最終更新日 2019年4月20日
トイレの水があふれた・水位が上がってあふれそう!原因と対処法は?
トイレを済ませて、スッキリしたのに水が流れない・水が溢れるなど実際に起こると想像以上に人はパニックになってしまいます。
時間が無い時や、パニックになりすぎてガムシャラに解決に向けて行動すると、便器が壊れたりトイレが水浸しになったりなど最初よりも状況が悪化するなど、思わぬ結果になってしまうこともあります。
今回の記事では、トイレでの水が溢れてしまった時にまず何をすればいいのか、何が原因でどう対処すればいいのかを分かりやすく説明します。
なぜトイレの水が溢れるのか
トイレの水が溢れている状況を見るとどうしても焦ってしまい、なぜ溢れてしまうのかという原因を考えることができません。 まずは落ち着いて状況を理解することが大切です。トイレの水が溢れる原因としてはトイレに流した水が排水管に流れないことが絶対的な理由となっています。
バケツに水を入れ続けるといずれ溢れるように便器も水が流れる道をふさがれてしまうとバケツと同じように水が溢れかえってしまいます。
まだ水が流れ続けているのであればひとまず止水栓を閉めそれ以上水が流れないようにします。
何かトイレに流してはいけないものを流したか、何が詰まったのかを考えることで解決に向けて動き出すことができます。
トイレが詰まってしまう大きな原因
トイレの水が流れずに溢れてしまう原因は大きく分けて2つあります。1つ目の原因、トイレの排水路が詰まっている
便器内の汚物、汚水を流す際に排水管へ汚物を水に乗せて運ぶ道を排水路と言います。この排水路に、大きく流れにくい硬い大便や溶け切らない量のトイレットペーパー、流してはいけないものなどが詰まることで、排水路に水が流れず便器内に溜まることがあふれる原因となっています。
★よくある詰まりの原因となるもの例
・ペットの便
以外と知られていないのですが、トイレの便器は人間の排泄物を流すことを前提としているので、ペットの便を流すことはあまり推奨されていません。溶けにくい性質でありながら、猫などの動物の毛が多く混じっているとつまりの原因になります。
・ティッシュペーパー
トイレットペーパーがない時に代用として使いそのまま流す方がいるようですがティッシュペーパーはトイレットペーパーと違い繊維が長く絡み合っているので水には中々溶けません。ただでさえ溶けにくいものが多量に流れると高確率でつまりの原因になります。
しかしこの排水路につまりがあり、水が溢れている場合はほとんどが自分の力で解決することが可能です。
2つ目の原因 排水管をせき止めてしまっている
2つ目の原因は下水につながる排水管に大きな異物や長い年月をかけて蓄積してしまった大便などの汚物が排水管をせき止めてしまうことです。先ほど例に挙げた動物の便の中に含まれている繊維がどんどん絡みついて配管を詰まらせることもあります。
また、排水管のつまりの原因としてはトイレだけではなくキッチンなどが関係していることもあります。油の層ができてしまうことでつまりの原因になったということもよくあるそうです。
この2つ目の原因は汚水路の奥の原因となっているので一筋縄では解決できないことも多いです。
解決策その1 ラバーカップで詰まりを流れやすくする
汚水路で硬い便が詰まったり何らかが詰まって水が流れないで困っているときは、どの家庭にでもあるラバーカップを使うことで解決できます。ズコバコと引っ張って押してを繰り返しているうちにつまりの原因になっていた物体が細かくなり流れやすくなり結果的に水が流れるようになります。
しかし、水が飛ぶこともあるのでゴミ袋に穴を空けてラバーカップを通すなど、水が飛ばないように便器に軽い蓋をします。
ちなみに家の排水管すべての水圧に変化を加えているので、キッチンやお風呂などの排水管からも水が逆流することも大いに可能性としてはありますので、おもりを乗せるなどして逆流しないように気を付けて使用することをオススメします。トイレのつまりが直っても他の水回りが汚水でまみれていたら大変です。
関連記事:トイレのつまりをラバーカップで直す!スッポンの正しい使い方
解決策その2 自分で薬剤を作って流す
この方法は重層とお酢を使って薬剤を作りつまりを解消する方法です。
- お酢をコップの半分、重層をコップの4分の1ほどを便器に入れます。
- そして45度くらいのぬるま湯を便器が半分満たされるほど入れます。
- 30分から一時間待ってから流すとつまりが解消されます。
この方法は必ずぬるま湯を使用してください、熱すぎると陶器の性質上ヒビなどが入ってしまい便器が壊れてしまいます。
関連記事:【トイレつまりの解消】重曹とお酢をお湯で溶かして即解決!
これらの方法を試してもトイレのつまりが解決されず溢れてしまう時は、水道修理業者に相談するようにしましょう。