最終更新日 2019年3月7日
トイレの紙つまりは重曹で溶かして解決することもできる
その代表的な方法が重曹とお酢をお湯で流す方法です!
単純にお湯をバケツで流したり、ラバーカップで解決する方法もありますが、 それでも直らないとき、またはラバーカップがないとき、あるいは最初に重曹とお酢で詰まりを溶かしてから、 仕上げにラバーカップでスッポンすることでより完璧に直すことができます。
あくまでも重曹単体では意味が無いことを最初に覚えておいてください。
もし、おもちゃ・スマホ・おむつなどの水に溶けない固形物を詰まらせてしまった場合は溶かすことができないので、この方法は使えません。
水を流してしまうと排水管の奥に流れて詰まってしまうので、下記ページの針金ハンガーを使った方法で引っ掛けて取り出しましょう。
「・道具なしでもOK!トイレ詰まりの直し方はお湯とバケツで解消」
『 【トイレつまりの解消】重曹とお酢をお湯で溶かして即解決! 』
目次:クリックorタップでその項目を表示します。重曹とお酢でトイレの詰まりを直す前の事前準備
止水栓or元栓を締める
誤って水を流してしまうと大変なので、まずはトイレの止水栓を締めて水を止めます。止水栓が分からなければ水道の元栓を締めましょう。
止水栓はトイレタンクの横側、タンクの左右どちらかの給水管がついている位置にあります。マイナスドライバーまたは手で回せるタイプがあり、右回りに回すと水が止まります。
家全体の水道の元栓は、水道メーターが設置してある場所です。戸建ての場合は敷地内の地面、マンションや集合住宅は玄関横のパイプシャフト内です。
電源コードを抜く
次にウォシュレットなど温水便座を使用していれば電源コードを抜いてください。油断していると感電することもあるので、電源コードを抜いて濡れないようにビニール袋などを被せておきましょう。感電や漏水を防いで二次災害を防ぎましょう。
換気をする
次にトイレ内を換気しましょう。窓を開けるか換気扇を回すようにしてください。
重曹とお酢を混ぜると炭酸ガスが発生します。しかし、これは二酸化炭素なので身体に害はないのですが、換気をしないと二酸化炭素濃度が高まるので、気分が悪くなったりするのを防ぐために換気しておきましょう。
重曹とお酢(クエン酸)とお湯を用意する
- 重曹 150g(計量カップ4分の1程度)
- お酢 100ml(計量カップ2分の1程度)
- お湯 50度程度で1.5ml (排水口まで水を抜いた状態で便器の半分ほどの量)
分量の割合は、重曹1に対してお酢2です。少なすぎると効果がないので、大体の目安で大丈夫なので多めに用意しましょう。
お酢が無いときはクエン酸でも代用できます。その場合の分量も同じです。ちなみにクエン酸があるならお酢を使う必要はありません。効果としてはクエン酸のほうが大きいと思いますので、その理由も後で説明します。
お湯は排水口の水を抜いてから入れますので、50度前後で1~1.5ml程度の便器の半分程度になる量を用意しておけば大丈夫です。
★注意!
お湯の温度だけは十分に注意してください!
陶器製の便器に沸騰した熱湯を入れると、割れたりヒビが入る原因になります。また接続部のパッキンなどを痛める原因にもなります。ぬるすぎても効果がないので必ず50度前後のお湯にするように注意してください。
重曹とクエン酸が含まれているベーキングパウダーで代用できるのか?
ベーキングパウダーには重曹とクエン酸が含まれているので、
お湯と反応させるだけで重曹と同じような炭酸ガスが発生します。
従って、一応の洗浄効果は期待できますが、それでも重曹の2分の1程度と思ってください。
もし手元にベーキングパウダーしかない場合は使えることは使えますが、
本当に軽度のつまりにしか効果を発揮しないと思います。
出来れば100円ショップなどで重曹を購入していただきたいですが、
どうしてもベーキングパウダーで行う場合はこのことを念頭においてください。
分量は、重曹の約2倍程度が必要です。
【トイレつまり解消手順】重曹とお酢(クエン酸)の流す順番に注意!
