【プロ監修】こすらなくてもOK?ドメストを使ってトイレをピカピカにする掃除方法

トイレ掃除はやらなければならないと思いつつも面倒くさくなってしまい、後回しになっていくもの。

そんなトイレ掃除の定番洗剤といえば「ドメスト」！ドメストは、「かけて、おいて、流すだけ」のかんたん掃除を売りにした商品です。その3ステップだけで掃除が完了するなら毎日のお掃除も楽になりますよね。お掃除が苦手な人でもかんたんにできるドメストの使用方法は一体どんなものになるのでしょうか。

今回はトイレ掃除の定番洗剤・ドメストについて、その特徴と使用方法、効果などをご紹介していきます。

ドメストってなに？その特徴は？

ドメストとは塩素系洗剤で、頑固な黄ばみや黒ずみを落とすのに便利な洗浄剤です。

1920年代にイギリスで誕生したドメストは、当初、漂白剤として販売されていました。60年代に濃縮タイプの除菌クリーナーとして販売されてから、世界中に広まり、世界30カ国以上のたくさんの人々に使用されている洗剤です。

そのドメストの特徴は「こすらずに汚れを落とせる」「強力な除菌力がある」「消臭・ヌメリ防止が出来る」「トイレ以外にも使える」の4つ！ドメストは一つで何役もこなす優れモノです。ドメストの4つの特徴について詳しく見ていきましょう。

特徴1：こすらずに汚れが落とせる

1つ目の特徴として、こすらずに汚れが落とせることが挙げられます。この理由としてはトロっとした粘度の高い液体のおかげで便器にしっかり密着し、ブラシなどでこする必要がなく汚れを徹底的に除去できるからです。

洗剤が汚れに浸透し、除去してくれる作用があるのでこすらなくても汚れが落ちるのが特徴的です。

また、ドメストの容器はさかさまにしても出にくくなることが無いというつくりになっているので便器裏や細かい場所まできちんと液を浸透させることが出来ます。擦り洗いは手間がかかるうえにブラシなどの衛生面が気になるところですが、ドメストならかけて流すだけで洗浄が出来ます。

また、汚れを落とすだけではなく予防効果も期待できるのが嬉しいところです。

特徴2：強力な除菌力がある

ドメストの除菌力は、なんと99.99％！これは原液使用時、米国試験材料協会に定められた試験方法を参考にした実験を行って出た結果です。製造元のユニリーバ公式が発表している数字になります。

ここからわかるように、ほとんどの菌を除菌することが出来、トイレ衛生も清潔に保ってくれます。薄めれば直接肌が触れる場所にも使えるので普段触れる場所を除菌したい場合にも有効です。ただし、手指の消毒には使用できないのであくまでモノを除菌したいときのみ使用しましょう。

特徴3：消臭・ヌメリ防止が出来る

ドメストは除菌力もあるので菌の繁殖によっておこる悪臭やヌメリも洗浄することが出来ます。それだけではなく、ドメスト自体の刺激臭も抑えられているので、悪臭を気にすることなく掃除に使用することが出来ます。

消臭や洗浄は勿論ですが、匂いやヌメリの大元である菌に効くので予防ができる点でも優れモノです。

特徴4：トイレ以外にも使える

ドメストは何といってもトイレ以外にも使えるというまさかの一面も持っています。ドメストの主成分は漂白剤に使われている成分と同じ次亜塩素酸ナトリウムという成分なので薄めてドアノブの掃除やタオルの殺菌などにも使用することが出来ます。

キッチン周りに使用することでキッチンの排水溝の嫌な匂いやヌメリを解消することもできます。ドメスト自体の塩素の匂いも少ないため、トイレ以外でも匂いを気にせずに使用できるでしょう。

ドメストの基本的な使い方と掃除方法

ドメストの特徴を知ったところで、ドメストの基本的な使い方とその掃除方法をご紹介していきます。ドメストの使い方は2種類あり、「原液をそのまま使う」「薄めて使う」となります。場合によって使い分けが必要になるのでその使い分けも併せてご紹介していきます。

①汚れが気になる場所は原液で使う

現役で使う場合、用意するものはドメストとゴム手袋だけになります。

原液は主に、トイレの便器の中に使用しましょう。

掃除手順は以下の通りです。

ドメストはトイレのカビによってもたらされる黒ずみにも有効です。ドメストの主成分になる次亜塩素酸が黒カビを除去してくれるため、頑固な黒ずみも綺麗にしてくれます。

原液を使った掃除の場合はこの3ステップだけ！驚きの簡単さでトイレの汚れが綺麗になります。原液を使う場所は、汚れがひどいところやなかなか落ちない箇所にしましょう。

一般的なトイレ掃除は洗剤を付けてから擦り洗いが必須となり、ブラシの衛生面や手間が気になるところですが、ドメストならその懸念もなく、楽に掃除が出来るのが人気のポイントです。

