放置はNG?トイレのつまりで少しずつ流れる現象の理由と対処法
最終更新日 2023年1月28日
トイレが完全に詰まっているわけではなく、少しずつは水が流れている場合、自力でどうにかできるかもしれない、と考える方が多いと思います。
そこで、今回は業者に依頼する前に、自分でどうにか解決できる方法を知っておきたいという人向けに、トイレの水が少しずつしか流れない時の原因とその対処方法を解説します。
トイレのつまりで水が少しずつ流れる原因
水が少しずつしか流れない場合、考えられる原因は主に4つです。
- 排水管の汚れ
- 水に溶けるものの詰まり
- 固形物の詰まり
- 流れる水が少ない
何かが詰まっているパターンと、流れる水自体が少ないという、2パターンに分類できます。
原因が何であるかによって詰まりの対処方法も異なりますので、まずはどんな原因で水が流れにくいのかを見分ける必要があります。
原因1:排水管の汚れ
築年数の多い物件に住んでいる場合には、どうしても生活で使用しているうちに汚れが蓄積してしまいます。
蓄積した汚れによって排水管が詰まり、水が流れにくくなっているということが考えられます。
汚れが蓄積しているところにトイレットペーパーなどを流すと、余計に詰まってしまうこともあります。
大量にトイレットペーパーを流していないのにトイレが詰まってしまっている場合には、配管の汚れを疑いましょう。
手前の方で詰まっていれば自分で対処することができますが、奥の排水管で詰まってしまっている場合には業者を呼んで掃除してもらう必要があります。
原因2:水に溶けるものの詰まり
水に溶けるものの場合、大量に流すことで溶けにくくなり、一時的に詰まりが発生します。
しかし、時間の経過とともに溶けて、最終的には流れるようになることがほとんどです。
水に溶けるものとは、トイレットペーパー、水に溶けるティッシュなどが挙げられます。
大量にトイレットペーパーを流し、小で流してしまった時などに起こりやすい詰まりです。
原因3:固形物の詰まり
トイレの配管を完全に塞いでいるわけではなく、ところどころに隙間が出来ていると、少しずつ水が流れていきます。
固形物が原因の時はすぐに取り除く作業をしなければ、状況が悪化してしまいます。
しかし、自分で対処しようとして、さらに排水管の奥に行ってしまう場合もあるので、無理は禁物です。
少しでも無理だと判断した場合には、業者に連絡しましょう。
原因4:流れる水が少ない
単純に流す水が少ない場合にも、水は流れにくくなります。
節水モードなどにしていると起こりやすくい現象です。
そこまでトイレットペーパーを大量に使っているわけではないのに、水が流れにくい場合には節水モードを一時的にやめ、大の方で流してみるといいでしょう。
水が少しずつ流れるのを放置していたらどうなる?