便器に水が溜まっているならある程度取り除いておきます。
便器内の水の量が多いと重曹とお酢の効果を奥まで浸透させることが難しく、またお湯の温度も下がってしまうため、できるだけ排水口に水がない状態まで汲み取りましょう。
灯油ポンプを使ってバケツに汲み取る、または牛乳パックなどでバケツに汲み取る、ペットボトルを杓子のように加工してバケツに汲み取るようにしましょう。
- 便器内に溜まった水をできるだけ汲み取る
- 最初に重曹をふりかける!(計量カップ4分の1程度)
- 次にお酢(クエン酸)をふりかける!(計量カップ2分の1程度)
- 炭酸ガスが発生してシュワシュワと泡立つことを確認
- 高い位置からお湯を排水口めがけて流す(50度のお湯1~1.5ml程度、便器の半分の水位)
- そのまま便座のフタをして1時間ほど放置
- 1時間後、もしラバーカップ(すっぽん)があれば仕上げにおこなう
- 詰まりが解消できたかの確認はレバーではなくバケツで流して確認する
まずは便器内の水をできるだけ少なくすることが重要です。
次につまりの解消に重曹を使う正しい順番です。必ず重曹から先にふりかけ、次にお酢(クエン酸)を入れて、最後にお湯を排水口めがけて注ぎましょう。順番がバラバラだと、発泡する時間が短くなり洗浄効果が落ちてしまいます。
もう一つ重要なポイントは、重曹とお酢で発生した炭酸ガスの泡が詰まりを分解します。
まずはこの泡を十分に発生させてからお湯を流すこと。そして、この泡をできるだけ排水口の奥に届けること。
バケツ・ヤカン・ペットボトルなどを使って、排水口から40~60センチ程(腰のあたり)のある程度の高さから勢いがつくように流します。滝のようにお湯をジョロジョロ落として詰まりの原因まで届けるイメージでやってみましょう。
ネットでもよく間違った情報が書かれていますが、勢いよく一気にお湯を流すのではないので注意してください。お湯を入れすぎると薄まりますので、排水口の穴が浸かる程度にしましょう。
詰まりが解消されたか確認するときは、レバーを引いて水を流すのではなく、バケツなどで少しずつ流して確認することで、便器から水が溢れること防ぎます。
詰まりが解消されない場合は、原因となる箇所に圧をかける、水流をおこす、突っつくなど直接の刺激が必要かもしれません。下記のページを参考に他の方法を組み合わせてみましょう。
「・道具なしでもOK!トイレ詰まりの直し方はお湯とバケツで解消」
「・トイレットペーパーや便が原因!トイレが詰まった時に自分でできる対処法まとめ 」
重曹とお酢(クエン酸)は紙類や便など水に溶けやすいつまりに効果的!
重曹とお酢を使って解消できるつまりの原因は、主にトイレットペーパー・テッシュなどの紙類、便や尿石などの汚れ類です。
これらが詰まるのは、何らかの理由で水に溶けにくくなっているため。
それを分解しやすくし、溶けやすくするのが重曹とお酢からできる炭酸ガスです。
アルカリ性の重曹に酸性のお酢を加えることで炭酸ガス(二酸化炭素)を発生させ詰まりの原因を溶けやすくします。そこへお湯を流し込むことで熱を加えさらに発泡させて、また流す勢いで詰まりの原因まで浸透させて分解しやすくします。
逆に、おもちゃ・スマホ・おむつなど、水に溶けない固形物にはまったく効果はなく、さらにお湯を流すことで詰まりの原因が奥へと流れてしまい状況を悪化させてしまいます。
★重曹の特徴
- アルカリ性:酸性の物質を中和して分解、油汚れ浮き上がらせる
- 発泡・膨張作用:酸性と合わせる、熱を加えることで発泡、この泡が汚れを剥離する
- 乳化作用:水と油を混ぜ合わせる作用があり、油汚れタンパク質を分解する
- 軟水作用:カルシウム、マグネシウムなど金属イオンをなくし汚れを落としやすい軟水にする
- その他:消臭効果、研磨効果など
- 酸性:アルカリ性の物質を中和して分解、水垢や黒ずみなど汚れを浮き上がらせる
- 発砲作用:アルカリ性の重曹に合わせること勢いよく発泡する
- 溶解作用:カルシウムなど頑固なこびりつきを溶かす
- 柔軟作用:洗濯物を柔らかく仕上げる柔軟剤の効果など
- その他:洗浄作用・雑菌作用・消臭作用など
- 薬用
- 食用
- 工業用
購入する際は、トイレの詰まりを解消しても余るので、用途に合わせて選びましょう。
