えてみる、というのもアリかもしれません。

汚れにくい構造に特化した、ワンタッチ着脱の温水洗浄便座など、多数の魅力を兼ね備えた製品展開がされています。  

おススメは便器と同じメーカーで選ぶこと

温水洗浄便座は、上記を始めとした様々なメーカーが製品を販売しているため、どれを選べばいいか悩ましく感じられるかもしれません。

これからより詳しく、どのような製品を選ぶべきかをご紹介していきますが、迷っている場合には「便器と同じメーカーの便座を選ぶ」ことがおすすめです。

形状の違いによるずれや、色味の不一致、その他起こりうる不具合に関しても、同じメーカーであれば事前のチェックも可能ですし、万が一故障した際の修理もやりやすくなるでしょう。

もちろん「どうしてもこれが欲しい」という製品が見つかった際には、条件を確認しそれを使ってみるのもアリです。同じメーカーを優先するのは、あくまでも同価格帯の製品で迷ったときだと考えておくのが良いでしょう。 

タイプ別!温水洗浄便座の選び方

次は、タイプ別に温水洗浄便座の選び方をご紹介していきます。

何によってタイプが分かれているかというと、主に「温水の作り方」と、「リモコンの位置」です。

その2点に分けてご紹介していきますので、どちらがご家庭の状況に適しているかを確認しましょう。  

「瞬間式」と「貯湯式」

温水が出て来ることが大切となる温水洗浄便座。

温水の作り方には「瞬間式」と「貯湯式」の2つがあり、その種類によって電気代も変わってきます。

現在主流になっているのは「瞬間式」で、ヒーターに水道水を通すことで加熱する仕組みとなっています。水道水を直接加熱するため内部にタンクを持たず、またタンクからお湯を供給しなくてよいので連続使用出来ることがメリットです。

その代わりいきなり大量のお湯を利用することが出来ないので、水流をたくさん使いたいという方には向いていない場合もあります。

形状としては、タンクが無いため薄型で、省スペースに出来る点が魅力です。省エネ性能にも優れており、電気代ももう1つの「貯湯式」より安くなりやすい傾向にあります。

とはいえ高機能がゆえ本体自体が高価な場合も多いので、初期投資をして高性能の温水洗浄便座が欲しいという方におすすめのタイプと言えるでしょう。

もう1つが、お湯を先に作って貯めておく「貯湯式」があります。タンクを有し、タンク内部のヒーターで事前にお湯を温めておく仕組みとなっています。

1回の流量を多く出来るので、水圧が高めの方がいいという方にはおすすめです。

ただタンクのお湯を事前に温めておくという使用上、使用していない時でもお湯を作りだすので消費電力が高く、「瞬間式」よりも省エネ性能は劣ってしまいます。

またタンクのお湯が切れてしまった場合には温まっていない水が噴射されることになるので、使用頻度が高いご家庭には向いていません。

性能はシンプルなものがいい、ボリューム感のある温水洗浄便座を求めている、リーズナブルに購入したいなどの思いがある方におすすめのタイプと言えます。  

「壁タイプ」と「袖タイプ」

次に温水洗浄便座を使用するためのリモコンの種類についてご紹介します。

トイレ内の壁にリモコンを取り付ける「壁タイプ」と、便座本体にリモコンが付属している「袖タイプ」の2種類が主流となっています。

「壁タイプ」はリモコンが便座本体と離れているため、リモコン自体が汚れにくく、トイレ掃除の際にも邪魔になりにくいというメリットがあります。

価格としては比較的高価なものが多く、それに比例して高機能なものが多いです。

ただ電波を飛ばして使用するため、ご家庭の環境、特に壁の色や壁との距離などによってはそぐわない場合もあるので注意しましょう。

また壁に取り付けることとなるので、固定のために壁へ穴をあける必要があります。賃貸の場合は、加工がOKかどうかの確認を事前に取っておきましょう。

現在は穴あけの必要がない製品も登場し始めているので、どうしても穴は空けられないけれど「壁タイプ」が良いという方は、そちらを検討してみるのもおすすめです。

その点「袖タイプ」は、便座本体にリモコンが付属しているため壁を加工する必要がありません。

賃貸にお住いの方、壁に穴をあけることに抵抗がある方にはおすすめのタイプです。

また価格帯も「壁タイプ」より安価なものが多く性能もシンプルなので、多機能を求めていない場合はおすすめ出来るでしょう。

ただ一体型のため、操作パネルが汚れやすいこおと、便器の横にスペースを要することなどがデメリットとして挙げられています。

トイレが元々狭いというご家庭には「袖タイプ」のリモコンは邪魔になってしまう場合もあるので、予め確認し、大丈夫そうであれば検討してみましょう。  

プロが選ぶおすすめ便座6選!

