最終更新日 2019年3月7日
トイレの水が止まらない、流れっぱなし、チョロチョロ音がする。それ、タンク内の水漏れかも
トイレで水を流してふと気が付くと、なかなか水が止まらないこと、ありませんか?
もしくはずっとチョロチョロ流れ続けていたり、タンクの中でポタポタが流れ続いてませんか?
それ、もしかしたらトイレタンク内の水漏れかもしれません。 タンクから直接水が溢れていたりレバー部分から漏れていたらすぐわかりますが、 トイレタンクの水漏れ原因はいくつかあります。
水道代の高騰にもつながりますので、すぐに修理が必要です。
目次:クリックorタップでその項目を表示します。
まずはタンクの状態を確認し、何がどうなっているか、どれが水漏れの原因かを特定することが、 素早く修理をするための最善策です。
どこが問題?トイレタンク内の水漏れ箇所と原因を確認
その1:トイレタンク内の水漏れ箇所
- タンク上部の蓋の部分
- オーバーフロー管
- ゴムフロート
- レバー部分
- 手洗い管
- 止水栓や給排水管
まずは画像を参考に、トイレのどの部分から漏れているかを確認しましょう。
★水道メーターを確認!止水栓または家全体の水道元栓を閉める
水漏れしているかもしれないと思っても、実は問題がない場合もあります。
ポタポタやチョロチョロ程度なら、それはもしかしたらタンクに水を溜めているだけかもしれません。
無駄を省くため、トイレの止水栓または水道元栓を閉めて家全体の水を止めてから水道メーターを確認しましょう。トイレの止水栓は下記を参考に右(時計回り)にまわして閉めてください。家全体の水道元栓は水道メーターのところにあります。
水道メーターを確認する部分は下記画像のパイロットという部分です。ここが回転していたり少し動いていると水漏れの可能性がありますので、ひとまずトイレの止水栓または家全体の元栓を閉めましょう。
その2:トイレタンク内の水漏れ主な原因
- ボールタップ本体、アームや浮き玉の故障や劣化
- オーバーフロー管の詰まり・破損
- ゴムフロートの劣化・ゴミや汚れ
- タンク内の過剰な給水と水位調整
- 鎖の絡み・他の部品との接触
- レバーハンドルの不具合
- 手洗い管のナットやパッキン
- 止水栓や給水管、排水管など接続部とパイプの劣化
- 整流スポンジなど内部部品の損傷や劣化
多くはボールタップやオーバーフロー管など内部部品の劣化や損傷、またはゴムフロートがズレているなど設備不良です。 給水管や排水管、止水栓から水漏れしている場合は中のパッキンが劣化しているかもしれません。
★耐用年数について
トイレタンクも蛇口など他の水まわり設備同様、耐用年数は平均7~10年程度。
それ以上の使用している場合、該当部品の製造が終了していて部品が入手できないことがあります。
10年前後使用しているトイレタンクからの水漏れは、修理の前に本体の交換も検討してみてください。
★手洗い付きタンクの蓋の開け方
手洗い管付きタンクは蓋とタンクがパイプでつながっていて持ち上げただけでは外れないタイプがあります。 蓋を少し持ち上げて中を覗いてみて、蛇腹ホース・ゴムホースなどで接続されているタイプは、 接続部分をレンチなどを使用してナットを緩めて外してください。(※ナットで固定されておらず手でホースを外せるタイプもあります)
★タンク内に水が流れていないか確認
水を止めているのにタンク内に水が流れ続けている場合、便器へ水の流れを止める役割のゴムフロートが機能していない可能性があります。ゴムフロートがちゃんと栓をしているか確認しましょう。
またタンクへ給水する役割のボールタップが劣化や故障から機能せず、水を止められない状態かもしれません。もしくはボールタップの水位調整がおかしく、過剰に給水されている可能性もあります。この場合は、ボールタップの水位調整のネジを回して水量を確認しましょう。
また浮き玉が上手く機能せずボールタップが給水し続けていることや、オーバーフロー管が破損して一定量の水が貯水される前に便器へと流れ続けていることも考えられます。
その他には、止水栓を開き過ぎて水が過剰に給水されオーバーフロー管から流れているかもしれません。この場合は、止水栓を調整して水量を確認しましょう。
手洗い管が原因となっている場合は、ナットの緩みやパッキンの劣化により水が止まらなくなっている可能性があります。いずれも該当箇所の調整や修理が必要な状態です。
トイレタンク内の水漏れ症状別、原因と修理方法
その1:タンクから水が溢れる
タンクから水が溢れている場合、ボールタップ部分(アーム・浮き玉)の異常かオーバーフロー管の詰まりが起こっているかもしれません。まずはタンクの蓋を開けて中を確認しましょう。