②直接触れる可能性のある箇所は薄めて使う

薄めて使う際にはバケツ、ドメスト、雑巾、ゴム手袋が必要になります。

ドメストを薄めて使う場合には便器の周りやドアノブ、床や壁などに使用しましょう。

掃除の手順は以下の通りです。

ドメストを使用した雑巾で拭くだけでも殺菌効果があります。かけて洗い流すだけの原液時の掃除より少し手間はかかりますが、直接肌が触れる場所が多い場合には安全面が大切なので薄めて拭き掃除が必要になります。

しかし、ここで気を付けたいのが「金属は拭かないこと」です。黒く変色したり、劣化を早めたりする場合があるので金属部分は避けて掃除するようにしましょう。

原液では掃除が出来ない箇所は是非薄めたドメストを使用し、拭き掃除をしてみて下さい。

他の洗剤とドメストの違いを知ろう！

トイレ用洗剤には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。

有名なのが「ハイター」と「サンポール」です。ハイターは塩素系漂白剤で、高い洗浄力を持ち、トイレ掃除だけではなく他の箇所の掃除にも使用されます。

サンポールは尿石などの除去に有効で、トイレ掃除には欠かせないものと言われています。これらとドメストの違いは一体何なのでしょうか。違いを知ることでトイレ掃除の際にどの洗浄剤を使用すべきか迷わなくて済むことになりますので、ご紹介していきます。

ドメストとハイターの違い

ドメストとハイターの主成分はほとんど同じです。効果や洗浄方法なども近いものとなっています。ハイターなどのキッチン用の漂白剤との違いはその濃度です。

キッチン用漂白剤であるハイターの濃度は高く、ドメストはそこまで高くありません。そのため、ドメストの方が安全に使用することが出来ます。

また、ドメストは汚れにしっかりと張り付いて汚れを溶かし落とす効果も発揮し、トイレ掃除に特化したモノとなっています。

ドメストはその容器の形もトイレ掃除に適したものとなっており、細い注ぎ口になっていたり、逆さにしても液がきちんと出たりします。その容器の形によってトイレの届きにくい部分にも液を塗布することが出来、キチンと浸透させて汚れを浮かすことが出来るのです。

届きにくく、分かりにくい隙間までしっかり届いて黒ずみ汚れを撃退してくれます。

ドメストとサンポールの違い

ドメストと同じく知名度の高いサンポール。トイレ掃除には欠かせない洗剤です。このサンポールとドメストはどんなところに違いがあるのでしょうか。

ドメストは次亜塩素酸ナトリウムというアルカリ性のものが主成分となっていますが、サンポールは酸性が主成分のため、落とせる汚れの種類が違います。

ドメストはトイレの黒ずみや汚れをおとし、殺菌効果が強いですが、サンポールはアルカリ性の汚れである尿石や水垢を落す作用が強い洗剤です。ドメストでは落とすことのできない黄ばみや水垢を落としてくれるため、トイレ掃除の強い味方となっています。このように洗剤の成分によって落とせる汚れが違うので、汚れによって使い分けていくことをおすすめいたします。

ドメストとサンポールを使用する上で気を付けなければならないことがあります。それは絶対に混ぜて使用しないということです。ドメストはアルカリ性、サンポールは酸性なのでこの二つの洗剤が混ざると危険な有毒ガスが発生し、人体に影響を及ぼす可能性があります。落とせる汚れが違うので併用したいという気持ちはわかりますが、とても危険なため、少なくとも1日は開けてから掃除に使用しましょう。

ドメストは万能洗浄剤！

ドメストは除菌消臭、洗浄共に兼ね備えた万能洗浄剤で、トイレ掃除の強い味方です。「かけて、おいて、流すだけ」という超お手軽な掃除方法でトイレが綺麗になるという優れモノ。

今回ご紹介したドメストの使用ポイントをまとめてみましょう。

忙しくてトイレ掃除の時間がなかなか取れない人でも簡単にトイレ掃除ができるドメスト。

トイレの汚れは日々の使用によって蓄積されていきます。こまめな掃除をすることでトイレを清潔に保っていきましょう。

ドメストを使っても取れない汚れはプロの手を借りて綺麗にするのも良いかもしれません。

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