お酢とクエン酸があるならクエン酸を選ぶ
自宅にお酢があってクエン酸がない場合は、わざわざ買いに行くほどではありませんが、 もし料理やお掃除などで使うクエン酸があるならお酢ではなくクエン酸を使いましょう。その理由は、重曹にクエン酸を入れたときの発泡持続時間がお酢と比べると長いためです。シュワシュワ、ブクブクと発泡するこの泡(炭酸ガス)が詰まりの原因を分解します。できるだけ長くたくさん発泡させるためにはクエン酸を使うことがおすすめです。
仕上げにラバーカップでよりスッキリ
重曹を使った後はすぐに水は流さないでください。
もしラバーカップ(スッポン)があれば、仕上げに軽くスッポンすると、
溶けたつまりが分解されて、より流れが良くなります。
もしラバーカップが無ければお湯をちょっとずつ流してみましょう。
水が引いていくようならレバーで水洗してあげれば完了です。
ラバーカップの正しい使い方は以下のページで解説しているのでご参考ください。
・トイレのつまりをラバーカップで直す!スッポンの正しい使い方
重曹やお酢が自宅にない!重曹以外のつまりを溶かして解消する方法
洗剤とお湯を流す
重曹やお酢が自宅にない場合は、洗剤を確認してください。トイレ用・食器用・お風呂用・洗濯洗剤など何でも大丈夫です。
アルカリ性洗剤または塩素系洗剤でお湯に溶けやすい液体タイプが良いです。また成分に「次亜塩素酸塩」「水酸化ナトリウム」「界面活性剤」などの表示があるものでも良いです。
※陶器製の便器ではない場合(有機ガラスなど)は使える洗剤が限定されていますので必ず確認してください。
使い方は、重曹とお酢の代わりに洗剤を入れてお湯を流すだけです。
先に紹介した手順で洗剤を使って試してみてください。
※塩素系の洗剤を使う場合は、お酢やクエン酸と混ぜないように注意してください。有毒ガスの塩素ガスが発生します。
パイプクリーナーとお湯を流す
排水管洗浄などのパイプクリーナーはどこでも簡単に使えるでしょう。
もともとつまりを分解させる成分で作られている専用の洗浄剤なので、重曹がない場合は十分使えます。
使い方も流すだけなので、非常に簡単。
パイプクリーナーの洗浄効果をより上げるなら、一緒にお湯を流してあげましょう。
★猫砂を詰まらせた時は最初に塩を使うこと!
また、特に猫砂を詰まらせた時に効果的なのが塩です。
軽く水が引くくらいの軽い症状によりますが、塩をかけると猫砂が流れやすくなります。
トイレに流せる猫砂は吸水性があるので、塩でそれを和らげる効果があるのです。
しかし、家庭にあるもので重曹以外でトイレのつまりを溶かせるような道具はおそらくあまりないと思います。
もしパイプクリーナーがあるなら先に使用してみて、効果が無いようなら重曹を使ってみてください。
まとめ:トイレのつまり解消には『溶かす』も有効!
重曹をトイレのつまりの解消に使うときは、一緒にお酢(クエン酸)とお湯を使うこと。
それから正しい順番で流すことが大事です。
後は仕上げにラバーカップが出来ればスッキリ水が流れるはずです。
それでも直らないときは、改めて修理のプロへの依頼をご検討してみてください。
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修理の種類 | WEB限定料金 | 通常料金 |
トイレの詰まり | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
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トイレの水が溢れる、止まらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
チョロチョロ水が漏れている | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
タンクに水がたまらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
異臭、悪臭がする | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) | 11,880円(税込み)~ | 19,440円(税込み)~ |