オーバーフロー管の詰まり、ボールタップ本体やアーム・浮き玉に異常がない場合は、ピストンバルブに原因がある可能性があります。 ボールタップの部品の一つであるピストンバルブは、浮き球の動きに合わせて給水弁を開閉し、水の給水を調節します。何らかの原因でピストンバルブの給水弁が機能していないので、それらを修理していきます。
★原因
- 浮き玉のアームが壊れている
- 浮き玉が壊れている
- その他サビや汚れなど経年劣化
- オーバーフロー管の詰まり
- ボールタップのピストンバルブ本体またはゴムパッキンの劣化
★修理方法
まずは浮き玉とアームがしっかり繋がっているか確認。
もし外れていたりアームや浮き玉が壊れているなら付け直したり交換しましょう。
ボールタップのサビや汚れが目立つようなら落としてあげます。
しかしサビているということは劣化し始めているので、この機会に交換してもいいでしょう。
次にオーバーフロー管が詰まっていないか確認してください。 このオーバーフロー管はタンク内の水位が上がり過ぎた場合に排水する役割があるので、物が詰まっていたり、汚れやゴミが入ってしまうと、タンク内の水位を調整できなくなってしまいます。
タンク内の状態に何も問題がないならボールタップのピストンバルブ本体やゴムパッキンが擦り切れていたり劣化しているかもしれません。 ピストンバルブを取り外し、新しいものに交換します。
★ピストンバルブの交換方法
- 1. 止水栓を閉める
- 2. レバーを引いてタンク内の水を流して水がない状態にする
- 3. もう一度レバーを引いて水が流れないことを確認する
- 4. 蛇腹パイプを外してタンクの蓋を外す
- 5. ボールタップのピストンバルブを外すための蝶ネジを左に回して外す(手で回すか・ペンチなど使用する)
- 6. 浮き玉につながるアームを右に引いてピストンバルブを引き抜く、ネジタイプは回して外す
- 7. 新しいピストンバルブに交換する
- 8. 逆の手順で戻す
- 9. 止水栓を開けてタンクに給水、適切な水位にする。オーバーフロー管に刻印された「-WL-」の位置、または先端から2~3cmで水が止めるか確認する。
- 10. 水位が低い・高い場合は水位調節リングで調整する(水位を低くするには左・高くするには右に回す)。水位調節リングない場合は、浮き玉のアームを曲げて調整。水位が高い場合は下、低い場合は上に曲げる。曲げたあとは浮き玉のナットを締め直す。浮き玉が球体ではない場合は、浮き玉を右回しで水位を低く、左回しで水位を高くできます。
※止水栓の調整について
タンク内のオーバーフロー管は水が溢れないようにする役割があります。 このオーバーフロー管から便器に排水される水量よりタンクへの給水量が多いと、故障があった場合にタンクから水が溢れてしまいます。もしタンク内の故障があっても水が溢れないように適切に止水栓で水量を調整しておきましょう。
止水栓の調整方法は、浮き玉を手で押し下げた状態で止水栓を少しずつ開きます。タンク内に給水された水位がオーバーフロー管の先端より1cm以上上昇しない程度になるようにして、オーバーフロー管からの排水と止水栓からの給水のバランスをとりましょう。
★各部品の交換や取り換えに関して
お使いのメーカーと互換性のあるもの、または全く同じものを交換するようにしましょう。
メーカー名と商品名と交換する部品名を検索すれば、おそらくそのタンクで使える部品が探せるはず。
またボールタップの型番がわかれば、それに適合するピストンバルブは見つけやすいと思います。 メーカーに直接問い合わせてもOKです。
ただし、使用から10年前後のタンクには部品が無い場合もあります。 新しいピストンバルブは1000円~2000円程度で購入できると思います。
その2:便器内に水が流れ続ける・水がチョロチョロ(少量)流れる音が止まらない
便器に水が流れ続ける・チョロチョロ水が流れ続ける原因は複数あります。
★原因
- ボールタップ
- アーム
- 浮き玉
- タンク内の水位調整・止水栓の給水量
- ゴムフロート・ゴムフロートの鎖
- レバーハンドル
- オーバーフロー管
- 手洗い管
- 上記の複数箇所が重なった原因
修理箇所を特定するにはまず下記の方法を試してみましょう。
現段階でひとまずトイレの止水栓または水道元栓を閉めていると思います。 止水栓や元栓で水を止めていない場合はまずは止めてください。
次に止水栓や元栓を閉めた時点でのタンク内の水位を確認します。 タンク内の水漏れは時間が経つほどタンク内の水位が下がりますので、止水栓や元栓を閉めた時点でのタンク水位で判断すると原因もわかりやすいと思います。
