最終更新日 2022年2月25日

トイレの便座やフタは思っているよりも脆く、経年劣化などによって割れてしまうことがあります。体重をかけたり、長時間座り続けていたりするとバキッと壊れてしまいます。割れたまま使用すると思わぬ事故やけがを招いてしまうかも‥‥‥突然便座が割れてしまったらどう対処をするべきなのでしょうか。自分でできる応急処置方法と、交換方法を見ていきましょう。

便座・フタの「割れ・亀裂・ヒビ」の応急処置方法!

便座が割れてしまったら、その後の使用は危ないので必ず交換しましょう。すぐに交換できない場合は応急処置をして使用するのが良いでしょう。ここではお手軽にできる応急処置方法をご紹介いたします。

応急処置はあくまで応急処置なので、交換までの使用に留めて下さいね。

まずは、ガムテープ(布ガムテープがベスト)で割れた部分をカバー!

便座の割れた面は意外と鋭くなっていることもあり、そのまま使用しているとケガの恐れもあります。そのため、便座が割れてしまった時には、応急処置を行いましょう。

活躍するのは布ガムテープです。瞬間接着剤などの方法が思いつくかもしれませんが、便器はかなりの重さがかかるので、瞬間接着剤の力では直すことができません。

布ガムテープを便座の割れたところに合わせて、ぐるりときつく2,3周させます。これでとりあえずの応急処置は完了です。フタの場合も万が一のことを考えて、割れたところに布ガムテープを貼っておきます。

温水洗浄便座の場合は火災などの事故を防ぐため、布ガムテープでの応急処置をする前に必ずコンセントを抜いておくようにしましょう。

ただし、このままでずっと使っていると、布ガムテープがべたべたしてきたり、便座の割れがひどくなって危ないこともあるので、便座が割れてしまった場合は早急に交換しましょう。

便座やフタの交換は自分でできる!?自分で行えるタイプと業者に依頼が必須なタイプ!

実は便座やフタの交換は、そこまで難しい作業ではありません。そのため、自分でも交換が可能です。ただし、自分で交換できるタイプと、業者に依頼しないといけないタイプがあるので注意が必要です。

温水洗浄便座の場合

近年では温水洗浄便座のトイレが増えてきています。もしご自宅のトイレが温水洗浄便座の場合、自分で交換するのはお勧めしません。温水洗浄便座を交換するには、水道の分岐金具を外したり、止水栓を閉めたり、といった技術が求められます。

無理して交換し、水漏れが止まらなくなったり、きちんと設置できずに壊れてしまったりする前に、業者の依頼を検討しましょう。

普通の便座の場合

普通便座の場合、比較的簡単に取り外しが可能となり、自分での交換ができます。以

下の手順で交換していきましょう。

便座をあげる

便座を上げ、固定されている場所を確認しましょう。ここから便座を取り外していきます。

便座裏からナットを外す

便座は便器の裏からナットで固定されています。

プラスチック製で手でも緩められますが、中にはかたくなっているものもあり、その場合はモンキーレンチなどの工具で取り外しましょう。便座は2つのナットで固定されています。ナットを取り外すときに、一緒に水漏れ予防のパッキンも取り外します。

便座を取り外す

ナットとパッキンを取り外したら、後は便器を上へ持ち上げるだけで、簡単に便座とフタを取り外せます。この時、ナットとパッキンが元に戻せるようにきちんととっておきましょう。

サイズは2種類、形状も2種類

いです。便座のサイズは2種類しかありません。ボルトの取り付け穴から便器の先までの長さで、44cmか47cmとなっています。

事前にメジャーで確認しておきましょう。形状も2種類のみで、円形のO型か前割れのU型です。また、メーカーによって便座を固定するボルトの長さがも違うため、便座取り付け穴がある部分の便器の厚みも調べておくと安心です。

取り付け

取り付けも簡単で、取り外した逆の順番で設置します。水漏れ防止のパッキンなども忘れやすいので注意しましょう。

以下の記事でも詳しく解説しています。

賃貸の場合

賃貸の場合、大家さんや管理会社に確認してから対処する必要があります。また、ひび割れを放置していた場合は、借主が費用を支払うこともあるので壊れたら放置はせず、早めに対処しましょう。

管理規約などを読めば対応の仕方が書いてありますので良くチェックが必要になります。許可を得ずに勝手に修理や交換などを行うと、費用の負担をしてもらうはずだったのにしてもらえなくなったり、元に戻すようにいわれたりと、貸主との間でトラブルに発展することがあるため注意しましょう。

また、借主の過失により設備が破損した場合は、借主が費用を負担する必要があります。

トイレのフタの交換は便座とまとめて行うのがおすすめ!

フタが割れてしまった場合、便座と一緒に交換するのをおすすめします。というのもホームセンターなどでは、フタのみで販売していることが少なく、便座も一緒についてくることが多いです。そのためフタのみを見つけるのが大変で、型が古いモデルだとさらに見つけるのが難しくなります。

温水洗浄便座などを交換する場合は、業者に依頼すれば、業者が型番を調べて在庫がメーカーにあるかどうかを確認できます。

便座・フタの交換費用はどれくらいかかるの?

便座・フタが壊れてしまった時に気になるのが修理費用ですよね。便座のモデルなどによって、値段が異なりますが、大体の修理費用をご紹介したいと思います。

通常の便座・フタホームセンターや通信販売で約5,000円で購入できます。
温水洗浄便座の便座フタであれば、部品代が約3,000円、業者の工賃は約5,000円です。
ただし、便座を交換する場合、新しいウォシュレットタイプ便座の値段はピンキリで、安いものは20,000円ほどからあります。工事費は約10,000円で、このほかに壊れた便座の処分費が1,000円から3,000円ほどかかります。

◉トイレの便座やフタが割れてしまう3つの原因とは?

樹脂やプラスチック製であることが多く、経年劣化や日頃の扱いで便座は割れてしまいます。便座が割れてしまう原因は主に次の3つです。原因を知り、割れないように気を付けましょう。

原因1:便座の上に乗った(踏み台替わりなどにした)

トイレの上部に手が届かない時、踏み台の代わりにしていませんか?一部分に圧力がかかることで割れやすくなってしまいます。全体重を便座にかけてしまうと、便座破損につながります。

原因2:経年劣化

長い年数使用していると、便座も劣化していきます。便座の寿命は10年くらいといわれており、それ以上使用している場合は経年劣化が原因で破損することもあります。そのため、こまめに点検し、使用年数を覚えておくことが大切です。

原因3:ものを落下させた

重いものや尖ったものなどを便座に落下させてしまったことにより破損が生じることもあります。トイレの上部などには重いものを置かず、便座にものが落ちないように工夫しておきましょう。

便座・フタが割れたら一旦応急処置をしてから交換しよう!

便座やフタが破損したときは、そのまま使用するのは危険です。割れたところに皮膚を挟んでしまったり、水漏れが生じたりする可能性がある為、一度応急処置で対応してから交換業者に依頼するか自分で交換するかの対応を撮りましょう。

普通便座であれば自分で交換するのは比較的簡単なため、早めに交換ができますが温水洗浄便座の場合は業者に依頼する場合があるので交換対応が遅れる場合があります。

自宅の便座の種類によって対応を臨機応変にしていきましょう!

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トイレの水が溢れる、止まらない 4,500円~ 8,000円~
チョロチョロ水が漏れている 4,500円~ 8,000円~
タンクに水がたまらない 4,500円~ 8,000円~
異臭、悪臭がする 4,500円~ 8,000円~
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