「完全に詰まっているわけではないのだし…」と思って放置していると、次のようなトラブルが発生しやすくなります。
トラブル1:悪臭が発生する
トイレは、水を溜めることで、排水管からくる嫌な匂いを封じています。(※封水)
そのため、トイレが詰まって水が溜まりにくくなったり、流れにくくなったりすることによって、その臭いが外部にもれてしまいやすくなってしまうのです。
水があふれてくる
水が少ししか流れていかないのに、再度水を流すレバーを引いてしまえば、便器の中は水でいっぱいになってしまいます。
そうすると、便器の中で水かさが増し、トイレから水があふれ出てしまう可能性があります。
トイレから水があふれることにより、汚水が家に流れ出てしまって床を腐食したり、電化製品に触れた場合には故障の原因になってしまう可能性があるので、十分注意しましょう。
水が少しずつ流れるつまりの解消方法
水が少しずつしか流れないという状況を解消するためには、次の4つの方法を試してみましょう。
解消方法1:お湯を流す
トイレットペーパーなど、水に溶けるものが詰まっている場合に有効なのが「お湯を流す」という方法です。
まずは60℃程度のお湯を準備します。
お湯をゆっくりと便器内に流していき、トイレットペーパーの溶解を促します。
水温が上がるとトイレットペーパーは溶けやすくなるので、その性質を利用した方法です。
一定の速度で流すのではなく、流したら一旦様子を見て、再度流すというのがポイントです。
その後、30分~1時間程度待ってみて、レバーで水を流してみましょう。
解消方法2:ワイヤーブラシを使う
ワイヤーブラシという、ワイヤー状の道具を使って詰まりを解決する方法です。
これは、配管が汚れなどで詰まっていたり、トイレットペーパーなど水に溶けるものが詰まっている場合に有効です。
使い方としては、まず排水口にワイヤーブラシの先端を入れます。
ワイヤーブラシをゆっくり奥に押し込んでいき、それ以上進まなくなったところでハンドルを回して汚れなどを削っていきます。
その後、水を流して詰まりが解消できているかを確認しましょう。
ただし、ワイヤーブラシを無理矢理奥に押し込むと、便器の破損や配管を傷つける原因になりますので注意して下さい。
また、ワイヤーブラシを使用する際には水が飛び散る可能性もあるので壁や床に新聞紙などを引いておくと良いでしょう。
解消方法3:ラバーカップを使う
トイレの詰まりの解消方法として一般的によく知られているのが、ラバーカップの使用です。
ラバーカップを使用することで、ある程度のサイズの固形物であれば取り除くことができます。
ホームセンターなどでも安く購入することができるため、非常時に備えて一家にラバーカップを1本置いておくのがおすすめです。
使い方としては、ラバーカップを排水口に密着させて、押し込んだり引っ張ったりするだけです。
何度か動作を繰り返し、詰まりを解消しましょう。
解消方法4:洗剤を使う
配管の汚れによる詰まりの場合、液体洗剤を使用することで解消できる場合があります。
液体洗剤のたんぱく質を分解する作用を利用した方法です。
配管内に蓄積した汚れであれば溶かすことができます。
まずは、洗剤とお湯を混ぜ、それをゆっくりと便器内に流し込んで行きましょう。
そして、少し放置した後に水を流し、流れるかどうかを確認します。
水が少しずつ流れるつまりを自分で解決する場合の注意点
トイレの詰まりを解消する上ではいくつか注意点があります。
注意点1:熱湯を使わない
トイレの便器は陶器製であることが多く、100度以上の熱湯を使用してしまうと、便器が割れる可能性があります。
便器だけではなく、熱湯を流すことで配管自体を痛めてしまう事もあるので、注意が必要です。
注意点2:詰まりの原因によって方法を変える
詰まりの原因が何かを特定して対処方法を変えることが重要です。
なぜなら、間違った方法を選択してしまうと、かえって詰まりが悪化したり、便器や配管を痛めてしまう可能性があるためです。
例えば、洗剤を使用する場合には、固形物やトイレットペーパーの詰まりが原因だと効果がありません。
自宅のトイレの詰まりの原因が何であるかを特定してから使用するようにしましょう。
注意点3:無理に行わない
自分で行える範囲を超えたら、無理に行わないようにしましょう。
詰まりの原因自体が配管の奥にある可能性もありますし、無理に作業を行って便器が割れたり、配管が痛んだりという別のトラブルが起こることもあります。
難しいと感じた場合には速やかに業者に連絡してください。
自力で解決できなければ業者に連絡を!
日常生活でいつでも起こってしまうであろう、トイレの水が流れにくくなるというトラブル。
原因によっては自分でラバーカップを使ったり洗剤を使ったりして解決できるものもありますが、中には業者に頼らなければならないものがあります。
自分で無理に作業を行わず、出来ないと思ったら専門家である水道業者に相談してみましょう。
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タンクに水がたまらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
異臭、悪臭がする | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) | 11,880円(税込み)~ | 19,440円(税込み)~ |