★タンク内の水位を確認する
タンク内の水位はオーバーフロー管で確認します。 オーバーフロー管に刻印された「-WL-」の位置、この表示の部分が正常な水位になります。 「-WL-」の刻印がない場合は先端から2~3cm下が正常な水位となります。
▼正常な水位より低い場合
■鎖が原因:
レバーからつながっている鎖が絡まっていたり、引っかかっている、または鎖が張り過ぎてたるみがないことで、ゴムフロートが上がったままの状態となり水が流れ続けていることが考えられます。レバーを引くことで鎖が上がり、鎖が上がることでゴムフロートの栓が上がり水が排水されます。水が排水されるとゴムフロートが下がり栓をして給水されます。
絡まった鎖を直して、鎖が短いことでゴムフロートが上がってしまう場合は少したるみができるように調整、鎖が長い場合はリング状は2輪・玉鎖は4玉の適切なたるみすることで修理することができます。
■ゴムフロートが原因:
ゴムフロートの劣化やゴミが挟まっていたり、位置がズレていたりすることでゴムフロートで栓ができず水が流れていることが考えられます。またタンク内を確認すると鎖からゴムフロートが外れている場合は、正しく取り付けることで修理できます。ゴムフロートはレバーを引いた時に便器に水を流すためのゴム製の蓋。 タンクの中を見た時に一番下にある円形の黒い蓋のことです。 ゴミや汚れを取り除いて適切に設置する、新しいゴムフロートに交換することで修理することができます。ゴムフロートを手で触ると黒くなる、ポロポロ崩れることが劣化している目安です。
★ゴムフロートの掃除や交換方法
ゴムフロートの交換ははTOTO型INAX(LIXIL)型があります。サイズも複数ありますので、自宅のトイレに適合するものを選んでください。
- 1. 止水栓を閉める(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 2. タンク内の水を流す
- 3. タンクの蓋を外す
- 4. レバーと鎖を外す
- 5. オーバーフロー管の根本にある接続部からゴムフロートを外す
- 6. 新しいゴムフロートを取り付ける。鎖の長さを調節
- 7. 止水栓を開けて水を流して確認する(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
注意:オーバーフロー管の根本からゴムフロートを外すときは、水平にゆっくりと引き抜いてください。曲げたり、余計な力が加わるとオーバーフロー管の根本が折れる可能性があります。
■オーバーフロー管が原因:
オーバーフロー管が折れたり破損していたり、根本にヒビがはいっていて水が流れていることが考えられます。オーバーフロー管は本来なら先端部まで給水された場合に排水するようにできていますが、途中や根本部分から水が漏れ続けている状態です。オーバーフロー管を交換することで修理することができます。
★オーバーフロー管の交換方法
- 1. 止水栓を閉める(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 2. タンク内の水を流す
- 3. タンクの蓋を外す
- 4. 止水栓からタンクにつながる給水管接続を外す
- 5. タンク下のナットをモンキーレンチで外してタンク本体を取り外す
- 6. タンクの底面の大きなナットをウォータープライヤーで外してオーバーフロー管を取り外す
- 7. 新しいオーバーフロー管を取り付ける
- 8. タンクを取り付けて給水管接続する
- 9. 止水栓を開けて水を流して確認する(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
※修理完了までにトイレを使う場合はこちらを参考にバケツで水を流してください
■レバーハンドルが原因
水を流したあとにレバーが元の位置に戻らなくなることで水が流れていることが考えられます。 またタンク内の部品や節水ボトルなどが鎖と接触している、鎖の長さが短いなどことでレバーが戻らなくなっている、この場合はタンク内の鎖を調整することで修理できます。レバー本体の劣化で動きが固くなり途中で止まってしまっている場合は、レバー本体を交換することで修理することができます。 またレバーを取り外して、各部の汚れを掃除するだけで動きが良くなることもあります。
★レバーハンドルの交換方法
- 1. 止水栓を閉める(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 2. タンク内の水を流す
- 3. タンクの蓋を外す
- 4. レバーと鎖を外す。外して鎖はオーバーフロー管にかけておく。