最後に、具体的にプロの目から見ておすすめな便座を6つご紹介していきます。

前述のメリット・デメリットからご家庭に適したものをチェックしてみましょう。 

<TOTO>ウォシュレット KMシリーズ(TCF8CM66)

瞬間式・壁リモコンタイプ、価格は5万円程度です。

通常の脱臭から約2倍の吸い込み量に切り替わる「オートパワー脱臭」機能が搭載されているほか、便座・ノズル・ケースにクリーン樹脂が採用されており防汚効果が期待出来ます。

コンパクトな形状のため、省スペースを求める方におすすめ出来る温水洗浄便座です。  

<TOTO>ウォシュレット Kシリーズ(TCF8CK67)

貯湯式・袖リモコンタイプ、価格は3万5千円程度です。

こちらも「オートパワー脱臭」素材にクリーン樹脂が採用されているなど、衛生面に信頼のおける作りとなっています。比較的安価なモデルのため、導入を検討しやすいおすすめのタイプです。  

<INAX>RVシリーズ(CW-RV2A)

瞬間式・壁リモコンタイプ、価格は5万円程度です。

「女性にやさしいが満載」をキャッチコピーとしており、お尻専用ノズルとは別に、ビデ洗浄用のノズルも搭載されています。

また大きな水玉を連続噴射する「バブルビート洗浄」で、パワフルな洗浄感を実感出来る特徴もあり、清潔感を重視する方には非常におすすめの製品です。 

<INAX>RGシリーズ(CW-RG1)

貯湯式・袖リモコンタイプ、価格は2万円程度です。

温水洗浄便座のエントリーモデルと言ってもいい、安価で手軽な製品です。

ノズルの先端が交換可能で、おしりノズルとビデノズルを使用したい箇所で付け替えられます。

また気泡を含んだシャワーが出る「泡ジェット洗浄」で、やさしい洗浄力を感じられるでしょう。 

<パナソニック>ビューティ・トワレ(DL-RP40)

瞬間式・袖リモコンタイプ、価格は3万5千円程度です。

使用しない時間帯を学習してくれるので、最大約34%の節電が効率よく出来るという魅力を持っています。電気代を節約したいと考えているご家庭に適した温水洗浄便座です。

銀イオンを練り込んだ抗菌技術で便座表面を覆う「Ag+抗菌」も採用されていて、清潔感も高い製品です。

<パナソニック>ビューティ・トワレ(DL-ENX10)

貯湯式・袖リモコンタイプ、価格は2万円程度です。

こちらも使用時間帯学習システムである「かしこく節電 スマート暖房便座」機能が搭載されているので、貯湯式の温水洗浄便座の中では高い節電能力があるでしょう。

リズム洗浄・ムーブ洗浄でしっかりとした洗浄力を実感出来る、エントリーモデルと言える製品です。  

賃貸でも取り付けは可能!温水洗浄便座で快適生活を実現しよう

今回は、トイレの便座の選び方を始め、トイレの便座おすすめ6選をご紹介しました。

それぞれのメーカーが独自の特徴を売り出している温水洗浄便座。

洗浄力、掃除の楽さ、その他便利機能の充実など、比較出来る条件はとても多いです。

選ぶ際のポイントをしっかりと抑え、ご家庭にピッタリサイズの製品を購入しましょう。

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修理の種類 WEB限定料金 通常料金
トイレの詰まり 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
トイレの水が溢れる、止まらない 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
チョロチョロ水が漏れている 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
タンクに水がたまらない 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
異臭、悪臭がする 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) 4,860円(税込み)~ 8,640円(税込み)~
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) 11,880円(税込み)~ 19,440円(税込み)~

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