- 5. レバーを固定しているナットを外す。プライヤーやモンキレンチなどで外す。
- 6. レバーをタンク外側に引き抜いて外す
- 7. 新しいレバーを取り付ける。レバー本体は内側の突起を真上に向ける、タンク内側は①パッキン②ナットの順。
- 8. ナットを手で締めてレバーが大・小まわせるか確認してから、工具でナットを締める
- 9. 鎖・蓋を元に戻す
- 10. 止水栓を開けて水を流して確認する。大・小が流れるか確認する。(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 11. 水が流れる・水が止まる、この動きがおかしい場合は鎖の長さで調整する
▼正常な水位より高い場合
【浮き玉を手で上げると、給水が止まる】
浮き玉を上げると給水が止まるということは、ボールタップは正常に機能しているので、下記の原因が考えられます。■タンク内の水位調整が原因:
タンク内の水位が高すぎて過剰に給水された水がオーバーフロー管から流れていることが考えられます。タンク内の水位はオーバーフロー管で確認します。オーバーフロー管に刻印された「-WL-」の位置、この表示の部分が正常な水位になります。「-WL-」の刻印がない場合は先端から2~3cm下が正常な水位となります。
水位調節リングでの調整、浮き玉のアームを曲げての調整、浮き玉を回して調整など、トイレのタイプによってタンク内の水位調整方法は異なりますが、正常な水位にすることで水漏れを修理します。
★タンク内の水位調整方法
「ボールタップに水位調整リングがある場合」
ボールタップの付け根にギザギザしたペットボトルのフタのような回せるネジがあります。
- 1. 水位調整リングを上に上げてロックを解除
- 2. 水位を低くするときは左にまわす(反時計回り)。左に90度回すと1cm水位が下がる。右に90度回すと1cm水位が上がる。手またはドライバーで回します。
- 3. 止水栓を開けて給水して水位を確認。
- 4. 水位調整できたらロックする
「ボールタップに水位調整リングがない場合」
水位調整リングがないタイプは浮き玉のアームを曲げることで水位調整します。
- 1. 水位を低くするにはアームを下に曲げて浮き玉を下げる
- 2. 水位を高くするにはアームを上に曲げて浮き玉を上げる
- 3. 止水栓を開けて給水して水位を確認。
- 4. 水位を調整できたらアームの元にある(ロックナット)を締めます ※アームを曲げる際は、真ん中あたりからゆっくり曲げてください。付け根から曲げると折れたりボールタップの破損につながります。
「浮き玉が球体ではない場合」
浮き玉の形状が球体ではないタイプは、浮き玉本体を回すことで水位調整します。 水位を低くするときは左にまわす(反時計回り)。水位を高くするときは右にまわす(時計回り)。
■浮き玉が原因
浮き玉が破損して浮き上がらないことでボールタップから給水され続け、タンク内で過剰になった水がオーバーフロー管から流れていることが考えられます。ボールタップから伸びるアームの先には浮き玉がついています。例えば、この浮き玉に穴があいて水がはいる、または他の部品に接触して引っかかっていることで、ボールタップから給水され続けることになります。
ボールタップは、浮き玉が上がると水を止める、浮き玉が下がると給水する、このような役割をしています。浮き玉が故障することでボールタップが正常に機能していない状態です。
この場合は浮き玉を交換するかボールタップ本体ごと交換することで修理します。また、水を流していないのにボールタップからポタポタ水が落ちるようであればボールタップ本体ごと交換しておきましょう。ちなみに浮き玉だけの交換であれば1,000円前後、ボールタップ本体ごと交換であれば5,000円前後でネットで購入できます。
★ボールタップ・浮き玉の交換方法(タンク横に給水管があるタイプの方法)
- 1. 止水栓を閉める(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 2. タンク内の水を流す
- 3. タンクの蓋を外す
- 4. 止水栓からタンク外側につながる給水管を外す。ボールタップを押さえてモンキーレンチで袋ナットとツバ付きナット外す。
- 5. タンク外側につながる給水管が外せたら、ボールタップをタンク内側に引き抜きます。
- 6. 新しいボールタップを取り付けて、給水管を取り付ける。
- 7. 止水栓を開けて給水して水位を調整。(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 8. 水を流して浮き玉が機能しているか、水漏れがないか確認
■アームが原因
何らかの理由でアームが曲がってしまい浮き玉が上がってこないことでボールタップから給水され続け、タンク内で過剰になった水がオーバーフロー管から流れていることが考えられます。浮き玉の故障と同じで、アームが原因となってボールタップが正常に機能しない状態です。アームを曲げて調整するか、ボールタップ本体ごと交換(浮き玉・アーム付き)することで修理します。
★ボールタップ・アームの交換方法(タンク横に給水管があるタイプの方法)
- 1. 止水栓を閉める(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 2. タンク内の水を流す
- 3. タンクの蓋を外す
- 4. 止水栓からタンク外側につながる給水管を外す。ボールタップを押さえてモンキーレンチで袋ナットとツバ付きナット外す。
- 5. タンク外側につながる給水管が外せたら、ボールタップをタンク内側に引き抜きます。
- 6. 新しいボールタップを取り付けて、給水管を取り付ける。
- 7. 止水栓を開けて給水して水位を調整。(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 8. 水を流して浮き玉が機能しているか、水漏れがないか確認
【浮き玉を手で上げても、給水がとまらない】
浮き玉を手で上げても給水が止まらないということは、ボールタップが故障していると考えられます。■ボールタップが原因:
ボールタップが故障してタンク内に過剰に給水された水がオーバーフロー管から流れ続けていることが考えられます。止水栓から給水管へとつながり、そしてタンク内の給水をコントロールするのがボールタップです。浮き玉が上がると水が止まる、浮き玉が下がると給水される、このようにできているボールタップが故障しています。この場合はボールタップ本体を交換することで修理します。
★ボールタップの交換方法(タンク横に給水管があるタイプの方法)
- 1. 止水栓を閉める(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 2. タンク内の水を流す
- 3. タンクの蓋を外す
- 4. 止水栓からタンク外側につながる給水管を外す。ボールタップを押さえてモンキーレンチで袋ナットとツバ付きナット外す。
- 5. タンク外側につながる給水管が外せたら、ボールタップをタンク内側に引き抜きます。
- 6. 新しいボールタップを取り付けて、給水管を取り付ける。
- 7. 止水栓を開けて給水して水位を調整。(止水栓を何回まわしたか覚えておく)
- 8. 水を流して浮き玉が機能しているか、水漏れがないか確認
その3:手洗い管やタンクの蓋の隙間から水が垂れている
手洗い管やタンクの蓋の隙間から水が垂れている、滲み出ている場合は、
蓋の下にある樹脂カバーの異常かもしれません。蓋を開けて中を確認します。
★原因
- 整流スポンジの劣化、設置不良
- 手洗い管の劣化(ジャバラホースの穴、外れている、ナットの緩み)
整流スポンジは樹脂カバーに設置されていて、蓋を開ければどうなっているかすぐにわかるはずです。
少し大きめのパッキンのようなO型のリング状の部品が整流スポンジと言って、パッキン同様、水が漏れるのを防ぎます。
位置がズレていたり潰れていると機能しないので、位置を戻すか交換してください。
★手洗い管の修理方法
まずは手洗い器のあるタンクの蓋を持ち上げて中を確認しましょう。 確認してみると、手洗い器の水を流すジャバラホース(水を流すパイプ)があります。 このジャバラホースに穴があいていたり、外れてしまっていたり、手洗い管とジャバラホースをつなぐナットが緩んでいることがあります。
ジャバラホースが破損している場合は交換(ホームセンターで500円程度)、外れたりナットが緩んでいる場合は、適切に設置することで水漏れは修理できます。
見た目に異常がないなら内部のパッキンが劣化しているのでそれを交換することで、水漏れが治まるはずです。 もし手洗い管に様々な破損やサビつきなどが見つかった場合は本体ごと交換も検討しましょう。
その4:レバー付近からの水漏れ
レバー付近から水が滲み出ているならパッキンが原因かもしれません。
トイレを使う際は常に必要な部分ですので使えば使うほど劣化が進みます。
★原因
- レバーに取り付けられたパッキンの劣化や摩耗
- タンク内部の水が溢れているなど
パッキンの交換しかありません。
そのためにはレバーを取り外す必要がありますが、モンキーレンチやスパウトが必要です。
タンクの蓋を開けて、中のボルトやナットを取り外し、レバーを取ってパッキンを交換しましょう。
★タンク内の水が溢れている場合
前述したように、ボールタップ・ゴムフロート・オーバーフロー管など内部部品が損傷しているか、 位置がズレているかもしれないので、パッキンの劣化でない場合はそちらを確認します。
壊れていたら交換する、ズレていたら正しい位置に戻す、などの修理を行ってください。
その5:止水栓や給排水管からポタポタ
止水栓、または給水管や排水管などタンク外のパイプ類から水漏れしているのは
そのほとんどが中のパッキンの劣化、または全体的な老朽化。
早急にパッキンを交換するか、配管自体を取り換えましょう。
★原因
- パッキンの老朽化や劣化
- 配管自体の老朽化
パッキンの交換、またはパイプの取り換えが一番の修理方法です。
パイプ全体を交換すると、一緒にパッキンの交換もできて手っ取り早いですが、 どの修理かを判断して行うなら、まずは止水栓を止めて様子を見ます。
ナットなど接続部分から漏れているならパッキンの可能性が高いでしょう。
それ以外からの漏れを確認できたら配管自体を交換して修理します。
★緩みなどの場合
原因を確認するとき、止水栓を止めた後ナットなどの緩みをチェックします。
緩んでいたら締め直すだけで収まるので、交換や取り換えの必要がなくなります。
ただし、締めすぎに注意することと、頻発するようなら交換が必要なので気をつけてください。
以上がトイレタンクが水漏れした時のおおよその修理方法です。
タンクが水漏れした場合、とにかくまずは止水栓を閉めてタンクの中を確認してください。
見える範囲で異常がないならパッキンなど内部パーツの問題ですので、その都度分解・交換といった修理が必要になります。
トイレタンク内の水漏れを自分で直せる判断基準
- リモコン式・自動洗浄タイプ・フラッシュバルブ式ではないトイレ
- 水漏れ原因が特定できるとき
- 使用から10年以上経過していないトイレ
- 部品やパーツが探せるとき
- 自分で直せる自信があるとき
※ここで紹介している修理方法は一般家庭で多いロータンク式のトイレの話です。リモコン式・自動洗浄タイプ・フラッシュバルブ式のトイレは専門知識が必要ですので、必ず管理会社や専門業者に相談してください。
一度水が漏れると頻発しかねないトイレタンク。
部品やパーツはホームセンターやネット通販で購入できますが、どうしても直せる自信がないなら当町の水道修理センターなどの水道修理のプロへご相談ください。
また、直しても頻発するようなら単純に経年劣化の恐れがあります。
一度直したからと何度もDIYしているうちに、最終的にはトイレ全体の交換や取り換え工事に発展するケースもあるので、
このようなトイレの水漏れ問題はできるだけ早く、適切な対処をしていきたいです。
★節水のし過ぎには要注意
節水のためにペットボトルを入れるご家庭もありますが、それが原因で劣化を早めることもあります。
浮き玉の邪魔になったり、ゴムフロートを押しつぶして正常に水が流れない、または流れ続けるなど。
トイレの流れる水は効率よく汚れを流せるように元から設計されていますので、水漏れやその他の詰まり予防のためにもあまり過度な節水は控えてください。
★今すぐトイレタンクの水漏れを修理するなら!
どうしても今すぐ直したい!何度もやったけど直らない!
そういった場合は当町の水道修理センターが全力で解決に当たらせていただきます!
まずは無料のお電話見積からご相談いただければ、
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※料金はすべて税込価格です。
修理の種類 | WEB限定料金 | 通常料金 |
トイレの詰まり | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
---|---|---|
トイレの水が溢れる、止まらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
チョロチョロ水が漏れている | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
タンクに水がたまらない | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
異臭、悪臭がする | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の水漏れ不具合(故障) | 4,860円(税込み)~ | 8,640円(税込み)~ |
ウォシュレット、温水便座の取り付け(交換) | 11,880円(税込み)~ | 19,440円(税込み)~ |